谷崎由依
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書いたり訳したり、教えたり。/『舞い落ちる村』『囚われの島』『鏡のなかのアジア』『藁の王』『遠の眠りの』/ジェニファー・イーガン『キャンディハウス』『ならずものがやってくる』、コルソン・ホワイトヘッド『地下鉄道』など。/『鏡のなかのアジア』が集英社文庫になりました。芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞作です。
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6年ぶりの長編小説『百日と無限の夜』が、集英社より刊行されました。
切迫早産での長期入院中にあらわれた異界の女とともに、寝たきりのまま旅に出る。
出産育児の実録も含みつつ、中世の駆込寺や産屋を訪れる幻想小説でもあります。

読むたびに勇気をいただける素晴らしい帯文は、なんと古川日出男さん、中村佑子さんのお二人方にいただくことができました。

装丁の佐々木暁さんにも、細部までこだわって仕上げていただきました。
繊細なイラストは4coさん。
カバーは広げると一枚絵になります。
写真ではうまく撮れないのですが、袖までずっと繋がっていてとても素敵なのです。
なにとぞ、お手にとってご覧いただけたら。
百日と無限の夜 帯付き 百日と無限の夜 帯なし 百日と無限の夜 細部 百日と無限の夜 表示と裏表紙を繋げたところ
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訂正。すばる11月号でした!
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谷崎由依さんの新作小説『百日と無限の夜』について「すばる」9月号で中村佑子さんとの対談が出ているのですが、Webでも全文が公開されました。切実な体験性をどうスケール大きな神話空間としての作品世界へと昇華するのか。必読といってよいかと。アンパンマンの話もある!

www.bungei.shueisha.co.jp/interview/on...
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発売中の「すばる」11月号にて、中村佑子さんと対談させていただいています。
『百日と無限の夜』刊行記念です。

『マザリング』以来、ご著作を追いかけてきた中村さん。
妊娠出産の異界性、原発とお水送り、リプロダクティブ・ヘルス…さまざまに広げ、深めてくださいました。

自作についても、かつてなくお話ししています。こちらの集英社のサイトから全文をご覧いただけます。どうぞよろしくお願いいたします。
www.bungei.shueisha.co.jp/interview/on...
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k24416.bsky.social
谷崎由依『百日と無限の夜』(集英社)、妊娠パート幻想パートもすごいけど、個人的には文筆業育児パートが刺さりすぎて痛い。

〈そうしたことどもが終わって、お迎えに行くまでの残り時間に、でも、何を書くというの〉
〈もちろん仕事をしているのだ。遊んでいるわけではない〉
〈これほんまに仕事なんやろうかと、フリーランスに対する世の偏見をすすんで内在化しにいってしまう〉
〈ただし仕事を休む皺寄せは容赦なくやってくる。睡眠時間だけ削られていく〉

うちもこれから仕事と読書の時間です。でも明日も5時起き弁当&送り。そんな感じ。
www.shueisha.co.jp/books/items/...
百日と無限の夜/谷崎 由依 | 集英社 ― SHUEISHA ―
初めて知るのだが、母体の内部は、らせんだ。拗れて考えて、愛して爆発して、無限へ手をのばす。らせんだ。凄い。――古川日出男女の体の全てがここにある。自身の胎内めぐりの旅に出た女と共に私たちにも闇の先の光が降ってくる。これは生まれ直しの物語だ。――中村佑子第一子の妊娠中、切迫早産で急遽入院を余儀なくされた「わたし」。医師からは「3ヵ月は出られない」という衝撃の事実を聞かされる。妊娠7ヵ月で子宮口がひら...
www.shueisha.co.jp
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dempow.bsky.social
どれだけ付箋を貼らせるのかという……。

冒頭からすごい緊張感なのですが、ときおり素の語りが顔をのぞかせたり、文章上のちょっとした仕掛けがあったりと、ちょいちょい笑かしにくる(笑
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dempow.bsky.social
谷崎由依さんから、六年ぶりの新作小説『百日と無限の夜』(集英社)をお送りいただきました。いま読み終わり、凄まじさに放心しています。自らの肉体の預かり知らぬところに次々とトラップが現れる、切迫早産による長期入院や育児のリアルすぎる日々に、逃げろと煽ってくる何匹もの猿や、時空を超えて語り手を導く能の班女、裡なるカウンター勢力、繁殖しまくるコバエ、語り手の様々な記憶――の錯綜する、子を産むとはどういうことなのかに迫った出産地獄巡り幻想文学。
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dempow.bsky.social
東京創元社から11月刊行の嶋津輝さん、佐原ひかりさん、酉島伝法の短編集よりそれぞれ1編を集めた特別限定小冊子が、読者モニター先読みキャンペーンとして抽選でプレゼントされるそうです。応募〆切は10月6日。
『無常商店街』は、謎の商店街や山間の町、海辺の行楽地などで彷徨ったり踊ったりする話です。

note.com/tokyosogensh...
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k24416.bsky.social
『キャンディハウス』、韻律構造おもしろかった。
SF的にもここらへんから興味深くなってくる。

〈ぼくの性欲は論理的なんだ〉
www.hanmoto.com/bd/isbn/9784...
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『青春と読書』10月号に、谷崎由依さんの『百日と無限の夜』(集英社)の書評を寄稿しました。こんな小説は読んだことがない…と思いながら惹き込まれ、気づけば一気読みしていました。今でもあの不思議な読書体験を思い出しては、ふっと異界の淵へと導かれるような気がします。”かつてない出産幻想小説”です。帯文もいいです!ぜひお手にとってみてください。
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ymgsm.bsky.social
→といってもいいように思う。さらにそれをふつうに他人と共有する(他人が利用する)という設定。そんなテクノロジーが現実化・普及したら、SNSどころではなく個人の生活・生きかたや社会のありようを激変させるだろうが、この作品ではじっさいにSNSがもたらした影響と同様のもの(メタファー?)として扱われているように思った。(なお作中ではこのテクノロジーの普及でSNSが衰退したという設定)
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→J・イーガン『キャンディハウス』では、記憶関連テクノロジーは作品の中心にはなく(ゼロ年代以降が舞台でも存在感の薄い章も)、そっち方面の新たなSF的掘り下げとかが眼目ではないが、作品全体がそのテクノロジーのアウトプットという解釈は可能かもしれない(そういう明白な言及や示唆はないですよね?)。この記憶関連テクノロジーは、いわばグレッグ・イーガン作品(『ゼンデギ』「不気味の谷」)のサイドローディング技術が、他人のデータも用いることで完璧な結果を出すようになったもの(あるいはやはりG・イーガン作品の〈宝石〉と同じ結果を、幼児期からのリアルタイムモニタではなく記憶から得られるようになったもの)に近い→
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『キャンディハウス』ジェニファー・イーガン/谷崎由依訳(早川書房)Kindleで読了。ゼロ年代に登場した記憶関連の架空テクノロジーが普及した(その基礎となる、一見分野違いの論文が1990年代に発表された)世界で、いくつかの(そのテクノロジーと深く関わり、また相互に関わる)家族とさらにそこに絡む人々の複雑な関係を、1960年代から70年間にわたって(=近未来まで)時系列シャッフルの連作形式で描く。著者の『ならずものがやってくる』(ハヤカワepi文庫。原著2010年刊で終盤は2020年代の"近未来"が舞台)と人物や言及エピソードの重なりがあるが、必要な情報は訳者あとがきで説明されている。
キャンディハウス: 書籍- 早川書房オフィシャルサイト|ミステリ・SF・海外文学・ノンフィクションの世界へ
早川書房オフィシャルサイトのキャンディハウスページです。当サイトでは、ミステリ、SF、海外文学、ノンフィクションの名作から最新刊まで、幅広いジャンルを網羅した書籍の情報を提供しています。早川書房の世界を、こちらの公式サイトからご堪能ください。
www.hayakawa-online.co.jp
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『キャンディハウス』ジェニファー・イーガン/谷崎由依訳(早川書房)Kindleで読み中。「韻律構造」の章は「ガチガチのハードSFを読んだことのない人が考えるガチガチのハードSF"というもの"」をある時期の清水義範がパスティーシュした短篇(=じっさいのガチガチのハードSFとは全然違う)みたいな感じ。
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6年ぶりの長編小説『百日と無限の夜』が、集英社より刊行されました。
切迫早産での長期入院中にあらわれた異界の女とともに、寝たきりのまま旅に出る。
出産育児の実録も含みつつ、中世の駆込寺や産屋を訪れる幻想小説でもあります。

読むたびに勇気をいただける素晴らしい帯文は、なんと古川日出男さん、中村佑子さんのお二人方にいただくことができました。

装丁の佐々木暁さんにも、細部までこだわって仕上げていただきました。
繊細なイラストは4coさん。
カバーは広げると一枚絵になります。
写真ではうまく撮れないのですが、袖までずっと繋がっていてとても素敵なのです。
なにとぞ、お手にとってご覧いただけたら。
百日と無限の夜 帯付き 百日と無限の夜 帯なし 百日と無限の夜 細部 百日と無限の夜 表示と裏表紙を繋げたところ
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📚本日9/18 #早川書房新刊 📚

『キャンディハウス』
#ジェニファー・イーガン
#谷崎由依
#早川書房

#ならずものがやってくる 』著者が放つ、文学×SFの連作短篇集

天才テック起業家ビックスは、アップロードされた他人の記憶に誰もがアクセス可能となる画期的な機器を発売する。記憶が個人のものでなくなりつつある世界で、人が求める「真のつながり」とはなにか――『ならずものがやってくる』著者による、最新連作短篇集
www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0005...
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なんと『ならずものがやってくる』の続編だそうです。
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ジェニファー・イーガンの最新作『キャンディハウス』(早川書房)を、訳者の谷崎由依さんにお送りいただきました。天才テック起業家が立ち上げた、記憶を外在化して誰とでも共有できるサービスをめぐる物語――これは読むのが楽しみです。9月18日発売。
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新刊がいろいろと出たので、いまさらながら作りました。