三隅炎雄
@kaverneana.bsky.social
43 followers 52 following 750 posts
猫と暮らす https://filmarks.com/users/honoo_misumi Clonez クローンズ, レディ・ローズ 情事の方程式, 鞄 kaban, 那須少年記 他
Posts Media Videos Starter Packs
島耕二『女めくら物語』65。原作舟橋聖一。主演若尾文子・宇津井健。花柳界を仕事場とする按摩の若尾は、階段途中の稲荷神社脇で、心優しい実業家宇津井健に手を差し伸べられる。宇津井は金策で精神的に追い詰められた生身のいち青年実業家なのだが、同時に、お稲荷様が悪戯で若尾に引き合わせた性的なまぼろし、生と死の間を行き来する、突如現れては突如消えるひとつの謎、追い求める信仰のようなものでもある。宇津井の、輪郭がくっきりしているようでぼやけているこの在りようが面白い。幻想映画のようで幻想映画でない、あわいの面白さがある。
これはなかなかの秀作だと思う。
届いておりました
Reposted by 三隅炎雄
自維国合作のゲリマンダーを画策してるんじゃないかと言う話がTwitterで出てきてる。

もう本当にうかうかしてると、トランプ政権みたいになっちゃうよ。
Reposted by 三隅炎雄
定数削減は、政党や政治家の身を切る改革ではない。それで切られるのは少数の意見をもつ有権者だ。
父ちゃんも良かったけれど、やっぱ母ちゃんが良かったね
『ワン・バトル・アフター・アナザー』、とっても面白かった。長尺だけど、あっという間だったな。最高じゃない?
Reposted by 三隅炎雄
【訃報】村山富市元首相が死去した。101歳
www.asahi.com/skh/20251017...
Reposted by 三隅炎雄
Rest in peace to the great Ace Frehley, whose incredibly influential work with KISS was many a horror fan’s gateway to the dark, strange and theatrical. We send our condolences to the entire KISS Army, as well as to Space Ace’s family and friends in this galaxy and beyond.
Reposted by 三隅炎雄
IVCから11月28日にDVD・BDが発売されるバーブラ・ストライサンド監督・主演『愛のイエントル』HDマスター版の解説を執筆しました。『デッドプール2』や『ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家』など、近年言及される機会が増えてきていたこともあり、待望の新規ソフト化です。 ivc-tokyo.co.jp/ivc/%e6%84%9...
愛のイエントル バーブラ・ストライサンド – IVC|株式会社アイ・ヴィー・シー
ivc-tokyo.co.jp
松林宗恵『東京のえくぼ』52。単独監督としてのデビュー作。F.キャプラかH.コスターみたい、なんか似たような話見たことあるような....監督インタビューで映画体験の出発点『オペラ・ハット』だそうで、あ、それか。クーパーのチューバが上原謙のホルンになってて。小国英雄がすぐには気づかないよう上手にアレンジしていて舌を巻く。流石。クーパーやJ.スチュアートの喜劇が好きな人は気にいるはず。上原謙、まんまその感じ。ヒロイン丹阿弥谷津子の父、工場労働者の金語楼が良い味。変顔なし。子役の顔の揃え方も楽しい。洒落た映画です。
Reposted by 三隅炎雄
80年代の渋谷で思い出すのは、終電のがしてドーナツ屋で始発待って朝のスクランブル交差点を渡りながら見る「世界日報」の看板。

それとドラマの舞台がストリップ劇場なんだが、劇団員も芸人も飲むと脱ぎだす人がよくいたの思い出す。盛り上げるサービスのつもりっぽい。本人が一番楽しそうなんだけど。

昔は編集者も漫画家連れての飲み会で脱ぎだす人がいた。やはりサービスのつもりだったんだろうか。いらない、本当にいらない。楽しいのはお前だけだ。
今はもう、そういう人もいなくなってると思うけど。
Reposted by 三隅炎雄
1984年の渋谷を舞台にしたドラマを見た。やたらピンクやブルーのネオンが光ってるの、令和のイラストレーターが描くPOPな80年代ぽい。
町はもっと薄暗くゴミだらけで、ガムとプルトップと吸い殻が道路に果てしなく貼りついてたような記憶。

小劇場ブームの84年の渋谷で毎日のように劇団員と飲んでた。私はただの一般人だが、人手も金もない旗揚げしたての小劇団ではチラシを配ったり雑用を手伝ったら出入り自由で遊んでもらえた。

その後、売れっ子になった人もいれば病んで消えた人もいる。
あの頃のことを漫画にしようかと思ったこともあるが、あれこれやらかしてた自分の恥ずかしさに未だに悶絶してしまって難しい。
曲谷守平『金語楼の三等兵(』58。原案の有崎勉は金語楼だそう。金語楼は軍隊体験をネタにした兵隊落語で人気のあった人だそうで、これはそれにのっかった映画なのだね。で、58歳しわしわの金語楼がまだ童貞の青年落語家、三遊亭金三=山下敬太郎(金語楼の本名)を演じる。入隊前には芸者の池内淳子と初体験、相惚れに。この絵面、兵隊落語の前段を知らない私には、ただただグロテスクに見える。映画の構成は前半が内地、後半が満州。最後は抗日ゲリラの列車爆破を阻止して敬礼ハッピーエンド。基本金語楼が変な顔して面白がらせようとするだけの酷い内容である。脇でちょっと顔を出すくらいだと愉快な人なのだが。
シネコンでアルジェント『わたしは目撃者』、ビグロー『ハウス・オブ・ダイナマイト』ハシゴ。ビグロー新作快作。この手の映画で大統領の造形これまでになかったか。アルジェント旧作は印象変わらず。ラストカッコいいけど、脚本に締まりなく退屈する。

ビグローのはもう一体何と戦ってるのか誰ひとり分からなくて、ミサイル自体飛んでるかもどうかもわかんない、そこで右往左往して。これ、怖かった。

飛んでくるミサイルのデジタル情報が、実態として裏付けのあるものなのかどうか、敢えて描いてないのが現代的な恐怖。
Reposted by 三隅炎雄
NHK世論調査(10月11~13日実施)
自民党の支持率

18~39歳 17.5(+4.1)
 40代  22.1(+7.2)
 50代  27.0(+5.8)
 60代  23.1( -4.4)
 70代  29.2( -8.8)
80歳以上 40.3( -5.0)

前回調査と比べて50代までの支持率は増加、60代からは減少。支持層に入れ替わりがありそうです。
日中ふたつの家族の物語と、侵略戦争の思想・戦略を主張展開する満鉄・関東軍会議、この三つを柱に描きながら進む大きな構えの国策映画だが、私が見たVHSは前後編を雑に一本に編集し直したうえに元のフィルムの状態悪く、話があまりに飛び飛びで弱った。李香蘭がたいへん美しく撮られているのだけは分かる。
長谷川を讃えるが、共に戦って死んだ李香蘭を讃えることのない映画であった。
渡辺邦男『白蘭の歌』東宝・満映39。長谷川一夫・李香蘭コンビ最初の歌謡メロドラマ。ところは奉天、将来を嘱望される満鉄の技師長谷川一夫が、裕福な中国人の娘さん李香蘭と相思相愛に。父の死で長谷川は急遽帰国、父が遺した借金を満鉄の退職金でなんとか誤魔化し、一家で満蒙開拓村の人となる。盧溝橋事件起こり、長谷川と李ははなればなれ、長谷川は請われて満鉄に戻り鉄道敷設に専念、李は八路軍の兵士となる。が長谷川との音信不通が共産主義者の兄の邪魔が原因と知るや、李はやはり日本人は正しかったと、八路軍を捨て、長谷川が指揮する敷設現場へと走る...。
小森白『暁の非常線』57。組を乗っ取るためにあらゆる邪魔者を始末していく冷酷非情なギャングを天知茂が演じる。悪事バレてサツに追われる身となっても、ゴキブリの如きしぶとさ、霊柩車ジャックで逃走には痺れた。この凶悪犯、追い詰められた途端、ヒイッとなって無様な命乞い精神崩壊の二面性、天知茂この主演二作目にして、『東海道四谷怪談』に繋がる個性が掴まれていて驚く。そういえば先日見た『女間諜 暁の挑戦』のスパイ天知も、どんな拷問にも耐え抜く精神力とメロドラマヒロインの可憐を併せ持つユニークな人物造形だった。小森演出堅実、無駄のない語りで天知茂の個性を面白く見せた。