Nat
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おもに読んだ本について呟きます。訳書のお知らせもします。日英仏翻訳者。 noteに読書記録や仕事の話を書いています。 https://note.com/nat_kc A random translator and booknerd living in Tokyo/Vancouver.
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たっぷり届いてすでにお腹いっぱい😂
連休はひとり読書合宿するのが楽しみです😊
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『文藝』冬号
山田詠美さまデビュー40周年特集です‼️🎊😭㊗️
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【10/8から】「パレスチナと猫」写真展がはじまります。猫たちのまなざしを通して、パレスチナのいとなみに触れ、誰かと語る機会になれば、と思っています。

会場ではD4Pカレンダー(パレスチナの写真含む)やポストカードセット、高橋美香さんのフォトブックやプリント、著書などのほかに、町田尚子さん、おぷうのきょうだいのお二人、坂本千明さん、小泉さよさん、松田奈那子さん作のチャリティグッズの販売も。

ぜひお越し下さい。詳細はこちらに。
d4p.world/news/33163/
文字情報:
パレスチナと猫写真展
写真 高橋美香 安田菜津紀 佐藤慧
企画 メディアNPO Dialogue for People
キャッツミャウブックス
東京都世田谷区若林1丁目6−15
10月8日(水)〜10月26日(日) 11:00-19:00(定休日:月・火) 
※※10/13(祝月)は営業、10/15(水)は振替休日
入場無料

写真:
夕日に照らされる木の下で、一匹の猫(オレンジの縞模様)を小さな子どもがなでている
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『雪国』 川端康成 新潮文庫

令和のスマホテキスト文化に毒された目を、たまには高度に洗練された耽美な文で洗い清めたいものです。しかしその文章が美しければ美しいほど、作者の気味悪いたくらみがこちらに迫ってくるのが、川端の小説です。『眠れる美女』の感想文でも書いたその凄さキモさを、今回も堪能しました。〈三人称島村一人視点〉の、審美と感傷に満ちた「島村劇場」は、たしかにうつくしいけれど、作者の意地悪な目線がなかったら、醤油なしの刺身のように生臭く、とても完食することはできません。

川端作品を読むと狂暴な感想文しか書けない気が↓
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誰もが馬車馬のように働けるとは限らないし、そんな時代でもないのに。弱者を切り捨てるような、人を大切に出来ない人物にトップに立ってほしくなかった。本当に先が思いやられる...
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私のちいさな「声」を聞き届けてくださりほんとうに感謝いたします‼️
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noteに書き散らしている感想文を米文学の白岩教授に引用していただき舞い上がってます🪽
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リレーエッセイさながらの「読書記録」が綴られています。著者は日英仏翻訳者のNatさん。拙著『アメリカの思想と文学』(白水社)と関連づけながら、加速するような筆致です!

「尊厳を傷つけられた人間の怒りのエネルギーは、途方もなく大きい。女たちは、怒りがあるうちは破局(break)という最悪の事態さえも回避できる、と安堵します。この甚大なエネルギーはやがて、「怒りの葡萄」を実らせるに違いないのです。」――Natさん、ありがとうございます😭

note.com/nat_kc/n/ne9...
【読書記録】「あなたがいまここにいないからわたしはどこにでもいく」白岩英樹 ゲンロン18|Nat
「あなたがいまここにいないからわたしはどこにでもいく」白岩英樹 (ゲンロン18/2025/05、「特集:一族の想像力」所収) 《スタインベックの『怒りの葡萄』の声》 1930年代のアメリカ。オクラホマの農民ジョード一家は、干ばつや砂嵐で荒廃した農地を追い出され、カリフォルニアに到着すると今度は大雨に見舞われるという、過酷な運命をたどります。 苦難の道行の末に、息をせず産み落とされた赤子が、もうひ...
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な、なんと、拙文を読んでいただきありがとうございます😭🙏いつもご著書に学び励まされております。これからもお書きになるものを心待ちにしております❗️
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『大衆の反逆』があまりにアクチュアルで。
昨今の状況を見ながら書いているような内容に衝撃を受けついふざけてみただけです😊(本気で心配してくださる方がいたので💧)
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オルテガ・イ・ガセット。
1883年生まれって?1983年とかじゃなくて??今生きている人じゃないって??
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人種という人工物がいかにうつろいやすく絶望的なまでに無意味であるか、モリスンは作品を通して静かにそう叫んでいる。
「他者」になる機会を与えてくれるのが物語である、とするモリスンが本書で紹介しているギニア人作家のカマラ・レイによる『王の輝き』(仏語)を、ぜひ読んでみたいと思った。
また序文のタネハシ・コーツによる、差別者の心理作用を理解しようとするときの鍵は「自分の人間性を確認したいという欲求」である、という指摘が衝撃だった。

読書記録です:
note.com/nat_kc/n/n23...
www.instagram.com/p/DPOFKHbCe_g/
【読書記録】「他者」の起源 トニ・モリスン|Nat
『「他者」の起源 ノーベル賞作家のハーバード連続講演録』 トニ・モリスン 荒このみ訳・解説  序文:森本あんり/ターネハシ・コーツ 集英社新書 2020年 「黒人」とはアメリカにしか存在しない呼称だ。 そして人種主義とは、悪のなかの悪だ。 なぜなら、悪とは、法や習慣や暴力によって、「亡霊やファンタジー」でしかないものに忠誠を従わせ、「よそ者」を否定し、「人類の共通性」に抵抗させようとする現実世界...
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『「他者」の起源 ノーベル賞作家のハーバード連続講演録』
トニ・モリスン 荒このみ訳
人種主義とは、悪のなかの悪だ。
法や習慣や暴力によって、「亡霊やファンタジー」でしかないものに忠誠を従わせ、「よそ者」を否定し、「人類の共通性」に抵抗させようとする現実世界の圧力だからだ。
「黒人」とはアメリカにしか存在しない呼称。モリスンは代表的なアメリカ文学作品の批判的な読みを通して、米国の人種差別および奴隷制度の歴史を精査し、米国における「黒人」、つまり「白人」にとっての「他者」はいかにして形成され、制度や社会慣習に取り込まれてきたのかを語る。
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行きたい
上映会もあるんだ

>作家ハン・ガンさんのノーベル文学賞受賞を契機に、「韓国の本=K-BOOK」は今、世界から熱い視線を浴びています。
社会の課題を映し出しながら読者の深い共感を呼び、国を問わず支持を広げてきたK-BOOK。その最前線を体感できる日本で唯一の祭典「K-BOOKフェスティバル2025」が、11月22日(土)・23日(日)に東京・神保町で開催されます。

k-bookfes.com/information/...
ハン・ガンさん効果で一層高まる韓国文学熱 国内唯一の「韓国の本の祭り」K-BOOKフェス、11月に神保町で開催決定
K-BOOKフェスティバルは“韓国の本”をこよなく愛する人たちの「もっと読みたい、もっと知りたい」という声にお応えする本のお祭りです。
k-bookfes.com
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自らソローライフを実践する1945年生まれの著者が熱中するあまり、「顔をしかめる編集者もいた」と述懐する「解説」を加筆修正・解題し、書き下ろしを収録。著者が語る「涙を感じるほどの切実さ」の系譜を、エマソン-ソローを起点に編んだ『講義 アメリカの思想と文学』(白水社)と併せて、ぜひ🙏📚
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『食権力の現代史 ナチス「飢餓計画」とその水脈』
藤原辰史著
人文書院

「施設化」した飢餓の歴史。怖い😱他人事ではありません。

とても読みたかった本が届いて嬉しい朝です。
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『国語3』光村図書
必要があり借りてきたのですが、豊かなで広大な世界がみっしり詰め込まれて、学習内容もその方法も魅惑に満ちていて、考えこんだり泣いたりしながら読み耽ってしまったのでした。これを手に取る中3のあなた達は恵まれている!
叶うなら中学生に戻ってこの本を血肉となるまで学び無敵幸福大人として再デビューしたい。
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【拡散お願いします】
アドバイザーを務めているトランスジェンダーの当事者団体「Tネット」から、朝日新聞で報じられた札幌家裁の違憲決定を受けての声明が出ています。

性同一性障害特例法の意義、5号要件の位置づけ、公衆浴場をめぐる誤った言説への注意関係など、非常に充実しています。
このスピードで声明を書いてくださったことにも感謝しつつ、ぜひ広めていただければと思います。
tnet-japan.com/20250923-2/
【声明】性同一性障害特例法5号要件違憲決定を受けて - Tnet (Tネット)
今月19日、札幌家庭裁判所が、「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」(以下、性同一性障害特例法)において定められた性別変更のいくつかの要件のうち、「その身体について他の性別に係る身体の性器に係る部分に近似す […]
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文学作品の翻訳を手掛ける夢をまだ諦められなくて足掻いてます。しばらくは毎日お茶漬食べて節約…のつもりがお米も高い😢
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(→続き)互いに絡み合うさまざまな差別問題について、現時点での研究・調査結果に基づいた解説が織り込まれ、「L」自身の寄稿文や判決文が挟み込まれる。「L」の受難という手に汗握るプロットから一瞬離れて、頭のなかを整理する時間が持てる。
現実と乖離しつつあるサイバースペースにおける差別者との闘い。
あとには戻れないこんな時代にわたしたちはいる。しかし同時にわたしたちの命には相変わらず限りがある。どう生きるべきなのだろうか。

読書記録:
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【読書記録】言霊の幸う国で 李琴峰|Nat
言霊の幸う国で 李琴峰 筑摩書房 台湾籍作家として初めて芥川賞を受賞した主人公(「L」)の、受賞後1年間にわたる「闘い」の記録。 「L」は、在日外国人で、同性愛者でトランスジェンダーでもある。文学賞受賞により有名人になったこともあり「出る杭は打たれる」的に、ネット上での攻撃を受ける。「何においても必死すぎる」彼女は、誹謗中傷、ストーカー被害、そしてとりわけトランス差別に対し、決然と闘いを挑んで...
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(→続き)なのかよくわからない。
そんな差別者の姿に、ここまで執拗に迫ろうとした本をみたことがない。
「当事者の痛切な言葉に耳を傾ける謙虚さ(がない)」
「人生の不如意をネットの見知らぬ他者にぶつけてうっぷんを晴らそうとする人、いっちょ噛みして人気を得ようとする人、とくに思想も目的もなくただ攪乱して楽しむ人」
「陰謀論のフィルターを通すと、万華鏡みたいに複雑な世界でもチェス盤のごとくきれいに白黒二色に分けられる」
「差別者の論理はメビウスの輪だ。一見、一貫しているようにみえなくもないが、よく鑑札れば論理の筋が途中で一回ひねっている」
(続く→)
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『言霊の幸う国で』 李琴峰 筑摩書房

台湾籍作家として初めて芥川賞を受賞した主人公(「L」)の、受賞後1年間にわたる「闘い」の記録。「L」は、在日外国人で、同性愛者でトランスジェンダーでもある。文学賞受賞により有名人になったこともあり「出る杭は打たれる」的にネット上での攻撃を受ける。「何においても必死すぎる」彼女は、誹謗中傷、ストーカー被害、そしてとりわけトランス差別に対し、決然と闘いを挑んでいく。満身創痍になり希死念慮にさいなまれながらも。
「差別する側の人間の心」は、わたしにとって最大の謎だ。
差別にかんする本を何冊か読んできたけれど、赤の他人を攻撃することがいったい「誰得」(続く→)
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The Memory Keeper’s Daughter by Kim Edwards

みずからとりあげたわが子である双子のひとりがダウン症候群児と知った、医師である父親。その場にいた唯一の目撃者である看護師に秘密裏に赤ん坊を施設に預けるよう頼み、お産を終えた妻にはその子が亡くなったと告げる。
"clean simple world"に生きたいと願うあまり、過去を隠し、障害を持つ娘を社会的に葬った男。悩みや問題と共存することを拒否した、「ネガティブ・ケイパビリティ」の低い弱虫!
ドラマチックな冒頭から引き込まれ、秘密と嘘への赦しとケアの物語を期待しましたが、(続く)
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『ゆっくり歩く』(シリーズ ケアをひらく)の書影が出ました。編集者の白石正明さんと4年かけて作りました。白石さんが担当される〈ケアひら〉の最後の本になります(シリーズは続きますが)。わたしにとって初めてのエッセイ本で、母の介護にまつわるあれこれ、母と祖母がどんなケアを担ってくれてきたのか、わたし自身のこれまでの失敗談などなど、なぜここまで読者に自分の心を曝け出せたのか不思議…と書き終わって驚いています。イラストレーターの本田亮さんが素敵な装画と挿絵を描いてくださいました。10月12日に刊行予定ですので、ぜひお手にとってみてください!どうぞよろしくお願いします。