木原善彦(kihara yoshihiko)
banner
shambhalian.bsky.social
木原善彦(kihara yoshihiko)
@shambhalian.bsky.social
木原善彦。O大。英語教員。偏食。極端な小説が好き。翻訳も。最近ではエヴァン・ダーラ『失われたスクラップブック』(日本翻訳大賞受賞!)、エヴェレット『ジェイムズ』、レイラ・ララミ『ムーア人による報告』、パワーズ『惑う星』
Pinned
2025年。5月レイラ・ララミ『ムーア人による報告』(白水社)、6月日本翻訳大賞受賞、6月パーシヴァル・エヴェレット『ジェイムズ』(河出書房新社)、8月チャーリー・カウフマン『アントカインド』(河出書房新社)、10月リチャード・パワーズ『プレイグラウンド』(新潮社)。
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
ネットにはすべて存在する。ネットの外には何も存在しない、とか、一昔前のサイバーパンクならクールな世界観だったけど、今や凡庸すぎる日常風景。ということで、教育費者としての残る仕事はどれだけネットの外に連れて行けるかですね。
December 4, 2025 at 7:51 AM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
この夏話題だった「ジェイムズ/パーシヴァル・エヴェレット著/木原善彦訳/河出書房新社」と元ネタの「ハックルベリー・フィンの冒険/マーク・トウェイン著」を図書館で借りて2冊同時進行で読んだ。同じ場面をハックとジェイムズ双方の視点からみることが出来る。
#読書 #PercivalEverett
December 4, 2025 at 6:52 AM
河出文庫さんではすでにリチャード・パワーズ『舞踏会へ向かう三人の農夫』が出ていますが、ついに、『囚人のジレンマ』も文庫化! (河出文庫さんにはその勢いでじゃんじゃん突き進んでいただきたい。)
"謎かけを繰り返す風変わりな父を持つホブソン家。国家と家族の歴史を編み直しながら、彼らは「囚人のジレンマ」という人類最大のパラドクスに直面する。現代アメリカ文学を代表する作家の傑作長篇"

リチャード・パワーズ/ 柴田元幸, 前山佳朱彦 訳 『囚人のジレンマ 上下』
comingbook.honzuki.jp?detail=97843...
comingbook.honzuki.jp?detail=97843...
『囚人のジレンマ 上』
謎かけを繰り返す風変わりな父を持つホブソン家。国家と家族の歴史を編み直しながら、彼らは「囚人のジ...
comingbook.honzuki.jp
December 4, 2025 at 5:15 AM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
📚本日12/3発売の早川書房の新刊📚

『赤く染まる木々』
パーシヴァル・エヴェレット(著)
上野元美(訳)

『ジェイムズ』で話題沸騰! 最注目の著者によるブッカー賞最終候補作!

二〇一九年、ミシシッピ州で白人男性の遺体が発見された。傍らには七十年前に惨殺された黒人少年エメット・ティルに酷似した遺体が。やがて同様の事件が全米で連鎖する。過去への報復か、新たな反乱の幕開けか。アメリカの黒人リンチの歴史に迫る文芸ミステリ。
December 3, 2025 at 3:13 AM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
"彼女が「レシタティフ」を「実験」だと言うなら、本気でそれを意図しているのだ。その実験の被験者は読者である――"

"施設で同室になったトワイラとロバータは、白人と黒人の二人組で「塩と胡椒」と呼ばれていた。月日が経ち、二人はダイナー、スーパー、デモ集会、レストランで四度再会する。二人が共有する記憶と彼女たちについて、何が正しいのだろうか?"

トニ・モリスン/ 篠森ゆりこ 訳/ ゼイディー・スミス 解説 『レシタティフ』
comingbook.honzuki.jp?detail=97847...
『レシタティフ』
彼女が「レシタティフ」を「実験」だと言うなら、本気でそれを意図しているのだ。その実験の被験者は読...
comingbook.honzuki.jp
December 3, 2025 at 4:40 AM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
リチャード・パワーズ『プレイグラウンド』(木原善彦訳、新潮社)読む。
海とAIという人類に残された広大無辺なフロンティア世界を描いた長編。あまりに美しく、はかなく、愛おしい描写に自然と涙がこぼれてしまう。パワーズってこんなに泣かせにきたっけ? 一読して、ここに描かれた半分の世界は虚構に過ぎなかったのかという思いがよぎったが、そもそも全編がパワーズの創作の掌の上のものだということにはっと気づき、単純ながら核心的な構造に呆然とする。文句なしの傑作。
#読了
December 2, 2025 at 2:12 AM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
日本の流行語大賞とOxford Word of the Yearの差、日本ではアホな人のアホな仕草がよりアテンションを獲得する仕組みになっていることを歴然と示している。首相がアホな言動をするのには必然性がある。
December 1, 2025 at 11:56 AM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
師走になりましたね。『奏で手のヌフレツン』にも師走の月が出てきます。足がとても速いです。
December 1, 2025 at 1:11 AM
鴻巣さんの『小説、この小さきもの』についての鋭い書評(記事末尾でレビュアーはなぜか鴻巣さんということになっていますが、たぶん本当は川本直さん)。( news.yahoo.co.jp/articles/34a...
「共感」ではなく「他者洞察」 本物の文芸批評が説く「小説」の真髄(Bookレビュー)(Book Bang) - Yahoo!ニュース
文芸批評の衰退が叫ばれて久しい。小林秀雄から柄谷行人までのマッチョな批評は過去のものになった。一方、批評を好む書き手たちは文学フリマやSNSに籠り、内輪の議論を続けているが、批評オタク以外に通用す
news.yahoo.co.jp
November 30, 2025 at 3:56 AM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
DARVO、「加害者の弱者しぐさ」とでも言えばよいだろうか。
November 30, 2025 at 12:24 AM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
www.verywellmind.com/protecting-y...
英語圏では、DARVOすなわち、

1. 自分の加害行為を否定し Deny
2. 反撃してきた相手を「悪者」として攻撃し Attack
3. 最後には「自分こそ被害者だ」と主張する Reverse Victim and Offender

という表現があるのだけれど、日本語にはピッタリの言葉がない。
How Narcissists Use DARVO to Avoid Accountability
Narcissists and those with personality disorders often use DARVO tactics to abuse and manipulate. Know the warning signs and how to protect yourself.
www.verywellmind.com
November 29, 2025 at 10:12 AM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
政治家が収賄や脱税(不記載というふざけた言い草)してもお咎めなしで失職も罰も受けず権力の座に居座り続けてるのに、「ルールを守らない奴らが〜」「スパイが〜」「治安が悪くなる〜」とかほざくのなんなん?
挙げ句の果てに国際的に緊張感が走るようなこと言いっぱなしで謝りもせず国の信用も経済もダダ下がりなの、国賊と言わずなんと言う?まったく、なんなん?!
November 29, 2025 at 3:03 AM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
政治家の収賄や横領や脱税がまるで罪に問われず野放しでバレたら返したり記録を修正したりしてよしとなるのはなんでなのか。まじでなんでなのか
November 28, 2025 at 11:44 PM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
The airspace around Mar-a-Lago, the president’s estate, is a no-fly zone 24/7, even when Trump isn’t home. This means noise and soot from flights out of Palm Beach International Airport are being diverted to other parts of the neighborhood.
New Mar-a-Lago no-fly zone means endless plane noise for neighbors
Flight rules altered in October by the Secret Service route planes over the Palm Beach homes of millionaires and billionaires, even when President Donald Trump is not there.
www.washingtonpost.com
November 29, 2025 at 1:00 AM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
『なぜ「文系」学問は学問らしくなく見えるのか』という新書のタイトルを思いついたけれど、書いたら需要あるだろうか。
November 28, 2025 at 9:15 PM
こちら( wired.jp/article/best... )はちょうど1年近く前のWIREDさんの記事。「邦訳が待ちきれない! 2024年に世界で刊行された注目の本10選」というタイトル。このうち2冊(『ジェイムズ』と『プレイグラウンド』)を訳した自分を褒めてあげたい。
邦訳が待ちきれない! 2024年に世界で刊行された注目の本10選|WIRED BOOK GUIDE
年間100冊以上の英米の新刊を読むデジタルハリウッド大学教授の橋本大也による年末恒例企画。今年も翻訳が最も待ち望まれる10冊(+番外編)を『WIRED』読者のためにセレクトしてくれた。文末に晴れて邦訳された過去の紹介本一覧付き。
wired.jp
November 27, 2025 at 11:16 PM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
今ひとつな体調をひしひしと感じながら帰宅して、台所で煮物を作りつつ『フランキスシュタイン ある愛の物語』(ジャネット・ウィンターソン著/木原善彦訳/河出書房新社)を40ページほど音読した。具材の下拵えを終えた後は殆ど手を濡らすこともないので、紙の本でも構わずに読書ができる。ペラペラっとページを繰ると、あとがきを含めてあと120ページほどしかないことに気がついて、大切に読まなければなどとも思う。そうそう、煮物にはゆで卵を入れておけば良かった。もしこの後に体調が大崩れしたとしても、大量の煮物と読みかけの本があって、家に籠って大人しくして体を休めるにも都合はいい。
November 27, 2025 at 8:33 AM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
昔、他人のことを「非国民」と決めつけて、害悪でしかなかったような人たちが現代によみがえると「反日」という言葉を使うのだろうか。
November 27, 2025 at 4:43 AM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
「岸本佐知子さん、山崎まどかさんと、原作と翻訳の関係性について考える〟」

〝そう。ただの「I」を「弊機」と訳しているんですね。それがこのロボットのいじけたキャラとぴったりで、大発明だなと思いました。正直、原作より面白くなっちゃってるけど(笑)。〟

spur.hpplus.jp/sdgs/watashi...
岸本佐知子さん、山崎まどかさんと、原作と翻訳の関係性について考える - ワタシつづけるSPUR | SPUR
近年、注目されている翻訳作品。文学を異なる言語で再生させる翻訳家の情熱と知性と技術に迫る
spur.hpplus.jp
November 27, 2025 at 7:51 AM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
この……
November 27, 2025 at 8:02 AM
いち早く献本いただきました! エヴェレット『赤く染まる木々』。翻訳は上野元美さん。解説は新田啓子先生です! 豪華。帯にある通り、黒人リンチの歴史に迫る文芸ミステリ。エヴェレットの違う側面がガツンと見られます。12月3日発売予定です!
November 27, 2025 at 12:46 AM
明日の午後3時から阪大(豊中)でのイベントです( hmt.osaka-u.ac.jp/news/2025/11... )。グレゴリー・ケズナジャット氏にご自身の創作について関西でご講演いただく貴重な機会。事前登録不要で、堅苦しくない内容、しかも会場はとても広いです。どなたでもご参加いただけます。
hmt.osaka-u.ac.jp
November 26, 2025 at 10:25 PM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
リチャード・パワーズ「プレイグラウンド」読了。二組の人間関係プラスアルファを中心に据え、環境とテクノロジーの現在と未来をディープにドラマティックに描いた素晴らしい作品でありました。読了までえらく時間がかかったのは私のプライベートな事情のため。この小説は圧倒的に読みやすい。内容については、じっくり考えるのもいいけど、考えるな感じろ!というのもアリかと。とにかくめちゃめちゃ面白いんだから!
November 25, 2025 at 10:58 AM
Reposted by 木原善彦(kihara yoshihiko)
下半期の今のところの面白本→アレステア・レナルズ「反転領域」 バリー・ユアグロー「松明のあかり」 伊藤典夫「伊藤典夫評論集成」 マーガレット・アトウッド「ダンシング・ガールズ」 エトガル・ケレット「オートコレクト」 レイ・ネイラー「絶滅の牙」 ジェイムズ・モロウ「ヒロシマめざしてのそのそと」 アグスティナ・バステリカ「肉は美(うま)し」 サラ・ピンスカー「いつかどこかにあった場所」 リチャード・パワーズ「プレイグラウンド」
November 25, 2025 at 11:22 AM