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【レビュー】造形と分割が奏でる極上ハーモニー!/PLAMAXヴェルビンを音楽に例えるなら。 #キットレビュー #ロボット・アニメメカ #nippper #プラモデル
【レビュー】造形と分割が奏でる極上ハーモニー!/PLAMAXヴェルビンを音楽に例えるなら。
 プラモデルを作ることは、音楽に例えるならCDやレコードなどの「鑑賞」である。作った後はその余韻。そう思ったりする。コーヒー片手にデスクに放り出したスマホから聴いたり、最高のアンプとスピーカーで周波数の隅々まで堪能したりと、様々な享受の方法がある。 そしてPLAMAXヴェルビンは、ソファに深く腰を埋めながらお気に入りのオーディオ機材でどっぷり溺れてみたい!色彩を纏わせてうっとりしてみたい!と思わせるパワーを持った名盤的プラモデルだ。そんなヴェルビンを組み立てていると、ランナーからハーモニーが聴こえてくる。私の愛聴するオガーマン&ブレッカー『シティスケイプ』とよく似たハーモニーが!……酔っているかもしれない。  造形は演奏だ。昆虫的美しさを湛えた官能的な曲面。猛禽のクチバシや爪のように攻撃的なエッジ。それらはまるで深く艶やかな響きと、鋭くテクニカルなパッセージが同居するテナーサックスの音色のよう。原型師・毒島考牧による渾身の造形と、マイケルブレッカーの冷静で情熱的なプレイはよく似ている。まさに職人技の煌めきなのだ。  プラモデルの分割設計は、編曲の妙だ。編曲家クラウス・オガーマンが手掛けるストリングスのハーモニーは現代音楽的な緊張感があり、まるで闇夜の摩天楼を綱渡りする張り詰めた浮遊感から急転、ふわりと雲の上にランディングするかのような安堵感をもたらす和声の解決をみせてくれるのだが、ヴェルビンの組み立てもまさにそんな印象。この複雑怪奇でなんだかわからない骸のようなカタチのパーツを貼り合わせていくと、入り組んだ構造の美しいフィギュアへと変貌していく。  全ての楽器のメロディラインとリズムが重なり合って、重厚な楽曲が出来上がっていく。クリアパーツのディテールに反射する光は煌びやかな高音域。パーツの貼り合わせだからこそ得られる、彫りの深い彫刻がもたらす陰影は重低音。塗装をしてこのグルーヴを味わい尽くしたいという欲求は抑えられない。  なめらかな装甲の起伏をナチュラルに味わうために何が最適か考える。結果、全体的に光沢の明灰色をエアブラシで均一に塗装することにした。緻密な彫刻の関節は、起伏が光に当たって強調されるようメタリックのダークグレーで塗装。筆塗りのタッチなどで味付けをせず、音源そのものをクリーンに聴くことに徹した。  これが極上のひとときだった。時間が彩られていく!塗装が終わればオーケストラもフィナーレを迎えるわけだが、プラモデルが音楽と違うのは余韻がカタチとして残るということ。PLAMAXヴェルビン、いつでもそのハーモニーを鮮明に思い出すことのできる、味わい深いプラモデルだ。
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January 26, 2026 at 1:00 PM
【工具レビュー】ハセガワ パーツピッカー三兄弟の万能選手!大も小も兼ねる「パーツピッカーミディアム」 #工具 #nippper #プラモデル
【工具レビュー】ハセガワ パーツピッカー三兄弟の万能選手!大も小も兼ねる「パーツピッカーミディアム」
 ちいさなパーツ、指ではつまめなかったり、ピンセットでも丸くてはじきそうなんてアイテムたくさんありますよね。  艦船模型のこんなパーツ……。何度飛ばしたことでしょう。時にはちいさなパーツ同士の接着で、ピンセットの2本持ちのような恐ろしいこともおきます。  でも大丈夫! これまでnippperでもご紹介してきた「ハセガワ トライツール パーツピッカー」があれば、そんな非常事態も気軽に解決できます。今回はパーツピッカーに新たに登場した「ミディアムサイズ」をピックアップします。ある程度ボリュームのあるヘルメットのようなパーツも簡単にキャッチできます。  今回発売となったミディアム(中央)の他に極太(上)、極小(下)がラインナップ。まさにハセガワピッカー三兄弟です。3つ持っていれば最強ですが、今回紹介するミディアムは指でつまめないサイズから、エッチングパーツまでかなり幅広く活躍。極小以上に側面でもくっつくので取り回しの良いポジションを使って操作するのもできるので、小も大も兼ねている頼もしい1本なのです。三兄弟を揃えるならまずはミディアムからお勧めしたいですね。  ピッカーは、先端が粘着力のある素材でできていて、パーツを軽く突くとピトッと先端にくっつきます。ピッカーに貼りついたパーツは、力をかけなければ外れないのでそのまま取り回すことができます。  ピンセットではつまみづらい丸みある形状はピッカーの独壇場。簡単にキャッチできます。ヘルメットのような球形のパーツは、ピンセットで力をいれすぎるとピュンと飛んでいってしまいますよね。  またピッカーの良いところは、ピンセットでつまんで移動するときより繊細さを求められないところでしょう。つまむところを意識せず丈夫そうな場所を突いてくっつけることができるので、大量の艦載機だって餅つきのようにホイホイと設置できます。作業がよりラクになるということです。これより大きいものは、指でつまめますし、特集な形状ならピッカー極太の出番となるわけですね。  またピンセットとの共闘もできます。板状のエッチングは机の上にあるとピンセットではとてもつまみづらいです。でもピッカーがあれば、机上から拾い上げたところをピンセットでつまむなんてことが可能なのです。  また今回なるほどと思ったのはレンズなどクリアーパーツの取り回し。ピンセットでフチを持って筒にそっと入れる……ときに、ぐるんと回転して向きがちがいますなんてこと、ありますよね。  ピッカーなら表面をぺとっとキャッチしているので、正しい位置にしっかりはめることができます。しかもパーツを傷つけることもありません。わずかな先端の粘着力が、米粒をよりわけるような精密さを実現。ミディアムなら粘着面積もしっかりと確保できる上に、取り回しもしやすいので、このような小さなクリアーパーツも簡単にキャッチできます。あなたの指先の機能を拡張するこのちょうどいいピッカーで、ちいさなパーツからちょっと大きな特殊形状パーツまでラクラク攻略してください!
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January 26, 2026 at 11:00 AM
【レビュー】自動車の動作原理を誰もが体感できる至高の模型/エレキットのレトロフォーミュラを技術解剖! #キットレビュー #自動車 #nippper #プラモデル
【レビュー】自動車の動作原理を誰もが体感できる至高の模型/エレキットのレトロフォーミュラを技術解剖!
着剤もネジもほとんど使わず、前進4速・後進1速の変速、操舵、サスペンション、デフギア、アッカーマンジオメトリまでを成立させるエレキット「レトロフォーミュラ」は、走る模型ではなく“自動車の仕組みそのもの”を縮小した工業製品だ。 金属シャフトはわずか3本。それでも確実に動作する理由は、樹脂同士のクリアランス管理、金型精度、そして教材として培われた設計ノウハウにある。組み立ては驚くほどスムーズで、完成後は中身がすべて見える。 これは工作キットでも玩具でもない。「理解できる形で動く」ことを目的に作られた、異常なまでに完成度の高いテクニカル模型である。
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January 25, 2026 at 1:00 PM
重なる髪、肉体と共に組み上がる衣装。「メガミデバイス デザイアメイデン レイダー」が放つ、髪と衣装の魔力 #キットレビュー #美少女プラモ #nippper #プラモデル
重なる髪、肉体と共に組み上がる衣装。「メガミデバイス デザイアメイデン レイダー」が放つ、髪と衣装の魔力
■本記事は株式会社壽屋より商品の提供を受けて作成しています(PR)  街でもたくさん見かけるようになり、定番ともなった「インナーカラー」のヘアスタイルと、セクシーなボンテージタイプの衣装が魅力的な美少女プラモがコトブキヤの「メガミデバイス」シリーズに参戦しました。美少女プラモというジャンルを確立し、今でもトップランナーとして本ジャンルを引っ張っているメーカーの最新キットは、常に驚きが待っています。早速最新キットである「メガミデバイス デザイアメイデン レイダー」を見ていきましょう!  こちらはコトブキヤによる塗装済み完成見本。コウモリを思わせるシルエットがとってもかっこいいです。さらに豊富なクリアーパーツによりとってもゴージャス。透明は塗装では出せない、プラ成型の特権。その魅力を思う存分活かした構成になっています。  まずなんといっても素晴らしいのが「髪」。コトブキヤの美少女プラモデルの造形レベルは、やはり一つ抜けています。組み立てやすさ、金型成型でも情報量多く見せるためのディテール構成など驚きの連続です。  前髪のシャープさと情報量は特筆に値します。美しい髪の流れ、立体感ある髪の重なり方が見事。組み立てるだけで、大満足な前髪となります。  本キャラクターは、インナーカラースタイルとも言えるヘアが特徴です。ピンクで成型された髪と、紫の髪が見事に重なります。これだけ複雑な形状を、プラスチックの嵌合だけでぴたりと合わせてくるパーツ精度も素晴らしいです。  お団子ヘアも選択できます。髪が結ばれているこのパーツも「2パーツ」で構成されているとは思えないほどの立体感となっています。  アイプリントは3種。さらにプレーンなフェイスが3つ付属します。アイプリントの色数が非常に豊富で、目力がとっても強いキャラクターになっています。泣いている表情もユニークなので、カスタマイズ用としてもストックしたいほどです。  本キットはメガミデバイスの中でも新しい素体のひとつ「Block2素体」というものが使用されています。非常に細いボディパーツの中に、胸部パーツを動かすための軸、股関節を可動させる軸(まるで腸腰筋ともいえる構成)がセットになったフレームパーツを仕込むのです。美少女プラモの可愛いを演出する見えない黒子の存在は、組んだ人だけが味わえる楽しみといえます。  このフレームのおかげで、胸部のひねりを効かせた可愛いポーズも楽しめます。安定感も抜群で、お好みのポーズを取ってディスプレイ可能です。  ボンテージ風のコスチュームは、組み立てで最も楽しいポイント。「肌パーツ」と「衣装パーツ」が組み合わさることで、ボディラインが出現します。まさにパズル的要素のプラモ組み立て体験となっています。胸部は、このようにブラパーツを装着することで、膨らみあるボディラインが完成します。  腹部は、衣装パーツにすでに皺が表現されています。このパーツに内側からフレッシュ色のパーツを取り付けることで、いきなり「腹部」が目の前に爆誕! コスチュームの皺がより意味を持って僕たちの視線を刺激するのです。  衣装のディテールを見ていくと、このブーツも素晴らしいです。ベルト、紐の彫刻が非常にくっきりと施されていて、足元を引き締めてくれます。おしゃれは足元からという言葉がぴったり合うプラモデルです。  クリアーパーツはラメも混入されていて、光を当てると妖艶な雰囲気にもなります。これがモチーフのコウモリ的イメージにもぴったり。丁寧にパーツを切り出して組み立てていきましょう。  背中の武装は、本体に装着するだけでなく飛行モードとしても活用できます。武装関係は、キットに付属するジョイントで自由に組み合わせを楽しめるので、自分だけのデザイアメイデン レイダーを作れます。美しい髪パーツ、組み立てがとっても楽しいボディ、そして思いっきりカスタマイズも楽しめる武装と、メガミデバイスの良いところが結集した「デザイアメイデン レイダー」。ぜひあなたも楽しんでください!
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January 25, 2026 at 12:00 PM
【レビュー】楽プラだけじゃないんだぜ/「ザ☆モデルカー」に光るアオシマの職人技をGRS204 クラウン アスリートに見る! #キットレビュー #自動車 #nippper #プラモデル
【レビュー】楽プラだけじゃないんだぜ/「ザ☆モデルカー」に光るアオシマの職人技をGRS204 クラウン アスリートに見る!
 メッキパーツ越しのリアコンビネーションランプの説得力である。ボディやクリアーパーツを指紋や接着剤で汚さないよう慎重に組み上げた甲斐があった……と静かにライジングした。アオシマの『GRS204 クラウン アスリート '08/'10』は現在注目の的である「楽プラ」ではなく「ザ☆モデルカー」という1/24スケールのカーモデルにおけるスタンダードなラインナップの新作アイテムだ。  自分はこのシリーズを初めて手にしたのだが、プラスチックの色がボディの白、シャシの黒、インテリアのグレー、ヘッドライトやコンビランプを構成するクリアーパーツにメッキパーツと、思っていたより彩り豊富だったのが、まず箱を開けて嬉しかったポイント。  アオシマの200系クラウンは異常ともいえる量のバリエーションキットが発売されており、本キットはカタログモデル仕様……つまりどノーマルが組める仕様となっている。VIPエアロで鬼キャン仕様の「ザ☆チューンドカー」ともパーツを共有しているせいか、車高を標準にするためサスペンションメンバーにスペーサーをかませたり、トヨタ純正のサイドステップやリヤバンパースポイラーを貼っていったりと、新車購入時のフルノーマルに戻すような工程も見られ、すごく新鮮に感じた。このまま車買取の査定に出したい気分である(改造車の買取価格は低くなりがち)。  組み立てには流し込み接着剤の他に、メッキパーツとメッシュの貼り付けに瞬間接着剤と硬化促進剤が重宝した。足回りのパーツ構成とメッキパーツの貼り付けには難しさを感じたが「パーツが合わない」といった嫌らしさはなかった。フロントバンパーにグリルも付属させて一体パーツとし、前期/後期のコンパチを選択させるのは大変スマートだった。バンパーを引っ掛けるフックがボディ側に設けられており、接着する前にそれなりにフィットするので、両者をいったん付け替えて検討できる点にも感心した。  下写真の上側に見えているのが前期のホイール。下が後期のホイールだ。モデルの前期/後期のパーツ形状の違いをしっかり見つめられるのがこのキットの魅力のひとつ。トヨタ車に限らず近年のクルマはマイナーチェンジで「顔つき(ライト、グリル、バンパー)」「おしり(リヤコンビ、バンパー)」「足回り(ホイール)」のデザイン変更をし、外観を更新することが通例となっている。ただ、その差異はわずかでしかない。なので実車を前にしても前期/後期を判別できる人はごくわずかだ……とはいえ、それでもそんな地味なポイントをしっかり拾い上げるアオシマにはクルマ模型への矜持みたいなものを感じてしまう。  ちなみに、このキットは13代目クラウン('08/'10)のアスリートなのだが、少し前に同モデルのロイヤルサルーンも発売されている。バリエーションやボックス替えといった手法も盛んで、近いところでは8代目(’89)と14代目(‘12/’15)に続いて12代目(’03)の発売も予定されている。それぞれ前期/後期のコンパチキットであるうえ、マジェスタ、アリストという同系譜も別途キット化されるとあって、クラウンという車種においては平成時代のモデルの網羅っぷりがとんでもないことになっているのだ。まるでアオシマが平成クラウンの標本をつくる勢いだ。いや、需要あっての供給なのか……。  「ザ☆モデルカー」のシリーズに触れてアオシマの堅実さ、ストイックさを感じ取れた気がする。フラッグシップモデルだったり、レーシングカーやカスタムカーの様にキャラクター性は薄く、「友達のお父さんが乗っていたクルマ」くらいの大衆車を中心としたライナップだ。このクラウンアスリートにしてもケレン味がある内容でもないので「実車に対する忠実さ」が際立っている様に感じる。  ひとつの屹立したモデルに対する精巧さよりも、多彩な年式やカスタムのありかたに対する忠実さ。それを再現するうえでの必要最低限の構成。「楽プラ」の様な技術的挑戦とは逆ベクトルの、突飛なことはいっさい行わない淡々とした職人技みたいものが光って見えた。途端に「ザ☆モデルカー」でアオシマが何を行っているかが、急に気になりだした今回だった。次は父の乗っていたタウンエース ノアでも触ってみようかな。 B09B8VMT4H
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January 25, 2026 at 11:00 AM
【レビュー】プラモデルで愛でる「日本が産んだロケット戦闘機」/ファインモールドの試製秋水 #キットレビュー #軍用機・旅客機 #nippper #プラモデル
【レビュー】プラモデルで愛でる「日本が産んだロケット戦闘機」/ファインモールドの試製秋水
 秋水という言葉を知ったのは何かの時代小説だったでしょうか。澄みきった水という意味から転じて、曇りのない、研ぎ澄まされた日本刀のことを指す、その言葉の美しさにほれぼれしたものです。そんな「秋水」と再会するのは、プラモデルを作り始めて飛行機に興味が湧いたころ。戦争末期に開発されたロケットエンジンを用いた戦闘機、試製秋水を知った時でした。  現在手に入る中でもでっかい方の秋水、ファインモールドさんの「1/48 試製秋水」です。もともとのキットは90年代の結構昔のキット。それにファインモールドさんのアフターパーツのナノ・アヴィエーションシリーズのベルトを同梱されて再販されたキットです。  まずは組立説明書を眺めていきましょう。果たしてこれは組立説明書なのか、解説書なのかという分量の内容。秋水がどのような経緯で生まれ、完成し、最後を遂げたのか。そのドラマを知ることで組み立てるのが更に楽しくなります。ロケット戦闘機に挑んだプロジェクトXみたいなもんですからね。  付属しているシートベルトの彫刻の細かいこと!アフターパーツといえば、エッチングとかの金属製のものがポピュラーですが、同じプラ製で曲げることができるこちらのシリーズは大変使いやすいですね。厚さはさすがにエッチングパーツよりは厚くなっちゃいますけど、よいディテールです。なんて細かい。  ランナーを見ていくとひと昔前のキットということもあり、押し出しピンの跡がはっきりだったり、ちょっとバリがあったりしますけど、さほどの問題ではないでしょう。パーツの合いやディテールは今でも十分通用するといっていいのでは。   なにより、おっきめの秋水があるという現実の前には諸々の問題は気にならないものです。ほとんどおなじ形のメッサーシュミットMe163ならもっとでかいのあるじゃないかと言っても、解説書を読んだ今の僕はその違いに秘められたドラマを知っていますからね。秋水じゃないと駄目なんですよ。  バキバキ組み立てて行きましょう。とりあえず仮組で行けるとこまで完成。ロケット戦闘機独特のプロペラも給気も必要としない、すっきりとした形と、エンジンとタンクの大きさに伴うずんぐりむっくりした形。唯一無二の造形が楽しめます。  どの形で作るかは少し悩んでいましたが、解説を読んでしまうと、もうこの飛行機を空に飛ばしたくて仕方がないので、そちらの方で。鮮やかなオレンジを空に飛ばす日を思い浮かべて完成目指していきましょう。
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January 24, 2026 at 11:00 AM
「怖さ」を越えた先にある汚しの景色/ウェザリングの実験場でいろんな汚しを味わい尽くす! #戦車・軍用車両 #塗料 #nippper #プラモデル
「怖さ」を越えた先にある汚しの景色/ウェザリングの実験場でいろんな汚しを味わい尽くす!
 ピグメントを乗せて、筆で押しつぶしたときのあまりにも事態が早く進む感じは言葉にしてもし尽くせない驚きがあります。こんなにも劇的に!と思いながらピグメントの言葉の意味を調べると「顔料」ということなので、純然たる着色用マテリアルなだけはあるな……という気持ちになりました。  「怖いなぁ」と控えめになってしまう部分も、最初から全部汚し尽くしてやる、という気持ちでウェザリングに手をつけていれば「汚し足りない箇所」という全く違う視点で見ることができます。この一回を経験するのが本当に難しいなと思いますが、やってしまえば次から楽なのも事実です。それにボロボロにしてやろうと思って作ったプラモならどんどん汚していけます。 気になるものは全部使おうというわけでウェザリングリキッドを乗せて変化を見てみたり、ウェザリングペーストの泥をやたら塗りつけてみたり、二色使ってみたりとやりたい放題。ただし、ただめちゃくちゃにするというよりは「いつもより多く使ってみよう」とか「これとこれを混ぜるとどうなる?」といった実験をし続ける感じ。  汚れ具合の仕上がりをチェックすることだけに集中する機会も珍しく、錆びていき、泥がついていく中でも、良し悪しの判断がつくものです。作業が一段落した後に外に出て、駐車場に止まっている工事現場帰りのトラックを見てみると「いまいちだなと思った部分が、逆に実在している風合いだ」なんて驚くこともありました。  戦車についた汚れはウェザリングカラーのうすめ液と綿棒を使ってどんどん落としていけるのかと思いましたが、あまりに盛り過ぎるとそういうわけには行かず、筆でうすめ液を全体に塗りつけてから綿棒で拭き取った方が良かったです。あと、全体的に砂が被ったようになると、戦車の色自体が目立たなくなるので、鮮やかに仕上げておいた方がメリハリがついて良さそうです。  ボロボロに錆び、土まみれ泥まみれのチャーチルは妙な迫力があります。様々な素材を使うことでプラスチックの塊からどんどん離れて行く、道具によるプラモデル表現の進歩の要素を強く抽出した仕上がりとでもいいましょうか。汚しまくりの経験は次のプラモにもっと生かされることでしょう。
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January 23, 2026 at 1:00 PM
【#FridayVibes】キラキラの金曜日/ワイスピを楽しむためのプラモデル、集めました。 #特集 #nippper #プラモデル
【#FridayVibes】キラキラの金曜日/ワイスピを楽しむためのプラモデル、集めました。
 1月19日にテレビ東京系「午後のロードショー」で放送された『ワイルド・スピード SKY MISSION』。シリーズを追っている人からすると、もうタイトルを聞いただけで涙が出そうになる作品ですね。「これからワイスピ全部見ます!」という人もいるかもなので詳細は省きますが、本当にワイスピにしか不可能なウルトラCを決めた、シリーズ屈指の名作です。  そんなワイスピ、主人公であるドムを含む「ファミリー」のメンバーと並んで重要なのが、劇中に登場する数々のクルマたち。事実上の主役メカであるダッジ・チャージャーから、ブライアンの乗るJDM系カスタムカー、さらにはロケットランチャーを搭載したり金庫を振り回したりするスーパー改造車まで、ドムたちはありとあらゆるミッションをクルマとドラテク、そして度胸と腕っぷしとド根性で解決してきました。そして、それらのクルマは多くがプラモデル化されているのです。  というわけで、今回は『SKY MISSION』放送に合わせて、nippperに掲載されたワイスピ関連記事をピックアップしてみました。組んでから見ても、見てから組んでもどっちでもヨシ! コロナ片手に、プラモでファミリーの活躍を追体験しちゃいましょう! ●ダッジ・チャージャーのプラモは、やっぱりワイルドだった  そのものずばり「ドムのダッジ・チャージャー」と書かれているプラモを開けてみたという記事。ところが部品は真っ白な上、排気管もついてないという設計が見る者の度肝を抜きます。ワイルドすぎる。これどうすんだろうという感じですが、危ない組み立て工程を乗り越えてちゃんと完成してます。 ●アオシマの蓄積したパワーで、ブライアンのR34が出現!  ドムと並ぶシリーズの顔が、ポール・ウォーカー演じるブライアン。そのブライアンがシリーズ第二作『ワイルド・スピードX2』で乗っていたのがGT-RのR34です。ファンの脳裏に「ブライアンのクルマ」として焼き付いているこの一台を、アオシマがキット化。そこに込められた意味については、このレビューでおさらいしておきましょう。 ●クローラー付きの車が暴れるのも、ワイスピなのだ  スポーツカー・マッスルカーが道路で暴れるだけじゃないのもワイスピ。タフな装甲車が走り回り、クルマが宇宙へ飛び出すヤンチャで適当なワイスピ世界では、クローラーを履いたダッジ・ラムがドウェイン・ジョンソン演じるルーク・ホブスを乗せて氷の上を疾走します。タミヤの四輪クローラー工作セットにその姿を見たモデラーの挑戦は、この記事にまとまっています。 ●チンピラスパイ映画の源流、『トリプルX』もヨロシク  ワイスピの主人公ドムを演じるヴィン・ディーゼルのもうひとつの当たり役が、『トリプルX』のウルトラ軽薄チンピラスパイ、ザンダー・ケイジです。というわけで、我らがザンダーの愛車である67年式ポンティアックGTOのキットを紹介しているのがこちらの記事。年々ファミリーの長として重みを増しているドムと比べると、ザンダーを演じている時のヴィンはとにかくチャラくてこっちも最高。チンピラスパイのボンドカーことポンティアックGTOともども、『トリプルX』もよろしくお願いします!  というわけで、ワイスピ関連記事をざっとまとめてみた次第。とにかく派手で有名なクルマばっかり出てくるシリーズなので、海外産・国産を問わずプラモデルは豊作です。画面狭しと暴れ回るクルマたちを見れば、どれかひとつはプラモデルが欲しくなるはず。ファストにバシッと作ってみるのがおすすめです。では、今回はここらでSee you again!
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January 23, 2026 at 11:01 AM
花金だ!仕事帰りに買うプラモ。ストレスフリーでどでかい飛行機が完成する「タミヤ 1/48 イギリス空軍 ブリストル ボーファイター Mk.V」 #キットレビュー #軍用機・旅客機 #花金プラモ #nippper #プラモデル
花金だ!仕事帰りに買うプラモ。ストレスフリーでどでかい飛行機が完成する「タミヤ 1/48 イギリス空軍 ブリストル ボーファイター Mk.V」
 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は「タミヤ 1/48 イギリス空軍 ブリストル ボーファイター Mk.VI」をお届けします。このプラモは、パッケージサイズからは想像できないほど、ビックでかっこいい飛行機模型が出来上がります。その存在感で、週末の気分が爆上がりすること間違いなしです。  1/48スケールの第二次世界大戦で活躍した戦闘機プラモとしてもまぁまぁのボリュームとなるコルセア(写真奥の青い飛行機)と比較しても、このサイズ。コルセアが可愛く見えてしまいます。そう、こんなボリュームある飛行機が、そのまま組めばおよそ2時間であなたの机上にやってきます。最高でしょう〜〜。  イギリスが第二次世界大戦時に開発したこのボーファイターという飛行機。大戦中にレーダー開発で先行していたイギリスの技術によって生まれた「航空機搭載用レーダーAI」を初めて装備し、重武装も可能なことから、夜間戦闘や対艦攻撃に大活躍。ヨーロッパからアフリカ、太平洋と第二次世界大戦の各地で戦果を上げています。そんなこともあり、タミヤ以外からもさまざまなバリエーションが発売されていて、とっても模型に恵まれた飛行機と言えます。  タミヤのキットは「でっかいパーツでどんどん組み立てを楽しんでもらうぞ!」って勢いを感じるキット構成。だから、気がつくとあっという間に飛行機の形になっています。  翼の王国とも言えるランナー。主翼上面や下面がシンプルな分割で表現されています。特徴的なVの字に広がる尾翼の接続軸も大きくとられていて、正確な位置で接着しやすくなっています。  ボーファイターはエンジンが2つある「双発機」。そのためエンジンや足回りなどのパーツをまとめたランナー(パーツが繋がっている枠)が2セット入ります。アニキも2人入っていて、操縦席と後部座席に搭乗させられます。槍のようなパーツは、ロケット。ランチャーと一緒に成形されているので、組み立ても簡単です。個別にフィンだけ取り付けます。武装の組み立てがスピーディーにいくのも嬉しいキットなのです。  キットは攻撃機タイプと戦闘機タイプの2種を選択可能。それに合わせたクリアーパーツを選択して取り付けます。翼端灯のクリアーパーツも付属。  双発エンジンの迫力を味わいながら、大きな翼を貼り合わせる。最高に気持ちの良い瞬間です。しかもパーツの合わせはバチピタ。パーツ同士を合わせたら、流し込み接着剤を流すだけで、大ボリュームの翼が完成です。  コクピット内部も大きなフロアパーツに、隔壁などを貼っていくだけで完成。あまりにシンプルなので、先に塗ってもストレスなく作れました。このように背中を任せ合うブリティッシュアニキな構図を楽しめるのもいいですね(なにが?)。  でもですね。ほぼ見えなくなるんですよ……。サクッと作りたい人は、操縦席と操縦席から伸びている配管、後部座席だけ塗るので十分です。飛行機模型あるあるですね〜〜。  水平尾翼は差し込むだけでVの字になります。垂直尾翼も上からレール状に開いた取り付け部にスライドさせるように取り付けます。正しい位置が簡単に決まるので、ストレスフリーで組み立てが完了しますよ。  完成!! イギリスを代表する双発機である「モスキート」にも劣らないかっこよさ! スピットファイアとかに比べると知名度は無いですが、第二次世界大戦ではイギリスの勝利に貢献したことは間違いありません。夜間戦闘、対艦、対地攻撃とさまざまなシーンで大活躍したこの飛行機を、ぜひタミヤの1/48スケールで味わって欲しいです。迫力ある飛行機は大きめのサイズで楽しむ! 間違いなく楽しい週末があなたをお待ちしております。それでは!
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January 23, 2026 at 3:00 AM
【工具レビュー】丸いスジ彫りの救世主。ゴッドハンド「コンパスモールド」が、円形モールドの悩みを解決する #工具 #nippper #プラモデル
【工具レビュー】丸いスジ彫りの救世主。ゴッドハンド「コンパスモールド」が、円形モールドの悩みを解決する
 人によって頻度は違いますが、プラモデルを作っているとたまに訪れますよね。 「本当はここに入れたい、でも失敗が怖くて……」とつい躊躇してしまう、あの「円形のスジ彫り」を刻まなければいけない瞬間が。テンプレートを当てたり、針でなぞったりと色々な方法がありますが、ゴッドハンドから新たな、そして極めてスマートな選択肢を提案してくれる工具が誕生しました。 それが、「コンパスモールド 5本セット(GH-CM-20-40)」です。 コンパスモールド 5本セット 直販限定 GH-CM-20-40 ゴッドハンド 円形スジ彫り  このセットは、外径が約2.0mmから4.0mmまで、0.5mm刻みで5種類の円が彫れるようになっています。   使い方はいたってシンプル。ピンバイスに取り付けて、センターガイドのピンを円の中心に差し、ゆっくりと回すだけです。   最初は少しコツがいるので、不要なパーツなどで練習してみると感覚が掴みやすいですね。 センターガイドのピン穴は、作業後にシアノンやパテで埋めてしまえば問題ありませんが、実はこの「穴」をあえて活かす面白い方法もあります。  それが、同じくゴッドハンドから発売されている「スピンモールド」とのコンビネーションです。 スピンモールドも中央にガイドピンがある工具ですが、これを使えば底面が平たい円形モールドを彫ることができます。  コンパスモールドで開いた中心穴をそのままガイドにすれば、中心が一段落ちた「二重の円形モールド」が誰でも正確に作れてしまうのです。   4mmのコンパスモールドが作った中心穴をガイドに、2.5mmのスピンモールドを重ねてみました。また、底面が綺麗に平らになることを利用して、「丸モールド」などの別パーツを埋め込む工作も捗ります。  頻繁に使うことはなくても、「あったら絶対に便利」という工具は世の中にいくつも存在します。このコンパスモールドも、来るべき「その日」にあなたを助け、工作の精度を一段引き上げてくれる、心強い相棒になってくれるはず。丸いモールドかっこよく仕上げたい! アクセントあるディテールを配置したいという時に大活躍間違いなしなのです! コンパスモールド 5本セット 直販限定 GH-CM-20-40 ゴッドハンド 円形スジ彫り
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January 22, 2026 at 1:00 PM
【レビュー】成型色とシールのコンボで大満足/アオシマの楽プラ フォルクスワーゲン ビートル #キットレビュー #自動車 #nippper #プラモデル
【レビュー】成型色とシールのコンボで大満足/アオシマの楽プラ フォルクスワーゲン ビートル
 楽プラのビートルが非常に満足度の高いプラモデルでした。第一にプラスチックの色が素晴らしく、第二にシールをピシッと貼るのがとても気持ち良い。アオシマがXにこのキットの画像を投稿した時に、「成型色がめちゃくちゃいい色だ!」と、友人にURLとともにメッセージを送った記憶があります。車全般に対して詳しくなくても、この丸っこくて可愛らしいボディの車のことは知っていたし、どのカラーバリエーションもとても良い色味に感じられたので入手しました。  箱を開けるとゴロンとボディパーツが出てきます。これはホライゾンブルーという色ですが、絶妙な落ち着いた水色がお洒落で、静かに気分を上げてくれます。  組んでいて驚いたのが車体底面のこのパーツ。車のお尻の部分に棒のような謎の突起があります。「なんだこれ?」と思いつつボディと合わせてみると、一番長い棒部分がボディから突き出たマフラーであることに気づきます。一見役割がわからない造形が、組み立て終盤でマフラーとしてニュッと出てくるのが面白い。  さて、ビートル特有のメッキモールは細長いホイルシールで再現されていますが、これを貼っていくのがとても楽しい。楽プラシリーズは手軽な分、「何かを少し加えたいな」と思う場面が多々あります。たとえばボディだけを缶スプレーで好きな色に塗装することで、オリジナリティあふれる作品にするとともに、「プラモを作ったぞ」という達成感を味わうことができます。しかしこのビートルに関しては、そのようなことをしなくても(もちろんしてもいいのですが)大変な満足感を得ることができます。  ボディの彫刻とシールを合わせて、慎重に端から貼っていきます。決して簡単な作業ではありませんが、ピンセットを使って慎重にゆっくり作業すれば誰でもピシッと貼れるはず。おしゃれカラーのボディにメッキ調のシルバーのラインがピシッと入りテンションがめちゃくちゃ上がります。「シールは手軽だが達成感に欠ける」なんてことはなく、全て貼り終えるとちゃんと満足している自分に気づきます。  短時間でどんどん組めるというわけではありません。ピンセットと細長い華奢なシールでビートル特有のメッキモールを再現していく、というそれなりに繊細で時間をかける必要のある(だが激ムズではない)作業を通じてゆっくりと着実に、あなたの机上で、あの可愛らしい車ができてゆきます。きっと完成したころには大満足なはず。ぜひ皆さんも作ってください。
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January 22, 2026 at 11:00 AM
パーツひとつで世界が変わる──妄想を後押しする「お宝パーツ」と出会った日。 #キットレビュー #ロボット・アニメメカ #nippper #プラモデル
パーツひとつで世界が変わる──妄想を後押しする「お宝パーツ」と出会った日。
 こんな派生機もあるかもしれない……そうした妄想力を爆発させてくれる「お宝のようなパーツ」というものが模型の世界には各ジャンルに存在します。僕が大好きな『マシーネンクリーガー』シリーズにも取り付けるだけで模型遊びの幅が広がるパーツがあるのです。  それがマシーネンクリーガーの代表的な意匠のひとつである「傭兵軍のシーカー」。横山宏氏によるアーティストモデルでは、「ハセガワ1/48 500MD ディフェンダーの射撃照準器のパーツ」が流用されたことが知られています。実在する戦闘ヘリの機首に増設された特徴的な形状をダイレクトに流用するアプローチは、SFメカニックデザインの「外付け機器」ディテールによるリアリティ演出の先駆けとして、多くのSFファンを魅了しました。  近年のマックスファクトリーの本格参入によってますます広がる35マシーネン。プラスチックモデルとしては、ハセガワのナッツロッカー、ルナダイバーといった大型機体からスタートし、海洋堂からも人気機体のリリースが続いています。そして、同スケールでの機体の選択肢が増えたことにより、自分の思い描く機体バリエーションを作るというSF3D時代から続く楽しみ方を、手頃なサイズの中で実現することが可能となったのです。 ▲こちらはソビエトの戦車BT-7をドイツ軍が鹵獲した仕様  ここで、任意の機体に外付けすることで説明不要の説得力を付与できる「傭兵軍シーカー」があると、妄想が一層捗ります。例えば、シュトラール軍の機体にこのシーカーを付ければ、傭兵軍鹵獲仕様が作れたりするのでは? というわけです。ソ連軍のT-34戦車を鹵獲したドイツ軍が、これに自軍戦車のキューポラや雑具箱を増設した史実の例に見られるように、特徴的な記号を加えることで形状の変化だけでなく、物語も立ち上がってきます。こうした作り出すことへの余白、想像の余地が広いのもMa.K.の魅力のひとつです。  1/20スケール想定でアーティストモデルが制作され、そこに1/48スケールのディフェンダーからパーツが流用されたという経緯から、1/35スケールに合う程良いサイズで同形のシーカーを既存のスケールモデルから探し出すのはたいへんです(ご存じの方、ぜひ情報お待ちしています!)。35マシーネンでまず思い浮かぶのは海洋堂ARTPLAのグラジエーター。傭兵軍の4足歩行型重装甲戦闘スーツとして人気の本機には、ラインナップされている各型にシーカーが付いています。ですが、機体デザインとして特にグラジエーターのシーカーは外し難いところなので、ここから流用するのは少し考えどころかもしれません。  そんな時に登場するのが、35マシーネン大型モデルの雄。ハセガワの「ルナダイバー スティングレイ」です。スティングレイに傭兵軍シーカーなんて付いていたっけ? そう思われた方、そうです。本体には傭兵軍シーカーは付いていません。しかし、このキットには名脇役達が入っています。横山氏によるボックスアートにも描かれている宇宙用の装甲戦闘スーツ「ファイアボールSG」と、その偵察・電子戦型の「SGプラウラー」です。キットには、1/35でもスティングレイの巨大さがより実感できるように、同スケールの2機も付属しています。傭兵軍スーツの偵察型といったらそうです。シーカーです。  パーツ構成としては、SGの機体にシーカーを外付けしてプラウラーにする仕様なので、シーカーが独立したパーツとして同梱されています。基部が一体成形なのも嬉しいところ。基部とヘッドの2パーツですぐに傭兵軍シーカーができあがります。今回はこれを流用してみました。  ベースにしたのは海洋堂ARTPLAのカングール。量感に溢れたフォルムが魅力的なシュトラール軍の重装甲戦闘スーツです。ガレージキットを除けば、キット化はこれが初めての本機。さらに海洋堂ARTPLAマシーネンの定番スタイルである2機セットなので、ストレートに1機を作ったら2機目はアレンジしてみよう!そんなアプローチにも気軽に挑戦することができます。傭兵軍テイストでキャノピーを装甲化する小改造をして、傭兵軍シーカーを取り付けてみました。  シーカーと共に傭兵軍のカラーリング、認識帯、マーキングを施すとさらに親和性が高まります。程よいサイズ感で工作も塗装もどんどん進められるのも35マシーネンの魅力です。  二次創作的な視点からも世界観が拡がり続けるMa.K.シリーズ。もちろん、現在は3Dモデリング/プリントでパーツを製作するという選択肢も一般化してきています。しかし、メーカーを横断してパーツを組み合わせるという、まさにMa.K.がアーティストモデルで牽引し、プロダクトで築き上げてきたミキシング的な模型の遊び方には、また異なった面白さと製作中も含めた楽しみがあると思います。35マシーネンで次はアレンジやマイバリエーションに挑戦してみようという方は、是非「傭兵軍シーカー」を使って楽しんでください!
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January 21, 2026 at 1:00 PM
【レビュー】クリアな翼竜のプラモデルがつなぐ、作り手のバトン/タミヤ 1:35 プテラノドン #キットレビュー #恐竜 #nippper #プラモデル
【レビュー】クリアな翼竜のプラモデルがつなぐ、作り手のバトン/タミヤ 1:35 プテラノドン
 プラモデルという趣味の面白いところのひとつに、メーカーから提供されるものがパーツと完成までの道のりであり、ユーザーの手で完成するというところにあります。つまり、メーカーからのバトンを受け取って、ユーザーがゴールするわけです。そのバトンには、考えられたパーツの分割や組み立て方等の要素が詰まっていて、その中でもパーツをどんな色で作るか(成形色)はとても大切な要素の一つです。なにしろパッと見た瞬間の印象を、分割よりも早く決めてしまう要素ですからね。  今回組み立てたのは「1/35恐竜シリーズ」の翼竜プテラノドン。パッケージを開けると二つ折りの説明書とランナー2枚が入っています。両翼を広げた身体のパーツがドンと入っているので思わずニヤリとしてしまいますね。頭部も分割なしのワンパーツ。さらにさらに台座を兼ねた岩山と海。これも一つのパーツとして完成しているので、組立はほんの数ステップ。本当に「もう出来てる」です。ササッと組めば10分程度で完成するでしょう。  しかし、ここからが本題。このプテラノドンは全身が淡いブラウンのクリアパーツで成形されています。これには思わず唸りました。ぼくの中でクリアパーツといえば、飛行機のキャノピー(窓)などワンポイントで使われるイメージだったからです。  思うに、このキットをクリアパーツで作ったのは、プテラノドンの翼が薄い皮膜であることを表現するため。翼が薄く、光の透けるようなものだったことを表すためでしょう。クリアにしたことで、翼に走る血管のディティールが見えにくくなっていますが、それより生物としてのワンダーを表現することを優先したのだと考えました。そんな表現を成立させるために、タミヤはクリア成形に行き着いたはず。となればキットを組み立てるユーザーの私も考えます。この受け取ったバトンを最大限に活かして完成させたい!  その決意を胸に、塗装を開始。恐竜は自由に塗装できるモチーフなので、自分を信じて思うままに塗るのが吉です。翼の透け感がなくならないように注意しつつ、塗料がのるギリギリに薄めて重ねていきます。均一には塗れていないので筆ムラが生まれましたが、光にかざすとうっすらと透けて、結果的には良い着地を迎えました。  このプテラノドン、組み立て自体は軽めですが、特徴的な成形色のおかげでメーカーの想いについて考えることが出来ました。皆様も是非お手に取って、熱意のこもったバトンをどう活かすか、考えてみてはいかがでしょうか。
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January 21, 2026 at 11:00 AM
【塗料レビュー】混ぜない、迷わない。3本揃えるだけで完成する「水性ホビーカラーのジャーマングレー」 #筆塗り #水性塗料 #塗料 #nippper #プラモデル
【塗料レビュー】混ぜない、迷わない。3本揃えるだけで完成する「水性ホビーカラーのジャーマングレー」
「3本揃えるだけ」で混食せずに、グラデーション塗装を楽しめるジャーマングレーが水性ホビーカラーにラインナップされています。そもそも同名の色で「3色」ラインナップされているのがすごい! 黒に近いグレーからだんだん青みのある明るいグレーへと変わっていくのが特徴です。この3本を揃えると水性ホビーカラーでのジャーマングレー塗装が本当に楽しくなるので、オススメです。  奥がGSIクレオスのラッカー塗料でラインナップされている「カラーモジュレーションセット ジャーマングレー」で筆塗りしたI号戦車。手前のII号戦車は、水性ホビーカラーのジャーマングレー3色で塗ったもの。定番のラッカー塗料だけでなく、水性ホビーカラーでもドイツ軍のかっこいい色の代表であるジャーマングレーを楽しめるのです。タミヤの38(t)に実際に塗ってみたので、その様子をご覧ください。  マホガニーサーフェイサーを筆塗りした上からスタート。まずは最も暗い色「513 ジャーマングレー」から塗っていきましょう。この塗料はつや消し塗料。つや消し塗料は筆塗りでも定着しやすいのが特徴なので、初めてでもコントロールしやすいです。  隠蔽力もしっかりとあるので、2回ほど塗っただけで、ほぼジャーマングレーの戦車に早変わり。黒に近いグレーとしても素晴らしい色。この黒さをメインにした仕上げもかっこいいでしょう。今回は3色使っていくので、下地が透け気味の状態に止めて、次の色を重ねていきます。  「514 ジャーマングレー」を塗装。この3色の真ん中にあたるこの色が、水性ホビーカラージャーマングレーにおけるメインカラー。この青みあるグレーがカッコ良く活きる下地としての効果が発揮できるのが「513 ジャーマングレー」で、ハイライト効果などを狙ったグラデーションを施せるのが「515 ジャーマングレー(退色)」なのです。  最後に「515 ジャーマングレー」を各装甲の中央や角に塗った状態がこちら。一切混色することなく、グラデーションを楽しむことができました。揃えるだけで、かっこいいジャーマングレーの扉が開く魔法の塗料とも言えますね。  こちらは全て水性ホビーカラーのジャーマングレー3色を使って塗装した戦車。エアブラシ塗装、筆塗りのどちらにも活用できて、さらに使う色の分量を変えれば、黒っぽいジャーマングレーから青っぽいジャーマングレーまで思いのまま。3本揃えることで最高のパフォーマンスを発揮するのです。ぜひ3本一緒に買って、塗装を楽しんでください。それでは〜。
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January 20, 2026 at 1:01 PM
【レビュー】VF25S スーパーメサイアの組み味が気持ちいい理由/アオシマ VFG スーパーメサイア #キットレビュー #ロボット・アニメメカ #マクロスモデラーズ #nippper #プラモデル
【レビュー】VF25S スーパーメサイアの組み味が気持ちいい理由/アオシマ VFG スーパーメサイア
 少女素体だけでもとんでもない満足感が得られるVFGスーパーメサイアのキットですが、やはりこちらも語らずにはいられません。もう一つの主役、VF-25S スーパーメサイアです。一応「ガールズプラモ」の枠だし、機体側のクオリティはそこそこなのでは?と思ったら大間違い。こちらも相当気合が入っていて、いい意味で裏切られます。  メサイアは少女素体との組み合わせが前提となるため、各所に複雑な機構が仕込まれています。その結果、細かいパーツ数は多め。説明書をよく読みながら、組み立てる必要があります。特に難所なのが足回り。その分完成したときの達成感は格別なのでぜひ味わってほしいポイント!  そしてここからがキモ。このメサイアは所々に渋い嵌め合いがみられます。組み付けの精度がギリギリのラインで攻められている、そんな印象を受けました。そのためあらゆる箇所が可動するにも関わらず、戦闘機たる端正なシルエットを損なわず、かつ保持力=遊びやすさが高い次元で両立されています。パーツ構成も含めてスバラシイ設計だなぁと感じました。スッ、ピタッで組み上がる少女素体とは対照的に、グッ、パチンと決まるメサイア。ひとつの箱で異なるベクトルの繊細な精度を味わえるなんてちょっと贅沢じゃありませんか!  加えて複雑なマーキングはシールを使う事により再現。あまりプラモに慣れてないユーザーでも高クオリティのプラモを手にすることができる間口の広さもこのキットの魅力といえます。もっと上を目指したいぜという熟練者のために水転写デカールが別売りされています。目指す完成度の選択肢をメーカーが用意してくれているのも面白いですね。  マクロスのガールズプラモを展開するにあたって、定番とも言える人気機体(モチーフ元が存在するもの)の擬人化という手法ではなく、素体+機体という構成を採った点がまず秀逸だと思います。このアプローチによって、VFGの世界観の中に、マクロスシリーズ最大の醍醐味である三段変形が独自の魅力を持って繰り広げられています。そして、その変形を根幹から支えているのが、パーツ同士の高い精度(=ハメ合わせの渋み)。ここがしっかりしているからこそ、複雑な変形機構もしっかり成立しているのだと感じます。ガールズプラモファン、マクロスファンのみならずぜひ多くの人に実際に手に取って体感してほしいキットなのです。
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January 20, 2026 at 11:00 AM
【レビュー】ファインモールドの傑作キットF-104J栄光が100倍カッコ良くなる「3種の神器」を揃えよう! #キットレビュー #工具 #軍用機・旅客機 #nippper #プラモデル
【レビュー】ファインモールドの傑作キットF-104J栄光が100倍カッコ良くなる「3種の神器」を揃えよう!
 ゲットせよ……! ファインモールドのF-104J栄光が10倍楽しくなるアイテムたち。この記事のアイテムさえ揃えれば、ファインモールドの最新プラモデルであるF-104を思いっきり楽しめること間違いなし!  ファインモールド1/72ジェット戦闘機シリーズの新作、F-104J栄光。こちらファインモールドの組み立てや塗装に向かうマッハの姿勢に、自然と組み立て速度が上がる名キット。  そのF-104Jをより楽しむためのアイテムをご紹介。まずは「世界の傑作機 ロッキード F-104J/DJ "栄光”」です。名だたる栄光の航空機を、開発から運用まで、1冊に丁寧にパッケージした本書。すでにシリーズは200巻を超え、このF-104Jは通巻104号という洒落の利いたナンバーで発行されています。  やはりF-104Jで特筆すべきは、米軍F-15との2vs2での勝利の話。ロック岩崎本人の語るこの伝説的なエピソードはやはり欠かせません。そして、もうひとつ驚いたのが84ページに掲載された1枚の写真。ファインモールドのプラモデルよろしく、尾部を外して露天でエンジンを見せる姿です。あぁ、ファインモールドはこれがやりたかったんだ、というキットのもう一つの側面がバッチリわかります。まさにF-104Jが10倍楽しくなる本です。プラモデルは一緒に、こうした「世界の傑作機」などの書籍を買ってくるとより楽しめます。  さてもうひとつは、ピトー管。機首に細長い針のようなものが伸びている機体がよくあると思いますが、これは当たる空気で対気速度を測定する装置です。いにしえの零戦から現代のステルス機にまで必ず備えている装備なのです。しかしこの装備、プラモデルでは細長いので破損が本当によくあります。気がついたら折れていたとかはよくあることで、機首にあるものはその破損確率も多くなります。  ならば最初から全部金属のパーツを使えば良い……! というのがこのアイテム。いや真鍮線を尖らせればいいんじゃない? という意見を黙らせる、さすがファインモールドの精緻な仕上がりを御覧じろ。先端の細さ、静圧部のくびれ、そしてふたつのテーパー……。プラスチックだとどうしてもできるパーティングラインがないのも良いところですね。  金属パーツなので、ラッカー系塗料は定着しません。下地としてプライマー入りのサーフェイサーなどを軽く吹いておきましょう。タミヤの缶スプレーサーフェイサーは、メタルプライマー成分入りなので特におすすめです。  ところでサーフェイサーといえば、こってりした塗料が多く、キズ埋めや表面をツルッとさせて光沢面を作るのに役立つことから、メタリックなシルバーでF-104を仕上げる時にも使いたいところですが、ここまで繊細なモールドが多いと吹きすぎてディテールを損なわないようにするのが難しいです。  そこで便利なのがボーンペイントのアンダーブラック2です。ボーンペイントというメーカーはメッキ調塗料で一躍トップランナーになりましたが、その中でもまず私がオススメしたいのが、メッキ調塗料ではなくこの「アンダーブラック2」なのです。アンダーブラックという名前だけあって、金属色の下地にぴったり! サーフェイサーのようにモールドを埋めてしまう危険性も少なく、メタリック塗料の見事な下地になってくれます。  「アンダーブラック2」はビンの時点でエアブラシ用の濃度に希釈されていて、買ってきてすぐ使うことができます。希釈用のうすめ液は要らず、塗装後のエアブラシの洗浄も、ラッカー系のツールクリーナーでじゅうぶん可能です。このようにモールドを活かしたまま下地塗装が施せます。  そんな感じでバシッと黒を敷いて、メタリックの準備をしましょう。背面のヒレには合わせ目もありましたし、それをヤスッた跡もありましたが(600番からスタート、1000番、2000番とスポンジ系で処理しています)、かなり良い感じにツルッとしていますよね。  吹き付けたのは他社製のメタリックなので申し訳なさはありますが、仕上がりはじつにうれしい。ボーンペイントはメタリック全般も強いので、おいおい紹介していきますね!  尾部もアンダーブラック2のおかげでじつにキレイにまとまりました。これからボーンペイントを始める人も、F-104の表面をいい感じにしたい人もアンダーブラック2は持っていて損はないでしょう。  実機も模型も、よりよく仕上げるためのアイテムはたくさんあります。何ならF-104Jは実機に会いにいくことだってできます。ひとまず10倍楽しくなるこれらのアイテムを使って、みなさんもF-104J制作のアフターバーナーにしてくださいね。
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January 19, 2026 at 1:00 PM
【レビュー】プラモデルは見慣れたモチーフこそおもしろい!/フジミ模型 1:24 道路標識セット市街地用 #キットレビュー #情景 #nippper #プラモデル
【レビュー】プラモデルは見慣れたモチーフこそおもしろい!/フジミ模型 1:24 道路標識セット市街地用
 当たり前のように生活の中にあり、見ているようで見ていないモチーフこそプラモデルになった時におもしろい。フジミ模型の道路標識セットはまさにそれで、世界を「再発見」する装置と言ったら大袈裟だけれど、シンプルなカタチの切り貼りだけで標識やガードレールに見えてしまうのだな!という感動あり、標識の位置と組み合わせが自由すぎる故に、法規上?これで合っているのか……?という疑問があり、自分が何も知らないことを知るプラモデルだった。またそれが楽しかった。  道路標識は大ポール2本、小ポール1本の計3本でシール式。パーツよりシールの数が圧倒的に多く、目的を持って取捨選択しなければならない。説明書はシンプルで、パーツ接着方法の他には「※道路標識は、ご自由に組み合わせて作ってください。」の表記だけ。具体的なシチュエーションを想像するなり、街に出て標識を観察するなりして答えを自分で出す必要がある。  ドライブで街に出てみると、道路側に出っ張らないよう偏心してポールに標識を固定しているものが多いことに初めて気づく。あとこれは失敗なのだけれど、ポールの頭頂部が標識からはみ出ないよう、上いっぱいにつけるのが標準的な施工のようだ。また、ポールは溶融亜鉛メッキで塗装されているものが多かったので、この後シルバーでスプレーをビャッと吹き、ウェザリングカラーのマルチホワイトを塗りたくって白サビを表現した。  ガードレールは横にクルンと巻かれた鉄板&直線の鉄板を接着する部分があり、これが実際のガードレールと同じ接合部分だ。鉄板とポールの接着部分も、実際のボルトナット固定部分と同じ箇所になっている。これも作ってから街に出て確認したことだ。  メッキの美しいカーブミラーは大小を選択して組むようになっている。これも興味深いのはその裏側。カーブミラーがどのようにポールに固定され、裏側がどのような色で仕上げられているかなんて考えたことさえ無かった。街中にありふれた製品ひとつとっても、すべてが人の意思で決定されて製造・施工されているものなのだ、という意識が拡張されるような体験だった。  そして、やはり、そんな過程を経て、真っ白なプラモデルに色を塗り、ジオラマとして使うと最高に気持ちいい。自分で野菜を育てて作った料理が美味しかった時のようなひとときだ。
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January 19, 2026 at 11:00 AM
【レビュー】人生史上最高の「黄色いプラスチック」に驚く!/アオシマの1:32 DC2 インテグラ タイプR #キットレビュー #自動車 #nippper #プラモデル
【レビュー】人生史上最高の「黄色いプラスチック」に驚く!/アオシマの1:32 DC2 インテグラ タイプR
 アオシマの1/32スケール自動車模型シリーズであるところの楽プラ スナップキットは「1車種につき複数色が同時発売される」という特徴があります。同シリーズではNSXに次ぐホンダ車として発売されたインテグラ タイプRは一挙に5色が発売されましたが、そのボディカラーを片っ端からチェックしていていちばん驚いたのがサンライトイエローです。  プラモデルにおける黄色いパーツってどうしても透けが目立ったり白っぽくて軽い印象になりがちなのですが、インテグラのボディ色は「え、これ塗ってあるんじゃないの?」というくらいソリッド。透け感ゼロ、ツヤはバッチリ、少々赤みがあっていかにも重そうな雰囲気を出しています。あまりにも素晴らしい成形色なので普段からプラモデルを作っている友人に片っ端から見せて回ったのですが、口を揃えて「なんだこれ!」と驚嘆しておりました。ということでみなさんもこれを買って実際に目の当たりにすることをオススメする次第です。ヤバい。人生で生きてきたなかでいちばん美しい「黄色いプラスチック」ですわ。  アイボリーで塗装されたホイールの質感もまたすばらしい。センターに赤いホンダロゴのステッカーを張っている時間が愛おしくなります。クルマはボディのカタチと色に目が行きますが、その次に足回りですよ。アオシマは長い間大量のカーモデルを世に送り出してきているので「ここがキマってるとクルマはカッコよく見えるよね」というのがよーくわかっています。エラい!  シャーシを組んでキャビンを組んでボディに窓ガラスをハメてシールをペタペタ。この流れはいつもの楽プラ スナップキットシリーズでおなじみのものですが、フロントガラスのシールがちょっと難しいのとリアガラスとボディの間に少々ギャップがあるように思えます。しかしこの組み心地のスムーズさの前では些末なこと。とにかく黄色いボディが組んでいる間もずっと嬉しいのです。  ホイルシールとテトロンシールの組み合わせで各部の灯火類やエンブレム、ロゴもバッチリ決まります。タイヤはローダウンかノーマルかを選べますが、今回はおとなしくノーマルでフィニッシュ。  楽プラ スナップキットの魅力は安くて手軽にカーモデルが楽しめること。それだけでなく、とにかくボディカラーの色味とツヤにこだわっていることも私が大好きな要素です。どっしりと身の詰まった感じを鮮やかな黄色で感じられるなんて、こんな素敵なことがあるでしょうか。百聞は一見にしかず。いますぐ買って、その美しさに驚いてください。絶対に損はさせません(ちなみに、白もすごくいいよ……)。
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January 18, 2026 at 1:01 PM
【レビュー】「100年戦い続けるM2重機関銃」を最高の単品プラモで味わう/アスカモデル 1/35ブローニングM2重機関銃セットB #キットレビュー #戦車・軍用車両 #nippper #プラモデル
【レビュー】「100年戦い続けるM2重機関銃」を最高の単品プラモで味わう/アスカモデル 1/35ブローニングM2重機関銃セットB
 ブローニングM2重機関銃といえば、アメリカをはじめ西側諸国の装備としてお馴染みの重火器です。そして制式採用から100年以上を数えるクラシック中のクラシックな機関銃だったりします。いや100年て。生涯現役みたいな言葉が似合う、今でも活躍する機関銃です。  正確な名前は知らなくとも、「アメリカ軍の戦車の砲塔の上にちょろっと乗っかってる、なんか四角い機関銃」と言われればなんとなくお分かりいただけるのではないでしょうか。1/35のプラモデルになっちゃえば爪楊枝くらいの大きさです。  その名の通り、M2重機関銃を設計したのは天才重機設計家のジョン・M・ブローニング(1855〜1926)です。ブローニングは銃の弾薬自体から、拳銃、小銃、重機関銃に至るまで設計し、19世紀末から20世紀初頭にかけて大活躍した人物でした。その中には現在まで使われている名作も多く、20世紀の銃器開発史に巨大な影響を与えた人物と言えるでしょう。『ターミネーター2』でシュワちゃんがレバーをガッチャンガッチャンやって装填してた散弾銃も、ブローニングが設計したものだったりします。  その中でもM2重機関銃は、傑作中の傑作です。口径は0.5インチ、使用弾薬はもともと対戦車用として設計された巨大かつ強力な12.7×99㎜弾。部品を付け替えれば左右どちらからでも給弾でき、さらに車載用にしたり四連装にして対空機銃にしたり航空機に搭載したりと柔軟な運用が可能です。なんせ弾の威力がすごいので、戦車に車載火器として積もうが、飛行機の主翼の中に搭載兵装として積もうが、まず威力不足になることはありません。どこにでも搭載して柔軟に運用でき、さらに対人・対物を問わず強力な破壊力を持つ替えの効かない機関銃。それがM2ブローニングなのです。  1/35になっちゃうと大した大きさに見えないM2ですが、実物は全長165.4㎝、重量は38.1kg(銃本体のみ)とかなりボリュームのある巨大な銃であり、その分ディテールも多いです。そのあたりをきっちり再現しているのが、アスカモデルアクセサリー機関銃シリーズ「1/35 ブローニング M2重機関銃セット」なのです。今回見てみるのは、車載揺架つきのセットB。買ってきて組み立てれば、そのまま米軍の戦車などに取り付けられるキットです。  キットは袋入りで、中には2丁ぶんのパーツが入っています。大注目なのが機関部の前の方。銃身基部に穴の空いた銃身覆いがついているのがM2の特徴で、ここは本来ならば中身である重心とは別パーツになっています。キットではこの銃身覆いはスライド金型で成形されており、ランナーからは機関部ごと引っ張って外すことで、銃身と別体になった構造を再現。改めて機関部に銃身のパーツを差し込めば、銃身覆いと内部の銃身が層状になった立体的な構造となります。M2重機関銃は何度もプラモデルになってきた武器ですが、この構造を再現したキットはけっこう珍しい。みんなここを再現したくて、エッチングパーツに置き換えたりとか色々やってたところなんですよ、ここ。  巨大な12.7×99㎜弾も、ベルト型の弾帯となって付属。フィードカバーも開くので、給弾中を再現することも可能です。さらに銃身は抜いた状態のパーツもついているので、銃身交換中のシーンを再現することも可能。M2の動いてほしい部分は大体全部動くようになっているあたり、さすがM2のみの単品キットです。  組み上がってみれば見慣れたM2重機関銃ではあるのですが、ただやはり銃身覆い周りの立体感、「ちゃんと穴が抜けている!」という驚きは格別です。弾薬箱や機関部などの彫刻もシャープそのもので、古い戦車模型ならば機関銃をこれに置き換えるだけでビシッとするのではないでしょうか。車載用の揺架もついているので、組んだらそのまま戦車やジープなどに取り付けられるのも嬉しいですね。100年選手の大型機関銃を付け替えれば、砲塔の上がビシッと締まること請け合い。アメリカ軍・連合軍の車両を作る時のために、常備しておきたいプラモデルです。
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January 18, 2026 at 12:00 PM
【レビュー】「ナナハン」を体感するにはベストすぎるコラボプラモ!/アオシマ 1:12 バリバリ伝説 巨摩 郡 CB750F #バイク #キットレビュー #nippper #プラモデル
【レビュー】「ナナハン」を体感するにはベストすぎるコラボプラモ!/アオシマ 1:12 バリバリ伝説 巨摩 郡 CB750F
 しげの秀一の出世作となるバイク漫画「バリバリ伝説」(’83 - ’91)、その主人公が駆るHONDA CB750Fがアオシマから劇中仕様のプラモデルとして再販された。組む前に漫画を読み返してみたのだが、色んな意味で仰天した。「バイク」が社会問題になるほどの熱狂があり、故にステイタスにもなり、若者たちの憧れの象徴だった時代性。このCB750Fがそのシンボルであったことを改めて実感させてくれる作品であり、2025年のいま、アオシマがそれを見つめる機会を与えてくれた。  「ケンカが強くてオートバイがじょうずでー。足なんか長くてえー(中略)、400cc以上のバイクをもっている人でー」と、ヒロインが憧れの異性を求めて校内を徘徊する第一話。これが昭和末期の週刊少年漫画雑誌の連載初回か……。バイクの地位がスゴい。とにかく『バリバリ伝説』の1巻だけでもまず読んで欲しい。このバイク模型をメチャつくりたくなるから。巻頭見開きカラーページで主人公が手にするSHOEIのヘルメット、キットにちゃんと新規で起こされているので、はい、もう嬉しい。  ブレーキディスクの旋盤の切削ラインに「マジ、金属じゃん!」と高まれるメッキのランナー。箱を開けるとプラ成形色が巨摩郡(グン)のCB750Fカラーであるメタリックレッド、メカ部のブラックとメッキパーツ、ライト類のクリアーパーツ、そしてゴムホースと金属スプリングなどの各要素が目に入り、「塗らなくてもバッチリ格好良くなるやつー!」と速攻で確信できてニッコリである。  シートのパーツにも思わず唸った。合皮のシボの彫刻は実車と比べて過剰表現ではあるけれども「合皮でしょ?」という強い説得力にしっかり納得した。濃口ディテール、いいね!  キットの組み立ての話に進むが、メッキパーツが多用されているので「瞬間接着剤でなんとか組み上げるキット」ではある。接着面のメッキを剥がせば通常のプラモデル用接着剤で貼っていけるのだが、自分はそのメッキ剥がしが大変ニガテ。なので瞬間接着剤でドシドシ貼っていった。元が古いバイク模型なのでパーツ同士の接合部にスキマが生じがちなのだが、瞬間接着剤を多めに塗布して貼っておけばしっかり接着できる。その際、硬化時間は必要となるがしばらく放置すれば良いだけなので、メッキを削って剥がす作業を考えれば楽なものだ。  プラ成形色が彩り多くて無塗装でもナイス見栄えではあるけれども、ワンポイント塗装でかなり良くなるキットなのでオススメしたい。まずはウィンカーとテールのレンズだ。クリアーパーツを赤とオレンジのマッキーで塗るだけで、もう充分にリアル。もし、シルバーのホビーマーカーもあればリフレクター側をギンギンにすればさらにリアル!  水転写デカールも是非貼って欲しい。タンクとカウルのラインを貼るだけなら難しくない方だと思う。一方、グンのヘルメットのデカールはなかなかの難易度だった。自分にはグッスマのデカール軟着剤とデカール剛力軟化剤が必須だった。なんとか貼りきったのだが、前面のSHOEIロゴはどっかに飛んでいった。  水転写デカールを貼りきったら仕上げに是非、GSIクレオスの水性プレミアムトップコート[光沢]を吹いて欲しい。「しっかりバイクのタンクになったのだが!?」と、元がプラ成形色まんまとは思えないほどの仕上がりとなって完全勝利できる。これはメタリックレッドのプラスチックにクリヤーコートを施すと、キャンディー塗装と遠からずの状態になっているのでは?と推測している。  組み立てには強引さも必要なキットではあるが、部分塗装であっても大満足のCB750Fが建立するのは嬉しいばかりだ。漫画と合わせて「ナナハン」という言葉が一世風靡した時代を見つめるには良い機会となった。面白かったのでグンの他の愛機、続けてキット化して欲しいなー。
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January 18, 2026 at 11:00 AM
【塗料レビュー】色鉛筆を握ったら、もう楽しい。誰でもどこでも塗装に没頭できる「AKインタラクティブ ウェザリングペンシル」 #工具 #塗料 #nippper #プラモデル
【塗料レビュー】色鉛筆を握ったら、もう楽しい。誰でもどこでも塗装に没頭できる「AKインタラクティブ ウェザリングペンシル」
 大人から子供まで楽しく使える塗装ツール。それが「色鉛筆」。この色鉛筆がプラモデルでも大活躍します。特に今は、「模型の世界にあった色と定着力」にチューンされた、プラモ専用色鉛筆とも言えるもが発売されています。その代表格が「AKインタラクティブ ウェザリングペンシル」。nippperでも度々ご紹介しているツールでございます。この色鉛筆を使って、塗り絵をするように各面に色を加えたり、模型に汚し塗装を加えたりするのが本当に楽しい! 年末年始、リビングやコタツでコリコリ・カシカシと模型に色鉛筆を擦り付けるて楽しみましょう。  この色鉛筆で大好きな色が「コンクリートマークス」。僕はこの色を擦り付けて、褪色表現をしたり傷を描いたりしています。ライトグレーなのでさまざまな色に似合うのです。単品販売(198円)の他に、「ウェザリングペンシルセット スプラッシュダート&ステインズ用」にもセットされています。  使い方は超簡単。傷をつけたい場所にカリカリと擦り付けていくだけ。塗面は半光沢やツヤ消し状態にしておくと、より塗料が定着します。色鉛筆の先でつつくようにすると、より細かな傷を描けます。  非常に細かな傷を超お手軽に表現できました。本当に誰でもできるので、時間を忘れるほど没頭してしまいます。  またこのリベットのように、より立体感を演出するために明るい色を頂点に塗ってハイライト効果を出したい時にも便利。  リベットの上に色鉛筆の腹を滑らせていきます。カリカリという音と共に、リベットの頂点が明るくなり、どんどん立体感が出てきます。  何もしていない状態よりも、立体感が増しました。またリベットの頂点の塗装が剥がれている雰囲気も演出できます。たった1本の色鉛筆で、ここまでの表現ができるのです。この色鉛筆は水で溶けるので、はみ出したりしたら水を含ませた綿棒で拭き取れば簡単に修正できます。そんな取り回しの良さも、この色鉛筆の良いところでしょう。  色鉛筆を握るだけで、塗装の準備は完了。あとはあなたのイメージを模型に塗り込んでいくだけです。お手軽便利なツールが、「それなり」ではなく最高の結果をもたらしてくれる。今のホビーは本当に良い道具がたくさんあります。そんなツールに甘えて、どんどん自分の表現を広げて、さらにプラモを楽しんでいきましょう!
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January 17, 2026 at 1:00 PM
【レビュー】再発見される時を待っていたスーパーカーの思い出/楽プラ カウンタック LP400 #キットレビュー #自動車 #nippper #プラモデル
【レビュー】再発見される時を待っていたスーパーカーの思い出/楽プラ カウンタック LP400
 形を変えて再発見されるまで眠っている子供の頃の思い出を、プラモデルが達成感とともに掘り起こしてくれることがある。完成品を眺めるだけではなく、自分の手を動かし、最後まで作り切るという工程が加わることで、その記憶は現在の感覚へと変化する。大人になるといろいろと大切なことを忘れてしまうものだと思っていたが、どうやらそれらは消えてしまったのではなく、再発見されるきっかけを待っているだけらしい。  カウンタックを作ろうと思ったのは、突然むかしの記憶が掘り起こされたから。1970年代後半を過ごした子供たちは、猫も杓子もスーパーカーブームの洗礼を受けていて、特に赤いカウンタックを見るといまでもビビッドに反応してしまう。当時、ミニカー、プラモデル、ついには消しゴムにまで姿を変えて、その特異なフォルムは小学校の教室にまで浸透していた。  それを思い出したのは、仕事を終え、街路樹にイルミネーション灯る街なかを最寄り駅へ急いでいたときのこと。クルマに疎くても、普段聞き慣れないエンジン音が大排気量のスポーツカーのそれだということくらいわかる。シザーズドアが印象的なランボルギーニがそこにいた。 帰りの電車のなかでスマホを取り出し検索してみると、「クリスマスセール」の文字が躍る通販サイトにアオシマの楽プラカウンタックが6色揃って並んでいた。カウンタックといえば赤色のイメージだったが、LP400は152台しか生産されなかったにもかかわらず、ランボルギーニ社は顧客からのボディカラーの要望にかなり柔軟に対応していたらしい。わたしは少し悩んだ末に、オレンジ色を選択した。  楽プラは接着剤不要のスナップキットで、ボディは一体成型のシンプルな構造。しかしながら、パーツの合わせがないそのシンプルなボディが逆に、全身から匂い立つフォルムの流麗さを際立たせている。感心したのはそこだけではない。面白いのは塗装工程まで省力化しようというその試みだ。ウェザーストリップやエアインテーク、はてはウィンカーまでシールが用意されている。シールの枚数も35枚程度と多からず少なからず絶妙な塩梅で、集中力が途切れる前に確実にゴールまで手が届く枚数に整えられている。  子供の頃の記憶に導かれるまま買ってみた楽プラのカウンタックLP400。自分へのクリスマスプレゼントだったはずが、クリスマスイブを迎えるまでには組み上げてしまっていた。楽プラだから生まれるこの余裕。あとは眺めてよし、飾ってよし。プラモデルというのは完成品と違って自分の手を動かすという工程が加わるぶん、飾ったときの達成感が強い。そしてこの楽プラのカウンタックはその名のとおり、自分だけのスーパーカーを組み上げるという達成感が、じつに楽に手に入るのである。  完成までの道のりに余裕があったからだろうか。わたしは人生で初めてシザーズドアの開閉ができるようにする改造に挑戦してみた。今年のクリスマスに見つけたスーパーカーは、子供の頃の思い出に40年ぶりに新たな1ページを付け加えてくれたようだ。
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January 17, 2026 at 11:00 AM
汚す前提で戦車を作るという選択/タミヤ 1:35 チャーチルMk.VIIで目指す「ウェザリングの名人」 #戦車・軍用車両 #nippper #プラモデル
汚す前提で戦車を作るという選択/タミヤ 1:35 チャーチルMk.VIIで目指す「ウェザリングの名人」
 最初からボロボロにする前提で戦車を作ればよいのではないか。そう考えたのは、ウェザリングの要領をつかむこと自体が、思っている以上に難しいと感じていたからです。戦車はこれまでに何個も制作してきましたし、ウェザリングという汚しの工程も何度か経験しています。うまくいくこともあれば、そうでないこともありますが、振り返ってみると「強い汚し」ができず、結果として全体の強弱が穏やかにまとまってしまう傾向があるように思います。その理由を考えると、「汚い」と「汚れている」の定義が自分の中で曖昧なまま作業していることに行き着きます。突き詰めれば、本当に汚くなる寸前まで手を進めるのが怖いんだと思う。ダメになるんじゃないかと、手が止まってしまうというか。  こうした心理的なブレーキは調整が難しく、特に一度完成したものを出発点として、新たなバランスを探るウェザリングという作業では顕著に表れると感じてます。どこまでバランスを崩し、そこから再構築できるのかが重要だと分かっていながら、完成させてしまうと、その良さに引きずられて派手に汚すというのができない。 それならば、いっそ完成させないという選択肢はどうだろうかと思いました。戦車そのものを徹底的にボロボロな状態にすることをゴールに据えれば、迷いなく汚す方向に進めますし、汚くなる直前まで作業を追い込む必要も出てきます。  すぐに形になるだろうと見込んだのが、1/35 イギリス歩兵戦車 チャーチルMk.VIIでした。ベルト式の履帯は巻かず、なくても成立しそうな小物は取り付けない。廃棄寸前という状況を意識して作ると、結果としてパーツは余り、プラモデルとしては未完成になります。 しかし廃棄寸前とは、完成して使い込まれた後の姿でもある。この状態がとても興味深く感じられました。十分なパーツが揃っていないという意味では未完成も完成後に朽ち果てた姿も同じである。その二つの状況を同時に抱えているような感覚が不思議というか。  チャーチル自体はパーツ数も少なく、比較的テンポよく組み上がります。作業の早さに驚きつつ、「この番号同士を組み合わせる」といった指示がパーツに刻まれていることに気付いたりして楽しめました。一方で、よくできているキットだからこそ、ワイヤーなどを省略すると差し込み穴が意外と目立ち、それが気になったので結構小物を取り付けてしまいました。それでもこれから汚していく上で要素が増えるのは悪いことではないような気もします。 サーフェイサー(下地塗料)を吹き、そこから朽ち果てているように仕上げ、そこに「どんな風に使うんだ……」とワクワクしながら買ってきたグリーンスタッフワールドのピグメントを乗せると、ガツンと色が変わり「あ……」となりますが、これくらい派手に汚すのが今回の目的。ガンガンいこうと思います。
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January 16, 2026 at 1:00 PM
【#FridayVibes】キラキラの金曜日/プラモデルで馬と戯れよう! #特集 #nippper #プラモデル
【#FridayVibes】キラキラの金曜日/プラモデルで馬と戯れよう!
 2026年といえば、午年。馬といえば大昔から家畜として人間と共に暮らしてきた超重要動物ですね。その役割といえば、今でいう自動車兼農業用トラクター兼戦車兼飛行機兼……という感じで、プラモデルになっているような乗り物の仕事は、150年くらい前まで大体全部「馬」がパワーでどうにかしていたのでした。すげ〜。 それに加えて、なんといっても「人間が馬に乗った姿」というのはなんともいえないカッコ良さがあります。人馬一体となったその姿はデカくて強そうで偉そうで、まさに「プラモデルになったら嬉しい要素」の詰め合わせ。ミリタリー方面を中心に「馬(とその周辺のあれこれ)」が長年プラモデルのモチーフとなってきたのも納得です。 というわけで、今回はnippperの記事の中から「馬」に関連したものをピックアップ! 意外に幅広い「馬プラモ」のバリエーションを覗いてみちゃいましょう。 ●「馬といったら偉い人!」な、馬プラモの古典  今からおよそ50年前に発売されたクラシックな馬プラモが、この「1/35 ドイツ陸軍 将校 乗馬セット」。鎧や鞍のガチャガチャした雰囲気や、血管まで彫刻された馬の佇まい、そしてそれに乗った将校の姿はまさにザ・偉い人。スラッとした立ち姿には、「馬に乗った人」のカッコ良さが詰まっています。 ●馬革のウンチクから、タミヤ最新馬プラモへ  馬は家畜として働くだけではなく、その革も使い道がたくさん。この記事では「革のダイヤモンド」と呼ばれる希少な革がなぜそんなにレアなのか、タミヤの馬プラモを見つつ思いを馳せます。革靴作ったことないんですが、なんかやってみたらそれはそれで楽しそうだな……と思わされました。 ●美少女プラモとロボットが合体して馬になると、うれしい!!  鋼鉄ジーグとパーンサロイドの昔から存在する、「人型のモチーフとサポートメカがくっついてケンタウロスに!」というギミック。それを美少女プラモのフィールドで大真面目にやったのがボークスです。かわいい女の子がでっかい武器を振り回して、おまけに下半身が馬。要素山盛りのパンパン具合は、現在の美少女プラモのフリーダムさを象徴しております。 ●そして馬は年始からいきなりお盆へGO……  正月気分から季節は夏、お盆へ……。お盆の馬といえば精霊馬。野菜に割り箸突き刺して作るアレですが、あの精霊馬もプラモになっております。ジョークみたいなプラモかと思いきや、ナスのフォルムやキュウリのテクスチャーはガチ。2026年のお盆はプラモの精霊馬でご先祖様を接待だ!  こうしてみると、「馬」のプラモというのもけっこう解釈次第。戦闘機や自動車に名付けられた「マスタング」だって語源は馬なんで、小指一本ぐらいはひっかかってるような気がします。なんせ午年でもありますし、お馬さんのプラモでゲンを担ぐのもなかなか乙だよねってことで、それではまた!!
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January 16, 2026 at 11:00 AM
花金だ!仕事帰りに買うプラモ。顔がいい奴しかおらん戦車模型「タミヤ アメリカ戦車 M4A3E8 シャーマン イージーエイト(朝鮮戦争)」 #タミヤMM #キットレビュー #戦車・軍用車両 #花金プラモ #nippper #プラモデル
花金だ!仕事帰りに買うプラモ。顔がいい奴しかおらん戦車模型「タミヤ アメリカ戦車 M4A3E8 シャーマン イージーエイト(朝鮮戦争)」
 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は、圧倒的存在感を放つ「顔のプラモデル」、タミヤ「アメリカ戦車 M4A3E8 シャーマン イージーエイト(朝鮮戦争)」(以下イージーエイト)をご紹介します! このプラモ、パッケージに描かれた顔だけじゃない、「真の顔」も最高なのです!! 早速行ってみましょう。  イージーエイトは、第二次世界大戦末期に登場したアメリカ戦車で、第二次世界大戦が終結したのちに勃発した朝鮮戦争でも運用されます。本キットはその時の姿をキット化したもので、パッケージイラストにも見られる、「悪魔」の顔と赤く塗られた前面装甲が特徴的です。そして、キットには戦車のほかにソビエトが開発した4輪駆動車「フィールドカー GAZ67B」もセットされます。戦車と車が一度に楽しめるプラモデルなのです。  悪魔の顔をデカールで再現可能。あまりにもインパクト大なので、他のパーツよりも存在感があり、プラスチックから主役の座を奪っている印象もあります。しかし……このキットにはもう一つ、最高の顔パーツがあるのです。組んだ人が体感できる真の顔が……。  それがこちら! 砲塔防楯に装備されている「キャンバスカバー」です。タミヤの布表現の極みを体感できる、最高のパーツと言えるでしょう。タミヤからはヨーロッパ戦線のイージーエイトが先に発売され、この朝鮮戦争仕様はバリエーションキットとして後発となりました。その後発キットの最大の見せ場とも言えるのが、このキャンバスカバーなのです。ヨーロッパ戦線のキットには入っていない、凄みあるパーツです。  つるんとした防楯周りに、立体的なシワが表現されたパーツを貼っていく快感。しかもパーツ同士がピタ〜っと合い、まさにひとつの布と化すのです。他の硬質な雰囲気のパーツとは一線を画す柔軟さが表現されており、今にも砲の動きに追従してカバーが動きそうな雰囲気を味合わせてくれます(キットは、カバーを貼ると防楯が固定されるので、砲の上下可動はしません)。  戦車の顔とも言える砲塔が、防楯に装着されたキャンバスカバーによって凛々しくなりました。まさに全方位イケメン。塗装やデカールを施せば迫力ある「悪魔の顔」は現れますが、こっちのキャンバスカバーは組むだけで、そのかっこよさを体現してくれます。まさに僕にとってはこちらが真の顔なのです。  そして精悍なアニキを乗せれば、砲塔周辺はイケメンパラダイス。顔がいい奴しかおらんのが、まさにこのタミヤ「アメリカ戦車 M4A3E8 シャーマン イージーエイト(朝鮮戦争)」のプラモデルなのです。戦車模型のかっこよさを満喫できる本キットで、ぜひ最高の週末を過ごしてくださいね!! それでは。
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January 16, 2026 at 3:01 AM