アジア女性資料センター AJWRC
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アジア女性資料センター(Asia-Japan Women's Resource Center)は、暴力のない公正で持続可能な社会をめざし、国境を越えてともに行動する女性たちのエンパワメントのために活動するフェミニスト団体です。/Instagram:@ajwrc/Twitter(現X):@AJWRC
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 🧑‍🏫ジェンダーを学ぶ連続セミナー開講します!🆕


アジア女性資料センター主催
「反ジェンダー運動とは何か──揺らぐ多様性の時代に考える 」
連続セミナー(全6回)開講のお知らせ

🗓️6月〜10月【毎月最終木曜日】
🕖19:00〜21:00
📍オンライン(第6回のみ対面)

▶つづく
本セミナーの広報のチラシです。シックな印象のデザインで、黒い画面に赤・青・緑色のモヤがかかったような背景です。文字はすっきりとした白色です。縦書きの大きな文字で「反ジェンダー運動とは何か──揺らぐ多様性の時代に考える」とタイトルが配置されています。その左側に横書きで、講座スケジュールが掲載されています。画面の下4分の1には開催方法や参加費など連続セミナーの詳細がまとめられています。文字情報の内容はホームページの本文に転載しています。
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🪁🌐NEW ONLINE EVENT🌐🪁

アジア女性資料センターは、APWLD (アジア太平洋女性・法・開発協会)の加盟団体として、アジア太平洋の軍事化問題に取り組んでいます。

このたび9月2〜5日、9〜14日にスリランカで開催された2つの関連地域会議に、メンバーが参加してきました。

大国による海洋資源開発・海の軍事化に対する抵抗や、長い内戦の時代から互いを支え合ってきたスリランカのフェミニスト団体の活動を中心に、帝国主義と軍事主義の深い関連を問うグローバルサウスのフェミニストたちの議論と取り組みを共有します。

さらに、日本での連帯キャンペーンについても話し合いたいと思います。
2025年10月16日(木)19:00〜21:00に開催されるオンラインイベント「アジア太平洋における軍事主義・帝国主義とフェミニスト抵抗〜APWLD地域会議報告会〜」の告知チラシ。中央には木に吊り下げられたれた色とりどりのプラカードと人々が写った写真があり、左下に「報告者:本山央子(アジア女性資料センター理事、APWLDプログラム組織委員会メンバー)」と記載。参加無料、Zoomで開催、情報保障はZoomの字幕機能(校正なし)。問い合わせ先はアジア女性資料センター(ajwrc@ajwrc.org)。チケットは右下のQRコードから(リンク先は、https://apwldhoukokukai2025.peatix.com/ )。
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報告者:本山央子 (アジア女性資料センター理事、APWLDプログラム組織委員会メンバー)

<開催概要>
日時:2025年10月16日(木) 19:00-21:00
場所:オンライン(Zoom)※アーカイブ配信はございません ※
参加費:無料 (カンパ制)
対象:センター会員・ボランティアほか、どなたでもご参加いただけます
申し込み: apwldhoukokukai2025.peatix.com ※定員に達し次第しめきります
情報保障:Zoomの字幕機能(校正なし)
問い合わせ:アジア女性資料センター([email protected]
アジア太平洋における軍事主義・帝国主義とフェミニスト抵抗 ~APWLD地域会議報告会〜
アジア女性資料センターは、APWLD(アジア太平洋女性・法・開発協会)の加盟団体として、アジア太平洋の軍事化問題に取り組んでいます。このたび9月2〜5日、9〜14日にスリランカで開...
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🪁🌐NEW ONLINE EVENT🌐🪁

アジア女性資料センターは、APWLD (アジア太平洋女性・法・開発協会)の加盟団体として、アジア太平洋の軍事化問題に取り組んでいます。

このたび9月2〜5日、9〜14日にスリランカで開催された2つの関連地域会議に、メンバーが参加してきました。

大国による海洋資源開発・海の軍事化に対する抵抗や、長い内戦の時代から互いを支え合ってきたスリランカのフェミニスト団体の活動を中心に、帝国主義と軍事主義の深い関連を問うグローバルサウスのフェミニストたちの議論と取り組みを共有します。

さらに、日本での連帯キャンペーンについても話し合いたいと思います。
2025年10月16日(木)19:00〜21:00に開催されるオンラインイベント「アジア太平洋における軍事主義・帝国主義とフェミニスト抵抗〜APWLD地域会議報告会〜」の告知チラシ。中央には木に吊り下げられたれた色とりどりのプラカードと人々が写った写真があり、左下に「報告者:本山央子(アジア女性資料センター理事、APWLDプログラム組織委員会メンバー)」と記載。参加無料、Zoomで開催、情報保障はZoomの字幕機能(校正なし)。問い合わせ先はアジア女性資料センター(ajwrc@ajwrc.org)。チケットは右下のQRコードから(リンク先は、https://apwldhoukokukai2025.peatix.com/ )。
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次回講座まで
あと❺日!

次回は、第4回「『「女に見えない」と言われた選手たち』から読み解くスポーツの性別二元制の政治〜今日への教訓〜」(講師:井谷聡子さん @s-itani.bsky.social

ご参加をお待ちしています🏃🏃

▼詳細・申し込みはこちら▼
ajwrcseminar2025-4.peatix.com/view
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NOISY ZINE&BOOK たくさん手に取ってくださりありがとうございました!!🪸

アジア女性資料センターは、宮越里子さんキュレーションのブースで機関紙の『女たちの21世紀』『f visisons』やグッズを置かせていただきました📚

オンラインストアは常時OPENしておりますので、気になる特集を探してみてください👀(100号以上あるのできっと見つかるはず)
ajwrc.stores.jp
会場入口の小道と看板。 アジア女性資料センターのコーナー。センターの小さい看板が刺さっている。 センターのコーナー。他のZINEや冊子もたくさん。
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来週です!
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  第④回講座まであと10日✨
次回の講座の内容は…?🏃


【第4回 9月27日(土) 19:00-21:00】
「『「女に見えない」と言われた選手たち』から読み解くスポーツの性別二元制の政治〜今日への教訓〜」
講師:#井谷聡子 さん(関西大学文学部教授/スポーツとジェンダー・セクシュアリティ研究) @s-itani.bsky.social
★アーカイブ録画付き

【詳細・申し込み】
ajwrcseminar2025-4.peatix.com

まだ間に合う!今からでも全回を受講いただける通しチケットも💁🎫
ajwrcseminar2025-12345.peatix.com
第4回講座の内容を紹介する画像の1枚目です。文字情報の日時や講座タイトルなどは、投稿本文に掲載しているものと同じです。最後に、ハッシュタグで3つのキーワードが示され、#スポーツとジェンダー、#ファシズム、#性別二元制の歴史、というキーワードが並んでいます。 2枚目です。文字情報は第4回講座の概要で、以下のように書かれています。

スポーツ界はその近代化の中で「生物学的性別」を定義、ルール化しようと試み、深刻な人権侵害を引き起こしてきた。この回では、今年邦訳が刊行されるマイケル・ウォーターズのThe Other Olympians: Fascism, Queerness, and the Making of Modern Sports が描く1930年代の性別確認検査をめぐる議論と今日の共通点について検討し、スポーツとファシズム、性別二元制について考える。

横には井谷聡子さんのプロフィール写真も貼られています。 前回講座(第3回、反トランスジェンダーとしての 『ジェンダー批判』、講師:高井ゆと里さん)の参加者の感想紹介する画像です。

感想1:反トランスの主張にも様々な立場があること、それでもやはりジェンダー概念の否定というところでは結託していると言えるという話はその通りだと思った。反トランスの議論の前にジェンダー概念の文脈の解説があり、より理解が深まった。

感想2:「ジェンダー」の語としての系譜、歴史的変遷について興味深く聴いた。現実を分析する(単なる)「ツール」であったはずの概念が、その現実に向かって人を拘束するための、支配の道具として機能してしまう。それが今日、「ジェンダー」という概念についても起きていることではないかと考えた。その概念を用いる人々が、現実をどのように経験しているのか、その差異にこそ関心を払うべきだとの言葉が、まさに肝要であると思った。高井さんが示してくれた知見は、フェミニズムをより開かれた、より人を自由にしていくために有益だと感じた。
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  第④回講座まであと10日✨
次回の講座の内容は…?🏃


【第4回 9月27日(土) 19:00-21:00】
「『「女に見えない」と言われた選手たち』から読み解くスポーツの性別二元制の政治〜今日への教訓〜」
講師:#井谷聡子 さん(関西大学文学部教授/スポーツとジェンダー・セクシュアリティ研究) @s-itani.bsky.social
★アーカイブ録画付き

【詳細・申し込み】
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まだ間に合う!今からでも全回を受講いただける通しチケットも💁🎫
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第4回講座の内容を紹介する画像の1枚目です。文字情報の日時や講座タイトルなどは、投稿本文に掲載しているものと同じです。最後に、ハッシュタグで3つのキーワードが示され、#スポーツとジェンダー、#ファシズム、#性別二元制の歴史、というキーワードが並んでいます。 2枚目です。文字情報は第4回講座の概要で、以下のように書かれています。

スポーツ界はその近代化の中で「生物学的性別」を定義、ルール化しようと試み、深刻な人権侵害を引き起こしてきた。この回では、今年邦訳が刊行されるマイケル・ウォーターズのThe Other Olympians: Fascism, Queerness, and the Making of Modern Sports が描く1930年代の性別確認検査をめぐる議論と今日の共通点について検討し、スポーツとファシズム、性別二元制について考える。

横には井谷聡子さんのプロフィール写真も貼られています。 前回講座(第3回、反トランスジェンダーとしての 『ジェンダー批判』、講師:高井ゆと里さん)の参加者の感想紹介する画像です。

感想1:反トランスの主張にも様々な立場があること、それでもやはりジェンダー概念の否定というところでは結託していると言えるという話はその通りだと思った。反トランスの議論の前にジェンダー概念の文脈の解説があり、より理解が深まった。

感想2:「ジェンダー」の語としての系譜、歴史的変遷について興味深く聴いた。現実を分析する(単なる)「ツール」であったはずの概念が、その現実に向かって人を拘束するための、支配の道具として機能してしまう。それが今日、「ジェンダー」という概念についても起きていることではないかと考えた。その概念を用いる人々が、現実をどのように経験しているのか、その差異にこそ関心を払うべきだとの言葉が、まさに肝要であると思った。高井さんが示してくれた知見は、フェミニズムをより開かれた、より人を自由にしていくために有益だと感じた。
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▶つづき

センターでは、計画案についてのアラートを今後も発信予定です。
本アラートもぜひ広めてください。
パブリックコメントを出しましょう!

🌳HPにも掲載中!( www.ajwrc.org/7861
健康=妊娠・出産?
基本計画の「健康」に関する記述は、全体的に、妊娠出産に関わるプレコンセプションケア*や、学童期・思春期などの若者に対しての妊娠・出産に関する知識の啓発や、妊娠・出産を前提としたライフデザイン(将来設計)に力点が置かれています。リプロダクティブ・ヘルス/ライツは文字面としては書かれていますが、実質的には「産ませる」ための政策になっているのではないでしょうか。
*プレコンセプションケア=「女性やカップルを対象に、将来の妊娠のための健康教育を促す取組」のこと。 労働と健康
国家・地方公務員の女性に対しても「月経、出産等、個人差は大きいもののライフステージごとに特有の健康課題が存在することに留意して理解を促進する」(23 ページ) と、ことさらに女性の妊娠・出産に関わる「健康」について知識啓発を行うとしています。

労働に関わる健康問題は、産むこととの関係においてのみ関心が向けられており、労働条件の劣化による健康への影響や、人びとの健康を担う医療・介護分野の労働者の多くが女性であり、その労働条件が劣悪であることも軽視されています。 生殖に向けたセクシュアリティの管理
生殖に向けて女性のセクシュアリティを管理していこうとする姿勢は、第6分野に挙げられている「売買春の根絶」(75ページ)にもうかがえます。性と生殖に関する自己決定の権利の保障を軽視したままでの規制強化は、むしろ人権悪化につながるでしょう。
その下に「引き続き「第6次男女共同参画基本計画」の問題点について発信しますのでぜひフォロー・ご拡散ください!」「パブコメは9月15日まで!」というテキストと、パブコメのQRコード(https://form.cao.go.jp/lets_jokatsu/opinion-0099.html )と、アジア女性資料センターのロゴがある。画像背景に雨雲がある。
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【第6次男女共同参画基本計画 パブコメを出そう!】

アラート2:健康分野
「性別二元制の強化、生殖に向けた女性の身体の管理」

💡#第6次男女共同参画基本計画 のパブリックコメント(意見募集)が、8/26(火)~9/15(月)まで内閣府で実施中です。
5年ごとに定められ、今後のジェンダー政策の方向を決める重要な計画案です。

🧩センターでは計画案についての内部勉強会を行い、計画案の問題点を話し合いました。

今回の投稿は、計画案のなかでも「健康」に関する内容に着目します。
(前回の投稿:アラート① なぜ「ウェルビーイング」?)
「第6次男女共同参画基本計画」「何が問題か?」をテーマにした投稿画像。画像の上部に「アジア女性資料センター」「2025.09.10」のテキストがある。その下、ライムグリーン色のテキストボックスに「アラート2:健康分野」「性別二元制の強化、生殖に向けた女性の身体の管理」と書かれている。画像の背景に雨雲や拡声器のイメージがある。 付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
性別二元論の強化
第6次計画は、人を生まれもった身体の特徴によって男・女どちらかの性別カテゴリーに永続的固定的にわりあてる、性別二元論をいっそう強化する恐れがあります。
たとえば? 性別二元論の強化
6ページの注31では、「人間には生まれついての生物学的性別(セックス/sex)がある。一方、社会通念や慣習の中には、社会によって作り上げられた『男性像』、『女性像』があり、このような男性、女性の別を『社会的・文化的に形成された性別』(ジェンダー/gender) という」とのべられています。
 
この説明は、身体的特徴による二元的な性別カテゴリーを強制し、ジェンダーをたんなる男らしさ・女らしさの問題に切り詰めており、性別二元的な社会の枠組みによって現に差別を受けているトランスジェンダーやノンバイナリーの人々への抑圧を強化しかねません。さらに、女性を生殖役割に押しこめ、女性の身体・セクシュアリティに対する管理を強化しかねません。 強調される「身体的性差」
第4分野「生涯を通じた男女の健康への支援」(43ページ)の冒頭にも、「男女が互いの身体的性差を十分に理解し合い、人権を尊重しつつ、相手に対する思いやりを持って生きて行くことは、男女共同参画社会の形成に当たっての大前提である」と書かれており、ここでも「身体的性差」が登場しています。
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🚨第6次男女共同参画基本計画 パブコメを出そう!📣

アラート1 なぜ「ウェルビーイング」?

#第6次男女共同参画基本計画 】のパブリックコメント(意見募集)が、8/26(火)~9/15(月)まで内閣府で実施中です。
5年ごとに定められ、今後のジェンダー政策の方向を決める重要な計画案です。

✍️センターでは計画案についての内部勉強会を行い、計画案の問題点を話し合いました。

📊今回の投稿は、計画案のなかでもとくに「ウェルビーイング」概念の扱いについて、警鐘を鳴らすものです。
「第6次男女共同参画基本計画」「何が問題か?」をテーマにした投稿画像。画像の上部に「アジア女性資料センター」「2025.09.05」のテキストがある。その下、紫のテキストボックスに「なぜ「ウェルビーイング」?」「アラート1」と書かれている。画像は雨雲、前傾に拡声器のイメージがある。 付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
「ell-beingとは?
基本方針ではなぜか「女性も男性も暮らしやすい多様な幸せ(Well-being)」という概念が基本理念として掲げられています。しかし、ウェルビーイングをそもそも「多様な幸せ」と理解することには、大きな問題があります。「福祉」とも訳されるウェルビーイングは多様な要素から成り、単に個人の主観ではなく、物質的な条件が大きく作用します。
画像の下に「参考:「なぜWell-beingを「幸せ」と訳すのでは足りないか?」とQRコードがある。(リンクはこちら:https://www.jil.go.jp/researcheye/bn/079_231129.html) 付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
差別の是正でなく「多様な幸せ」
政府がウェルビーイングを単なる個人の主観に基づく「多様な幸せ」かのように男女共同参画基本計画の基本理念に掲げることは、ウェルビーイングを損なっているジェンダーやその他の要因による差別や物質的不平等を見えなくさせるだけでなく、そうした差別や不平等をなくすという政府の責任から注意をそらしてしまうことになります。「多様な幸せ」とされるウェルビーイング概念を、ジェンダーにもとづく差別撤廃のためであるべき計画の基本理念の軸にしてよいのでしょうか。 付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
ウェルビーイングの登場
さらに、ウェルビーイング概念が、すでに政府や自治体の政策の中で使われていることに注意が必要です。たとえば菅政権下、下村博文政調会長時代に発足した自民党「日本Well-being計画推進特命委員会」(上野通子座長)ですが、参加した有識者は男性ばかりでした。この特命委が、さまざまな基本計画のメインテーマとして「ウェルビーイング」を位置付ける取り組みを行ってきました。
背景にグラフのような紫の線がある。
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🍀また、今回のパブコメは公表から締切までが20日あまりと、「原則30日以上」と定める法令に反して期間が大幅に短く、市民参加をないがしろにする点でも問題があります(※)。
※ ただし行政手続法に基づかない「任意の意見募集」として設定されているため法令上の問題は回避している形

センターでは、計画案についてのアラートを今後も発信予定です。
これを参考に、ぜひパブリックコメントを出しましょう!

★HPにも掲載中
ぜひ広めてください-`📢
www.ajwrc.org/7848
付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
「日本型」ウェルビーイングの危うさ
例えば2023年に閣議決定された「第4期教育振興基本計画」では、「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」が掲げられ、「我が国においては、ウェルビーイングの獲得的要素と協調的要素を調和的・一体的に育む日本発のウェルビーイングの実現を目指すことが求められる」としています。 個人の権利や自由より、集団のための協調的幸福を強調するものです。とりわけ女性にとっては「協調性」「利他性」を強調する「日本社会に根差したウェルビーイング」が家庭や地域、国への貢献の押し付けになる危険が高いのではないでしょうか。 付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
平等を置き去りにしたウェルビーイング
「経済財政運営と改革の基本方針2024」(骨太方針2024)には「Well-being指標」も登場し、デジタル庁は「地域幸福度(Well-Being)指標」の活用を進めています。また、「ウェルビーイング推進課」のもと「協調的要素」を強調した政策を進める富山県など、 地方自治体でも「日本社会に根差したウェルビーイング」や「ウェルビーイング指標」の導入が進行しています。こうした動きは、 行政が幸福を数値化・管理するのではという懸念を高めます。ジェンダー平等とは整合し得ないのではないでしょうか。 付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
男女共同参画基本計画は、ジェンダーに基づく差別や不平等を撤廃するという目的を再確認すべきです。「多様な幸せ」としてのウェルビーイングという曖昧な概念によって、差別と不平等をなくす国の責任を曖昧にすべきではありません。
その下に「引き続き「第6次男女共同参画基本計画」の問題点について発信しますのでぜひフォロー・ご拡散ください!」というテキストとアジア女性資料センターのロゴがある。背景に雨雲がある。
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🚨第6次男女共同参画基本計画 パブコメを出そう!📣

アラート1 なぜ「ウェルビーイング」?

#第6次男女共同参画基本計画 】のパブリックコメント(意見募集)が、8/26(火)~9/15(月)まで内閣府で実施中です。
5年ごとに定められ、今後のジェンダー政策の方向を決める重要な計画案です。

✍️センターでは計画案についての内部勉強会を行い、計画案の問題点を話し合いました。

📊今回の投稿は、計画案のなかでもとくに「ウェルビーイング」概念の扱いについて、警鐘を鳴らすものです。
「第6次男女共同参画基本計画」「何が問題か?」をテーマにした投稿画像。画像の上部に「アジア女性資料センター」「2025.09.05」のテキストがある。その下、紫のテキストボックスに「なぜ「ウェルビーイング」?」「アラート1」と書かれている。画像は雨雲、前傾に拡声器のイメージがある。 付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
「ell-beingとは?
基本方針ではなぜか「女性も男性も暮らしやすい多様な幸せ(Well-being)」という概念が基本理念として掲げられています。しかし、ウェルビーイングをそもそも「多様な幸せ」と理解することには、大きな問題があります。「福祉」とも訳されるウェルビーイングは多様な要素から成り、単に個人の主観ではなく、物質的な条件が大きく作用します。
画像の下に「参考:「なぜWell-beingを「幸せ」と訳すのでは足りないか?」とQRコードがある。(リンクはこちら:https://www.jil.go.jp/researcheye/bn/079_231129.html) 付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
差別の是正でなく「多様な幸せ」
政府がウェルビーイングを単なる個人の主観に基づく「多様な幸せ」かのように男女共同参画基本計画の基本理念に掲げることは、ウェルビーイングを損なっているジェンダーやその他の要因による差別や物質的不平等を見えなくさせるだけでなく、そうした差別や不平等をなくすという政府の責任から注意をそらしてしまうことになります。「多様な幸せ」とされるウェルビーイング概念を、ジェンダーにもとづく差別撤廃のためであるべき計画の基本理念の軸にしてよいのでしょうか。 付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
ウェルビーイングの登場
さらに、ウェルビーイング概念が、すでに政府や自治体の政策の中で使われていることに注意が必要です。たとえば菅政権下、下村博文政調会長時代に発足した自民党「日本Well-being計画推進特命委員会」(上野通子座長)ですが、参加した有識者は男性ばかりでした。この特命委が、さまざまな基本計画のメインテーマとして「ウェルビーイング」を位置付ける取り組みを行ってきました。
背景にグラフのような紫の線がある。
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明後日「反ジェンダー運動」講座の第3回目に登壇します。
ジェンダーとセックスを分けて考えるという発想が、どんな風に生まれて、どんな風にフェミニズムに活かされ、そしていまどんな風にトランスジェンダーへの攻撃に使われているのか、という話をします。あとは、日本における不思議な「性同一性障害」概念についても扱う予定。
ajwrcseminar2025-3.peatix.com
8/28(木)高井ゆと里さん「反トランスジェンダーとしての『ジェンダー批判』」【反ジェンダー運動とは何か──揺らぐ多様性の時代に考える 第3回】
8/8追記:講座通しチケットの販売を再開しました!今からでも、終了した回のアーカイブを含む講座全回(1~5回)をご受講いただけます。こちらからぜひご利用ください。 * 販売しめきり...
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【広めてください🌻】
トランスジェンダーの情報発信団体Tネットが9月に勉強会を開催します。
テーマは、法的な性別変更のための性同一性障害特例法。
Tネット共同代表で、03年の特例法制定時に活躍した野宮亜紀さんと、日本大学の憲法学者である春山習さんが登壇!
・9月5日(土)13時~16時
・秋葉原の会議室(詳細はリンク先)
・参加費 無料。誰でも参加可能
・オンライン配信あり(アーカイブあり)
最高裁違憲判決からまもなく2年。特例法の「これまで」と「これから」を、当事者と学術の視点を交えつつ初歩から学べる勉強会。
※私も司会として登壇します。
tnet202509.peatix.com/view
Tネット主催勉強会 「性同一性障害特例法 ~ いま何が問題なのか~」
トランスジェンダーの人々の法的性別変更に関わる「性同一性障害特例法」は、施行から20年以上が経過しました。この間、社会状況も変化し、国際的な人権基準との乖離も指摘され続けてきました...
tnet202509.peatix.com
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◆これまでの参加者の声

💬 今まで系統だって学んだことがなく、受けて良いのか迷ったが、期待以上に明快で示唆に富み、大変ためになった。(第1回)

💬 なぜこのような言説が世界的に主流化し、さらには日本まで侵食され始めたのか、ずっと理由がわからずモヤモヤしていたが、反ジェンダー運動の歴史、さまざまな国での「事情が違った排斥」、またそれらの価値観が国境を超え、翻訳されて輸入されるという現象について、深く理解をすることができた。(第2回)

💁 今からでも全回を受講いただける通しチケットもございます。ぜひご利用ください!
➡︎ ajwrcseminar2025-12345.peatix.com
講座回セット購入【反ジェンダー運動とは何か──揺らぐ多様性の時代に考える 第1回~第5回】 ※第6回は含まれません
8/8追記:こちらの通しチケットの販売を再開しました!今からでも、終了した回のアーカイブを含む講座全回(1~5回)をご受講いただけます。ぜひご利用ください。 * 販売しめきり:20...
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連続セミナー【反ジェンダー運動とは何か──揺らぐ多様性の時代に考える(全6回)】

第③回講座まで、あと1週間となりました🌻

今回は、高井ゆと里さん(@yutorispiel.bsky.social )を講師にお迎えし、「反トランスジェンダーとしての『ジェンダー批判』」と題してお話しいただきます。
ぜひご参加ください❣️(アーカイブ録画あり)

【詳細・申し込み】 ajwrcseminar2025-3.peatix.com
8/28(木)高井ゆと里さん「反トランスジェンダーとしての『ジェンダー批判』」【反ジェンダー運動とは何か──揺らぐ多様性の時代に考える 第3回】
8/8追記:講座通しチケットの販売を再開しました!今からでも、終了した回のアーカイブを含む講座全回(1~5回)をご受講いただけます。こちらからぜひご利用ください。 * 販売しめきり...
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連続セミナー「反ジェンダー運動とは何か──揺らぐ多様性の時代に考える」

第2回「トランスナショナルな右派運動としての反ジェンダー運動」(講師:清水晶子さん)

本日です‼️
ぜひご参加ください

チケットの販売は18時でしめきります🏃
👉 ajwrcseminar2025-2.peatix.com
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akishmz.bsky.social
こちら、今週木曜日31日の回を担当します。

「反ジェンダー運動」は間違いなくジェンダーやセクシュアリティに関わる権利、とりわけ性と生殖に関する健康と権利を攻撃する動きです。けれども、「女性」や「性的少数者」だけがターゲットになるわけではありません。むしろ、人種主義やエスノセントリズム、排外主義や健常者中心主義など、多様な軸で動員を行う右派ポピュリズムの諸運動がさらに国境をも跨ぎながら広がっていく時の効果的な結節点のひとつが、「反ジェンダー」なのです。

私の担当回では、2000年代バックラッシュから参政党の躍進にいたる日本の状況にも立ち戻りつつ、その概要を確認していきたいと思います。
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  第2️⃣回講座の開講まであと7日!
🌻講座の内容を紹介💁


先日の #参院選2025 をはじめとして、日本でも今まさに右派運動が拡大しています。今回はそうした国境を越える右派運動の結節点としての反ジェンダー運動について、反移民感情や2000年代のバックラッシュとの関係、などの観点から、清水晶子さんにお話いただきます。お聴き逃しなく!

【第2回】
🗓7月31日(木)
⏰19:00~21:00
(アーカイブ付き)

「トランスナショナルな右派運動としての反ジェンダー運動」

講師: #清水晶子 さん(大学教員/フェミニズム・クィア理論) @akishmz.bsky.social
第2回講座の内容を紹介する画像の1枚目です。メインのチラシと同じくデザインは明朝体と黒を基調としたシックな印象です。文字情報の日時や講座タイトルなどは、投稿本文に掲載しているものと同じです。最後に、ハッシュタグでキーワードが示され、#右派ポビュリズム、#反移民と本質主義、#反ジェンダー運動の歴史、という3キーワードが並んでいます。 2枚目です。文字情報は第2回講座の概要で、投稿本文に掲載してるものと同じです。清水晶子さんのプロフィール写真も貼られています。
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<内容>
反ジェンダー運動の大きな特徴として、これがトランスナショナルかつ広範にわたる右派運動の重要な結節点として展開されてきている、という点を挙げることができます。現在の反ジェンダー運動の奇妙な先駆けの様相を持っていた2000年代の日本におけるジェンダー・バックラッシュとその前後を想起してもわかることですが、反「ジェンダー」運動は、人種主義とエスノセントリズム、そして反移民感情と、常に連関しています。この回では、現代の右派運動、とりわけ右派ポピュリズムとしての反ジェンダー運動について、考えてみたいと思います。
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  第2️⃣回講座の開講まであと7日!
🌻講座の内容を紹介💁


先日の #参院選2025 をはじめとして、日本でも今まさに右派運動が拡大しています。今回はそうした国境を越える右派運動の結節点としての反ジェンダー運動について、反移民感情や2000年代のバックラッシュとの関係、などの観点から、清水晶子さんにお話いただきます。お聴き逃しなく!

【第2回】
🗓7月31日(木)
⏰19:00~21:00
(アーカイブ付き)

「トランスナショナルな右派運動としての反ジェンダー運動」

講師: #清水晶子 さん(大学教員/フェミニズム・クィア理論) @akishmz.bsky.social
第2回講座の内容を紹介する画像の1枚目です。メインのチラシと同じくデザインは明朝体と黒を基調としたシックな印象です。文字情報の日時や講座タイトルなどは、投稿本文に掲載しているものと同じです。最後に、ハッシュタグでキーワードが示され、#右派ポビュリズム、#反移民と本質主義、#反ジェンダー運動の歴史、という3キーワードが並んでいます。 2枚目です。文字情報は第2回講座の概要で、投稿本文に掲載してるものと同じです。清水晶子さんのプロフィール写真も貼られています。