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木内俊彦 @dsdsA(持続空間建築研究所/design studio for duration, space, and Architecture)建築と空間と経験について考えています。『物と経験のあいだ—カルロ・スカルパの建築空間から』(みすず書房)の内容紹介(宣伝)をしばらくしています。
ベルクソンと空間論(3)-2|空間について 2/5

生物が空間を定義する/「距離」と「類似」が定義されるとは?/ベルクソンが考える知覚空間—まとめ/眼の誕生によって起こった大転換/多数の他者との遭遇/5億年の知覚空間と数百年の等質空間/知覚と計測にまたがる建築空間の可能性

note.com/dsdsa/n/n678...
ベルクソンと空間論(3)-2|空間について 2/5|dsdsA/木内俊彦
生物が空間を定義する 少し話が脱線してしまったが、『世界は時間で』の空間の説明に戻る。 遠隔知覚とともに開かれた空間は、生物が対象(敵や食物など)を捉え、それに応じて行動するための空間である。そのような空間は「生物の運動側の条件」によって「定義」されている、と言われる。 生物の運動側の条件が知覚空間を定義するという考えは、彼〔ベルクソン〕の知覚理論の根幹をなすテーゼであり、私はこれを「鏡映説...
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November 3, 2025 at 9:44 AM
ベルクソンと空間論(3)-1|空間について 1/5

もう一つの記憶 : 運動記憶/生物と環境の相互作用からつくられる「地形」/遠隔知覚による空間の開かれ/「どこまでも広がる空間」は既にあったか?

note.com/dsdsa/n/n585...
ベルクソンと空間論(3)-1|空間について 1/5|dsdsA/木内俊彦
この(3)では、ベルクソン哲学と建築空間論の接続を試みる(5回を予定)。まず、『世界は時間で』で説明されているベルクソン哲学における「空間」の位置づけを私なりにまとめ、その後に、拙著『物と空間のあいだ——カルロ・スカルパの建築空間から』で述べている建築空間の特徴との対応について考えたい。 もう一つの記憶 : 運動記憶 『世界は時間で』では、主に「第5章 空間を書き換える——折り畳まれた時間」...
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November 3, 2025 at 9:42 AM
衝突それ自体ではなく、絶えず起こっている衝突のエネルギーを、出会いや意味と言えるものに変換するのがコミュニケーション。だから、それがうまくできないと衝突のエネルギーをまともに受けてしまう。

そのような変換の一番ベースが「時間」を使うことなのだろう、と、ベルクソンについて考えていると思う(生物以前の物質はそれを使えないからまともに受ける)。
October 3, 2025 at 4:47 AM