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木内俊彦 @dsdsA(持続空間建築研究所/design studio for duration, space, and Architecture)建築と空間と経験について考えています。『物と経験のあいだ—カルロ・スカルパの建築空間から』(みすず書房)の内容紹介(宣伝)をしばらくしています。
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『物と経験のあいだ—カルロ・スカルパの建築空間から』(みすず書房)
www.msz.co.jp/book/detail/...

カルロ・スカルパ(1906-78)の作品を手がかりに、空間の魅力と危険性についてあらためて考えます。

あたりまえの「空間」を見直すには、歴史をある程度知ることが有効です。むしろ、歴史とセットで捉えなければ「常識」を疑うことは難しい、と思います。

定価7,480円(税込)とたいへん高価ですが、見方を変えると、スカルパ建築、建築史、空間論史という3冊分の概要を1冊で押さえられるおいしい本、かもしれません。
平井靖史著『世界は時間でできている——ベルクソン時間哲学入門』(青土社、2022)と拙著『物と経験のあいだ——カルロ・スカルパの建築空間から』(みすず書房、2024)を思い切って接続します。

ベルクソンと空間論(3)空間について 3/5
運動記憶と拡張記憶の「掛け合わせ」/記憶の掛け合わせが見られる建築空間とは?/傑作は主観か?客観か?/体験の「問い」 と 計測の「答え」

建築の話であるにもかかわらず抽象的でわかりにくいと思われるかもしれませんが、具体的な話に入る前にいったん接点を押さえたいと考えました。

note.com/dsdsa/n/n83a...
ベルクソンと空間論(3)-3|空間について 3/5|dsdsA/木内俊彦
運動記憶と拡張記憶の「掛け合わせ」 前の記事で、空間は生物の可能的行動(できること)によって定義されている(だから生物ごとに違う)という説を紹介した。生物の可能的行動は、運動記憶(反復によって形づくられる無意識の記憶)がベースとなっているので、「空間は運動記憶によってつくられる」とまずは言うことができる。その空間は、「範囲」と「対象(要素)」に加えて、「距離」と「類似」が生物自身によって定義され...
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November 9, 2025 at 10:24 AM
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November 8, 2025 at 5:03 AM
平井靖史著『世界は時間でできている——ベルクソン時間哲学入門』(青土社、2022)と拙著『物と経験のあいだ——カルロ・スカルパの建築空間から』(みすず書房、2024)を思い切って接続します。2記事を公開しました。

ベルクソンと空間論(3)空間について

1/5 もう一つの記憶:運動記憶/遠隔知覚による空間の開かれ/「どこまでも広がる空間」は既にあったか? ほか
note.com/dsdsa/n/n585...

2/5 生物が空間を定義する/「距離」と「類似」が定義されるとは?/眼の誕生によって起こった大転換/建築空間の可能性 ほか
note.com/dsdsa/n/n678...
ベルクソンと空間論(3)-1|空間について 1/5|dsdsA/木内俊彦
この(3)では、ベルクソン哲学と建築空間論の接続を試みる(5回を予定)。まず、『世界は時間で』で説明されているベルクソン哲学における「空間」の位置づけを私なりにまとめ、その後に、拙著『物と空間のあいだ——カルロ・スカルパの建築空間から』で述べている建築空間の特徴との対応について考えたい。 もう一つの記憶 : 運動記憶 『世界は時間で』では、主に「第5章 空間を書き換える——折り畳まれた時間」...
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November 3, 2025 at 9:39 AM
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Peasant Woman Binding Sheaves after Millet - 1889
https://botfrens.com/collections/46/contents/14614
October 23, 2025 at 12:29 AM
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【重版出来】ケイレブ・エヴェレット『数の発明』人類が数を数えられるのは生得的な感覚なのか? 考古学、言語学、認知科学、生物学、神経科学に散らばる手がかりを横断し、数の発明の経緯を探る。
www.msz.co.jp/book/detail/...
October 10, 2025 at 4:46 AM
絵は、必ずしもこのように置かれるわけではないだろうけれど、コンクリートの壁と連続しているような質感が、いつも気になります。視覚と触覚のあいだに働きかけてくるような
October 21, 2025 at 5:09 AM
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October 20, 2025 at 5:34 PM
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October 20, 2025 at 9:21 PM
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フルハウスが移住促進協力店になっているので(チラシを置いているだけですが)、今年も届いたアンケートに答えました。

「移住者が増えることは嬉しいですか? それは、なぜですか?」

「移住者や来訪者がもっと増えるために、やってみたいこと、してほしいことは?」

「おすすめの地域のスポットや行事は?」

「あなたにとって復興とは?」

大仰なことは書けないので(考えても思いつかない)ささいで、ささやかな思いを書いて返信しました。
October 20, 2025 at 3:26 PM
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October 19, 2025 at 10:12 AM
平井靖史著『世界は時間でできている——ベルクソン時間哲学入門』(青土社、2022)と、拙著『物と経験のあいだ』(みすず書房、2024)を不遜にも接続しようとしています。2記事を公開しました。

ベルクソンと空間論(2)
2/3 マルチ時間スケール/時間の多層構造から感覚や意識が生まれる?/赤色と青色の違い/凝縮説の波及力/音楽を聴く体験で考えると
note.com/dsdsa/n/na84...

3/3 時間の「遅延」という進化/「凝縮」の後に起こった「弛緩」/「空間の体験」にどう関係するか?/それは既に起こったと共に、まだ終わっていない
note.com/dsdsa/n/n837...
ベルクソンと空間論(2)-3|物質から感覚が生まれる「凝縮」とその波及力 3/3|dsdsA/木内俊彦
時間の「遅延」という進化 ベルクソンの理論では、この時間の多層構造において、より上の階層の時間(より大きな時間単位)を使えるようになること、すなわち、反応までの時間を「遅延」させられることが、生物進化の一つの現れだと考えられている。 ここから、生物の進化を、単にその組織の複雑さによってではなく、時間的「遅延」によって特徴付ける視点が得られる。それが意識の登場を条件づける。〔…〕 ベルクソンは...
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October 19, 2025 at 10:28 AM
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むかしむかし中学生だったころエアロスミスのアルバムを聞いて衝撃を受け、JKになって小遣い貯めて新アルバムを買って、その2枚しか聴けなくてネットのファンチャットで「まだこれしか聴けてなくて」と恥じたら、そこにいた古参の皆さんが「これからあの曲もあの曲も初めて聴けるの!?いいなー!!」と言ってくれたこと忘れない
20年たった今でも新規ファンや若い人に向ける言葉はずっとこれが根底にある
July 31, 2023 at 5:48 PM
平井靖史著『世界は時間でできている——ベルクソン時間哲学入門』(青土社、2022)と、拙著『物と経験のあいだ——カルロ・スカルパの建築空間から』(みすず書房、2024)の接続を試みることから、恐れ多くも時間と空間について考えます。

かつて理解できなかった「凝縮説」に最も衝撃を受けました。まずこれを押さえてから、空間の話につなげたいと思っています。

note.com/dsdsa/n/n69f...
ベルクソンと空間論(2)-1|物質から感覚が生まれる「凝縮」とその波及力 1/3|dsdsA/木内俊彦
ベルクソンの時間論と建築の空間論の接続、という趣旨からすると、この後の「(3)空間について」がその中心部分となるはずであるが、その前に、『世界は時間で』を読んで私が最も参照したいと感じた「凝縮説」について述べたい(3回を予定)。 「凝縮説」 が第1章で扱われることの驚き 『世界は時間で』は全7章の構成であるが、その第1章に「これが、ベルクソンが『物質と記憶』第四章で展開している「凝縮説」であ...
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October 13, 2025 at 11:10 AM
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September 29, 2025 at 8:41 AM
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Lyonel Feininger, The Steamer Odin, II, 1927
https://botfrens.com/collections/14377/contents/1135831
October 13, 2025 at 12:36 AM
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Leonard Rosoman, Bomb Falling into Water, 1942
https://botfrens.com/collections/14375/contents/1114419
October 13, 2025 at 4:25 AM
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読売さんとは一緒に仕事をしているので、少し書きづらいのだけれども、この社説はないんじゃないの?首相が談話で学説的に「目新しい話」をし始めたから、そっちのほうが問題になる可能性ははるかに大きい。

あと、「研究者や専門家らによって分析し尽くされた」というのも違和感あって、もし本当にそうなんだったら、このあたりの時代について研究することは何も残ってないことになる。

でも、歴史は現代とのキャッチボールというか、こちらが変われば過去への光の当て方も変わる。だから分析し尽くされるなんてことはないと思うのだが。

www.yomiuri.co.jp/editorial/20...
戦後80年の所感 メッセージの発出に見識疑う
【読売新聞】 二度と戦争の惨禍を繰り返さない、という首相の思いは分かるが、既に多くの研究者や専門家らによって分析し尽くされた話ばかりである。 目新しさの乏しい見解を、政局が混迷する最中に、しかも退陣間近の石破首相がわざわざ発出する必
www.yomiuri.co.jp
October 12, 2025 at 1:44 PM
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Still Life with Flowers and Fruit, 1890
https://botfrens.com/collections/43/contents/12923
September 24, 2025 at 2:18 AM
平井靖史著『世界は時間でできている——ベルクソン時間哲学入門』(青土社、2022)と、拙著『物と経験のあいだ——カルロ・スカルパの建築空間から』の接続を試みることから、無謀にも時間と空間について考えます。

まずは表面的な類似性についてですが、このような考察ができるのは、ベルクソン自身の言葉が世に現れてから100年以上の時間が経っていることも関係していると思います。

note.com/dsdsa/n/nec7...
ベルクソンと空間論(1)|時間と空間の類似性|dsdsA/木内俊彦
「序章 時間哲学入門——計測の時間と体験の時間」 より 平井靖史著『世界は時間でできている——ベルクソン時間哲学入門』(以下『世界は時間で』)の「序章 時間哲学入門——計測の時間と体験の時間」を読むと、時間と空間の類似性(類縁性?)を強く印象づけられる。上の「はじめに」で少し触れたように、ベルクソンの主張には「時間」と「空間」を区別するという趣旨が含まれているはずであるが、下の①〜④の引用文で引...
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October 5, 2025 at 4:58 AM
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Tentofuでの展示、本日から始まりました。
Tentofuで展示する作家は、好きな絵本・おすすめの絵本を一冊選ぶのだそう。
私は今回、中島聖弥(せいくん)の「ぼくのしゃべる手」を選びました。たくさんの絵本の中、開かずにもこれしかないという感じがして。もちろん読んで・見てみても良い内容で、改めて絵を描くことの原点、なんでやってるんだっけに立ち返ることができた、私ももっとやらないといけないなと励まされました。 Tentofuに足を運んだ際は是非、手に取ってページをめくっていただけたらと思います。
October 4, 2025 at 12:04 PM
時間と空間とともに、コミュニケーションってなんだろう? と思う。人間にとってコミュニケーションの重要性は言い尽くせないほどだけれど、日本語でよい対応語がないなあ、と思う。意思疎通、情報交換、交流、などが一般的だと思うが、日常的なものと距離感がずれている気がする。そんなコントロールできるものではない。

意味的には「伝え合い」だと思うけれど、ちょっとかっこつけて「出会い」とか。「出会いがない」とかの意味ではなく、「常に出会っていて、それによって自分も変わっている」ような意味で。衝突に近い
October 2, 2025 at 5:11 AM
BlueskyとXの違いは興味深い(どちらもまだ1年も使っていないが)。適当に言うと、Xは権力志向(大勢の人に影響を及ぼしたい)の人が多いのに対し、Blueskyは、そうでない人たちがコミュニケーションの可能性を探っているような印象。

自分はたぶん、前者でなければならないと思っていた後者なので(なんでそうなんだろう?とも思う)、Blueskyの雰囲気はかなり新鮮でわくわくする。
October 1, 2025 at 5:42 AM
『物と経験のあいだ——カルロ・スカルパの建築空間から』(みすず書房、2024)は、実はベルクソンの影響を少なからず受けていると思います(確証がなかったので本では言及していません)。最近、平井靖史著『世界は時間でできている——ベルクソン時間哲学入門』(青土社、2022)を読んで、その思いをより強くしたため、恐れ多くも、ベルクソンの理論と空間の関係について述べてみようと思います。

note.com/dsdsa/n/n6ff...
ベルクソンと空間論(0)|dsdsA/木内俊彦
『世界は時間でできている——ベルクソン時間哲学入門』から受けた衝撃 平井靖史著『世界は時間でできている——ベルクソン時間哲学入門』(青土社、2022)を読んだ(以下『世界は時間で』と略す)。かなりの衝撃を受けた。 私は哲学は素人なので、この本の内容が学術的にどう評価されているかはわからない。そもそも、このような世界観(または宇宙観)について「これが正解だ」という確証が得られることはないようにも...
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September 29, 2025 at 3:57 AM
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September 21, 2025 at 6:32 AM
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September 21, 2025 at 7:51 AM