エミ゙コヤマ
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エミ゙コヤマ
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うにはともだち(エレン・デジェネレスの声で)
読書報告: http://books.macska.org
seattle/portland
…あともう一つ、FGM/Cを禁止する法律はほとんどの州と連邦法にあるんだけど、このところ共和党がトランスジェンダー医療をそれに含めようとしているんだよね。FGM/Cとそうでない行為を区別するために「医療目的でない」という言葉がよく使われるんだけど、トランスジェンダー医療は医療ではない、として(少なくともトランスマスクな医療は)FGM/Cの一種として禁止・処罰しようとしている。移民とトランスジェンダーという2つのコミュニティが迫害を受けているときに、そこにさらに油を注ぎかねないのは困るし、それが理由となって性暴力やDV被害者の権利が守られないのもまずいよ。なんで同じ法案に盛り込んだんだ…
January 12, 2026 at 2:03 PM
…ただ問題なのは、この法案には反対尋問の部分より女性器切除(FGM/C)の被害者の権利についての条項がずっと多くて、そっちがメインになってしまっている点。ワシントン州にいる住民のうちFGM/Cが行われている・いた文化を背景に持つ最も大きな集団はソマリア人移民で、いま現在ミネソタ州に続いてワシントン州でも極右インフルエンサーの扇動によってソマリア人コミュニティに対する激しいバッシングが起きているのに、わざわざFGM/Cについて大げさに騒ぐのが良い結果をもたらすようには思えない… 被害者の権利擁護だけならもっと目立たないかたちで法律にできるのに、と思ったので議員にメールしといた。…
January 12, 2026 at 2:03 PM
…ワシントン州シアトルでは2010年に子どものころ性的虐待を受けていた女性がその加害者の裁判で証言を求められたけれど、裁判所に到着して加害者が本人訴訟を行っており直接彼女に反対尋問を行おうとしていることを知って法廷から逃げ出し、裁判所の屋上から飛び降り自殺をしようとした事件があった。その事件を受けて2011年には今回の法案と似たような法案が提出されたけれど、成立しないまま廃案に。15年ぶりに今度こそ実現するんだろうか。…
January 12, 2026 at 2:03 PM
…わたし個人はビリオネアの権力やその解体の必要性については読む前から分かっていたけど、最初のあたりに出てきた「金持ち」にどのような階層があるのかといった部分がおもしろかったけど、ビリオネアが単にいろいろ贅沢したり良い思いができるだけの存在ではなく社会を破壊しているという点については、ビリオネアに成功者として憧れを抱く人たちにも説得力があるのではないかと思った。
January 11, 2026 at 11:35 PM
…本書は金持ちとはどういう人なのか、ビリオネアはどのようにして生まれているのか触れたあと、章ごとにビリオネアたちが環境の破壊や一般の人々の健康や住宅の劣化、社会の分断や人種格差の拡大、税制の不公平さや民主主義への危機をどうもたらしているのか説明し、ビリオネアたちの権力を守るイデオロギーを批判、かれらの財力と権力を減らすための提言を行う。…
January 11, 2026 at 11:35 PM
…そういうなか本書が主な批判の対象とするのは、高報酬で特別な税理士や弁護士を雇って自分たちだけ社会のルールに縛られない特権的な立場にいたり、政治に影響力を及ぼしてそうしたルールそのものを自分たちに有利に捻じ曲げてしまえるほどの資産を持つ大富豪たちだ。そうした大富豪たちはただ単にほかの人にはできない贅沢な暮らしを送るだけでなく、社会のあり方を歪めてほかの人たちの生活を圧迫し、生存を脅かすことになる。才能と努力(と運)によりビジネスを成功に導いた起業家がそれなりに豊かになることは許容できても、その結果いくら稼いだからといって将来新たな才能が台頭する機会を奪うような行動は認められるべきではない。…
January 11, 2026 at 11:35 PM
…また1%の中にもビリオネアたちもいれば子孫の代まで将来安泰とはいえない人もいて、かれらの利害も共通ではない。激しすぎる貧富の差は許されないというとき、どこまでが是正の対象になるのか、必ずしも人々の意見は一致していない。…
January 11, 2026 at 11:35 PM
…経済格差の拡大に抗議して2011年に起きたウォール街占拠運動では「自分たちは99%だ」というスローガンが掲げられたが、この「99%」という数字はアメリカの資産がトップ1%の大富豪たちにますます集中している現状を批判し、世の中の大多数を占める99%の大衆が連帯して立ち上がることを訴えるものだった。しかし実際には99%の中にも大きな経済的格差はあり、トップ1割くらいは1%のために金融や法律のサービスを提供する仕事で高収入を得ており、また子どもの世代で没落することを恐れていたりして、連帯するのは難しい。…
January 11, 2026 at 11:35 PM
…一生かけても使い切れない、どころでないほどの資産を持つビリオネアたちが社会にとって害悪であるという話はいまさらだし、あんまり期待はしないで読み始めたのだけれど、思っていたより良い。社会主義が嫌いな人、才能がある人が努力して大金持ちになるのは当然だと思う人にこそ勧められる内容。…
January 11, 2026 at 11:35 PM
…AIの社会的側面について批判的な研究をしている研究者や、AIによってもたらされた問題と戦っている活動家だってたくさんいるのに、そういう人たちの声はAI業界で働いている人たちには届いていないし、著者もおそらくそうした人たちの発言に価値を置いていない。これだけ社会にも経済にも大きな影響を持っているのに議論が業界内部で閉じていて、しかもそれを規制すべき政府の大統領や閣僚が業界に便乗して私的な蓄財を行おうとする連中ばかりなの、絶望しかない。
January 11, 2026 at 10:58 PM
…脳科学についての会話や技術的な部分はそれなりにおもしろいと感じるところもあったけれど、AIがもたらす社会的な問題、デマや差別言説の氾濫だけでなく、アルゴリズムによる監視や差別行為の横行、労働や文化に対する影響などについての会話となると、とにかくなんでも技術的に解決できるという考えばかりでダメすぎ。…
January 11, 2026 at 10:58 PM
…興味深いことに、AIによる人類滅亡の危機について問われたマーク・ザッカーバーグは「そんな将来あるかどうかわからない問題でなく、いま脅威となっているデマや差別扇動について取り組むべきだ」と答えていたことで、たぶんこれまだシェリル・サンドバーグの首輪がついていた時期のザックじゃん!と思った。けど「デマや差別との戦いはいたちごっこだけど、いまのところはフェイスブックは一歩先を進むことができている」と自画自賛してて、いやいや全然できてねーだろなに言ってんだと。まあいまのかれに比べたら当時のザッカーバーグのほうがまだマシだったという話。…
January 11, 2026 at 10:58 PM
…本書では章ごとに人間の脳とAIの類似性や違い books.macska.org/xu73 、AIの可能性、AIがもたらす人類滅亡の危機 books.macska.org/2ung などさまざまなトピックについて、ほぼ全員男性と思われる(男性でないのは一人だけだと思う)技術者や研究者、経営者らによる著者(ポッドキャスター)への回答がまとめられている。…
Gaurav Suri & Jay McClelland著「The Emergent Mind: How Intelligence Arises in People and Machines」
Gaurav Suri & Jay McClelland著「The Emergent Mind: How Intelligence Arises in People and Machines」 心や意識と呼ばれるものが人間の脳においてどのように発生したのか、それは人工知能という形で機械の部品の中で起きていることとどう関連しどう異なるのか、人間の脳の機能の一面を機械によって再現しよう…
books.macska.org
January 11, 2026 at 10:58 PM
…著者の言う「スケールの時代」とは、モデルの規模、計算能力、学習データを爆発的に拡大(スケール)することにより、大規模言語モデル(LLM)を使ったAIの性能が飛躍的に向上したここ5年ほどを指している。スケールのさらなる拡大が今後さらにLLMを進化させいずれ汎用人工知能(AGI)を生み出すのか、それとも収穫逓減によって先細りするのかは論者によってまちまちだけれど、LLMを採用したAIの急速な発展が社会に与えた影響の大きさはみんなが感じている通り。…
January 11, 2026 at 10:58 PM
本来の趣旨とは違うけど、できると言えばできる。バイデンもファウチ医師やミリー将軍らをトランプ就任前に恩赦してたじゃん。
January 11, 2026 at 4:02 PM
…マルク・カルプレス自身も2019年に『仮想通貨3.0』という本を出しているみたいなんだけど、これって英語版出てないのかな…見つからない。著者略歴を見たら「日本のアニメや漫画に造詣が深く、『アニメソムリエ』の異名を持つ」と書かれてたけど、誰が呼んでるんだ。
January 11, 2026 at 6:30 AM
…実際、のちにマウントゴックスから資金を奪ったのはロシア人の犯人だと分かったように、カルプレスは単に東京の街なかにラップトップを置き忘れるような金融サービスに関わってはいけない人だったというだけの話だった。ただ日本の司法制度への批判はもっともなんだけど、わたしの経験だと、とくに貧しい人にとってアメリカの司法制度がそれより人道的だとか優れているとは到底思えなかったり。…
January 11, 2026 at 6:30 AM
…カルプレスはマウントゴックスの破綻を装って資金をどこかに隠していると疑われ、実際に逮捕・起訴されたが、業務上横領などの罪では無罪となる。著者はカルロス・ゴーンの件なども挙げながら、別件逮捕を繰り返すことや弁護士の同席しない密室の取り調べ、人質司法と呼ばれる長期的な勾留、有罪ありきの裁判など日本の刑事司法の問題点を挙げ批判する。…
January 11, 2026 at 6:30 AM