#母はもう慣れました
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augustloewe.bsky.social
#たると文庫
　ベンチに座ってゆきめを待つのはなんだか不思議な気分だったが、化粧室まではついていけない。もうそろそろ桜も終わりだな、と降り続ける花弁を見上げているとすっかり聞き慣れた足音がした。 「お待たせしました」 「いいよ、行こうか」 「その前に」 　くすりと微笑んだゆきめが鳴介の髪に手を伸ばす。ふわり、と細い指が触れる擽ったさに目を丸くする間もなく。 「髪についてましたよ」 「……そうか」 「先生？　どうしました？」 「……あんまり見るな」 　もう十年以上も昔の事だ。母が、美奈子先生が、笑って髪についた花弁を取ってくれた事を覚えている。きっともっと幼かった頃には、父だって。 「……駄目だ」 　立ち上がる。これ以上彼女に溺れてしまったら、どうなるだろう。
April 7, 2025 at 9:23 AM
naokocello.bsky.social
コロナで日本からの小包が送れなくなった時から、日本から荷物が来なくなることにもう慣れたけど、これ、本当に老人にはキツい。母が「ごめんねー、でももう私たちにはできなくなっちゃったわ」と言ってた。
ettanity.uk 𝔼𝕥𝕥𝕒 🕊 @ettanity.uk · Oct 22
「2023年9月22日から、一部のヨーロッパ等宛てではHSコードの送信が必要です。」
「2024年3月1日から、米国・ヨーロッパ等宛てに加え、全世界宛ての国際郵便が手書きラベルでは送れません。」

日本からの国際郵便発送手続きがどんどん複雑になっていく😔
高齢者はじめ、ネットを利用したこういう手続きができない事情のある方はたくさんいるはず。郵便局は今後も窓口でサポートしてあげてほしい。
通関電子データ送信義務化について | 日本郵便株式会社
2021年1月1日（金）から通関電子データの送信が、万国郵便連合において義務化されました。物品などを内容品とする国際郵便物を手書きのEMSラベル��...
www.post.japanpost.jp
October 23, 2023 at 9:18 AM
ame3ayame3.bsky.social
ﾝﾈの字が筆に慣れた筆跡らしくて、書道をやる友人が師である母に見てもらってもそう言われたから気のせいじゃないと思うと言っていて……筆に慣れた筆跡、とは？？？ミリも分からん、そんなんあるの？
ぴろの方が明らかに下手だが、右肩上がりな文字には教育が垣間見えてとても良いらしく……もう傾げ過ぎてわしゃ首が取れちまうよ。
August 12, 2024 at 10:22 PM
mitsuruaoba.bsky.social
今朝、父がもらったナマコの佃煮？みたいなの、誰も食わないし捨てるだけだったから挑戦してみた。
思ってた以上にぶにょんぶにょんだった。もっとこう……、煮込んで少し硬くなって貝とかみたいにコリコリ食感になると思ってたけど、弾力あるけどすごい柔らかくて、まさにナマコそのままだった。
母、アワビみたいらしいよって言ってたけど、全然違う…。
慣れたら大丈夫なのかなっていくつか食べてみたけど、やっぱりぶにょんぶにょんで私にはもう無理だった。まずくはないけど、食感が苦手…。
July 22, 2025 at 11:36 PM
eheim009.bsky.social
8/4母のところに1歳9ヵ月のミヌエット♀
キジトラちゃんがやってきました🐈

ブリーダー放棄の女の子です。
酷い皮膚炎状態で繁殖させられていた子。
保護者さんの献身的な対応と治療により今はフッサフサ😃

もう赤ちゃう産まなくて良いんだよ〜。
もう狭いケージで暮らさなくて良いんだよ〜。
幸せにゆっくりまったりたくさん甘やかされて過ごそうね💖

って声かけて3日目にしてやっと出てきてくれましたとさ👀
見てるねー、警戒してるねー、おメメくりくりでめちゃ可愛いねぇ😍
もう少し慣れてきたら遊び行くね

#ミヌエット
#キジトラ
#保護猫
#猫
#ねこのいる生活
#猫のいる暮らし
#猫吸い
August 7, 2024 at 11:06 AM
imaiyuumi.bsky.social
今日みんなで中華のコース料理食べてたんだけどなぜか塩味がどんどん濃くなっていって… 絶対おかしい！もう食べられない！ってくらい味が濃くなっていって… 。さすがに一言言うわ！って強い母が立ち上がってくれたんだけど、店員さん呼んだ瞬間に電話かかってきて「しょっぱいって言っといて！」て叫びながら席外してしまって残されたメンバーはクレーム慣れしてないから誰が言うってのさ？！？になった
November 3, 2024 at 12:28 PM
kuromarupontaro.bsky.social
昨日の家事貯金（赴任飯）があるので今晩はご飯を炊いただけ。息子は部活なしの日で帰宅していてもうお迎え業務もないからビール飲んだ。酔いが早い。息子にとっては酔っ払い相手の食卓。（呂律の回らない母の扱いに慣れている）
#青空ごはん部
よだれ鶏とグリーンサラダ、豚しゃぶと胡瓜のポン酢和え、もやし野菜炒め。作り置きって長々と冷蔵庫に置いておくのも気が引けて結局早々に出して食べきってしまう。
January 21, 2025 at 10:52 AM
mntouko.bsky.social
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印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「薄墨と糸」、「とうこ@mntouko」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　＊薄墨と糸 　 　どこか、くぐもる世界を柔くかき混ぜるような潮風が吹いている。 　今は少しだけ離れた場所で生きているが、慣れ親しんだ地元の海風だ。茹だるような熱線が頭上から降り注ぎ、地上に生きる者にもそうでないものにもひとしく同等の厳しさを与え続けている。アスファルトがじりじりと焦がされて、その熱が反射して三井の身体に火を与えていた。世界は連日最高気温を更新し続けていて、月を越えれば台風もやがて頻繁に訪れるようになるだろう。 　その様子は鳴りを潜めており、陽炎が揺れて世界を歪ませている。遠く、遠く。観光客か、地元の人間か。ナンバーを見ればすぐに割れる。色も大きさも重さも、載せている人もものもすべて違う車が行き交っている道路はどこか浮ついた空気を醸成していた。そういえば学生たちは夏休みで、自分もその一員であったとふと思い出す。そう、自分は、その枠組みに入る。三井は汗が滲んだ紙袋の持ち手を握り直しながら、今はコンクリートと樹々に阻まれて姿を見せない海をそれでも見つめた。今日も太陽はその光源を存分に発揮している。きらきらとした声が遠く響いてくる。海開きを迎えた砂浜、ビーチ。夏を正しく楽しむ人々が、自身が歩む場所からわずかばかり遠くにたくさんいるのだろう。弾けるような夏の、当たり前の景色。そんなものを夢想して、不思議なことに居心地が悪くなる。 　ついこの間まで、自身はそちらにいなくても部活に熱中するバスケだけを追う人間だった。けれど、今日だけは違って。いくら拭えぬ過去でも、消したくはないこともある。感傷が疼いて、外気の熱さとは違う、汗とも違うじわりとした液体が目の奥で湧き水のように滲んでくる。眩しい空を見上げる。どうにも眩しくて、細めるどころでは間に合わずに、ぎゅ、と目を強 くつむる。それでも瞼裏にはまぶしさが込み上げてきた。汗がこめかみを伝い、流れてくる。それを同じく汗ばむ手で拭っていれば、虫たちが喚いている中、それをものともしない軽やかな声がまっすぐに三井に届いた。 「あ！　ひさしくんだ！？」 「……アンナ？」 「やっぱり！」 　振り返れば、来た道の後ろから見慣れた少女が小走りで駆けてくる。宮城の妹だ。湘北最後の年、秋頃に初めて会った時よりも伸ばされた髪はサイドでひとつくくりにされていて、スマイルのついたヘアゴムで結ばれていた。アンナのすぐ後ろには宮城の母親がいて、暑さが鬱陶しいのか髪は珍しくひとつに縛られている。二人とも夏らしい明るい色のＴシャツに、ジーンズ。どこかへ出かけていたというよりは買い物だろう。スーパーとドラッグストアをはしごしていたらしく、両手にそれぞれ袋をぶらさげている。 「久しぶりね、三井くん」 「ご無沙汰してます」 「帰ってきてたの？　あ、大学生も夏休み？」 　三井はカオルとアンナが両手に持っているそれにひとつずつ手を差し出し、遠慮がちに「ありがとう」と言われながら袋を受け取った。宮城が渡米してからというもの、何かと男手が必要な時は声をかけてほしいと伝えてある。罪滅ぼしとも、点数稼ぎと言われても構わなかった。とにかく、宮城の大切なものを自分も大切にしたいだけではじめたことだったけれど、団地の掃除当番のようなものに呼ばれたり、帰りが遅くなったアンナを車で迎えに行ったりとそれなりの関係はすこしずつ築けていると信じてはいる。 「いや、部活もあるんすけど、今日は、ちょっと」 「……そう」 　カオルは、三井の姿をようやくすべて見て、腑に落 ちたらしい。白いシャツに黒いスラックス。黒い、ネクタイ。三井の姿形をすべて見れば、葬式帰りであることは容易に想像つくだろう。渡されたお清めの塩はどこかのポケットに入れたけれど、どこだったか。数珠といっしょに確か。 　三人で、同時に歩き出す。このままふたりを家まで送って行こう。慣れた道だ。少し前までは、宮城と歩いていた。 「……オレ、喪服は自分で持ってなくて。だから一回実家に。親父のネクタイ、借りて」 「……そう」 「地元の、……ダチ、で」 「残念、だったね」 　カオルの労るような言葉に、笑って頷こうとして唇が妙に歪んでしまった自覚はある。 　ダチ。ともだち。同世代の友人。確かにそうだ。そうだった。三井は誰の葬儀に行くかを、自身の両親に詳しく話すことはしなかった。もう交流を絶ったはずの、そういう枠組みに入れられてしまうだろう、かつて連んでいた奴らのうちのひとりが今日、煙となり天に昇る。三井がそのことを聞かされたのはたまたま堀田と会ったからで、そうか関係が切れるということはもう生死すら直接知らされないのだと、改めて思い知ったのだ。 「そう、すね」 　線香の香りはとっくに、汗で上書きされてしまっている。 　バイクの事故だった。スピードを出しすぎたわけでもない。酒を飲んでいたわけでも信号無視でもない。ノーヘルだったとも聞いていない。三井は状況を聞こうとして、誰に聞いていいかもわからずに葬式にだけ慌てて向かった。鯨幕。仰々しい念仏に啜り泣きが混じる。見覚えはあるが名前は知らない少しだけ派手な髪型の奴らの、落ちた肩。荒れていても親戚一同に とっては手のかかるだけの子どもだったのだろう、顔もあげられない母親の姿は痛々しく、三井が焼香を済ませるまでついぞその顔があげられることはなかった。母の営むスナックの開店準備があると早々にたまり場から帰る日もあったと記憶している。気丈な母親だと聞いたことがあったけれど、明るい茶色に染められた母親の髪は妙に会場に似つかわしくて、三井は父親に借りた数珠で見よう見まねで焼香をした。目の前に飾られている黒い額縁の中にいる彼は、見覚えのある笑顔をしていて、棺の中に傷だらけで横たわっているというのが信じられない。人々の嗚咽が今も脳内に反響しているのに、世界はこんなにも眩しくて、夏の盛りは明るいばかりで。 「……仲良かったんだね」 　アンナに労われて、どうだったろう。三井があの昏い場所を離れてすぐ彼もすぐに抜けた、と堀田は言っていた。それだけで途切れるだけの線だった。でも、覚えていることもある。酔うと機嫌良く調子っぱずれのラブソングを歌い出す、愉快なヤツだった。未成年だったけれど。 「ん……？」 「お別れ言えて、よかった？」 　口ごもりながら、故人を思い出す三井に、アンナが質問を変えてくる。それには、答えられる。 「……おう、それはよかった」 　誰にも話しかけず、話しかけられることもなく葬式の会場を後にして世界とどこか一線を引いてしまっていたことに気付いてしまった。だから、三井はこのふたりに声をかけられて、正直、ほっとした。ふたりの荷物の重みで、足がしっかりと地を踏める。そういえば、ときちんとまだ感謝を伝えていられなかったことを思い出し、口を開く。 「……あ、そうだ。こないだのプレゼントと手紙。ありがとうございました。家族のに混ぜてもらって」
July 31, 2024 at 10:53 PM
saanyancoco.bsky.social
人生ってハッピーエンドを迎えたら勝ち組な気がする。
友達とかもう会ってないから僕の場合リアルだとタメ口使う機会0なんだけど、あーやだやだーww
まぁバイトだと慣れてる人には敬語とタメ口が混ざってる感じだけど。

バイト先に新しい人くるとここっておばさんしかいないの？って何故かわいに聞いてくるけど、そうですよー本当に最悪ですっていつも返すからちょっと飽きたから聞かれたらイラつく！

なーんでうざーい意地悪おばさんは辞めないで皆残っていいおばさんは皆バイト辞めていくかなぁ。もうすぐで縁を切ることをあの人はまだ知らない。
ひっさびさに母と口論になり…本当にイライラした。

世間知らずにも程がある💨
April 3, 2025 at 11:31 AM
iijimaparaiso.bsky.social
なかなか急には変えられないけど、自分がもうダメだな〜と思ってきたということはやっぱり問題ある感じなので 今年中に出ていきます 車/検までは居た方がいいとは思っているので、仕事慣れて余裕ができる段階でおさらばです 最近は父が気を使ってくれているおかげで母の機嫌が良いんですけど、反対に父が疲れていて 無理して欲しくないんだ...... 自分の異変に気づいてきっと母が原因の一つだと見抜いたんだとおもうんです、本当に 無理して欲しくないのに
August 22, 2025 at 9:22 PM
fujinari108.bsky.social
週末(というか、もう明後日！？)は小姉の親友親子と湖畔キャンプ！なので、今日のうちに諸々準備してました。慣れないながらも、ママ友に教えてもらいながら何とか形になりました。。。小姉、楽しんでくれるといいなぁ🥰

なお、小妹は義父母にお預けで✨感謝永遠に〜🙏🏻であり、この機会に甘えまくってw小妹も楽しんでくれるといいな💕
August 1, 2024 at 1:13 PM
karatuyu09.bsky.social
人間不信の保護猫ちゃんどれくらい慣れるのに掛かるかな～って話したら母が２年くらい？って返してきたんだけど２年もいたらもううちの猫
December 28, 2024 at 1:15 AM
yotsubatb.bsky.social
母、自宅に戻り慣れた道だからと油断してひとりで歩かせたら近所で顔面から転び
救急車のお世話になりました。疲れた。
まあ施設帰って部屋まで荷物持ってったら呼び止めるから何かと思ったら「この部屋！ほら！飛行機がよく見えるでしょこの時間はもうひっきりなしなのよ」とご自慢をひとしきり。元気で何より。
July 20, 2025 at 2:51 PM
mzhr05.bsky.social
双子用クッション、本体がウレタン素材で平たくクッションの上に赤子を安定して寝かせることが可能な代物だった　すごいな
1人ずつ乗せても安定感がすごい
ただ同時にやるとどっちか1人はもう1人に気を取られるみたいだし、なんか心持ち飲みが悪い…慣れれば変わるかなあ
あと出る量がおっつかないのか急に時々ミルクも飲むようになった
混合でいきたかったからまたミルク飲むようになったのは喜ばしいんだけど、クッションポチった時完母で頑張らないといけないんだと思ってたのでちょっと複雑な気持ち
#育児
October 8, 2024 at 2:00 PM
w8st.bsky.social
旦那と私の育ちが真逆。だからたまに分かり合えないことがある。旦那は「親に対してそんなこと思っちゃダメ！」と言ってくるけど、それはあなたが典型的な家庭で育ったから言えるのよね…。
それでも、実母に対しては感謝してるし、尊敬する部分もある。
でもね、子供にとって実母はいつまでも母親なんだけど、母からするともう女でいたいのよ、きっと。だから、前々からパートナーと再婚しなよって応援もしている。
昨日の発言と態度でショックを受けている理由は、母が女に変わった瞬間に対して、私が慣れてないだけなんだろうな。もっと大人になれたら、悲しさも消えるんだろうか。
April 9, 2025 at 11:33 PM
lol82.bsky.social
なぞる、なぞる、誰かの軌跡をなぞる。夢を見る度に💧は違う誰かに産まれ変わっているような気がする。息苦しくってたまらない。目覚めてくれと思うほどに夢はハッキリと形作られていく。気がつけば、目は覚めていて太陽の光が💧を照らしていた。握りしめすぎて痺れた両手を開き、登校の準備をした。もうずっと見てきた夢だから、切り替えるのには慣れたものだった。2階の自分の部屋から降り、1階の母へ挨拶をした時だった。
｢あんた、その左目はどうしたんだい｣
｢え？｣
ペタリ、と自分の目を触ると縦に切り裂かれたような傷痕が現れていた。
昨日まではなにもなかったのに、この傷跡はずっと💧と共に在るようだった。
August 13, 2024 at 3:46 AM
angieangie05.bsky.social
テスラの車が走っているの日本でたまに見かけます。そう言えば、母の友だちのご主人が高齢のため運転免許証を一度返上したんですけど、電気自動車なら乗っても大丈夫だろうってもう一回車校に通って免許証を取り直してテスラを買った人います。でも慣れなくて乗りきれていないみたいで...🤣
April 13, 2025 at 1:06 PM
kurakurashi.bsky.social
息子の運動会の手紙が今日手元に届いた。

運動会、10月だったね。

手紙ないから、立ち位置とかさっぱりで
ママ友頼みな観覧やったよ？母は。

すごい焦らしたね。

天才か。

#母はもう慣れました

#持ち帰ったときに入っていた封筒はテスト業者から先生宛にテストが届くときのやつ

#2ヶ月遅れで届いた手紙も先生が持たせてくれた確率100%
December 18, 2025 at 7:57 AM
amachanika.bsky.social
おしまい。ありがとうございました！
9(3/3)
　遥か昔、まだ鬼太郎が本当に幼かった頃に、水木がほんの少し手を貸した猫又の出産。その時に産まれた内の一匹が、この三毛猫又である。水木は膝を暖める猫の首を、慣れた手つきでくすぐった。 　あの時、そこそこの騒動の後に産まれた仔猫は全部で三匹。喜ばしい事に全匹、健康無事に産まれた。連れて来られた時はもう駄目かと思われる程に程弱っていた母猫も、出産から数日の内にいつの間にか元気になっていた。これには流石に驚いたが、それが妖怪というものの強さなのだろう。 　仔猫達が自力で餌を取れるようになるまで、という約束で軒下を貸して、残飯ではあるが毎日餌を置いていた水木は、母猫が回復するのも仔猫たちが成長していくのも、全てつぶさに見守っていた。そんな状態であったから、情が湧いてしまったのも無理らしからぬことだったのであろう。 　 「あの時に鬼太郎が強請っていれば、一匹くらい家に置いても良かったんだが」 「鬼太郎さんはそんな事、絶対言いませんですよ。それに……」 　 　耳をぴんと立てて、三毛猫又が口を噤む。目線の先には、玄関へと繋がる道がある。やがてそこから、鬼太郎が姿を見せた。 　 「ただいま帰りました……また来ていたのか、猫又」 「居るのに気づかないはずがないのに白々しいのですよ」 「分かっているなら、さっさとどけ」 「ハイハイわかりましてですよ。では、水木様。また来ますですよ」 「もう来るな」 　 　鬼太郎の気配を察知していた三毛猫又はさっさと水木の膝から降りると、あっという間に壁を越えて姿を消した。最後にスルリと膝に擦り寄ったのは、鬼太郎に対するちょっとした嫌がらせなのだろう。まんまと煽られた鬼太郎が不満げに唇を尖らせているのを見つけ、水木は仕方ない子だというように笑みを浮かべた。 　 「お帰り、鬼太郎。じゃあそろそろ飯にするか……って、おい！」 　 　立ち上がろうとした水木を抑え、鬼太郎はまさに猫のようなしなやかさと素早さでもって、水木の膝上に体を横たえた。腹側に顔を向けてぎゅうと抱き締めてくる姿に、人知れず水木の心臓が高鳴る。 　 「駄目です。水木はいまから、僕を甘やかすんです」 「……全く、本当に仕方のない子だな」 　 　言いながら水木は鬼太郎の願い通りに自身の膝に乗った頭を撫でる。満更でもない喜色は、いまは隠す必要もない。 　猫又の母仔たちが去るとなった当時、水木は水木本人も驚く程に落ち込んでいた。どうやら思った以上に、仔猫たちとの触れ合いは水木を癒やしていたらしい。猫又ではない、普通の猫でも迎え入れるかと本気で悩み始めた頃、鬼太郎はこう、水木に提案した。 　 『変わりに僕を撫でるのはどうですか？』 　 　水木は、鬼太郎ならいつも撫でているではないか、と思ったが、そういえば膝枕や膝に抱いて撫でることは赤児以来ないな、と考え直し、その提案を受け入れた。それが存外、上手いこと嵌まってしまった。余りに嵌まり過ぎて、人の命数を外れ、鬼太郎と親子以外 の関係が増えた今でも続いている。 　 （俺は、鬼太郎の望むことならなんでも叶えたくなっちまうからなァ） 　 　だから、今の関係にも現状にも不満はない。 　水木は膝枕で微睡む、自身の全てたる愛し子の頬を撫でながら幸せに微笑んだ。
December 17, 2024 at 5:07 PM
xgjo.bsky.social
この感覚は面倒だ。面倒でどうしょうもない。
母に関してはもう慣れているから陰鬱なありふれた日常の一つだし友もそうなりつつある
September 17, 2025 at 12:48 AM
yamanonono.bsky.social
幼稚園のほうは次男氏も3年目、いや4年目ってことでもうお友達も知ってる子が随分増えました。
そして母としても知り合いのママさんめっちゃ増えて、あちこちで挨拶できる、知り合いの多い新学期は新鮮でした！
長男氏の時はコ○ナもあって、ほとんど交流無かったしね…
おかげでこうして色んな人と喋れるようになるまで6年かかりました。
2年前までママさんにタメ語使うの抵抗あったのに、去年1年でやっと慣れて、いっぱい話せるようになった🤭
あの私がねぇ…
人は変わるもんだなぁ
#ちび神みに神の記録
April 9, 2025 at 8:13 AM
rhapsody02.bsky.social
わたくしもさんの👻族一家話ほんと好きで好きで…💧への愛が溢れてて大好き過ぎてしんどい(˶߹꒳߹)💕
💧はどうしても一線を引こうとしちゃうから泥酔するまで飲んでるのもお迎えが当たり前になってるのも👻族一家が全力で愛を向けた結果と思うと枕に向かって叫びたくなります…(叫んだ)🥹✨
そして母に姫抱きされるの絶対に慣れてるね？大人しく抱っこされてるの可愛いし父には我侭言ってるの可愛いしお父さん呼びを否定されなくて良かったね👹ちゃん！！！💧はもう寂しくないね！！！ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡
July 30, 2024 at 4:42 PM
cmy-25.bsky.social
義父母が当日連絡で泊まりに来るの、本当にやめてほしいけどもう慣れたわ😮‍💨
娘にもわたしにもとっても良くしてくれるし、娘と一生懸命遊んでくれるからありがたいんだけどね。

しかし、娘が叫び散らかすのは先週で落ち着いたと思ったのに、義父母来てから再発してしまった🥲えーん
March 2, 2025 at 2:25 AM
nooooopy.bsky.social
母含めぼくの家族の話すると情報量！てみんななる
もう慣れちゃったからなんか……すまん………てはなる
May 4, 2023 at 9:30 AM
asakavoce.bsky.social
季節のない街、第7話
どこもかしこも辛い。。ああいう母にはどうやって対処したらいいんだ？彼はどうすれば良かったの？
そして、こういうのに慣れたくないけど、もう一方はよくある話だ。叔母が真相を知ったときに、怒りが夫へ向かわないであろうところまでセットで。
May 19, 2024 at 2:55 AM