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広島県の離島、百島に住む著者が豚を貰い受け、育て、自らの手で殺し、食べるまでを綴ったエッセイ。
いずれ食べる予定の豚の世話をし、その成長に喜びつつも、いずれくる最期に揺れる日々。本当に自らモモに手をかけるとこなんか、よくぞこんな決断をして、実行したなぁと言葉を失ってしまう。
食事の本質というか、普段の生活では絶対に見えない食肉の姿が垣間見える。
ほぼ同じことを内澤旬子が『飼い喰い』でやってるけど、あっちは最期は業者に頼んでたっけか。あっちもあっちで凄まじかったけど、こちらも重たい、でも読んでよかった本でした。
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広島県の離島、百島に住む著者が豚を貰い受け、育て、自らの手で殺し、食べるまでを綴ったエッセイ。
いずれ食べる予定の豚の世話をし、その成長に喜びつつも、いずれくる最期に揺れる日々。本当に自らモモに手をかけるとこなんか、よくぞこんな決断をして、実行したなぁと言葉を失ってしまう。
食事の本質というか、普段の生活では絶対に見えない食肉の姿が垣間見える。
ほぼ同じことを内澤旬子が『飼い喰い』でやってるけど、あっちは最期は業者に頼んでたっけか。あっちもあっちで凄まじかったけど、こちらも重たい、でも読んでよかった本でした。
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www.chuko.co.jp/shinsho/2017...
吉見『日本軍慰安婦』からのつながりで。なによりもまず前線兵士の粗末な扱いに嘆息を禁じ得ませんし、その兵士たちに生活を破壊された無数の存在の無念、そしてそのような軍事行動を指示する指導者層の愚かさを思わずにはいられません。さらに言えば大日本帝国にとどまらない近代国民国家の欺瞞が本書には端的に示されています。昨今の社会情勢を考えたとき、このような権力への抵抗のありかたは喫緊の課題でしょう。とはいえ立場を問わず、同じ過ちを繰り返さないためにも一読をお勧めします。
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吉見『日本軍慰安婦』からのつながりで。なによりもまず前線兵士の粗末な扱いに嘆息を禁じ得ませんし、その兵士たちに生活を破壊された無数の存在の無念、そしてそのような軍事行動を指示する指導者層の愚かさを思わずにはいられません。さらに言えば大日本帝国にとどまらない近代国民国家の欺瞞が本書には端的に示されています。昨今の社会情勢を考えたとき、このような権力への抵抗のありかたは喫緊の課題でしょう。とはいえ立場を問わず、同じ過ちを繰り返さないためにも一読をお勧めします。
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www.heibonsha.co.jp/book/b160822...
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70年代のソ連、モスクワ、市民の憩いの場であるゴーリキー公園で三体の死体が発見される。指紋と顔が奪われた異様な死体の捜査に乗り出した捜査官のレンコはこれが単なる猟奇殺人ではないことを知る。
タイトルだけ長らく知ってたけど読んだことなかったので、読んでみた。結論、超面白かった。
ジョン・ル・カレのスマイリーの裏番組みたいな雰囲気とでも言いますか。中間管理職の悲哀と、体制の本音と建前が滲み出てて常に思っ苦しい空気なのが良い。
前半はミステリ、後半はスパイものとして楽しめた。
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70年代のソ連、モスクワ、市民の憩いの場であるゴーリキー公園で三体の死体が発見される。指紋と顔が奪われた異様な死体の捜査に乗り出した捜査官のレンコはこれが単なる猟奇殺人ではないことを知る。
タイトルだけ長らく知ってたけど読んだことなかったので、読んでみた。結論、超面白かった。
ジョン・ル・カレのスマイリーの裏番組みたいな雰囲気とでも言いますか。中間管理職の悲哀と、体制の本音と建前が滲み出てて常に思っ苦しい空気なのが良い。
前半はミステリ、後半はスパイものとして楽しめた。
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少女まんが雑誌「週刊デイジー」「別冊デイジー」が、1969年からの10年間を編集部からの視点で描く。
小説ではあるが、実在の編集者や漫画家がモデルとなって登場するため、これはあの作品かと想像がつきやすい。
家人は、「その頃の同級生は覚えていないが、読んだマンガは忘れない」と言っていた。まったくもってその通りで、本編のクライマックスにちょっとかすっただけの読者だったが、夢中で読んだことを思い出す。
ストーリーや登場人物たちはいまも頭に住んでいる。
www.shueisha.co.jp/books/items/...
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少女まんが雑誌「週刊デイジー」「別冊デイジー」が、1969年からの10年間を編集部からの視点で描く。
小説ではあるが、実在の編集者や漫画家がモデルとなって登場するため、これはあの作品かと想像がつきやすい。
家人は、「その頃の同級生は覚えていないが、読んだマンガは忘れない」と言っていた。まったくもってその通りで、本編のクライマックスにちょっとかすっただけの読者だったが、夢中で読んだことを思い出す。
ストーリーや登場人物たちはいまも頭に住んでいる。
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素晴らしかった。「天空の都の物語」という架空のギリシャ小説を軸に、過去・現在・未来の物語が綾に結ぼれていく。それは『オデュッセイア』のように、“地の果てまで行って帰ってくる” それぞれの長い旅だ。どんなに過酷な境遇にあろうと、かそけし光となって心に灯る物語は誰にも奪えない。と、物語への賛美が全篇の底流をなす。
ビザンツ帝国の少女アンナや、〈アルゴス号〉の少女コンスタンスのパートが好きだった。
“ばかな人のなにが美しいかって、いつあきらめるべきかまったくわかってないところ” …希望を手放すことはかくも難しい。
#海外文学
www.asukashinsha.co.jp/bookinfo/978...
日本各地にある田んぼの中に取り残されたような神社の写真集。時に桜が舞い散り、夏の新緑に囲まれ、落ち葉や雪に埋もれる神社の姿がただただ良い。
ぼけーっと写真を眺める幸せよ。
ほぼ確実に木とセットで佇む社に、色褪せた鳥居、そういや近所にもこういのあったなぁと懐かしい気持ちにさせられる。
温暖化が進んで将来、「昔の日本には四季ってものがあったんやで」って証拠となる一冊にならないように願いたいもんだね。
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日本各地にある田んぼの中に取り残されたような神社の写真集。時に桜が舞い散り、夏の新緑に囲まれ、落ち葉や雪に埋もれる神社の姿がただただ良い。
ぼけーっと写真を眺める幸せよ。
ほぼ確実に木とセットで佇む社に、色褪せた鳥居、そういや近所にもこういのあったなぁと懐かしい気持ちにさせられる。
温暖化が進んで将来、「昔の日本には四季ってものがあったんやで」って証拠となる一冊にならないように願いたいもんだね。
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読んでいる内に自分もその通りの1人になっているような、不思議な気分。ラストでは良かったー、と大きなため息が。読後感、とても良い。
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っていうか、ジャン=フランソワ・パロの原作すら、3冊しか翻訳が出ていない。おもしろいシリーズだったのに....
#海外ドラマ
海外文学
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#海外ドラマ
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『なかしましほのツイートレシピ』なかしましほ、主婦と生活社
『アンソロジー料理をつくる人』西條奈加・秋永真琴・千早茜・織守きょうや・深緑野分・越谷オサム、創元文芸文庫
これらとは別に借りた金原ひとみ『YABUNONAKA』の返却期限が明後日。読み終わるかなあ……
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『なかしましほのツイートレシピ』なかしましほ、主婦と生活社
『アンソロジー料理をつくる人』西條奈加・秋永真琴・千早茜・織守きょうや・深緑野分・越谷オサム、創元文芸文庫
これらとは別に借りた金原ひとみ『YABUNONAKA』の返却期限が明後日。読み終わるかなあ……
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世界には200以上の国があるのにほぼ全ての都市生活が退屈なのはなぜなのか?
を多種多様な写真、タイポグラフィを用いて近代建築が現在の社会に及ぼす影響と、今後に向けての提案をまとめた真面目な、でも絵本の様に愉しい本。
建築の世界における美学の大切さを真正面から説いてるのが印象的だった。美的感覚は贅沢ではなく、人間らしさなのだと。
これを読むとなぜ時としてフィクションの中で登場する架空の都市が魅力的に思えるのかが分かる。(SWのナブーとか、フィフス・エレメントとか、LOTRのミナス・ティリスとか)
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世界には200以上の国があるのにほぼ全ての都市生活が退屈なのはなぜなのか?
を多種多様な写真、タイポグラフィを用いて近代建築が現在の社会に及ぼす影響と、今後に向けての提案をまとめた真面目な、でも絵本の様に愉しい本。
建築の世界における美学の大切さを真正面から説いてるのが印象的だった。美的感覚は贅沢ではなく、人間らしさなのだと。
これを読むとなぜ時としてフィクションの中で登場する架空の都市が魅力的に思えるのかが分かる。(SWのナブーとか、フィフス・エレメントとか、LOTRのミナス・ティリスとか)
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随分売れた本で、私も傍らに積んでいたが読み出すとあっという間。誰もが年を取り、いつかは介護する身からされる身へと。個人差が大きすぎて、そして誰もが初体験。
明日は我が身となるかならないか。何を体験するんだろう。
@libro.bsky.social
随分売れた本で、私も傍らに積んでいたが読み出すとあっという間。誰もが年を取り、いつかは介護する身からされる身へと。個人差が大きすぎて、そして誰もが初体験。
明日は我が身となるかならないか。何を体験するんだろう。
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欧州、南北米の有名(日本では)無名の詩人の雪の詩のアンソロジー。
カエイロ、カモンイス、トラークル、ブロンテ、パスコリ、ヴェルレーヌ、ディキンソン等が好み。
原文と訳文のページ構成の品がよく、装丁もすてきでとても参考になりました。
@libro.bsky.social
saudadebooks.thebase.in/items/125091...
欧州、南北米の有名(日本では)無名の詩人の雪の詩のアンソロジー。
カエイロ、カモンイス、トラークル、ブロンテ、パスコリ、ヴェルレーヌ、ディキンソン等が好み。
原文と訳文のページ構成の品がよく、装丁もすてきでとても参考になりました。
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tg-net.co.jp/tatsumi_book...
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現代アートを語る際、必ずと言っていいほどハブられてる画家:クリスチャン・ラッセン。
CGなの?って感じの色使いとド派手な構図。見れば誰もが「ああ、コレね」となるあの絵は芸術なの?それとも露悪趣味の権現なの?
局所的に日本で受容されたラッセンの受容のされ方を、美術、哲学、博物館学など多様な視点から切った評論集。
蠢く群衆の欲望を的確に描き出した画家・ラッセン。その正体はビジネスマンでもあり、サーファーでもある。
山師的な魅力と、それに魅せられたがった当時の人々の精神史って感じで面白かった。
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現代アートを語る際、必ずと言っていいほどハブられてる画家:クリスチャン・ラッセン。
CGなの?って感じの色使いとド派手な構図。見れば誰もが「ああ、コレね」となるあの絵は芸術なの?それとも露悪趣味の権現なの?
局所的に日本で受容されたラッセンの受容のされ方を、美術、哲学、博物館学など多様な視点から切った評論集。
蠢く群衆の欲望を的確に描き出した画家・ラッセン。その正体はビジネスマンでもあり、サーファーでもある。
山師的な魅力と、それに魅せられたがった当時の人々の精神史って感じで面白かった。
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昔(この作品が単行本で新刊だった頃)かなり話題になったけれど私は読まずじまいで、この度の河出文庫のフェアで手に取った(全面帯のおかげw)。
頗る変梃りんな面白さで、恐ろしい話だった。何が恐ろしいって、訳者あとがきにもあるように「今」の話にしか思えない。「なんじゃこりゃ」と引き込まれたらあっという間に読み終えてしまう短さで、悪い夢を繰り返されるような徒労感の中に残される(フィル・モンスター、すぐに待ち望まれるじゃん)。
#海外文学 @libro.bsky.social
昔(この作品が単行本で新刊だった頃)かなり話題になったけれど私は読まずじまいで、この度の河出文庫のフェアで手に取った(全面帯のおかげw)。
頗る変梃りんな面白さで、恐ろしい話だった。何が恐ろしいって、訳者あとがきにもあるように「今」の話にしか思えない。「なんじゃこりゃ」と引き込まれたらあっという間に読み終えてしまう短さで、悪い夢を繰り返されるような徒労感の中に残される(フィル・モンスター、すぐに待ち望まれるじゃん)。
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モンドリアンやカンディンスキーよりも先に抽象画を描き、美術史を書き換える大事件を引き起こした天才ヒルマ・アフ・クリント。その生涯、作品の題材、19世紀に大流行した神秘主義を背景に紹介した評伝。
謎に満ちた画家の育った環境、制作環境、交友関係など知られざる画家の素顔が描かれる。
特筆すべきは神秘主義っていう、ともすればペダンチックに溺れそうになる分野を作品のテーマに絞って、小出しに解説しているところ。
発見されたのが現代故に、伝記皆無なこの御方。その知られざる生涯に迫ってみるのは如何でしょう?
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モンドリアンやカンディンスキーよりも先に抽象画を描き、美術史を書き換える大事件を引き起こした天才ヒルマ・アフ・クリント。その生涯、作品の題材、19世紀に大流行した神秘主義を背景に紹介した評伝。
謎に満ちた画家の育った環境、制作環境、交友関係など知られざる画家の素顔が描かれる。
特筆すべきは神秘主義っていう、ともすればペダンチックに溺れそうになる分野を作品のテーマに絞って、小出しに解説しているところ。
発見されたのが現代故に、伝記皆無なこの御方。その知られざる生涯に迫ってみるのは如何でしょう?
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英雄が好きで、悪びれずに不倫の恋に賭ける女王クレオパトラは、シェイクスピア劇では異色のヒロインだ。アントニーの臣下イノバーバス曰く、「あの女は無限の変化をみせるので一緒にいて飽きることがなく」「神官たちは、あの人が淫らな振る舞いをしても祝福する」と。…おお。
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英雄が好きで、悪びれずに不倫の恋に賭ける女王クレオパトラは、シェイクスピア劇では異色のヒロインだ。アントニーの臣下イノバーバス曰く、「あの女は無限の変化をみせるので一緒にいて飽きることがなく」「神官たちは、あの人が淫らな振る舞いをしても祝福する」と。…おお。
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