marie
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ピアノ(アンデルシェフスキ、ツィメルマン 、アンスネス 、藤田真央)/ヴィオラ(アミハイ・グロス)/ヴァイオリン(FPZ)/バレエ(アレクサンドル・リアブコ)/歌舞伎(七之助)/近現代美術/現代アート(ホー・ツーニェン)/Fujifilm(3台)/京極夏彦
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鈴木のぞみ 「Slow Glass — The Mirror, the Window, and the Door」
2025年10月3日–10月26日
ポーラミュージアムアネックス
鈴木のぞみさん、以前見たポーラ美術館の展示「The Mirror, the Window, and the Telescope」が秀逸でした。
テーマは視覚と記憶。
今回も近いテーマで、窓や鏡、扉のガラス面に、物に宿る記憶として、そこから撮ったイメージを写真の技法で焼き付けています。誰かが窓から、鏡で見たものの記憶を、窓や鏡を通して、時間を超えて眺める。ノスタルジックで、時間軸が歪むような不思議な感覚があります。
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Last week, violinist Christian Tetzlaff and pianist Leif Ove Andsnes performed to a sold-out Wigmore Hall 🎶

With a programme of works by Brahms, Donghoon Shin, Mozart and Ravel, the concert was live streamed and you can watch it on our website 🥳

📺 www.wigmore-hall.org.uk/whats-on/202509171930
パリ菅&ハーディングのワーグナーのリハ映像が流れてきたので聴きましたが、独特に細身というか、エッジがシャープというかで、オケの反応が速くてシャキッと格好良いなぁと。マケラはオケをよく鳴らしますが音の輪郭的には若干もさっとしたイメージが無きにしも非ず(好き好きだとは思いますが)。
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絢子さんのジゼルは本当に素晴らしかった…夢みたいで別次元行ってしまった…と感じられた寂しいとすら思ったほど。イギリス公演もありましたし、今回は期待できるかな。投票しましょう!
Dance Europe 2025年のダンサー・オブ・ザ・イヤーに新国立劇場バレエ団の小野絢子さんがノミネートされています✨️
新国立劇場からも出てるかな?

youtube.com/watch?v=KZFK...
Dancers of the Year 2025
YouTube video by Dance Europe
youtube.com
回数を聴いてませんが、私もパリ菅はハーディングの方が、と思います。
国際芸術祭あいち2025(-11/30)、愛知芸文センター 。大小島真木の、ヒト、動物、植物が融合した、異形にも見える陶の彫刻が小さいながら目を惹きました。豊穣の象徴に見えるものもあれば、死して朽ちているようにも見えるものも。農耕や土、食にまつわるテキストを組み合わせていて、生と死、食物連鎖による循環を連想させるインスタレーションになっていました。
ちょうどKAAT神奈川芸術劇場の個展がはじまったところで、名古屋から戻ってすぐ行ってしまった…。
あいち2025で圧倒的な存在感を放つジョン・アコムフラ。ガーナ出身ロンドン拠点、去年のヴェネツィアビエンナーレ英国館代表。英国館、まじ凄かったんですよ。何がってモニターの数。水を媒体に移民やディアスポラ、植民地支配の記憶や物語を紡ぐというコンセプトで、何しろ大英帝国なので語ることが山ほどある。建物の外にモニター、中にもモニター、ひたすらモニター。映像のトータル時間、いったいどんだけあったんだろ?
昨今の芸術祭では植民地主義や帝国主義の振り返りや反省がトレンド、というかマストですが、イギリスは特大反省会でしたね。この辺、(元)大国ですが何か?というドヤ感もとい矜持を大いに感じました(褒めてる)。
見た瞬間に、映像に目を奪われました。ため息ものでした……。超美麗な骨太作品でしたね。
国際芸術祭あいち2025、愛知芸文センターで一二を争う感じで好みだったのが、是垣さくらさんの愛知と鯨の関わりをテーマにしたインスタレーション。がっちりリサーチベースながら、ビジュアル的な魅力があり、特に刺繍が良い味わいを醸し出しています。
捕鯨船が南極海から鯨肉を塩漬けにして持ち帰っていた戦後の食糧難の時代には、常滑では、鯨の脂と血に染まった塩を土管向けの安価な釉薬として用いていたそう。名古屋港に漂着したマッコウクジラの骨、土管、骨を模した塩の陶作品等を組み合わせて、鯨の全身骨格を表現しています。その上に吊られた布に刺繍された鯨と合わせて、剛柔のバランスが良い展示。
国際芸術祭あいち2025、瀬戸の街中展示。冨安由真さんの展示はかつての八百屋の建物にて。外側は鏡張り。安定の異世界ぶりを発揮していて、本当に素晴らしい。砂キラと呼ばれる、瀬戸の鉱山で珪砂を精製する過程で寄り分けられた不純物を使用し、瀬戸の磁器土で作った花も散りばめていて、瀬戸ならではの展示を展開。「灰と薔薇のあいまに」という芸術祭全体のコンセプトに見事に応答し、生と死(どちらかといえば灰に寄っている)、色彩とモノクローム、リアルと虚構、虚像の間を行き来する。イメージが循環し、入れ子構造になっているのもちょっとゾクっとする仕掛けで、冨安さんらしい。
国際芸術祭あいち2025、瀬戸の街中展示も楽しかったです。旧日本鉱泉、2021年に閉業した銭湯を舞台に展開した佐々木類さんのインスタレーションがインパクト大。瀬戸に通って、地元の人たちと採取した季節ごとの植物をガラスに封じ込めて、上から吊り下げて展示。薄暗い浴室に浮かび上がる植物たちが何とも幻想的で、思わずため息が出る美しさでした。石鹸もとても可愛い。本芸術祭、「灰と薔薇のあいまに」がコンセプトですが、まさに生と死のあわいを感じさせるとともに、一瞬と永遠がそこにある、そんな空間。
2日間で国際芸術祭あいち2025へ。愛知芸文センターでは、ヴェネツィア・ビエンナーレ英国館代表、ガーナ出身、ロンドン拠点のジョン・アコムフラの3チャンネル映像インスタレーション 《目眩の海》が圧っ巻。人と海の関係を考察する作品で、人間と自然の関係だけではなく、奴隷貿易、移民等海にまつわる社会的、歴史的なテーマも含まれていて、ハードな内容でもある。残酷さもあるけれど、絶美の映像がこれでもかと迫り来る48分。驚異的な映像のクオリティで、長いけれど全然飽きません。3つのスクリーンを目が行ったり来たりでとても忙しい。ターナーやフリードリヒの絵画が参照された部分もあり、文字通り絵画的な映像美に溺れる。
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ドイツ鉄道の定時運行率がついに56,1%に。
ドイツ鉄道トップ、ルッツがついに解任されることになった。彼は2010年から役員幹部、2017年から社長、将来を見据えずまだ大丈夫、まだ大丈夫、と国外や新しいものばかりに目を向けていたツケがいまに。
前政府が初めた修復、どの路線がどれくらいの頻度で使われるのか、貨物・旅客・時刻表の見直し、などなど抜本的な改革が必要そうだ。2036年になんとかマシになりそうという見通し。オリンピックや万博、磁気浮上式鉄道なんて言ってる場合じゃない。
#本日気になったドイツニュース
www.sueddeutsche.de/politik/bahn...
SZ-Podcast: Wie die Bahn wieder pünktlich wird
Nach der Ankündigung von Verkehrsminister Schnieder zur Entlassung von Richard Lutz steht die Deutsche Bahn vor großen Herausforderungen. Unsere SZ-Expertin erklärt notwendige Maßnahmen für pünktliche...
www.sueddeutsche.de
何も書かずにアップしてしまいましたが、エディンバラ王立植物園のバラたちです。
士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~
2025.4.12~8.17
世田谷文学館
最終日に滑り込み。ほどほどの混雑で少し拍子抜け(もっとお客さん来ても良いような?)。
展示は原画を中心とした構成。士郎正宗、絵がうま過ぎてヤバい。編集者の方が見所として絵の上手さをあげていたけれど、生原稿を見て、うわこれは確かに上手いわ、と。建物もメカも完璧に決まっている。線が見事だしカラーも絶妙。
世界観の作り込み、細部の描き込みが尋常ではない…。一体何を食べると士郎正宗ができあがるのか?電脳世界、国際情勢、一体何をどうするとあの時代にああいう世界が描けたのか、参考図書が並んでいたけれど、とにかく謎。
先週、パリで見た展覧会。ポンピドゥーは5年間の改修休館の直前で、コレクション展示室はクローズ。図書館スペースで開催中の写真家ヴォルフガング・ティルマンス(2025.6.13-9.22)の展覧会を見てきました。
展示室ではない空間を縦横無尽に使った展示で、あ、ここにも作品が!という驚きも。展示されている写真のプリントや形状、サイズも多彩で物量も半端無い。写真というメディアの、そして写真の展示の無限の可能性を感じる展覧会でした。

WOLFGANG TILLMANS
NOTHING COULD HAVE PREPARED US – EVERYTHING COULD HAVE PREPARED US
私も住みたいなーと一瞬思いました。
エディンバラ、とても雰囲気のある、良い街でした。街並を目にして久々におおおおっ!これは凄い…!とワクワクしてしまいました。色彩に統一感があって、石の重厚感も相まって、漲る中世感。
街中でバグパイプの音が聴こえるのも、スコットランドに来たなぁとしみじみ感じられてとても良かったです。セント・ジャイルズ大聖堂の近く、あとは国立博物館の近くで吹いている方がいました。
エディンバラ、ものすごい観光地で、国際フェスティバル期間中、バカンスシーズンでだいぶワサワサしていたんだろうと思いますが、落ち着いた品が感じられて、居心地も良かったです。
気が付いておりませんでしたが、ウェブニュースを見たらかなり激しい火災ですね。時間があったら登ろうかなぁ、でもハイキングはしんどいなぁと思っていたところでした。。。
エディンバラ王立植物園。1670年に薬草園として開園した非常に古い植物園です。入園無料。まったりし過ぎて、下手をすると1日潰れてしまう。Queen Mother’s Garden のバラがとても綺麗。園内のInverleith Houseでは、展覧会 Linder: Danger Came Smiling を開催。ヘイワード・ギャラリーからの巡回なのね。カフェのご飯、ケーキも美味しいし、最高。
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「記録をひらく記憶をつむぐ」を見てきた。写真撮ってもいい作品も多かったので撮影してる方も多かったけど、私は撮ると見ることに集中できないタイプなので、中で撮影はせず。キャプションが充実してて、じっくり読む人が多いから人と視界が被るんだけど、みんな譲り合って見るというあんまり経験したことない展覧会。通してみると、なんというか、エモいのはヤバいなという感想を持った。プロパガンダだから当たり前なんだけど、分かっててみても藤田嗣治の絵はやはりすげーとなるし、そこにエモい物語ついたら簡単にころっといくのわかる。→
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東京国立近代美術館「記録をひらく 記憶をつむぐ」展。藤田嗣治が戦争に加担した画家として戦後特に批判されたのはなぜだろうかと思っていたのだけれど、その背景の一部が掴めた気がした。藤田が描く絵は凄惨さを捉えているとも感じられ、反戦の絵としても解釈することはできるが、彼が残した文書などを見ると、その立場や熱量は他の画家と比較しても突出しているように思った。だからこそ日本を出るしかなかったのだろうが....。ただ、藤田の絵を実際に観た人たちはどれだけ心動かされただろうかと思わずにはいられなかったのもまた事実。緻密で圧倒的な画力だった。
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昨日は職場に出る前にステーションギャラリーの「藤田嗣治 絵画と写真展」に寄ってきたのだった。冒頭ウジェーヌ・アジェの郊外の写真から、セルフブランディングが伝わってくるポートレート写真などなど。
写真のコラージュから制作する過程の展示では藤田作品に感じる平面っぽさの原因を見た気がして、これまた面白かった。
本人のスナップ写真の展示が圧巻で、とくに50-60年代のスライドを映写しているコーナーは座り込んでゆっくり見てしまった。

この時はまだ元気だったのに、午後から頭痛が出てきちゃった。展覧会のインプット過多のせいか、前日の歯科医のせいか
難波田龍起
2025年7月11日〜10月2日
東京オペラシティ アートギャラリー

難波田龍起(1905~1997) 生誕120周年、画業の全貌を振り返る回顧展。
初期の具象画は初めて見ましたが、マッスの表現がなかなか魅力的(後年の表現とはだいぶ異なりますが)。ギリシアへの関心は川島理一郎の影響もあったそう。
難波田らしい抽象画も多数。ドリッピングっぽい技法が見られる作品は、線が細い印象(文字通りの意味でも比喩的な意味でも)で、ドリッピングといってもポロックとは全然違う。色彩の変化も繊細。
内省を促す作品が多く、静かな環境で見るととても良い。