Tomomi Yamaguchi
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Professor, College of International Relations, Ritsumeikan University (Kyoto, Japan); Associate Professor Emerita of Anthropology, Montana State University (USA) Cultural Anthropology, Japan Studies, Feminism
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・「ジェンダーギャップ指数は、適切な指標か」への若干の補足
webfemi.wordpress.com/2016/10/03/gen…

ただし、ジェンダーギャプ指数という数値が問題だからといって、日本の性差別状況に問題がないと言っているわけでは全くない
https://webfemi.wordpress.com/2016/10/03/gen…
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高市総裁の話題にからめて、ジェンダーギャプ指数について山口智美さんらと運営しているサイトにあげた記事を紹介しておきたい。

・ジェンダーギャップ指数は、適切な指標か
webfemi.wordpress.com/2016/10/03/gen…

>女性の政治参画の割合や、出生率や健康寿命など異質な指標を加算し単純に平均を出したものであり、
それゆえに、平等度を示す指標として適切ではない

>算出された各国の男女不平等状況についての妥当性も担保されていない
https://webfemi.wordpress.com/2016/10/03/gen…
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The worst outcome of the LDP's election. Takaichi is a far-right politician who has consistently opposed gender equality throughout her political career. It is unlikely that Japan will introduce different surnames for married couples and marriage equality under the leadership of Takaichi.
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自民党総裁戦は結局最悪の結果に。排外主義や反ジェンダー運動は今後ますます盛り上がるという展開が予想されて嫌すぎる。
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Sad news... Although I am not a primatologist, I have used her films numerous times in my Anthro 101 classes, and her work has had a profound impact. R.I.P., Dr. Goodall. abcnews.go.com/Internationa...
Jane Goodall, famed primatologist and conservationist, dies at 91
Jane Goodall, the most prolific primatologist of a generation, has died. She was 91 years old.
abcnews.go.com
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昨今、記事などでよく目にするようになった「バックラッシュ」という言葉。
第2次トランプ政権が打ち出した反DEI(多様性・公平性・包摂性)の動きもその一つだと指摘されています。
背景や日本への影響について山口智美・立命館大教授に聞きました。
#リロン
#時代のことば
www.asahi.com/articles/AST...
前進への反動「バックラッシュ」が生じる時代 米国で加速、日本では:朝日新聞
■Re:Ron特集「時代のことば」 バックラッシュ バックラッシュが起きている――。昨今、記事などでよく目にする表現です。英語の「バックラッシュ」(backlash)とは、直訳すると「反動」や「反発」…
www.asahi.com
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「バックラッシュ」について松浦祐子記者に私への取材記事を書いていただきました。プレゼント機能を使って共有します。米国と日本の状況について話をさせていただきました。https://digital.asahi.com/articles/AST9V0R6LT9VULLI00PM.html?ptoken=01K69TEFCQXX3HP2YN6TY5B8DW
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自民党総裁戦、相変わらずで飽き飽きといった人々が出てきて、内輪ノリ炸裂状態をしばらく見させられるのかと思うとゲッソリ...
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▶つづき

センターでは、計画案についてのアラートを今後も発信予定です。
本アラートもぜひ広めてください。
パブリックコメントを出しましょう!

🌳HPにも掲載中!( www.ajwrc.org/7861
健康=妊娠・出産?
基本計画の「健康」に関する記述は、全体的に、妊娠出産に関わるプレコンセプションケア*や、学童期・思春期などの若者に対しての妊娠・出産に関する知識の啓発や、妊娠・出産を前提としたライフデザイン(将来設計)に力点が置かれています。リプロダクティブ・ヘルス/ライツは文字面としては書かれていますが、実質的には「産ませる」ための政策になっているのではないでしょうか。
*プレコンセプションケア=「女性やカップルを対象に、将来の妊娠のための健康教育を促す取組」のこと。 労働と健康
国家・地方公務員の女性に対しても「月経、出産等、個人差は大きいもののライフステージごとに特有の健康課題が存在することに留意して理解を促進する」(23 ページ) と、ことさらに女性の妊娠・出産に関わる「健康」について知識啓発を行うとしています。

労働に関わる健康問題は、産むこととの関係においてのみ関心が向けられており、労働条件の劣化による健康への影響や、人びとの健康を担う医療・介護分野の労働者の多くが女性であり、その労働条件が劣悪であることも軽視されています。 生殖に向けたセクシュアリティの管理
生殖に向けて女性のセクシュアリティを管理していこうとする姿勢は、第6分野に挙げられている「売買春の根絶」(75ページ)にもうかがえます。性と生殖に関する自己決定の権利の保障を軽視したままでの規制強化は、むしろ人権悪化につながるでしょう。
その下に「引き続き「第6次男女共同参画基本計画」の問題点について発信しますのでぜひフォロー・ご拡散ください!」「パブコメは9月15日まで!」というテキストと、パブコメのQRコード(https://form.cao.go.jp/lets_jokatsu/opinion-0099.html )と、アジア女性資料センターのロゴがある。画像背景に雨雲がある。
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【第6次男女共同参画基本計画 パブコメを出そう!】

アラート2:健康分野
「性別二元制の強化、生殖に向けた女性の身体の管理」

💡#第6次男女共同参画基本計画 のパブリックコメント(意見募集)が、8/26(火)~9/15(月)まで内閣府で実施中です。
5年ごとに定められ、今後のジェンダー政策の方向を決める重要な計画案です。

🧩センターでは計画案についての内部勉強会を行い、計画案の問題点を話し合いました。

今回の投稿は、計画案のなかでも「健康」に関する内容に着目します。
(前回の投稿:アラート① なぜ「ウェルビーイング」?)
「第6次男女共同参画基本計画」「何が問題か?」をテーマにした投稿画像。画像の上部に「アジア女性資料センター」「2025.09.10」のテキストがある。その下、ライムグリーン色のテキストボックスに「アラート2:健康分野」「性別二元制の強化、生殖に向けた女性の身体の管理」と書かれている。画像の背景に雨雲や拡声器のイメージがある。 付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
性別二元論の強化
第6次計画は、人を生まれもった身体の特徴によって男・女どちらかの性別カテゴリーに永続的固定的にわりあてる、性別二元論をいっそう強化する恐れがあります。
たとえば? 性別二元論の強化
6ページの注31では、「人間には生まれついての生物学的性別(セックス/sex)がある。一方、社会通念や慣習の中には、社会によって作り上げられた『男性像』、『女性像』があり、このような男性、女性の別を『社会的・文化的に形成された性別』(ジェンダー/gender) という」とのべられています。
 
この説明は、身体的特徴による二元的な性別カテゴリーを強制し、ジェンダーをたんなる男らしさ・女らしさの問題に切り詰めており、性別二元的な社会の枠組みによって現に差別を受けているトランスジェンダーやノンバイナリーの人々への抑圧を強化しかねません。さらに、女性を生殖役割に押しこめ、女性の身体・セクシュアリティに対する管理を強化しかねません。 強調される「身体的性差」
第4分野「生涯を通じた男女の健康への支援」(43ページ)の冒頭にも、「男女が互いの身体的性差を十分に理解し合い、人権を尊重しつつ、相手に対する思いやりを持って生きて行くことは、男女共同参画社会の形成に当たっての大前提である」と書かれており、ここでも「身体的性差」が登場しています。
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🍀また、今回のパブコメは公表から締切までが20日あまりと、「原則30日以上」と定める法令に反して期間が大幅に短く、市民参加をないがしろにする点でも問題があります(※)。
※ ただし行政手続法に基づかない「任意の意見募集」として設定されているため法令上の問題は回避している形

センターでは、計画案についてのアラートを今後も発信予定です。
これを参考に、ぜひパブリックコメントを出しましょう!

★HPにも掲載中
ぜひ広めてください-`📢
www.ajwrc.org/7848
付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
「日本型」ウェルビーイングの危うさ
例えば2023年に閣議決定された「第4期教育振興基本計画」では、「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」が掲げられ、「我が国においては、ウェルビーイングの獲得的要素と協調的要素を調和的・一体的に育む日本発のウェルビーイングの実現を目指すことが求められる」としています。 個人の権利や自由より、集団のための協調的幸福を強調するものです。とりわけ女性にとっては「協調性」「利他性」を強調する「日本社会に根差したウェルビーイング」が家庭や地域、国への貢献の押し付けになる危険が高いのではないでしょうか。 付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
平等を置き去りにしたウェルビーイング
「経済財政運営と改革の基本方針2024」(骨太方針2024)には「Well-being指標」も登場し、デジタル庁は「地域幸福度(Well-Being)指標」の活用を進めています。また、「ウェルビーイング推進課」のもと「協調的要素」を強調した政策を進める富山県など、 地方自治体でも「日本社会に根差したウェルビーイング」や「ウェルビーイング指標」の導入が進行しています。こうした動きは、 行政が幸福を数値化・管理するのではという懸念を高めます。ジェンダー平等とは整合し得ないのではないでしょうか。 付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
男女共同参画基本計画は、ジェンダーに基づく差別や不平等を撤廃するという目的を再確認すべきです。「多様な幸せ」としてのウェルビーイングという曖昧な概念によって、差別と不平等をなくす国の責任を曖昧にすべきではありません。
その下に「引き続き「第6次男女共同参画基本計画」の問題点について発信しますのでぜひフォロー・ご拡散ください!」というテキストとアジア女性資料センターのロゴがある。背景に雨雲がある。
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🚨第6次男女共同参画基本計画 パブコメを出そう!📣

アラート1 なぜ「ウェルビーイング」?

#第6次男女共同参画基本計画 】のパブリックコメント(意見募集)が、8/26(火)~9/15(月)まで内閣府で実施中です。
5年ごとに定められ、今後のジェンダー政策の方向を決める重要な計画案です。

✍️センターでは計画案についての内部勉強会を行い、計画案の問題点を話し合いました。

📊今回の投稿は、計画案のなかでもとくに「ウェルビーイング」概念の扱いについて、警鐘を鳴らすものです。
「第6次男女共同参画基本計画」「何が問題か?」をテーマにした投稿画像。画像の上部に「アジア女性資料センター」「2025.09.05」のテキストがある。その下、紫のテキストボックスに「なぜ「ウェルビーイング」?」「アラート1」と書かれている。画像は雨雲、前傾に拡声器のイメージがある。 付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
「ell-beingとは?
基本方針ではなぜか「女性も男性も暮らしやすい多様な幸せ(Well-being)」という概念が基本理念として掲げられています。しかし、ウェルビーイングをそもそも「多様な幸せ」と理解することには、大きな問題があります。「福祉」とも訳されるウェルビーイングは多様な要素から成り、単に個人の主観ではなく、物質的な条件が大きく作用します。
画像の下に「参考:「なぜWell-beingを「幸せ」と訳すのでは足りないか?」とQRコードがある。(リンクはこちら:https://www.jil.go.jp/researcheye/bn/079_231129.html) 付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
差別の是正でなく「多様な幸せ」
政府がウェルビーイングを単なる個人の主観に基づく「多様な幸せ」かのように男女共同参画基本計画の基本理念に掲げることは、ウェルビーイングを損なっているジェンダーやその他の要因による差別や物質的不平等を見えなくさせるだけでなく、そうした差別や不平等をなくすという政府の責任から注意をそらしてしまうことになります。「多様な幸せ」とされるウェルビーイング概念を、ジェンダーにもとづく差別撤廃のためであるべき計画の基本理念の軸にしてよいのでしょうか。 付箋のイラストの上に次のテキストが書かれている。
ウェルビーイングの登場
さらに、ウェルビーイング概念が、すでに政府や自治体の政策の中で使われていることに注意が必要です。たとえば菅政権下、下村博文政調会長時代に発足した自民党「日本Well-being計画推進特命委員会」(上野通子座長)ですが、参加した有識者は男性ばかりでした。この特命委が、さまざまな基本計画のメインテーマとして「ウェルビーイング」を位置付ける取り組みを行ってきました。
背景にグラフのような紫の線がある。
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下村博文氏のサイトに掲載されたマンガで説明される「ウェルビーイング」。「ママはみんながいつまでも元気でいてくれたら幸せ!あとステキなお洋服もあったらもっと幸せかも!」と、女性の幸せについてことさらに利他性を強調しつつ「ステキなお洋服」程度で済むことにされている。家族のために尽くし、消費することが女性の幸せということか。政権与党である自民党内でこんなジェンダー視点がまるで欠落しているのを丸出しにしている人が中心となり推進してきた日本型の「ウェルビーイング」。批判もないまま男女共同参画基本計画に使われてしまったら怖いのでは。
www.hakubun.biz/manga_01/
第1回『 ウェルビーイング 』ってなに!? - 下村博文 公式WEB
第2回 下村さん、『志』芽生え、躍動へ 番外編 セイラちゃんの家族と考える ~ しあわせなキッチン ~
www.hakubun.biz
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davidamcneill.bsky.social
The Sanseito party has registered as a lobbying organization in the United States, seeking to "influence government, parliament, or administrative agencies to enact or amend policies and laws for specific interests or objectives". Why? H/t Matsudaira-san.
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日本型ウェルビーイング=古事記らしい。https://x.com/takahashijuku/status/1962810730698375331
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mcopelov.bsky.social
Here we go. of all IFLE funding. No FLAS fellowships or NRC area studies centers nationwide.

Might be nice of even a single university president was willing to speak up about this disaster for R1 universities & their students.

democrats-appropriations.house.gov/sites/evo-su...
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msmsaito.bsky.social
いろいろおかしいことばかりのウェルビーイングに関する指標や政策だが、さまざまな国家の計画や地方自治体の行動計画などに盛り込まれまくっている。
いつのまにかWHOなど国際的な機関が提唱している指標とは乖離した、なんでもありの日本型ウェルビーイングがまかり通っているのかも。
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msmsaito.bsky.social
富山県は、ウェルビーイングを向上させるのに、
「ロゲイニング(※)」というのをやるそうだ
>まちを巡って地域の歴史や自然を学びながら、富山の魅力を感じてもらう
pref.toyama.jp/101741/24122...

なんでもあり、な概念だということだけは学べたぞ
pref.toyama.jp
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富山県のウェルビーイングの指標をみてみたが、

富山県のそれは、「主観的な幸福度を重視」だと。
「主観的な幸福」の実現を、公共政策の目標に掲げるのはそもそも、おかしいと思う。
「自分らしくいきいき生きること」も同様

こういう政策は、誰が決めているのか?!

pref.toyama.jp/101741/toyam...
pref.toyama.jp
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男女共同参画基本計画案におけるウェルビーイングは、
>女性も男性も暮らしやすい多様な幸せ(well-being3)を実現する社会形成

「多様な幸せ」は、なんでもありとなり、
性差別の撤廃とは、ズレてくる
男女共同参画基本計画に入れるのはまずすぎる

gender.go.jp/kaigi/senmon...
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富山県は、先取り?のつもりで「男女共同参画の推進による「ウェルビーイング先進地域、富山」の実現」を掲げている。
内容を読んでも何が先進地なのか、さっぱりわからない
www.pref.toyama.jp/documents/37...