オメラス
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@echange.bsky.social
アウトプット、備忘録
大体普段は事実と規範の峻別みたいなこと言っておきながら、差別の話になると途端に当時は普通だったなどと事実レベル(どこまで事実なのかも疑わしいが)の弁明を繰り出すのは滑稽ではないか。
November 9, 2025 at 2:00 AM
ディズニーはこの点で岩波書店はじめ日本のリベラルっ気のある会社よりマトモかもしれない。
November 9, 2025 at 1:57 AM
'These stereotypes were wrong then and are wrong now. Rather than remove this content, we want to acknowledge its harmful impact, learn from it and spark conversation to create a more inclusive future together.'
歯が浮きそうな弁明だ。実際これを欺瞞だとか指摘するのは容易である。しかし、敢えてこのような言い方をするのが公共性・社会性というものだ。そうできないのは単に政治的に幼稚だからだ。
November 9, 2025 at 1:51 AM
「後の吉本隆明がどれほど愚劣になったとしても、「マチウ書試論」を書いた頃の吉本にはこの種の正直にものをを見る姿勢が保たれていたことは認めるべきだろう」
『イエスという男』p.135
November 8, 2025 at 9:34 AM
「移民に対する偏見の結果として重要な社会サービスが縮小されたり、貴重な資源が重要性の低い分野に投入されたりする結果、様々な社会問題が悪化している可能性もある。」
『アメリカの政治 第2版』p.117
November 8, 2025 at 4:12 AM
市民社会の合理主義的な立ち上がりor立ち上げを語る点で、一部の古典的なリベラリズムには注目できる。
ロールズ,ノジックではロールズの方が体制の持続用って点で社会への目端が効いてる。
October 26, 2025 at 11:56 PM
第一章残り、算術的合理性と不公平のはなし
October 26, 2025 at 5:39 AM
p.66-67「せっかく正しいことをいいながら、それでは誰もあなたを理解しなくなりますよ・・・・・・。」に対する批判
October 26, 2025 at 5:36 AM
p.65-66「屈従を屈従と思って憤る精神までも、彼らから奪い去ろうとすることになる。」くだり
October 26, 2025 at 5:34 AM
「もしも税金集めの下請人の下っぱと仲良くつきあえば「敵性協力者」を承認したことになるから反体制ではありえない、ということになるとすると、かつての沖縄の全軍労(米軍基地で働く労働者)の闘争などは全然理解できないことになってしまうだろう。いやさ、日本全国の国家公務員地方公務員の一人、その下請で極めつきの低賃金で働かされている「臨時」や非常勤の労働者の一人とでも多少仲良くつきあったら、それは国家権力を全面的に承認したことになり、体制反体制を超える地点に躍り出たことになるのか。天下りで不労所得を稼ぎまくる大蔵(財務)官僚や国税局の上層部と、地方の小さな税務署の下請アルバイトの非常勤職員をいっしょくたに
October 26, 2025 at 5:25 AM
隣人愛についての文脈で、「この言葉は、支配権力が「敵」をつくり出すことによって、人民をみずからの支配下にかかえこむことに対する逆説的反抗として、このように言われてこそ意味を持つ。それが逆に、支配階級が、みずからに反抗する者たちに対して、「憎しみを持ってはいけません。敵をも愛するほどの心をお持ちなさい」とにこやかに説教する時には、意味が逆転する。
リベラルな運動・政党が富裕層向けの娯楽になってしまって、末端の労働者と乖離が生まれた、というナラティブは凄く広まっているけど、実際には労働者のための活動もたくさんやってるんだよな。

みんなそこに関心持とうとしなかったり、そんな運動には意味がないって揶揄して無視しようとするのはなんでなんだろうね……(もちろんこれはリベラルが無謬であるという話ではない)
October 26, 2025 at 5:02 AM
「こう言うことによって、人々は、差別されてきた者たちを社会的秩序への従順さに馴らしていこうとする。彼らもこんなにおとなしい、いい人たちなのだから、と言いつつ。」p.45
October 26, 2025 at 4:56 AM
「およそ、体制内規範の建前というものは、それを本気になって実行することがありえない時にのみ、無難な表看板としての価値を保ちうる。どんな大学にしても、「永遠の真理を探究し」というようなうたい文句は飾ってあるし、警察は市民を守るために存在し、法のもとにすべての人間は平等です、というわけだ。いいじゃないですか、本気になってやってみてくれよ。」p.39
October 26, 2025 at 4:52 AM
「歴史研究における客観性というのは、一つの限定された方法論上の問題であって、客観的正確さという規準だけに頼って対象を描こうとすると、客観的などころか、おそろしく矮小に対象をとらえることになる。」p.29
October 26, 2025 at 4:48 AM
「一つの社会に支配するイデオロギーの共通性は、意外に強度なものなのだ。小官僚的な権力のしっぽは、どこで会ってもみな同じ顔をして同じ言葉を同じ抑揚で口にする。飼いならされた民衆は、これまたどこでも同じ言葉を語るように仕向けられる。」p.18
October 26, 2025 at 4:44 AM
「前者の問いは、社会秩序を批判にさらす者に対して、それではお前はどういう秩序をつくってくれるのか、という問いである。後者の問いは、社会秩序を批判にさらす者に何ほどか賛同してみたものの、やはり恐ろしくなって、私たちにも安心して身を寄せかけることのできる秩序を与えてください、という問いである。本質的に両者は共通する。前者は後者の上に立って自己を支え、後者は前者の力を補完する。」p.17
October 26, 2025 at 4:41 AM
「歴史の記録に生き残った者が偉大なのではない。あとかたもなく消されていった多くの人々こそが、歴史をその本質において担った者である。」p.11-12
October 26, 2025 at 4:36 AM
「実際に幸福ではありえない「貧しい者」をつかまえて、「幸い、貧しい者」と宣言してみたとて、何の意味があるのか。しかし、逆説的反抗とはそういうことではないのか。貧困は苦痛なのだ。貧困が幸福であるはずはない。とはいうものの、それだからとて、幸いなのは豊かな者だけであって、金持こそ幸福、と言われてみても、嫌な気分がするだけだろう。そういうことがあってはならない。あの連中だけが幸福なのだ、などと言われたら、貧しさの中で苦労して生き抜いている者の矜持が許すまい。いや、これはやせ我慢の矜持ではない。金持が幸福で貧しい者が不幸だ、などということが当然のこととして認められてよいはずがない。もしも此の世で誰かが
苦しんだ人ほど偉い、みたいな価値観、他人が納得できる物語を求めて個人の人生を掘り尽くす地獄になるから、ほんとしょうもない
October 26, 2025 at 4:30 AM
左派っ気のある人でも右派ナラティブに積極的に傾倒したがるのは自らの至らなさを因果論的に仕方無いって許してくれるからなのだろう。
人間が自由でしかないということは誰にとっても恐ろしいってことか。
October 14, 2025 at 2:16 PM
何かバーターが無いと人は話を聞かないよみたいな説教ほど人を馬鹿にしてるものもない。
何がしかの形で実存主義に触れた人でも、こんな感じの右派ナラティブにあっさり屈服するのだから驚く。(自己欺瞞)
October 14, 2025 at 2:06 PM
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「人権の考え方」
6年前の国連のビデオ。

日本の学校であまり教えない種類の重要な話だと思います。

最新の人権であるデジタルの権利、プライバシーの権利にも言及しています。
youtu.be/mSOa_NA65ng
世界人権宣言70周年:人権の考え方
YouTube video by 国連広報センター (UNIC Tokyo)
youtu.be
October 13, 2025 at 11:41 AM
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歴史学者だけど「独裁者」について質問ある?| Tech Support | WIRED Japan, 2025/04/15 youtu.be/UYh5lABJEgI

"権威主義研究者のルース・ベン=ギアット教授がインターネットの質問に答えるテック、じゃない独裁者サポート"

たいへん興味深かった。内容を抜粋して紹介したい。

質問: 「アメリカ人は独裁政権下で暮らしたいのでしょうか?」

回答: 多くのアメリカ人は独裁が何を意味するのか全く理解していませんが、民主主義が自分たちを裏切っていると信じ込まされ、独裁者を優れたロールモデルとして見せつけられてきました。
(続く
歴史学者だけど「独裁者」について質問ある?| Tech Support | WIRED Japan
YouTube video by WIRED.jp
youtu.be
September 6, 2025 at 11:30 AM
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懲役くらってるやつの大半が「自分が悪かったから」とは思わずに「しくじった、運が悪かった」と思ってるんですよね
人の心が無い悪人について知見があるんでちょっといいすか🙋‍♀️ こーれ自信あります。
悪事をやめさせるなら数字の上下がオススメです。高額な罰金とか給料を下げるとか。数の増減ならギリ理解してて、他責なので反省という概念は無いです。
悪人が泣いて謝ってる時は、被害者の心情に寄り添ってるんじゃなくて、悪事の未達成やバレた事に対して不甲斐なくて泣いてます。
心ある優しい方々がすぐに悪人を許そうとするので、何故なのか質問したら、誰にでも心があると思い込んでたんですよね。逆に悪人の方からしても、まさか人間に心があるとは思いもよらない事ですけどね。
カブトムシくらいの脳内だと思っておくと丁度良いですよ。
September 6, 2025 at 3:57 PM
選挙って日本の選挙制度だけに限られないかもしれないが、例えば有権者(労働者)と候補者(資本家)間の交渉力格差容認+結果を度外視した法規の価値合理的遵守+選挙以外の政治手段を認めない狭隘さ(選挙結果には文句言わず「男らしく耐えろ」)などの要素により、19世紀意思理論の生ける化石みたいになってる。
もちろん資本家は、右翼(保守派)と置き換えてもよい。ここでの交渉力とは、相手の思考に対する支配の程度であり、暴力・制度にとどまらず構造的なものでもある。
September 9, 2025 at 3:57 AM
「ディオゲネス自身が、人間を例えばギリシア人と異邦人に分けて差別する、あるいは、人間を自由人と奴隷に分けて差別することをあざわらったのであり、このようにそのときどきのconventionalな現実に対する激しい批判、あるいは抗議というものが、内攻して自分に向っていったときにいわゆるシニカルな生活や思想のスタイルが生まれたのである。」福田歓一『政治学史』p.55
August 1, 2025 at 8:40 AM