浅沼光樹
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asorbus.bsky.social
浅沼光樹
@asorbus.bsky.social
和製・独逸観念論研究者 / 単著 『人間ならざるものと反政治の哲学』(青土社、2024年) / 翻訳 E・サッカー『この惑星の塵のなかで——哲学のホラー』(青土社、2025年) / 連絡先 asanuma.kouki@gmail.com
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今日岩波の思想でユク・ホイのシェリングとテクノロジーがどうという話を読んだけどめっちゃ面白そうなこと書いてた。でも面白いだけではという気持ちもかなりした。
技術と倒錯について体系の関係を通して考えればいいんだという指針を一つ持てたということがよかった。
November 3, 2025 at 4:37 PM
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しかし浅沼さん文章うまいにゃ・・ これだけドイツ観念論からシェリング、フィヒテ、ヘーゲル、メイヤスー、ガブリエル、アメリカに飛んでプラグマティズム、日本に来て西田、田邊、西谷、ドゥルーズ、デリダ、ジジェクのシェリングetcを連載形式で大量に歴史の流れに即したり遡りながら捌きつつ、今この段落ではなにを追ってるのか、なにを問題としてるかこれを取り上げているのかを非常にクリアにカットしてかいてて、かといって話題や視点は単調でなく素早い交替、多孔質的にいい具合に散っていて、結局はすごい充実した読み感がある
October 2, 2025 at 6:00 AM
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ヤバげな箇所(ホグレーベによるシェリング読解にふれたところ

「単称名辞と一般名辞に対して無差別である何か」の探求は、それがFaの成立以前に見出されるものであるがゆえに、私たちは「無意味の制御不能な散逸」(…)──その放射線の被爆量は理性的存在者の許容限度を軽く超えている──に不断に身をさらす羽目に陥らざるをえない。その上さらに、この探求は「述語的回転」(…)と呼ばれる悪夢のような出来事に直面することで最大の難所にさしかかる。/浅沼光樹『ポスト・ヒューマニティーズへの百年』
October 2, 2025 at 5:49 AM
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自分の、真の影響源を隠そうとして、明かしても傷つかない、無害な名前を「影響を受けた」者として挙げる身振りは切なく、また切迫したものである

 ヤスパースのハイデガー評には同時にシェリング評と言うべき一面があった。(…)彼によれば、ハイデガーは「本当に自分を規定している人々、たとえばキェルケゴールやシェリングから、ひとの目をそらそうとしているかのようである」。ここで指摘されているのは、「彼の思想を生みだすもとになったもの」と「主題として強調される」思想家との間に一般的なギャップがあるということである。/浅沼光樹『ポスト・ヒューマニティーズへの百年』、第二章
September 28, 2025 at 2:23 AM
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"待望の初訳! 思考不可能な世界を呼び覚ます"

"今日、世界は私たちの思考の及ばないものとなりつつある。惑星規模の災害、パンデミックの勃発、そして迫り来る絶滅の危機。本書は、私たちが思考の彼方へと逃れ去る世界を思考するための手段として、ホラーというジャンルに目を向ける。ブラックメタルからラヴクラフト、さらには伊藤潤二の漫画まで——さまざまな作品を媒体としながら謎めいた奇才によって提唱される、独自の宇宙的悲観主義"

ユージーン・サッカー/ 浅沼光樹 訳 『この惑星の塵のなかで 哲学のホラー』
www.seidosha.co.jp/book/index.p...
青土社 ||哲学/思想/言語:この惑星の塵のなかで
www.seidosha.co.jp
September 10, 2025 at 12:06 PM
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来月出るユージーン・サッカー『この惑星の塵のなかで 哲学のホラー』が面白そう
(11月に短篇集『悪夢工場』が出る)トマス・リゴッティへの言及もあるみたい
www.seidosha.co.jp/book/index.p...
青土社 ||哲学/思想/言語:この惑星の塵のなかで
www.seidosha.co.jp
September 20, 2025 at 4:44 AM
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"待望の初訳! 思考不可能な世界を呼び覚ます"

"今日、世界は私たちの思考の及ばないものとなりつつある。惑星規模の災害、パンデミックの勃発、そして迫り来る絶滅の危機。本書は、私たちが思考の彼方へと逃れ去る世界を思考するための手段として、ホラーというジャンルに目を向ける。ブラックメタルからラヴクラフト、さらには伊藤潤二の漫画まで——さまざまな作品を媒体としながら謎めいた奇才によって提唱される、独自の宇宙的悲観主義"

ユージーン・サッカー/ 浅沼光樹 訳 『この惑星の塵のなかで 哲学のホラー』
comingbook.honzuki.jp?detail=97847...
『この惑星の塵のなかで』
待望の初訳! 思考不可能な世界を呼び覚ます<br>今日、世界は私たちの思考の及ばないものとなり...
comingbook.honzuki.jp
August 1, 2025 at 5:20 PM
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落掌。予想以上のボリュームと、洗練されたデザインに驚いています。拙稿「ひとつの線──シェリング、ラヴェッソン、九鬼周造」は99-109頁でした。
June 2, 2025 at 2:30 PM
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次に、柿並良佑「トーテゴリー、トーテゴリー──ナンシー/シェリング/ラクー゠ラバルトのミトグラフィー」(296-309頁)は個人的に嬉しい論文。柿並さんも註7で挙げてくださっているリオタールの『崇高の分析論』を訳しているとき、まさにこのあたりのことが知りたかった。そういうことが濃密に書かれている。
June 3, 2025 at 2:45 PM
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なにぶん大部なので、浅沼さん×檜垣さんの巻頭討議のあとは、とりあえず目次から気になったものを拾い読みしている。まず山内志朗「坂部恵とシェリング」(110-115頁)にはいろいろな意味で驚かされた。
June 3, 2025 at 2:30 PM
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【新刊】浅沼さんがあちこちで書かれたものを一つに編まれた。『シェリング年報』で書かれた論文は実に刺激的で私はこれに促されてシェリングを丁寧に読みなおすきっかけになったものだ。すごく面白かったけれど…それにしてもマルクス・ガブリエルよ!本当に有能な学者だったのに。浅沼さんはその最良のところを抽出して教えてくれている。大学人として偉くならず、テレビ番組になんかホイホイでないでシェリング研究家として貫いてくれていたら。いやいや人の人生をあれこれ言うものでないか。それくらいマルクスガブリエルは優れた学者だった。(←そんな感想かよw)
October 13, 2024 at 2:10 AM