中野善夫
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中野善夫:英米の古い幻想怪奇小説をよく読みます。ときどき翻訳も。去年の9月にイーディス・ウォートン綺譚集が出ました。もうあれから一年か。
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yakumoizuru.bsky.social
作業中のファイルの名前に

・最新版
・最新版2
・最新版のコピー
・最新版のコピー(1)
・最新の最新版

などが現れ始めたらなにかのサイン。
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宅配便の不在通知のメッセージが届いていて、いや今日はずっと家にいたのにと思って新聞受けなど見てみたが何の通知もなく、再配達の手配をしろというURLがduckdnsなので変だと思い無視することにした。いや、duck DNSは怪しい業者ではないけれど、無料DNSをまともな会社がそのままの名称で使うかということですね。
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日曜日のパンを焼いた。
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katzptd.bsky.social
「ネタバレ」は原文では「spoil」だった。
ざっと40年前、私が若い頃は「ネタ割り」と言っていたが、いつごろから変わったのだろう。
それにしても、小説の出版にかかわっているとよく聞く言葉で、「タイトルがネタバレ」「帯がネタバレ」と言いたがる人が多いのには閉口する。昔はいちいち反論していたものだが、相手は自分の主張を信じて、こちらが筋を通してもいっさい聞かないので、黙っていることにして久しい。
最近の拙訳書でも「表紙絵がネタバレ」と言われたが、何のことか表紙を見てもわからない。作品世界にドラゴンがいるのは著者が前半で語っているのだが。
jp.ign.com/movie/81173/...
「ホラーの帝王」スティーヴン・キング、“ネタバレ嫌い”の声を「駄々っ子の泣き言」と一蹴
ネタバレ注意!
jp.ign.com
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ogawakimiyo.bsky.social
10/12発売予定の『ゆっくり歩く』(医学書院)の見本が届きました。コスパやタイパにせき立てられる社会で母の介護を始めてみると、なんだか書かずにはいられなかった本です。難病になり、ゆっくりしか歩けなくなった母に調子を合わせてみると違った景色が見え、ウルフ、ハン・ガン、ボルヘス…文学の強度が加勢してくれました。

母の困難や遅さに合わせていると、自分がいかに言葉に頼りすぎる近代人であるか、人間がいかに可謬性を抱えているかに気づきました。

装画の本田亮さん、ブックデザインの加藤愛子さん、これが最後のケアひらになる白石さん、本当に感謝しています。どうか皆さまに読んでいただけますように!!
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shigeyuki.bsky.social
本音では、ネタが割れたくらいで面白くなくなる小説はたいしたことないんだよ、って思ってる
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shigeyuki.bsky.social
ネタバレをすごく気にする人は多いけど、ぼくはまったく気にならないなあ。まあ、映画でいえば『ユージュアル・サスペクツ』みたいな作品なら、ネタを割られてしまうと確かに台無しにはなるかもだけど、面白い小説の場合はたいてい、読んでるあいだは目にしたはずのネタバレをまったく忘れてることが多いし笑
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baddiebeagle.bsky.social
"ウクライナ西部を主に、森と植物にまつわる伝説に題材をとった古典小説を収録したアンソロジー短編集。森の妖精マフカに森の王リソーヴィク[レーシィ]、人魚ルサールカに情熱的な火の蛇ペレレスニク。いたずらなポテルチャータに、貧乏神ズリドニ、小さな森の精霊フフ。カルパティア山脈の冥界の王アリドニクにマフカを引き裂く陽気な精霊チュハイストル。イワン・クパーラの夜にだけ咲く奇跡をもたらすシダの花。スラヴと山の民に語り継がれる幻想的な存在が織りなす物語。収録作は全九本"

高野昂 訳・絵 『ウクライナ怪奇幻想奇譚集 木精 森の歌』
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ウクライナ怪奇幻想奇譚集 木精 森の歌 (バラーチカ叢書)
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tolleetlege.bsky.social
今日買った本:本の雑誌11月号〈世界の文学賞を目指せ!〉
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uzumakikuri.bsky.social
「われわれが生きているのはstoryではなく、sentenceである」という最後の一文もよかった。一般にsentenceはstoryよりも多様な解釈の余地がある(前後の文脈で意味が変わる場合もある)から、この一文は人生のみならず、バイディーという人物や、この作品そのものをも指している……ようにも思えてくる。
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uzumakikuri.bsky.social
やがて語り手の住む町ではホームレスのためのシェルターが廃止されて……。
この作品にも明確な超常現象は出てこない(強いて挙げるなら、語り手とホームレス支援をしている学生が「Abide with Me」を口ずさんだときに第三者の歌声が聞こえたように思う場面くらい)し、最後に記されているように結末もぼんやりとしているのですが、バイディーのお気に入りの歌であり、題名の引用元でもある賛美歌のように、静謐な雰囲気が漂っていました。バイディーはこの地上から消えてしまったようだけど、その存在はすべてなくなってしまったわけではないのかも……と思わせるところも魅力かな。
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uzumakikuri.bsky.social
マーク・ヴァレンタイン「Vain Shadows Flee」(2015)を読みました。
よかった。
語り手はバイディーというホームレスの老人と知りあいだった。彼はほとんどいつも酔っ払っていて、賛美歌の「Abide with Me」をうたっていたが(そのためバイディーと呼ばれていた)、自身に関しては話そうとせず、本名もわからなかった。
バイディーは運河に沿ってうたいながら歩くのを好んでおり、ときどき厄介者扱いされたが、地域ではおおむね受け入れられていた。「Abide with Me」の作詞作曲者のライトがいた教会を訪れたこともあるらしく、いまでもライト(の霊?)が蝋燭を消すのだと語っていた。
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thedailyshow.com
The following is REAL footage from Portland, 2025. Viewer discretion is advised.
tolleetlege.bsky.social
丸善ジュンク堂のオンラインストア(でいいのか?)にhonto時代の「My本棚」が戻って来て、11年前からの記録が入っている。いつの間に。
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kokushokankokai.bsky.social
【お知らせ】このたびノーベル文学賞受賞のクラスナホルカイ・ラースロー氏ですが、代表作のひとつ『サタンタンゴ』(上映時間7時間18分の伝説的同名ハンガリー映画原作)の翻訳企画を進めております。来年刊行予定で鋭意制作中。どうぞご期待ください!
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yakumoizuru.bsky.social
「日本経済新聞」2025年10月4日号の書評欄に、トリスタン・ガルシア『7』(高橋啓訳、河出書房新社)の書評を書きました。

2段組500ページにわたって現代を舞台にした綺想が七つ並ぶ、短篇集とも長篇とも言い難く、SF、幻想、ゴシック、サスペンス、歴史、哲学などのジャンルが混ざり合ったような「世にも奇妙な物語」。

各エピソードの「もしこんなことがありえたら」という設定と、そこにはまり込んでのっぴきならない状況に置かれる人びとの姿から目が離せませんでした。

例)もし任意の年齢の自分に(精神、記憶だけ)戻れるドラッグがあったら

www.nikkei.com/article/DGXZ...
書評『7』トリスタン・ガルシア著 - 日本経済新聞
小説とは人間や社会のシミュレーターのようなものだ。ある人物をある状況に置いてみる。さて、その人は何を感じ考え行うか。周囲にどんな変化が生じるか。成り行きを見てみようというわけだ。本書『7』は、それぞれ独立して読める7つの奇妙な物語からなる。登場する人物も状況もさまざまだ。共通点があるとすれば、舞台が現代のフランスやヨーロッパを中心としているところだろうか。同じ音楽やタクシーがあちらとこちらの物
www.nikkei.com
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uncledagon.bsky.social
禁じられる本は面白いに決まってる😄