ハーン小路恭子 Kyoko Shoji Hearn
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アメリカ文学・文化の研究者。専修大学国際コミュニケーション学部教授 Professor, Senshu University. American Literature and Culture
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献本いただいた『どこかで叫びが ニュー・ブラック・ホラー作品集』読了。「ジョーダン・ピール編」の謳い文句に惹かれつつ読み始めたが、読み応え抜群のホラー短編集だった。
血なまぐさい歴史に留まらず、現代もなお続く黒人への差別や抑圧を背景に、当事者である書き手たちが綴る、多種多様なアイディアと奇想、時にはユーモアにあふれた「恐怖」の数々。
一発目からN・K・ジェミシン(『第五の季節』等)の、「車に目がついてる!?」という(怖いカーズ的な)権力と視線を巡る話で鮮烈。
今「ホラー」という枠組みが世界的に(日本でも)問い直されている時期だが、アメリカ文学界の最前線からの、恐ろしくも豊かなアンサーといえる。
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〈ハーレムは黒(ブラック)であるのと同じくらい確実にクィアだった!〉

浮浪者、賭博師、盗人、洗濯婦、売春婦…

フィラデルフィアの路上やニューヨークの売春宿の陰に消えていった数々の人たちを蘇らせる試み。

油断して読んでたら全部持ってかれそうになるヤベー本でした。
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サイディヤ・ハートマン/榎本空訳『奔放な生、うつくしい実験』勁草書房、2025年

楽しみにしていた本が届いたー!

〈まつろわぬ黒い女たち、クィアでラディカルなものたちの親密な歴史〉 というサブタイトルが気になる。ゆっくり読んでいきます。
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白岩さん、解説も読み込んでくださりありがとうございます。いつもながらの付箋の数に頭が下がる思いです。
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「大移動」やハーレム&ブラック「ルネサンス」、「急進的マルーン活動」等々、ハーンさんの的を射た解説で、榎本さんの言葉、ハートマンが照射する「空白」が際立つように感じました。すばらしいお仕事をおふくわけくださり、ありがとうございます😊
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このことは『アメリカン・クライシス』の序文で引用される、バーラントが『残酷な楽観性』(花伝社)で危機の日常性について書いた一節にも繋がります。
www.shohakusha.com/news_detail/78
【対談】ハーン小路恭子×榎本 空「アメリカの声を聴く」
ハーン小路恭子✖︎榎本空「アメリカの声を聴く」 2023年6月3日(土)にReadin’ Writin’ BOOK STOREにて
www.shohakusha.com
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オバマの任期が終わりトランプが大統領となった際、黒人の人々が「トランプの誕生というのは僕たちが経験する最初の危機ではなくて、僕たちはずっとその危機を生きてきたんだとすごい強調して言っていて。だから別にトランプが誕生したからと言って必要以上にうろたえる必要はないし、きっと僕たちの命はまたないがしろにされるだろうけど、といった感じで淡々としていた」と榎本さんが話されたことをこの『奔放な生、うつくしい実験』の本編と解説を読みながら思い出していました。
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ちなみにですが、榎本さんとハーン小路恭子さんの『アメリカン・クライシス:危機の時代の物語のかたち』ブックトークもぜひ覗いてみてください。ハートマンさんのお話もたくさんされています。
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第I部の「好まれざる女」まで一気に読んだところで、本書が今後ブラック・フェミニズムの最大で最新の成果として参照されていくのだろうと一読者として確信できるような本です。苦しいけれども目を離せない訳文が続きます。大事に読み進めます。この「奔放な」と訳されているwaywardという語の使われ方についてはハーン小路恭子さんによる解説をぜひ。この解説も凄いです。
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サイディヤ・ハートマン『奔放な生、うつくしい実験』榎本空訳/ハーン小路恭子翻訳協力・解説(勁草書房)拝受。「二十世紀の変わり目、若い黒人の女たちはその叛乱を公然たるものとした。束縛されぬうつくしい生をつかみとろう、この先に待ち受ける新たな苦役の形態から逃れよう、自由であるかのように生きてみよう、そうして女たちは抗った。本書では、彼女らの目を通して世界を語ることで、そのラディカルな空想と奔放(ウェイワード)な実践をふたたび創りだすことを試みる。」──冒頭より。
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georgewillard.bsky.social
20世紀初頭の時代背景や思潮、さらには「批評的作話」を説くハーンさんの解説はつきづきしく、榎本さんの翻訳と訳者あとがきは、まさに「痛めつけられた人間の経験を内部から描こうとする」生と実験そのもの。奔放に読みあうことも、きっと「一つの政治的なアクティヴィズム」になるはずです。ぜひ!
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早くも読み込んでくださってのご感想、とてもうれしいです。ありがとうございます🙏
georgewillard.bsky.social
S. ハートマン『奔放な生、うつくしい実験』榎本空訳、ハーン小路恭子翻訳協力/解説(勁草書房)を拝受。『母を失うこと』(晶文社)で、奴隷制に引き裂かれた黒人女性たちの声を響かせたハートマン。本書では、つねに〈経済・人種・性〉の三重の暴力に晒された「黒い少女たち」の生と実験を呼び戻します。

プランテーションからの逃亡は、人類の実験としての「ゼネラルストライキ」であり、制度への抵抗だった。だが、奴隷制は都市のゲットーにまで忍び寄る。それでも、音と身体による「親密な黒々とした生の革命の反復」がやむことはなかった。「あたしはここにいる」! 困惑のうちに覚醒するデュボイス。
S. ハートマン『奔放な生、うつくしい実験』榎本空訳、ハーン小路恭子翻訳協力/解説(勁草書房)の書影📕
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Kindle版も出ます。
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ジョーダン・ピール 編/ ハーン小路恭子 監訳/ 今井亮一, 押野素子, 柴田元幸, 坪野圭介, 福間恵 訳 『どこかで叫びが ニュー・ブラック・ホラー作品集』 Kindle版
www.amazon.co.jp/dp/B0FPL336JS
どこかで叫びが
Amazon.co.jp: どこかで叫びが eBook : ハーン小路恭子, ジョーダン・ピール, 今井亮一, 押野素子, 柴田元幸, 坪野圭介, 福間恵: 本
www.amazon.co.jp
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lrb.co.uk
‘Lorde offered a politics that dealt in the realities of survival as well as the necessity of defiance: she refused to give ground to white feminists or to a Black nationalism that assumed women’s subservience.’

@keeanga.bsky.social on Audre Lorde: www.lrb.co.uk/the-paper/v4...
Keeanga-Yamahtta Taylor · I do not have to be you: Audre Lorde’s Legacy
Lorde never had to persuade her comrades about a strategy, tactic or new idea, lose an argument in order to maintain a...
www.lrb.co.uk
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rebeccasolnit.bsky.social
Jane Goodall's work insisting, with evidence from her brilliant and tenacious fieldwork, that we were not so separate from animals, and they were much more like us than the Eurocentric theorists asserted, was so important.
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ご紹介ありがとうございます!
shambhalian.bsky.social
ご恵投いただきました。さすがはフィルムアート社さんという感じの企画。ジョーダン・ピール編集によるニュー・ブラック・ホラー作品集です。表紙だけではわかりにくいかもしれませんが、タイトルは『どこかで叫びが』です。
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enomotosora.bsky.social
サイディヤ・ハートマン『奔放な生、うつくしい実験』発売となりました。どうぞよろしくお願いします。
kshearn.bsky.social
本日発売です。よろしくお願いします。
keisoshobo.bsky.social
【新刊】『奔放な生、うつくしい実験』(サイディヤ・ハートマン著 榎本空訳 ハーン小路恭子翻訳協力・解説)取次搬入しました。
20世紀初頭のゲットー、若い黒人の女たちは自由に生きたいと抗った。生きることそのものを芸術とする、親密で奔放な彼女たちの物語
www.keisoshobo.co.jp/book/b101452...
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baddiebeagle.bsky.social
"いまや新自由主義は、民主主義を内側から破壊している。新自由主義は政治と市場の区別を取り払っただけでなく、あらゆる人間活動を経済の言葉に置き換えた。主体は人的資本に、交換は競争に、公共は格付けに。だが、そこで目指されているのは経済合理性ではない。新自由主義は、経済の見かけをもちながら、統治理性として機能しているのだ"

ウェンディ・ブラウン/ 中井亜佐子 訳 『いかにして民主主義は失われていくのか 新装版 新自由主義の見えざる攻撃』
comingbook.honzuki.jp?detail=97846...
『いかにして民主主義は失われていくのか 新装版』
いまや新自由主義は、民主主義を内側から破壊している。新自由主義は政治と市場の区別を取り払っただけ...
comingbook.honzuki.jp
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maimair.bsky.social
ジョーダン・ピール編『どこかで叫びが ニュー・ブラック・ホラー作品集』(ハーン小路恭子監訳、押野素子・柴田元幸・坪野圭介・福間恵・今井訳、フィルムアート社)、ちょこちょこ感想がポストされていて嬉しいです。

4800円(+税)と可愛くない値段ですが、ホラーだし、533頁・806gと可愛げがない仕様なので、むしろ可愛いはずです。
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numagasa.bsky.social
昼頃に某所にラフを提出し、「あれ、もしかして久々にToDoなんもなし(ぜんぶ相手の確認待ち)状態…?」と気づき、自由の風を浴びながらコメダに行ってお茶&読書(献本いただいたJ・ピール編のホラー短編集)など決めていたが、すぐに「確認したんで作業に入ってちょ」とメールがきたので、自由の風は中断となった。
次は12時間くらいいるぞ!(迷惑客の決意)
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shintak.bsky.social
10/5(日)、ケン・ローチの幻の傑作『石炭の値打ち』の先行上映会にあたって、ライムスター宇多丸さんとのアフタートークに登壇します! 宇多丸さんと初めてのトークができるのが楽しみです! ぜひ!

『石炭の値打ち』は1977年のBBCドラマですが、サッチャリズムの夜明け直前というとても重要な瞬間に、炭鉱、中央による支配、失われゆく労働者階級の連帯といった有様を、コミックなモードとシリアスなモードを使い分けて巧みにドラマ化したもので、とても完成度が高く、時代を深く、そして敏感にとらえた作品で、ようやくの日本公開は慶事です。
www.bunkamura.co.jp/topics/cinem...
『⽯炭の値打ち』先⾏上映会 開催決定! ライムスター宇多丸氏と河野真太郎氏がケン・ローチを語り尽くすアフタートークも!
www.bunkamura.co.jp