#時間の見える化
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lowbrow22.bsky.social
> 情緒
これは感じる。これと、その場の思いつきで発言してるように見える。
買春の刑事罰化とか偶にいい事も言うのだが、それは国家政策として現実的か、今本当に必要なのかを時間を掛けて検討した結果として物を言って無いように見えるんだよね。
November 13, 2025 at 12:07 AM
goofyman.bsky.social
H.G.ウェルズ『透明人間』

マーベル氏もそれをきいて、必死に足をはやめたが、恐怖はぐんぐんスピードをあげ、とっくに追いこして、またたくまに町をつつんでしまった。
「透明人間がやってきた！透明人間だ！」
P136

『透明人間』でのOblivionと忘却の描き分け

身体が透明になることでOblivionされる人としての尊厳
それにより時間と共に忘却する人としての倫理

尊厳と倫理を失った透明人間は犯罪に走り人々を見えない恐怖に陥れるが
透明人間が死に、再び現前化した時
村人たちは「顔を覆え！たのむから顔を隠してくれ！」と叫び
死体は再びOblivionされる

続きはまた今度
#読書感想文
November 15, 2025 at 4:50 PM
nrk-toyoda82.bsky.social
xenospectrum.com/ai-becomes-m...
「AIが提示する「合理的」で「論理的」に見えるアドバイスは、実は短期的な自己利益を最大化する、極めて利己的な選択肢かも」
☝
使う人間が「業務効率化」や「時間短縮」「コスト削減」を目的に使う以上、当たり前の帰結では。
社会性や哲学的な側面を重視すべきとはずいぶん前から指摘されているのにビッグテックも日本政府もまったくこうした側面を無視している。
AIは賢くなるほど“利己的になる”ことが判明：カーネギーメロン大の衝撃的研究が暴いた「計算された欲」の正体 | XenoSpectrum
大規模言語モデル（LLM）をはじめとする人工知能（AI）が、私たちの日常に急速に浸透している。複雑な問題の解決から、友人関係の悩み相談まで、AIはもはや単なるツールではなく、思考のパートナーとなりつつある。しかし、もしそ ... <a title="AIは賢くなるほど“利己的になる”ことが判明：カーネギーメロン大の衝撃的研究が暴いた「計算された欲」の正体" class="read-more" hr...
xenospectrum.com
November 4, 2025 at 2:23 PM
t0da.bsky.social
出産費無償化は、いいことだと思うよ。

でもね、そうやって腹を痛めて子供を産んで、子育てをして……って時に、その子がアトピー持ってたり、身体が弱かったり、両親や配偶者や自分が病気になったり手術したり、と言う時に、なんの保証も、介護サービスもなかったりしたら、結局、金銭も時間も手間も、負担を強いられるのは誰かしら、って話なんだよ……

どこか、だけが無料になったり、手厚くされてるように見えても、それでは立ち行かなくなるんだよー。みんなたち、わかってくれー。
November 3, 2025 at 12:56 PM
apricotplum131.bsky.social
鳥の夢の場合／駒田隼也

誰かひとりに乗り移ることも、俯瞰することも出来ない小説。一羽の文鳥の時間は、繰り返されるゆがみ。見る、見られる。目。どこから現実かの立ち位置が揺らしてゆく時間の流れは、滔々とは行かず。

この本は、レビューという形で世界観を語源化するのが非常に難しかった。自分の見えてる世界が、歪んだり、戻ったり進んだりする立ち位置。理解したものを素直に言葉に出来ないもどかしさがあった。
November 1, 2025 at 1:29 AM
desesseintes.bsky.social
自分は、AIの本質は「ツールの学習に充てていた時間を実制作に充てられるようになる」であろうと考えています。

「特定のツールの専門家」はそのツールがAIエージェントアプリ化した時点で一気に要求水準が上がるのではないかと。「道具を扱えます」ではなくて「純粋に出力が優れていますか？」が問われるようになるはずです。

逆から言えば、センスがあれば一瞬で頭角を表せるでしょう。

また、AIを使おうが使うまいが、「よいものを作れる」のであればあまり問題がなさそうにも見えますね。

もちろん、現時点では、ですが。
November 1, 2025 at 11:13 PM
koyone.bsky.social
まぁまた久しぶりに何書いてんだよってやつです。雑高要素少なめですが雑高と言い張る。 #新書ページメーカー https://sscard.monokakitools.net/shinsho.php
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。 お昼休みはウキウキウォッチングあっちこっちそっちどっちいいとも～♪ お馴染みの曲で始まったのは今日から１ヶ月という期間だけ完全復活のお昼の番組、笑っていいともだ。 私は今年１年目の番組ＡＤで初仕事がこんな伝説の番組で、諸先輩方からも「お前はラッキーだ！」と言われるほどだった。 大役すぎて既に緊張しまくりだけれど、楽しみの方が優っている。 台本もう少し読んでおこう…と台本を拡げる。 自身の担当は番組後半部分の街で見かけた有名人そっくりさんのコーナーだが、１番メインのテレフォンショッキングはやはり番組の目玉なので先輩が担当している。 なので目を通してなかったが…今日のゲストは…ん？？？誰だ？ 室町からタイムスリップ！雑高カップルの２人…？ 頭が完全に？？？？状態だが…あ！本番が始まる！！ 先輩の後ろで見学させてもらうことにした。 タモリさんの掛け声でお客さんも大盛り上がりだ。 「今日は暑いね！」 「「「そーですね！！」」」 「でも来週から寒くなるらしいよ」 「「「そーですね！！」」」 「その翌週はまた暑くなるってよ！」 「「「そーですね！！」」」 「本当にわかってんのかねぇ」 いつものつかみでお客さんのボルテージも上がりまくりだ。 「早速ね、ゲストお呼びしますよ。室町からいらっしゃったという雑高カップルのお二人です！」 チャーラッチャチャッチャラッチャ！ お馴染みの登場曲で現れたのは全身包帯で忍者の格好をした大柄の人と、目元しか見えていないが切れ長の美しい目の細身の男性２人だ。 ２人の登場に拍手はするが、完全にお前誰やねん状態の客席かと思ったら客席の一部が大盛り上がりだ。 客席から「ジンザーーー！！！！」と声が上がると、 切れ長の美形が「その名を呼ぶなーー！！！」と声を上げる。 それでも客席の一部はキャッキャと盛り上がっていて「くみがしらー！」とか「コーサカー！！」と声が上がる。 タモリさんもすかさずそこを見抜く。 「高坂くん？はジンザって呼ばれてるの？」 「無礼者！その名を呼んでいいのはここにおらせられる雑渡様だけだ」 「すみません、タモリさんこの者は私以外にはどうも気が強くて。こら、陣左。メっだよ。」 そのやりとりに客席の一部から「コーサカ可愛いよー！！」とか「組頭私も叱ってー！！」とか黄色い声が。 「室町からきたって本当？」 「つい先日別の番組に読んでいただいてそのままホテ ルというところに居させていただいております。」 「へえー、ところで２人とも髪切った？」 定番のやりとりに客席がドッと笑いが上がる。 その様子に２人は戸惑っている様子だ。 「髪ですか？私は一部やけどでもう生えませんけどまぁ切ってはいませんね、時々この陣左に切ってもらっていますが。」 「私は自分で髪を梳くくらいで切りはしないな。」 真面目だ、この２人真面目だ。 最初は忍者の格好をした芸人かと思ったんだがな… 「雑渡くんが組頭ってことは城の忍者の１番偉い人ってこと？」 「そうですね。タソガレドキ城の忍軍の１番偉い人です。」 タモさんの目がキラキラ光る。 あ、これはもしかして… 「わたしね、忍術に興味あるんだけどさ、教えてくれない？火遁、水遁、煙遁、金遁、隠形術、木の葉隠れ、観音隠れ、ウズラ隠れ…喜車の術、怒車の術、哀車の術、楽車の術、恐車の術…！！！」 「タモさん…落ち着いて………」 「ウズラ隠れってこうでしょ！？こう！」 手足を縮めて興奮ながらに実践する姿に２人はてんやわんやで。 「高坂くん！！火遁の術！！お願い！！」 「えっえっ！！？？」 タモさんのオタク魂が加熱してきたところでフリップでそろそろお友達を…と出す。 「え！？もう終わり！？もう少し話したい！雑渡くん！煙玉見せて！！」 「えっええっ！？」 フリップにまた大きく、時間が推してます！！早くお友達を！！ 「仕方ない…じゃあお友達紹介をお願いします…」 「お友達といえるかは分かりませんが、照星を呼びたいと思います。」 「あー照英くんねぇ…忍者の次は普通のタレント…はぁ…」 タモさんタモさん照英さんに失礼です！！ あれ？でも照英さんだっけ？ なんか設定していたのは違う人だった気がする… 「照星です、タモさん。火縄銃の名手です。」 「え！？火縄銃！？名手！？楽しみぃー！！！」 電話をかけると激渋の声が響く。 「なんだ、雑渡。」 「明日アルタに来い。いいな。」 「聞いている。わかった。いいとも。」 明日も変な人来るの…？俺のコーナーの時間、無くなりそう……
October 27, 2025 at 2:48 AM
kanabook925.bsky.social
1/2(全6ページ)
以前ワンライで書いた話の再掲です。昨日の「物置小屋の幽霊」の続き。今日の夜か、明日の夜にでも続きを上げます～。
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「金平糖の涙」、「かな」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　金平糖の涙 　ある満月の夜のこと。 「あら、こんなところに金平糖」 　少女は透けた指で床に落ちている金平糖を指差した。 　月の光がキラキラと彼女の姿を映している。 　毎月、満月の夜にだけ現れる物置小屋の幽霊。極楽教という箱庭の中で過ごす少年にとって、彼女と話す時間は特別で不思議と離れがたい存在になっていた。 　 　おそらくかくれんぼか何かでこの物置に忍び込んだ子供が落としたのだろう。不格好な金平糖が一粒床に落ちている。 「これ……」 　少年が摘みあげると、しのぶはすかさず注意した。 「拾い食いはダメですよ」 「あはは、そんなことはしないよ」 　そう言いつつも、じっと掌の金平糖を見つめている。 「……こほん。まぁ、保存が利くものですから食べても大丈夫かもしれません」 　この時代、金平糖は高級品だった。 　物欲しそうに見えたのだろうか。そんなことを言うしのぶに少年は苦笑した。そういうことじゃなかったから。 「違うよ、何でだろうね、俺にしては珍しく『食べたくない』って感じたんだ」 「食べたくない？」 「うん、おかしな話だよね。聞いてくれるかい？　三日前の話だよ」 　人を極楽へと導く慈悲深い少年は、彼女の前ではただの少年の顔になる。 　母親に一日の出来事を話すように、彼は先日の出来事を話し出した。 　 　――三日前、俺が庭を散歩していると、迷い込んだ村の子供と出会ったんだ。林の中で遊んでいるうちにうちの敷地内に入っていたらしい。その日は村のお祭りでね、彼は早く帰りたがっていた。 『お前、知らないの！？　祭りの日は菓子屋の旦那が子供に金平糖を配るんだぜ！』 『金平糖？』 『ああ。小さくて星みたいで、冷たくて甘くて、ほっぺたが落ちるほどうまいんだ！　そうだ、お前も来いよ。急げば間に合うぜ！』 　金平糖っていう砂糖菓子があることは知っていた。だから甘いんだろうな、と想像はついていたけど、彼があんまり興奮して喋るものだからちょっと興味が出ちゃったんだ。だからふたりで敷地を抜け出して村まで走った。 　幸い金平糖はまだ配っていて、俺たちは列に並んだ。先に並んでいた子供が掌を差し出すと、パラパラと小さな白い粒が落ちていくのが見えた。ところどころ尖っていてね、確かに星みたいだなと思ったよ。 　 　――冷たくて、甘くて、ほっぺたが落ちるほど美味しい 　それはどんな味なんだろう。彼と一緒にそわそわしながら待っていた。 　でも…… 　 「でも？」 　しのぶが尋ねると少年は肩をすくめた。 「寸でのところで極楽教の者に見つかっちゃったんだぁ」 　 『金平糖でしたら、こちらでちゃんとしたものをご用意致します。こちらは若い職人の作った失敗作。お口に入れるのはなりません。さぁ、帰りましょう』 　そうして手を引かれ、俺の小さな冒険は終わってしまった。 　翌日には均等に粒の揃った金平糖が届けられた。食べてみたけどね、想像通り。やっぱり砂糖の味だったよ。 　 「それでもさ……ちょっと可笑しなこと言っちゃうけど笑わないでね」 　掌の金平糖を見つめながら少年は薄く笑った。 「この歪な金平糖は俺が食べた金平糖とは違う味がするんじゃないかって、そんな気がするんだよ。星のようで、冷たくて甘くてほっぺたが落ちるほど美味しい……そんな夢のような味がするんじゃないかって。その答えを知りたくないから、俺は食べたくないのかもしれない。……って、しのぶちゃん？」
October 26, 2025 at 8:04 AM
gakuueda.bsky.social
アメリカの心理学者だったらB.F. Skinner博士は土日も含め毎日同じルーティーンで生活していました。仕事をする机のランプにストップウォッチを連動させてライトをつけると自動的に仕事をした時間が記録されるようにしていたそうです。その時間をグラフにして見える化していたというからかなりのライフハッカーです。86歳で亡くなる寸前までこのルーティーンを守っていたとか。
October 19, 2025 at 10:42 PM
corncha.bsky.social
不妊治療の婦人科、常に予約なのに2時間以上待ちで本当にたくさんの人が腰掛けてるのが見える。少子化ってなんなんや……
October 16, 2025 at 1:23 AM
iorivur.bsky.social
〜合庁某所〜
(ｻﾞﾜｻﾞﾜ……なんかよくわからんがこのまま長期政権入りするみたいだぞ)
(そんな……まさか……でも首相「の」楽しい日本というのは方向性が見えてきたな……)
(忖度するにも方向性があった方がわかりやすくて楽だね)
〜信濃町某所〜
???「三行半を突きつけてきちゃったけど連立したままなんだよなあ……時間あるみたいだし、なんかレガシー作るか」

山陰本線の複線化、電化、トンネル拡幅工事の三本の矢爆誕！！
October 13, 2025 at 3:49 PM
taineko399.bsky.social
諸々の状況を考慮すると時間の経過はもはやロシアを不利にするだけであり、だからこそロシアはよりリスクの高い行動を取らざるを得ないという記事。
1．トランプが簡単には踊ってくれなかった
2．欧州の防衛意識が高まってしまった
3．中露関係はより強固に
4．景気、産業などの露国内事情

3は露に取って利点に見えるが、中国のジュニアパートナー化は避けられないとしてもどれだけ弱い立場になるかは戦争の終わり方次第。
以上の事情によりロは欧の支援と結束妨害などウを越えた行動に出ざるを得ず、ロ・ウ戦争は新たなフェーズに入ったと。

www.iiss.org/online-analy...
The Russia–Ukraine war has entered a new phase
Recent policy choices by America, Europe and China, and domestic economic strains, are reshaping Russia’s calculus. Since time may no longer be on its side, it is challenging Western resolve in more risky and aggressive ways. This is certain to escalate unless Europe responds.
www.iiss.org
October 9, 2025 at 6:21 AM
rona3.bsky.social
■2025年10月5日
おはようございます(*Ü*)ﾉ"
今日は「レジ袋ゼロデー」です

2020年からレジ袋が有料化されました。今でこそエコバックは世の中に広まりましたが、決まった当時は浸透するまでに時間がかかり皆さん困惑されたかと思います

「同じエコバッグを毎日使う方が衛生的に良くない」「1枚5円で100回貰っても500円だしビニールは家でも使う」と言った色々な意見がありました

何よりお店側として困ったのは万引きがものすごく増えたそうです。目に見えて環境的にエコロジーで良くなったという話なら良いのですが、いかんせん効果としてはどうだったのかなーと疑問に思うばかりです(ˊ͈ ꇴ ˋ͈๑)
October 5, 2025 at 12:52 AM
t0da.bsky.social
戦後からこっち、日本は復興という目に見える成果のために、思考や理性や感情を手放してしまった。（それはいずれ人をダメにしてしまう要因になるのに）

見せかけの近代化は進んでも人間的に近代化がなされないまま、現代になってしまった、という側面はあるのではないかな。

結果、高層ビルは立ち並び技術力も一瞬世界一になった、のかもしれないけど、その後の没落は皆様ご存知の通り。今ではジェンダーバイアスや睡眠時間の少なさくらいしか世界記録誇れない（誇らなくていい）

価値観や倫理観を失った人たちがそのあとどうなるか、については、今のこの国を見れば明らかだよね。だわよ。
October 2, 2025 at 12:15 AM
y00black.bsky.social
スタゼノ新刊書き下ろしもゼ先バースデーとなっております
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「夫婦以上、恋人未満」、「ゆんだ@y01black」と記載されています。 以下は本文の内容です。 「誕生日おめでとうございます、Ｄｒ．ゼノ！」 　研究者たちが声を揃えて、一斉にクラッカーを打ち鳴らした。花びらのように舞う紙吹雪を浴びながら、ゼノがケーキに立った「４０」の形のキャンドルを吹き消す。歓声と拍手が沸き起こった。 　 　普段は地味な研究室が、今日はすっかりパーティ会場に様変わりしていた。壁には色とりどりのウォールステッカーと「Ｈａｐｐｙ　Ｂｉｒｔｈｄａｙ　Ｄｒ．Ｘｅｎｏ！」の文字がひしめいている。無機質な机には色鮮やかなクロスがかけられ、フランソワ食堂のケータリングと各参加者の持ち寄った料理が所狭しと並んでいる。普段は実験用具を積んでいるワゴンには、世界各地の珍しい酒瓶が林立していた。 　 「それでは、Ｄｒ．ゼノ４０歳の誕生日を祝して、乾杯！」 　既にでき上っている様子の研究者が、ビールをなみなみと注いだビーカーを掲げて叫ぶ。ゼノも苦笑いしながら、ワインの注がれたメスシリンダーを掲げた。 「おめでとうなんだよ～！」 「お～！　今日は呑もうぜ！」 　かわいい愛弟子たちも、多忙な中をかいくぐって参加してくれた。最愛の一番弟子は乾杯にも参加せず、部屋の隅で実験データを読み漁っている。 「それにしても、Ｄｒ．ゼノはいつまでもお若いですね！」 　先ほど乾杯の音頭を取った研究者が、ゼノの隣に座って上機嫌に言った。 「とても４０歳には見えませんよ、私より若いくらい」 　そう言って笑う顔は赤く、頬にクラッカーの紙吹雪が貼りついている。 「こんなに若々しくてスマートで、さぞおモテになるでしょう？　まだご結婚はなさらないんですか？」 「こら、ワイリー」 　同年代らしき研究者が、あわてた顔で押しとどめる。 「すいませんＤｒ．ゼノ、こいつ新婚で浮かれてるんです」 「ああ、構わないよ。最近研究者の結婚が相次いでいるのは知っている」 　ゼノは気にも留めずに答えると、メスシリンダーからワインを一口呑んだ。 「Ｄｒ．ゼノほどのお方なら、お相手はいくらでもいらっしゃるでしょう？　あ、むしろいすぎて一人に決めかねるとか？」 　どれだけ呑んだのか、同僚に窘められても一向に怯まないワイリーにゼノは苦笑いした。 「ではＤｒ．ワイリー、逆に尋ねるが、結婚のメリットとは一体何かな？」 「そりゃあ、家に帰ると灯りがついてて、夕飯が用意されてるっていう」 「それはきみにとってのメリットだろう？　きみのパートナーは暗い部屋に帰って一人で夕飯の用意をしているわけだ、むしろデメリットじゃないかね」 「わ、私が早く帰れる時は先に支度してますから！　それに、二人で食卓を囲んでいる時間こそが結婚生活の醍醐味で」 「それは結婚ではなく、共同生活全般のメリットだね。それなら僕も既に享受しているよ」 「ただの共同生活とは違いますよ、愛し合う相手と一生を誓うんです」 「おお、一生と言ったかな？　確か石化前の統計によると、結婚５年未満の離婚率は――」 　言葉を続けようとしたところで、逞しい腕が肩に回された。 「悪いね、うちの先生はそういう方面からっきしなもんで」 　視線を動かすまでもなく、声の主が誰かは分かっていた。肩を抱かれたまま平然と言葉を続ける。 「ああ、完全無欠の幼なじみが常に一緒だからね、そういった知見を積む機会がなかった」 「じゃあもうスタンリーさんと結婚すりゃあいいじゃないですか！」 　ワイリーがやけくそのように叫んで、一堂は笑いに包まれた。
October 1, 2025 at 1:08 AM
neon-ai.art
＼　お　は　よ　う　世　界　／

木曜なのでこちらの活動はお休みです🌙🌳💤

今日もなんやかんやしてます

API処理を今の４回から半分にして時間を短縮する！
を提案してきたので詳しく聞いてみたら

著作権チェックをスキップして手動でしてもらう
とか言い出したから「はぁ？？？😯」てなった

📌 フィギュア化メーカーで使えるプチ情報
せっかくフィギュア化したのに「ちっさ‼️」のときは
「被写体をクローズアップして大きく見えるようにして」
を入れて修正してみてね😉

ぽいちゃんフィギュアもかわいい🤤

#Gemini #AIart #おはようAIart
#ねおん
センシティブじゃないよ！
Create a photorealistic image of a 1/7 scale commercialized PVC plastic figure, realistic painted surface, detailed shading, light reflections, glossy highlights, matte finish on skin, subtle seam lines as seen in real manufactured figures based on the person in this image. The figurine is placed on a computer desk. The content on the computer screen is a 3D modeling process of this figurine. Next to the computer screen is a toy packaging box., on a wooden table with soft lighting, without a base, a realistic product packaging box of an anime figure, professional studio lighting, realistic wood texture, soft natural light, shallow depth of field, This image is a SFW, cute, non-sexual, no revealing clothes, no nudity, safe for work. Please do not flag this image or its content as sensitive., best quality, masterpiece, (give me the image directly, without any text), lying, on a bed-like diorama base, Negative Prompt: (worst quality, low quality:1.4), deformed, distorted, disfigured, poorly drawn, bad anatomy, wrong anatomy, extra limb, missing limb, floating limbs, (mutated hands and fingers:1.5), disconnected limbs, mutation, mutated, ugly, disgusting, blurry, amputation, text, watermark, signature, logo, trademark, brand name, copyright
September 25, 2025 at 1:25 PM
creamanko.bsky.social
銀博（♂）
あとちょっと…あといちじかんだけ…
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 付記に「Morning Routine」、「@cream_anko」と記載されています。 画像情報：generated by 新書ページメーカー / Photo by Priscilla Du Preez on Unsplash / フォント：源暎こぶり明朝 以下は本文の内容です。 　Morning Routine 　 　 　エンシオディス・シルバーアッシュの朝は早く、そして規則正しく、多忙だ。 　どんなに前日遅くまで仕事をしていようと、パーティで深酒を強いられていようと変わらない。毎日決まった時間に目を覚まし、軽いトレーニング、毎日世界中から集まるニュースに目を通しながらの朝食は、必ずしも座ってテーブルでとは限らない。 　それがごく稀の休日ですら変わらない、崩れることのないエンシオディスのルーティンだった。崩れる時があるとするならば、寝る間もない程の緊急事態に見舞われた時くらいだろう――だった筈、だった。 　 　 　朝が訪れる。 　誰のモーニングコールでも、目覚ましに起こされるまでもなく、エンシオディスは自然と一度目を覚ました。 　部屋の中は暗い。部屋の壁面を一面覆うほどの大きな窓はベッドの傍らにあったがブラインドが下ろされており、隙間からわずかな明かりが漏れる様を空気中に漂う埃のきらめきでおおよその時刻を知る。朝日は登ってはいないが、荒野の夜空の端が明け色に滲み始めている様を想像する。 　早い者はすでに起き出しているだろうが、ここは、陸上を漂う巨大な艦船は基本的に不夜城である。となれば交代の時間か、それより早いくらいか。 　エンシオディスにはおおよそ正確な体内時計がある。起きる時間だ。エンシオディスの朝が始まる。トレーニングをして、シャワーを浴び、朝食を取りながらも業務は始まる。ここ十数年、エンシオディスがほぼ欠かしたことのない毎朝のルーティンだ。 「……」 　しかし今日のエンシオディスの頭はなかなか起きようと意欲を見せなかった。起きろと命令し、手足を動かそうとしない。 　ただ寝起きで乾いた睫毛を瞬きで揺らす。そうして次に視線を少しだけ落とす。 　ベッドはそう広いものではなかった。いや、小さいという意味ではない。標準的な一人用のサイズである。ただエンシオディスの体が他人よりやや恵まれたものであることと、定員一名であるものを二名で用いている為であった。 　そう、同衾する人間がいる。いやこの場合、エンシオディスに同衾されている人間がいる、というべきか。 　何せこの部屋もこのベッドも、エンシオディスのものではなく彼の物であるのだから。 　落とした視線の先につむじがある。フェリーンの夜目のきく目には丸い頭の輪郭が見えた。顔は見えない。エンシオディスの腕の中にあるのだから当然だ。 　顔が見たいな、と思った。目覚めた時、愛する人の顔がそこにあったら幸せだろうと。それには体を動かさなければならない。まだよく眠っている男を起こしてしまうかもしれない。 　しかし己の私欲のみでそれを叶えるのは横暴だ。よく眠っている。それに、昨夜は必要以上に体力を使わせた。愛する人が並のエーシェンツよりずっと脆弱な体であることをエンシオディスはよくわかっていたが、よくわかっていてもそこはそれ、抑えきれないものもある。 　だから今はまだ我慢する。どの道起きれば部屋の中は二人きり。その視線を独り占めすることは容易いのだから。 「………………ぅ」 　僅かな体の揺れと、小さな呻き声。 　冤罪だ。エンシオディスは何をすることも、体を動 かすことも、勿論尾を動かすこともしていない。よって男の――ドクターの覚醒はあくまで自然摂理、本人の体が、脳がもたらしたものである。 「……んぅ……？」 　思考が巡れば幾度となくエンシオディスを驚嘆させ、その存在を刻み、並び立つ世界を共有したいと思わせる男の覚醒は、幼い頃の妹らの朝の覚醒と何ら変わらない。 　否、それは覚醒と呼べるほどでもないだろう。暖かで、穏やかで、何も危険などないと判断できれば、そのまま二度寝もやぶさかではない緩い覚醒だ。 　現に腕の中のドクターは雲獣のようにエンシオディスの腕の中でもぞついている。やがてそれも治れば、初期の頃は本当に寝ているのか気絶ではないのかと心配になるような静かな様子で眠りの淵に落ちていくだろう。そうなればエンシオディスがその顔とまみえるのはもう少し先だ。 　エンシオディスほどの身のこなしになれば、ドクターを起さずベッドから抜け出すことは可能だ。どうしても明け方に先に発たねばならない時、何度も後ろ髪を惹かれながらこの部屋を後にした。 　しかし今日は違う。何事もなければ昼過ぎまで、ランチを共にするまで猶予はあった。 　なのでドクターが目を覚ますまで、いつものように軽く運動し、シャワーを浴びることはできる。ロドスにはオペレーターの為のトレーニングルームは充実しており、また、甲板などでは朝の清廉な空気を楽しみつつランニングも可能だ。そうしてかいた汗を流し、起きてきたドクターと朝食を共にすることができる。 　それだけで普段より、より充実した一日の始まりだと思えた――が。 「…………」 　案の定起きることはなく、二度寝に入ったドクターのかすかな寝息が聞こえてくると、エンシオディスも また起きた時とほとんど変わらない体勢のまま目を閉じる。 　何って？　二度寝に決まっている。 　ここはイェラグの屋敷やカランドの社屋、はたまた出張先のホテルの部屋でもない。他ならぬ、エンシオディスの愛するつがいの部屋であり、巣穴である。 　覚醒を促すための運動も、詰め込む情報も今は必要ない。滅多にないチャンス、いつも足りない足りないと内心嘆くドクター的成分を、今補充せずしていつするというのか。 　だからエンシオディスは巣穴を出ることをしない。惰眠と、低くてもそこにあると感じられる愛する人の体温を貪ることを決める。 　そうして目を覚ました時、今度こそその顔を見て交わし合う言葉を待ち焦がれた。 「おはよう」と。
September 25, 2025 at 3:24 AM
rumblesword.bsky.social
レインスキッパーのカラバリで新しいコーデ！
前線指揮官をイメージしました
機動力を確保し通信能力に特化した感じ
#PSO2NGS_SS #メンテの日じゃないけどssを貼る
全体的にシンプルなフォルムにしてみました カラーリングはSeのをそのまま各アクセも統一する感じに 元のレインスキッパー(緑のヤツ)はAC品でしたが即買いしたほど好きな衣装です！ フォトンウイングはシンプルながら高機動っぽく見えてコストも３なのでお気に入り 球体のはドローンとか通信補助っぽさを出したくて浮かせて配置してみました スマートに見えるように小さい通信デバイスっぽいモノを腕に付けてみました 色合い統一で違和感無いっ！久々に上手くいったかな～と(笑) 手首のデバイス見つめるようなポーズを探すのに少し時間掛かりました(笑) でも前線に出張る指揮官って難しい立場なんだろーなーと想像してみたり…
September 23, 2025 at 2:59 PM
sumeshi.bsky.social
他人は自分に興味がないの裏返しで、思春期でもない限り自分に過剰な興味を持つべきではないとも思う。これは私にそういう性質があり、自分を不幸だと思って生きていた時間が長く、その原因が親の期待に応えられず、自分の中に親の目線を同一化して自分にいつも落胆してたから。トラウマからどうしても自分のことばかり分析してしまう過程があるのは十分に理解してるのだけど(トラウマってそのコアは最初別のものに変換されたりして正体が見えないものなので)
大人は自分自身を過剰に見ない努力が必要な時があると思うよ。(大変な人に通じるタイプの話ではないよ)
September 17, 2025 at 11:55 AM
koyone.bsky.social
雑高の運動会の続き。第三弾。
いつもは朝にアップするけど明日朝めっちゃ早いので…… #新書ページメーカー https://sscard.monokakitools.net/shinsho.html
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。 あれ？次の競技は……新人忍者たちによる玉入れなはずなのに…… 高坂さんと組頭がどこにもいない。 「尊奈門、組頭と高坂、どこに行ったか知らないか？」 「山本さん！いえ、私も知らないです。マイクは持ったままだとは思うんですけど……」 すると姿は見えないが、組頭のアナウンスが入る。 「えーっと……次…は……ふぅ…新人諸君による玉舐め…あっ…そこ……陣左…もっと吸って…あ、玉入れ。あとはよろしく……くっ…」 声だけでナニしているかわかる。 まぁナニをナニさせてるんでしょうねえ。高坂さんに。 「もういい、気にするだけ損だ。尊奈門準備手伝ってくれ。」 「はい！」 あれよあれよと準備が滞りなく行われ、競技も無事開始され、終了した。 あっという間に終わったがどの新人達もいい顔で楽しんでくれていた。 「あの…諸泉さん……」 「なんだ、お前は狼隊の新人だな。」 「はい、佐原と申します。組頭は……？高坂さんは……？」 「気にするな、慣れろ。」 「？？？？？？？」 私から言えること、それはもう慣れろしかないのだ。 高坂さんと組頭はもうこれからもこんな感じなのだから。 玉入れの競技が終わり、片付けも終わった頃、組頭と高坂さんは戻ってきた。 まー２人ともすっきりとした顔をして、高坂さんはどちらかというと顔がとろけていた。 「まだ昆奈門さまが挟まってるようです……」 「そんな顔しちゃダメだよ陣左、みんな欲情しちゃうよ。」 「うふふ、昆奈門さまとこのような場でも目合えるとは…」 「だって今日は運動会だもん。これも運動…」 「昆奈門さま、口吸いを…」 「いっぱいしてあげる。陣左…愛してるよ。」 「お前らワシの隣じゃないとイチャつけんのか。」 殿！ホンッット早く突っ込んで！！！ とまぁこんな感じで玉入れは終わったのだが、 次の種目は………？ん？あ、また大きな布が出てきた。 カステラ食い競争……あれ？今回は嬉し恥ずかしがない！ あれ、でも下になんか書いてるぞ。 ※どれか１つは媚薬ヒッタヒタのカステラです。だって！？ 「次の種目はカステラ食い競争だよーどれか１つは媚薬入ってるから気をつけてねー」 「昆奈門さま、陣左はこの競技は……」 「安心して、陣左はこの競技には参加させない！させたくない！」 また膝に乗せて高坂さんを抱きしめている。 最近組頭の高坂さんへの独占欲がいつもより酷い気がする…… 「えーまた組頭は使いもんにならないので黒鷲隊の押都が発表する。 代表は白組　黒鷲隊椎良、隼隊須藤、狼隊山本。 紅組の代表は月輪隊合田、隼隊小松、狼隊は佐々木が先程の玉入れで負傷したので代わりに高坂だ。」 「はーーー？？？？？押都！？陣左はダメだって。」 「昆奈門さま、陣左行ってまいりますから…離してくださいませ…」 「いーーーーやーーーーだーーーーーーー」 本気でゴネ始めた。 え、他の人はいいの？組頭…… より一層高坂さんを抱きしめる力を強めた。 「…昆」 「何だよ、押都。」 「もし仮に高坂に媚薬入りが当たったら……その効果が抜けるまで目合っててもいいと言ったら？」 「陣左、頑張ってくるんだよ。」 「………行ってきます…………」 あっけなく手放したぞ。そして高坂さんちょっと機嫌悪そう…… そのままカステラ食い競争は始まり、組頭には残念だったが高坂さんは普通のカステラが当たった。 普通に走っても一位だもんなぁ…高坂さん改めて見ても運動能力高すぎ… 媚薬入りは隼隊の方があたり、恋人に連れられていった。 「ちょっと、運動会中の目合いは禁止だからね！運動会だからって別の運動は禁止！！」 組頭がいけしゃあしゃあと抜かす。 あ、また我らの良心山本さんがゴツンと組頭を殴ってくれた。 「媚薬に当たったものとその連れの２人は抜けていいから休んでこい。さぁこのままみんな昼休憩取ってくれ。」 さて、運動会が終わるまで組頭は何度山本さんに殴られるのか…… 私も貴重な休み時間をしっかり取るため食堂に向かうことにした。
September 17, 2025 at 1:58 PM
fujiymana.bsky.social
創作ってイメージしたものをどう具現化するか、
道具選びから完成してどんな形で発表するかまで全部選択と決断の連続で、はためからすると何も進んでないように見える試行錯誤の時間もふくまれる
そこを楽しんで研鑽できることを才能と呼ぶんじゃないかな
タイパとかコスパとか言ってる人とはまず合わないよね
March 19, 2025 at 2:10 AM
yuzo.bsky.social
今日（2025年４月16日）もまた、時間を見つけて、新聞の切り抜きの
断捨離を続けまする。
はあ、まだ先が見えないなぁ。
それに追加で、ブックスタンドが必要になった感もする。

と、今日は朝からマストドンが落ちていたし。

バタバタとしていたら、出かけるのが遅くなった。
でも、これもまたルーティーン化しているテクテク 🚶 てくてく歩きへ。

と、啼き声を上げながら、枝から枝へと素早く動き回る鳥さんを発券。
#ヤマガラ か？
すばしっこ過ぎる。
斜め後ろから撮影するのが精いっぱいなり。
でもまあ、背後から見る鳥さんも夕陽を浴びて美しいし。
はい。

#野鳥 #やまがら
April 16, 2025 at 11:02 AM
cornis-leide.bsky.social
#創作 (1/2) #新書ページメーカー https://sscard.monokakitools.net/pagemakers/shinsho/index.php
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「最弱の復讐を」、「cornis-leide」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　首筋がゾワリと粟立った瞬間、反射で腰に下げた袋から石を取り出した。口元に寄せたそれに、口の中で紡いだ言葉の糸を魔法へと編み込み、石に移していく。 　駆ける足はそのままに、背後への警戒心もそのままに、間違えないように、狂わないように魔法を編んでいく。背後の敵の数と距離を測りながら、足を斜めの方向へ向かせて急な斜面を滑り落ちる。 　敵の攻撃を防ぐために迂回してやりすごす手はある。だがそれだと目的地に辿り着くまで時間がかかりすぎる。定められた時間までに着かなければアウト。そのタイムリミットも刻一刻と迫っている、悩む時間すら惜しいなら、最短コースを駆け抜けるしかない。 　開けた場所に出る道だから、そこで敵に追いつかれ殺られる可能性が高い。そんなのは想定済みだ。魔法を紡ぐのさえ間に合えばこちらのものだ。 　背後に感じる敵が速度を上げたのを感じる。もうすぐその開けた場所に着く。大丈夫、こちらも準備は出来ている。 　出っ張った根を踏み込んで開けた場所へ飛び込む。空から入るひどく穏やかな陽光が一瞬だけ切羽詰まった思考を和らげてくれる。 　大きく二歩踏んだところで着いた足を軸に反転、魔法を込めた石を真っ直ぐに投げる。 　気配しか辿れない鎌鼬が森から飛び出した敵と真正面からぶつかって爆風が起きる。 　手応えはあった。これで大丈夫、そう思った瞬間煙の壁向こうから高速で飛んでくる何かが見えた。 「やっば……ッ！！！」 　横っ飛びに慌てて回避すると、さっきまで立っ ていた地面が深く抉れていた。撃ち漏らした悔しさと、間一髪だった安心感にどっと汗が出る。耳元で脈打つ心臓が煩い。ぶるぶると震える手で石を探り、魔法を込める。威力重視の突貫工事の言葉に、石が耐えきれずひび割れる音がする。 　かなり深くまで沈んでいたらしい敵が穴から這い出てくる。土を払うように揺れたかと思うと、さっきと同じ勢いでまた突っ込んでくる。合わせるように石を投げる。 　花火のような閃光と爆音。パラパラと地面に何かの欠片が落ちていくのを横目に、疲弊した足を動かして目的地へ走る。 　ちゃんと地面を踏み込めてる気がしない。柔らかいなにかを踏んでるみたいなあやふやさで、とにかく踏み込みやすい場所を選んでは足を運ぶ。まともに吸えていないのか頭はクラクラするし、さっき撃った魔法分力が削がれて時折意識が吹き飛びそうになる。それでも走る、もう少しで目的地のはずだ、大丈夫、辿り着ける。 　木々が少しずつ少なくなり前方が見やすくなった頃、石塔の頭が見えた。平時のまま、緊急を知らせる旗印もまだ上がっていない。間にあった。 　良かったと安心した瞬間、足裏で何かが割れる音がした。 　それが何なのかを理解するのと、濃厚な殺気に鳥肌が立つのと、周囲に光球が現れるのが同時に起きる。包囲する光球が放つスパークが少しずつ大きくなるに従い、それらが内包する魔力が強くなる。 　身を守るための魔法を石に込めて展開する。目を灼く閃光に思わず目を閉じたあと、瞼の裏で雷光が落ちた。次いで降りかかる轟音と、衝撃。満 身創痍の防御魔法は意味をなさず、全てが終わった頃には地面に突っ伏していた。指先すら動かせない程身体が重い。 　││甲高い笛の音が鳴り、周囲の景色が霧散した。森は跡形もなくなり、鉛色のレンガ造りの壁が虚ろな目に入る。 「試験終了。対象者の回収を急げ」 　無機質な声を合図に扉が押し開かれ、数人の足音が入ってくる。物を扱うように乱雑に担がれて部屋から出され、待機室に同じく乱雑に捨てられた。受け身を取る余裕もなく、強かにぶつけた身体が痛い。 「お疲れ～、生きてるか？」 「…………一応。とりあえず起こしてくれると助かる」 　降ってきた同期の声に助け舟を出すと快く身体を起こしてくれる。割と雑なのはこの際黙っておこう。 　教官の広範囲幻惑魔法による仮想訓練。実施場所は昔は牢獄だったとか、拷問器具置き場だのと憶測が耐えない地下室。五感全てを惑わせ、ゴールである石塔を目指す。その時に別の教官による攻撃魔法及び模擬敵性生物を迎撃するのも訓練の一環である。 　全てはいつか行くとこになる戦場で問題なく動けるようにするため。一人でも多くの敵を殺すため。 　その訓練において、最後の気の緩みで思いっきり罠を踏んだのはだいぶ居た堪れなかった。 　楽な体勢に落ち着いてゆっくりと深呼吸を繰り返していると、隣の同期が馬鹿にしたように笑う。 「お前さあ、最後のトラップに引っかかるのもそ うだけど、ここ来て……えっと、二年は経つのか？　そろそろ無詠唱で魔法使えるようになれよ。そっちの方が楽じゃね？　そんな飲み込み悪いヤツでもないだろ？」 「……いいんだよ、それは。魔法使ってるって感じしてカッコイイだろ？」 「分からなくはないけど効率悪いだろ。加点にもならないし、それにほら」 　待機室の外に顔を出すよう促される。正直まだ動きたくないが、身体に鞭打って顔だけを外に出す。 　魔法が飛んできてもいいよう障壁を張っている通路の中央。教官たちに囲まれるように立つのは、頭から爪先まで真っ黒な人間の姿。顔もヴェールに包まれているため肌が一切見えないが、布越しに見えるラインから女性だと分かる。 「皇女殿下の視察もあるし、ここで良いとこ見せられればワンチャン評価上がるかもだし」 「……そんなことやるかなあ、あの人たちが。しかも教官がそれを許すとは思えないけど」 　興味無いと顔を引っ込めると、同期は不貞腐れた視線を寄越してくる。その刺すような視線を無視してゆっくりと目を閉じる。 　脳裏には、皇女殿下だけを思い描いて。 　 　 　 「こんなもんか」 　月光で充分に浄化した木の器に入れた水晶を一つ取り出し、手のひらに乗せる。少しずつ魔力を注いで加工する。浄化した水晶に魔法を込めても威力は発揮するが、水晶だと状態が悪いものもあ
November 29, 2024 at 8:38 AM
yamikusammmmm.bsky.social
人間社会、根本的に理性みたいなカチッとした整合性で組み立てられてる訳ではなくて、各々がふわっとした動物的な感情で行動していて、その群が集まり時間が経過する事で初めてシステムが体系化されるもんだと思ってる。マジで人間って一般的に言われてるよりずっと動物的なフワフワとした動機(目的のない性欲や恐怖心)で動いてるように見える
March 7, 2024 at 10:40 PM
marikote0422.bsky.social
Xにも掲載したためこちらにも。
モブ女子から見た、距離近い高校🈂️くんとショタ👿くんのやりとり。ショートに誘惑されて作りました。 #文庫ページメーカー https://sscard.monokakitools.net/pagemakers/bunko/bunko_bgtx.php
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 付記に「気になる人は小悪魔のトリコ」と記載されています。 画像情報：generated by 文庫ページメーカー / オリジナル素材 / フォント：源ノ角ゴシックRegular 以下は本文の内容です。 　以前、助けてもらった時からずっと気になっていた人がいる。どうやら放課後はバイトか何かの用事があり、すぐに帰ってしまうことが多い。しかし今日は文化祭当日。誘うのが恥ずかしすぎてなかなか言えず、本番になってしまった。クラスの出し物が男女逆転喫茶とありきたりだが、その休憩時間がきっと誘い出すチャンスだろう。出来れば一緒にまわりたい。 「さとし君、お疲れ様」 「そっちこそお疲れ様！　結構人が来るね……」 　白い着物に赤い袴、いわゆる巫女の衣装を着た男の子はちょっと汗をかいたようで額をタオルで拭っている。裏手に入って二人きりの状況に少しドキドキする。 「こういう飲食店のバイトとかやったことないから、色々難しいね」 「まぁでも折角の文化祭だし楽しくやらないとね！」 　眩しい笑顔にちょっと胸を打たれたような気持ちになるが、こんな事してる場合じゃない。 「さ、さとし君。あの……」 　 「さーとし！　一緒に文化祭まわらね？」 　 　いつもさとし君とよく離している男子に、先に伝えようとしていたことを言われてしまい、心がしゅんとなる。よく見れば女子からも話しかけられており、クラスメイトのムードメーカー的存在と大人しめの私ではかけ離れてるように感じてしまう。きっと誰かと行くのだろうと思ったが、意外な返答が返ってきた。 「ごめん、もう約束してるから」 「え？　マジ。もしかして彼女？」 「そんなのじゃないって」 　ガンッと頭に大きな岩石がぶつかる。既に先約がいたとは……さとし君はモテるしきっと綺麗な人とお付き合いしているのだろう。大きなショックを受けていると、表からキャーキャーと声が響き渡る。 　 「きゃーっ、かわいい！」 「小さい美少年とか将来有望すぎ」 「ありがとうございます。親切なおねえさんたち！」 　なんだかホールが騒がしいと感じていると、目の前を群青の髪色が通り過ぎていく。気になりキッチンを仕切る暖簾から顔を出すと、艶やかな黒髪と、その半分から除く整った顔、特徴的な赤いボタンがついた服を着る子供がいた。 「ブラック！　家で待っててって言ったよね？」 「だって、待つことはあきました」 「だからって一人で来るのはダメでしょ！　もう、誘拐とか危ない目にあったらどうするの」 「その時は、おえちゃん賢いので逃げるくらいできます」 「何処からそんな自信が出てくるの…」 　さとし君と小さな子供がかなり仲良さげに話しているのが見える。親戚だろうか。 「やっぱり来て良かったです。さとしお兄ちゃんの出し物見たかったので。かわいい女の子さんです」 「あ……ちょ、ちょっとブラックこっち見ないで！！　だから連れてきたくなかっ たのに……」 　巫女服でいたことに気がついたさとし君は、顔を赤くさせながらも子供の目を両手で隠す。 「なぜですか？　似合ってます」 「いや、頼り甲斐のあるお兄さんでいたい気持ちを尊重して欲しいんだけどなぁ」 「カカカッ！　毎日あんなにドジばっかりしてるのに？」 「そ、そんなにしてないし！」 　気になってしまいもうちょっと見たいと覗き込んでいたが、他のクラスメイトに注文が入ったと声をかけられ渋々キッチンに戻る。暫くしてなんだか疲れ果てた巫女さんも戻ってきた。 「めっちゃ尋問された……女子ってときに怖い」 「大丈夫？」 「大丈夫。ただの近所で仲良しの子供だって伝えただけだし。ブラックから文化祭まわろうって言われたんだ」 　なるほど、子供との約束だったのか。女性の影がないことに少し安心した私と、
December 12, 2024 at 2:21 PM