鈴木クニエ
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鈴木クニエ
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まとまりない人生を送っています。学部→日評数セミ→フリー→サイアス契約→フリー→エンカルタ→ロー→勁草書房(京都&東京)。
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“科学的な装いをまとった性別確認検査に対し、著者は男性と女性という単純な二元論を守り、その範疇から外れるトランスジェンダーやインターセックスなどの選手を追い出すためだと結論づける。検査の起源がナチによるベルリン・オリンピックであることは偶然ではないと。”

書評 わかりやすさの罠・性別確認検査 評者 速水螺旋人
Book Review
『アザー・オリンピアンズ――排除と混迷の性別確認検査導入史』
2025/10/27
keisobiblio.com/2025/10/27/b...
Book Review『アザー・オリンピアンズ――排除と混迷の性別確認検査導入史』
書評 わかりやすさの罠・性別確認検査 評者 速水螺旋人  わからない、というのは不安なことだ。自分が依って立つ価値観が揺さぶられ、馴染みのない世界に放り出され、ともすれば身体的な恐怖にすら結びつく。不安を解消するためわかりやすさを求める。往々にしてそれは理解からは程遠く、社会性動物として仲間を得て安心するための日和見や処世術にすぎない。不安や怒りが伝わりやすく、そして手っ取り早いわかりやすさに...
keisobiblio.com
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『奔放な生、うつくしい実験』 
サイディヤ・ハートマン
www.asahi.com/articles/DA3...

これは読みたい。方法論も興味深い。

「アーカイブの権力・・名もなき女性たち、とるに足らぬ存在とされた人たちの生は十分な記録や保存に値する、顧みられるべきものとはみなされてこなかった・・著者が採った手法が、内容や書き手の視点の限界を踏まえつつ、膨大なアーカイブ資料の細部に分け入り、そこに刻まれているはずの女性たちの声に耳を澄まし、ときにその痕跡から声を再創造することで、彼女たちの生きた物語を想像してみる・・「批評的作話」という手法・・」
(書評)『奔放な生、うつくしい実験』 サイディヤ・ハートマン〈著〉:朝日新聞
■埋もれた声から描く、尊い逃亡 自分が自分であるように生きること、自分の魂に、欲望に忠実であること。本書は、生きること自体が所与でなかった環境で、それでもなお、いやそれだからこそ、ありうるかもしれな…
www.asahi.com
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朝日新聞にサイディヤ・ハートマン著『奔放な生、うつくしい実験』の書評が出ました。高谷幸さんがご執筆くださいました。ありがとうございます!

「定められた条件の下、違う生き方を想像し、試してみることがいかに尊く、うつくしいものであったのかを、そのうつくしさと呼応する筆致で描き出す」

book.asahi.com/article/1612...
「奔放な生、うつくしい実験」 埋もれた声から描く 尊い逃亡 朝日新聞書評から|好書好日
好書好日(こうしょこうじつ)は、ライフ&カルチャーを貪欲に楽しみたい人におくる、 人生を豊かにする本の情報サイトです。映画や美術、食などをもっと楽しむための本の紹介から、朝日新聞の読書面に掲載された書評まで、あなたと本の出会いをお手伝いします。
book.asahi.com
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「週刊読書人」2025年10月24日号に「読書人を全部読む!」第12回を書きました。

今回は「「読書人WEB」の読み心地」と題して、この連載を書くにあたって利用している同紙デジタル版について書いております。

デジタル版を使い込むなかで気づいたことや、改善できそうなポイントについては、編集部にもお伝えしていこうと思っています。

本号の1面は、佐藤岳詩『20世紀のオックスフォードでメタ倫理学はいかに発展したか』(上下巻、勁草書房、2025)について、飯盛元章さんが書評を寄せています。

dokushojin.net
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10月27日~11月9日まで、勁草書房ウェブサイトから
◎税込3,300円以上ご注文で送料無料
◎税込5,500円以上ご注文で図書カード500円分プレゼント
◎税込7,500円以上ご注文でオリジナル測量野帳プレゼント
◎税込10,000円以上ご注文でオリジナルトートバッグプレゼント
この機会にぜひご利用ください。
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【キャンペーン】読書週間にあわせて、10月27日~11月9日までの二週間、日頃ご愛顧いただいている皆様への感謝の気持ちを込めて「秋の読者謝恩キャンペーン」を開催いたします。期間中、勁草書房ウェブサイトからのご注文に様々な特典がつきます。詳細は下記より。
www.keisoshobo.co.jp/news/n117530...
秋の読者謝恩キャンペーン(10月27日~11月9日)
株式会社 勁草書房,秋の読者謝恩キャンペーン(10月27日~11月9日),お知らせ
www.keisoshobo.co.jp
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この本面白いです。

オリンピックとはそもそも何なのか?

女子スポーツはいかにして男子スポーツに隷属することになったのか?

性的マイノリティーを包摂するスポーツのありかたは?・・・ここはとても考えさせるが,答えはない

ニキ・リンコさんの訳も丁寧でよいのだ
もうじき日付変わっちゃうけど、今はまだスポーツの日だったんですね(祝日に疎くてぼんやりしていました)

残りわずかとはいえぎりぎりスポーツの日なので、女子スポーツの歴史、オリンピックの歴史、そしてスポーツにおける性別確認検査の歴史を大量の議事録や私信、30年代の新聞・雑誌を駆使して解き明かすマイケル・ウォーターズ『アザー・オリンピアンズ』(勁草書房)をよろしく! 買ってね読んでね広めてね。

www.keisoshobo.co.jp/book/b101361...
アザー・オリンピアンズ - 株式会社 勁草書房
1930年代、男性に性別移行した4人のアスリートがいた。優生思想が重なる女子スポーツ黎明期、歴史は選手たちをのみ込んでいく。 マイケル・ウォーターズ 著
www.keisoshobo.co.jp
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もうじき日付変わっちゃうけど、今はまだスポーツの日だったんですね(祝日に疎くてぼんやりしていました)

残りわずかとはいえぎりぎりスポーツの日なので、女子スポーツの歴史、オリンピックの歴史、そしてスポーツにおける性別確認検査の歴史を大量の議事録や私信、30年代の新聞・雑誌を駆使して解き明かすマイケル・ウォーターズ『アザー・オリンピアンズ』(勁草書房)をよろしく! 買ってね読んでね広めてね。

www.keisoshobo.co.jp/book/b101361...
アザー・オリンピアンズ - 株式会社 勁草書房
1930年代、男性に性別移行した4人のアスリートがいた。優生思想が重なる女子スポーツ黎明期、歴史は選手たちをのみ込んでいく。 マイケル・ウォーターズ 著
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ティム・モードリン『物理学の哲学入門I 空間と時間』(ジミー・エイムズ監訳、勁草書房、2025)

空間と時間について、古典物理学と相対性理論を中心に、その本性を検討する本。

少しまえにTwitterでジミー・エイムズさんが投稿していたと思ったら、邦訳が現れました。

日本語訳には、谷村省吾さんの解説もついています。

www.keisoshobo.co.jp/book/b101452...
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科学哲学はいまだに科学から誤解されることもあるが、本書は広い読者に向けて基礎的なことから書かれることで、むしろ科学哲学の役割を明瞭に示すものになった。科学としての記述を哲学史において交換することで、いわばそのたえざる変換の上に〈本性〉は浮かび上がるのである。

『物理学の哲学入門I 空間と時間』
ティム・モードリン 著
ジミー・エイムズ 監訳
谷村省吾 解説
勁草書房
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【新刊】若い研究者達が議論によって調整することで成し得た深い解釈の網目を感じるような訳文である。物理学からの応答もあり哲学史と物理学を分離して照応するのではなく、双方のアプローチが絡み合い交通しながら空間と時間に関する像を歴史的に結んでいる。特にライプニッツとクラークの書簡のやり取りを基軸とした哲学史上の有名な議論は物理学においても問題を投げかけ続ける重要なもので本書において詳解されておりその効力の強度を感じた。一見オーソドックスに思える相対性理論の解説も時空がミンコフスキー幾何学を満たすように描かれている。私が最もユニークに感じた議論は「測定の物理学」だった。以下に続く。
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2025年のノーベル生理学・医学賞、
『免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか』
坂口志文、塚﨑朝子 著/講談社ブルーバックス
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Kindle版は今なら半額

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免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか (ブルーバックス)
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S. ハートマン『奔放な生、うつくしい実験』榎本空訳、ハーン小路恭子翻訳協力/解説(勁草書房)を拝受。『母を失うこと』(晶文社)で、奴隷制に引き裂かれた黒人女性たちの声を響かせたハートマン。本書では、つねに〈経済・人種・性〉の三重の暴力に晒された「黒い少女たち」の生と実験を呼び戻します。

プランテーションからの逃亡は、人類の実験としての「ゼネラルストライキ」であり、制度への抵抗だった。だが、奴隷制は都市のゲットーにまで忍び寄る。それでも、音と身体による「親密な黒々とした生の革命の反復」がやむことはなかった。「あたしはここにいる」! 困惑のうちに覚醒するデュボイス。
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【新刊】『物理学の哲学入門Ⅰ』(ティム・モードリン著 ジミー・エイムズ監訳 谷村省吾解説)取次搬入しました。
空間と時間の本性をめぐって哲学者が徹底分析。絶対時空も相対性理論もタイムトラベルも、物理学と哲学で大まじめに議論!
www.keisoshobo.co.jp/book/b101452...
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マイケル・ウォーターズ『アザー・オリンピアンズ 排除と混迷の性別確認検査導入史』を買ってください!!

買わなくてもいいから図書館にリクエストしてください!!
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【近刊】10月1日(水)発売予定『物理学の哲学入門Ⅰ』(ティム・モードリン著/ジミー・エイムズ監訳/谷村省吾解説)の書誌情報ページに「たちよみ&サポート」のタブを追加しました。本書の一部内容をテキストでたちよみできます。ぜひご覧ください。
www.keisoshobo.co.jp/book/b101452...
物理学の哲学入門 Ⅰ - 株式会社 勁草書房
空間と時間の本性をめぐって哲学者が徹底分析。絶対時空も相対性理論もタイムトラベルも、物理学と哲学で大まじめに議論! ティム・モードリン 著
www.keisoshobo.co.jp
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【近刊】10月1日(水)発売予定『物理学の哲学入門Ⅰ』(ティム・モードリン著/ジミー・エイムズ監訳/谷村省吾解説)書影を公開しました。
空間と時間の本性をめぐって哲学者が徹底分析。絶対時空も相対性理論もタイムトラベルも、物理学と哲学で大まじめに議論!
www.keisoshobo.co.jp/book/b101452...
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小説のように読めるめちゃく面白い本📖
9月13日に東京で開幕する世界陸上では、90年代に廃止されたはずの全女子選手に対する遺伝子検査が復活します。SRY遺伝子の有無で「生物学的男性」「生物学的女性」に分類することは、非科学的であり、深刻な人権侵害を引き起こすことが問題視され廃止されたにも関わらず、です。

そもそもスポーツにおける性別確認検査のルーツには、ファシスト的女性蔑視と男性支配のジェンダー秩序への強いこだわりと優生思想があります。これについては、解説を寄せたマイケル・ウォーターズの『アザー・オリンピアンズ」が読みやすく、示唆に富んでいます。東洋経済に書評が出ていましたので、会員の方はぜひご一読下さい。
今週のもう1冊『アザー・オリンピアンズ 排除と混迷の性別確認検査導入史』書評/性別二元論を前提とする競技スポーツの危うさ浮き彫りに
ファシズムが台頭した1930年代は、女子スポーツの黎明期と重なる。当時の性別規範から外れた女性アスリートたちにとっては、苦難の時代の幕開けでもあった。本書はそんな時代に巻き起こった性別確認検査の起源をた…
toyokeizai.net
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9月13日に東京で開幕する世界陸上では、90年代に廃止されたはずの全女子選手に対する遺伝子検査が復活します。SRY遺伝子の有無で「生物学的男性」「生物学的女性」に分類することは、非科学的であり、深刻な人権侵害を引き起こすことが問題視され廃止されたにも関わらず、です。

そもそもスポーツにおける性別確認検査のルーツには、ファシスト的女性蔑視と男性支配のジェンダー秩序への強いこだわりと優生思想があります。これについては、解説を寄せたマイケル・ウォーターズの『アザー・オリンピアンズ」が読みやすく、示唆に富んでいます。東洋経済に書評が出ていましたので、会員の方はぜひご一読下さい。
今週のもう1冊『アザー・オリンピアンズ 排除と混迷の性別確認検査導入史』書評/性別二元論を前提とする競技スポーツの危うさ浮き彫りに
ファシズムが台頭した1930年代は、女子スポーツの黎明期と重なる。当時の性別規範から外れた女性アスリートたちにとっては、苦難の時代の幕開けでもあった。本書はそんな時代に巻き起こった性別確認検査の起源をた…
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デイヴィッド・エドモンズの著書はこれまで何冊か邦訳されています。

ジョン・エーディナウとの共著『ポパーとウィトゲンシュタインとのあいだで交わされた世上名高い10分間の大激論の謎』(二木麻里訳、ちくま学芸文庫、2016)は、電子化してしまったのか見当たらず。

(7/n)