#ブレヒト
日記(20251119)
夕方からなんだか寒気を感じる。帰宅して熱を測ったが、平熱。喉の調子が微妙なのもいつものことなので、とりあえず暖かくして早く寝よう。本当は髪を洗いたかったが、風邪をひきそうで怖いので、明日にする。
「こんがり、パン」と、ブレヒトの「三文オペラ」読了。「三文オペラ」は、今度舞台を観に行くので、その予習。「こんがり、パン」は、ネットで感想を読むと、開高健のエッセイに言及している人が多い。アンソロジーに選ばれるだけあって、どれもそれぞれよいのだが、やはり開高健のエッセイは一頭地を抜いていると思う。
November 18, 2025 at 2:04 PM
日記(20251117)
今度、葬儀に参列することになったので、喪服を取り出す。10年くらい前にそれなりの値段で買ったものなので、着られなくなることがないようにしたい。
今日もブレヒトの「三文オペラ」と「こんがり、パン」を読む。「こんがり、パン」は、パンにまつわるエッセイを集めたアンソロジー。まだ途中だが、今のところ一番涙腺を刺激されたのは、開高健の「パンに涙の塩味」。同じ体験をしたわけではないし、当人の気持ちの何分の一か何十分の一しか理解できていないかもしれないが、それでも、誰かが書き残してくれた文章をよすがに、その人の気持ちを考えることはできるということを考える。
November 17, 2025 at 1:22 PM
良知力『魂の現象学』「ヨーロッパ造型美術のなかで最高傑作の一つはデス・マスクだ、と私はかねがね思っている。ほとんどの場合デス・マスクは死者の生涯を凝縮して鮮烈に表現している。だが、ベートーヴェンやレッシングやブレヒトのデス・マスクとチロルの農民のデス・マスクをくらべてみても、どちらが立派かだれにも言えまい。人生の苦渋なら、だれもが嚙みしめている。苦しみにもかかわらずなおかつ生きることへの感謝を捧げた謙虚な心なら、チロルの民は人一倍持っている。…私がいま感じていることは、庶民の生きる心は東も西も同じだ、という平凡な事実である。 」
November 8, 2025 at 1:37 AM
ふと思ったけどブレヒトの『処置』の「僕はまだ人を殺さないでいるわけにはいかない」って精神分析的に見てもよくできたセリフだな
November 3, 2025 at 11:33 AM
全250巻に驚愕。
リシツキーが入ってるから美術関連も増えそう。
思想や哲学に限定しない方針を考えると、昔の清水書院の「人と思想」シリーズに近いものになるかも? 「人と思想」にはブレヒトも入っていた。

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October 22, 2025 at 12:26 AM
シアターX『三文オペラ』観てきた。ガチのガチのガチのマジのマジのマジで歌が上手くて幸せだった。しかもマイクなしの生声。それでこの音圧と上手さ。歌上手すぎてメッキーが絞首刑台で歌うバラードとか謎に泣いたもん。ガチで歌が上手かった。オペラ歌手凄すぎる。メッキーとジェニーの人が特に上手くてほんとに泣いた(パンフレット見たらオペラでソロとかやってる人だった)。今後の人生でオペラ歌手がやる『三文オペラ』なんて観る機会無いだろうからマジでタダ(先輩の招待)でこれ観ていいの???お金払った人もガチで三文(1000円)だよ???凄すぎる。
October 6, 2025 at 1:04 PM
"1953年6月17日,東ドイツで実際に起こった人民による反乱未遂事件に着想を得た,ノーベル賞作家の初期,1966年に発表された戯曲作品。中心人物の「党書記長」がシェークスピアの『コリオレイナス』の翻案を上演しようとリハーサルを行っているシーンが描かれていますが,同じく『コリオレイナス』に題材を取った劇作をものしているブレヒトに対するオマージュ的な作品でもあります"

ギュンター・グラス/ 伊藤哲夫 訳『人民による反乱の試み――ドイツの悲劇』
comingbook.honzuki.jp?detail=97848...
『人民による反乱の試み――ドイツの悲劇』
1953年6月17日,東ドイツで実際に起こった人民による反乱未遂事件に着想を得た,ノーベル賞作家の初期,...
comingbook.honzuki.jp
May 13, 2024 at 4:17 PM
8月23日(土)OPENしました!

ルイ・ヴィトンのトラベルブック、ブレヒト・エヴェンス、パリをご寄贈いただきました!
ありがとうございます!

ルイ・ヴィトンのトラベルブックはさまざまなマンガ家・アーティストが描くさまざまな街の風景のイラスト集。ブレヒト・エヴェンスは邦訳が出てほしいマンガ家のひとりです。ぜひ見に来てください!
August 23, 2025 at 2:54 AM
<ミャンマー(ビルマ)情報>

憲法違反のクーデターを起こしたミャンマー(ビルマ)軍
支配下の国営英字紙、論説のページにロシアの力を
得て、原子力開発に乗り出すという。

電力という平和利用と謳っていますが、軍政のことだから
早晩、別の核開発計画を進めるのは目に見えているような。

同じ紙面にドイツの詩人(劇作家)ブレヒトの紹介が。
ふむ。
紹介文に、戦時下での人びとの現実を、とか。
社会変革を求める人向けの内容、とか。
ここで、そんなこと紹介していいのかな?
ふと。

ミャンマー(ビルマ)の国営英字新聞
『ザ・グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマー』
2025年年9月28日(日)
September 28, 2025 at 12:47 PM
(字幕版)西部戦線一九一八年 www.amazon.co.jp/gp/video/det...

G・W・パプスト、見た映画はこれで4本目なのですが、
『パンドラの箱』『淪落の女の日記』『西部戦線一九一八年』『炭坑』
傑作ばかり。
第一次世界大戦のドイツ軍のフランス侵攻における戦場で死んでいく若い兵士たちを描いた点では、同年アメリカで作られた『西部戦線異状なし』と同じ。
戦場の臨場感を強調するためか、ドラマが中断・断片化されているのはブレヒトと関係があるのだろうか?(この映画の翌年、パプストはブレヒトの『三文オペラ』を映画化している)
Amazon.co.jp: (字幕版)西部戦線一九一八年を観る | Prime Video
欧州大戦が終りに近づいた1918年、フランスの或る村の一家に中尉とバワリア人と学生とそれからカールと呼ぶ若者の四人がドイツ軍の兵士として駐屯している。学生はその家の娘イヴェットと恋仲となっている。そこは戦線をかなり離れてはいるが時々砲弾の見舞いをうけることがある。二三日の休養後、彼等は戦線へ召集され・・・
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August 21, 2025 at 12:39 PM
今日はドラムレッスンでした。
「まだ暑いのでラテンやりましょう。カリプソでも……」と、先生がソニー・ロリンズの『セント・トーマス』を流して、「わぁ~、ティンバレスをドラムセットで……!」と言いながら30分ほどやりまして。
で、次の曲『モリタート(マック・ザ・ナイフ)』がかかったところでオイラがモリタートの作曲者のクルト・ヴァイルの話をして止まらなくなり……。
「『三文オペラ』って言うけど、オペラじゃなくて、ブレヒト演劇って言て……ドュフフ……」
いや、一時期死ぬほど聴いたんですよヴァイル……。
September 7, 2025 at 5:18 AM
セツアンの善人も松さんのシェン・テで観た時はパウル・デッサウじゃなくてオリジナルの曲だった。だから去年のセツアンはまるで別物の印象を受けたんだよなあ。曲はできればブレヒトの拘りを生かして欲しいんだけどね
September 19, 2025 at 6:55 AM
ブレヒトのガリレイの生涯も思い出したんだよな
July 25, 2023 at 6:20 PM
新国立劇場バレエ団「ジゼル」2025.4.12マチネ
第一幕

おバカ系速水アルブレヒトの軽薄ぶり🤪「やべえ、ジゼルとは遊びだったのがバレそう🥶」の場面が似合い過ぎて爆笑しそうになる🤪

関優奈ベルタが初役とは思えない素晴らしい演技。ママ役が似合い、リアル教育ママやってそう😜
おバカ速水の実態を把握していて、紗帆ジゼルに悪い虫がつかないようにしているのが露骨🤣😂🤣
最後の慟哭は大きな演技をしているが、わざとらしさが全くない、自然な演技になっているのは絶妙で素晴らしい。
演技指導が150%機能したかも?

紗帆りんジゼルは普通にいいんじゃないの〜😊
April 12, 2025 at 7:27 AM
ブレヒトの戯曲『プンティラ旦那と下男のマッティ』を読んだ。読みようによってはひどい話なのが、つい面白いと思わされる。
September 8, 2024 at 7:18 AM
僕たちの上には
美しい夏空に
いっぺんの雲が浮かんでいた
それを僕は長い間眺めた
雲は真っ白で、恐ろしく高く
また見上げたときには、
もうそれはどこにもなかった
(ベルトルト・ブレヒト) 
(ドイツの劇作家)
March 29, 2024 at 11:03 AM
書かれた顔 www.amazon.co.jp/gp/video/det...

ダニエル・シュミット監督による坂東玉三郎のドキュメンタリー
「京劇」への関心を示したブレヒトに影響されたのだろうか、素顔の玉三郎が女役を演じる玉三郎の芝居を見る、といった異化効果らしき演出、中国音楽の使用が見受けられる
「黄昏芸者情話」なる短編無声映画(一部台詞あり)と大野一雄の舞踏は、初期のシュミット映画(『ラ・パロマ』『今宵かぎりは…』)を彷彿とさせる
Amazon.co.jp: 書かれた顔を観る | Prime Video
当代きっての歌舞伎役者で誰もが知る女形のスター坂東玉三郎。虚構と現実をないまぜにした幻想的な作品を得意とするダニエル・シュミット監督が、女形という特異な存在を通して、ジェンダー、生と死、そしてフィクションとドキュメンタリーの境界線上に、虚構としての日本の伝統的女性像を浮かびあがらせる。「鷺娘」「大蛇」「積恋雪関扉」を演じる玉三郎の美しい舞台映像。そして、撮影後ほどなくしてこの世を去った女優・杉村春...
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June 15, 2025 at 6:03 PM
音盤テルトン: BURROUGHS WITH MUSIC (77) William S. Burroughs/What Keeps Mankind Alive?(SEPTEMBER SONGS)-その2 onban-terton.blogspot.com/2018/11/burr... 20181130

ブレヒト 訳詞
BURROUGHS WITH MUSIC (77) William S. Burroughs/What Keeps Mankind Alive?(SEPTEMBER SONGS)-その2
onban-terton.blogspot.com
August 12, 2025 at 12:15 PM
『天保十二年のシェイクスピア』を観てからシェイクスピア豆知識的書籍を読んでいる。
喜志哲雄『シェイクスピアのたくらみ』読了。
『天保十二年〜』のあれもこれもパロディだったのか!というのがよくわかる。「想像力を充分に発揮して見てほしい」と説明役が前口上で言うのは『ヘンリー五世』でやってるのね。
シェイクスピアは観客が演劇の世界に没入しないように、わざと距離を作るような作劇をしてたそうで、ブレヒトよりずっと前に「異化効果」の理論を実践してるかのようだとのこと。面白いー!
December 30, 2024 at 2:21 PM
映画は批評家によるベスト作りとかみんなけっこう好きだけど演劇ってほぼそれやらないよな…と思ったんだけど、たぶん戯曲のみを評価するのが難しいのと、あとレギュレーションでもめるのが目に見えてるからな(「ストレートプレイのみ」としたらブレヒトが外れる)
June 13, 2024 at 5:25 PM
俳優座から2026〜2028年度のレパートリーと後援会申込受付のチラシが届く。2023〜2025年度との大きな違いは毎夏恒例だった《特別公演 戦争とは…》が姿を消したことで年間上演数が5 → 4に1作品減した上に個人会員の年会費が20000円 → 23000円に値上がりしたこと。つまりこれまでは単価4000円で観られた芝居が単価5750円になった訳で、おそらく通常料金も値上げされると思うが、逆に今までよく頑張ってくれたというべきか。毎年ブレヒトが1本、書き下ろし新作1本。2027年度の横山さん書き下ろしは観たいものの、毎年全作制覇しなくてもいいかなあ。等と関係者の目が光るXではとても書けない😂
October 31, 2025 at 10:20 AM
K-Ballet Tokyo「ジゼル」再び観てきた。今日は浅川ジゼル、堀内アルブレヒト、ヴジャーニンヒラリオン、戸田ミルタと比較的ベテランキャストに若手がソリスト役に入る布陣。このキャストは力関係のバランスがよい気がする。今日も悲恋と慈愛の物語を堪能した。
www.swarmapp.com/gssy1127/che...
March 20, 2024 at 4:59 PM