#岩波世界
今月の、そして連載最終回となる時評、公共訴訟、修復的司法の話から「当事者」、そしてドゥルーズと「マジョリティの哲学」までを論じています。

ちょうど同月刊行の岩波『世界』への寄稿の時評&導入バージョンという趣の原稿なので、ぜひ併せて読んでもらえたら。
最終回として、最後まで悔いなく書き切りました。
各地方紙で随時載るのでぜひ。
December 16, 2025 at 11:20 PM
【新聞広告】
12/8朝日新聞

『世界』1月号
梶原健嗣『大水害時代の防災』
岩波書店編集部 編『私の戦後80年、そしてこれからのために』
益田肇『人びとの社会戦争』
ナオミ・クライン/幾島幸子 訳『ドッペルゲンガー』

そのほか紹介書目はこちら
www.iwanami.co.jp/news/n118069...
December 8, 2025 at 7:35 AM
岩波書店「世界」2026年1月号より、「非人間とのレッスン―絡まり合いのオート/エスノグラフィ」というタイトルで新連載を開始しました。JST RISTEX「ケアが根づく社会システム」採択プロジェクト「人間と非人間の惑星的ケア」を通して探求する、ノンヒューマン・モアザンヒューマンとの相互ケア関係について考察を重ねていきます。

新潮「考える人」連載では生成AIと人間の相互行為の問題を扱い、岩波「世界」連載では人間と人間以外の生命種との身体的な相互行為について書き分けていきます。いずれ両者が交差することを予感しつつ、どうなっていくのか筆者にも予測はつきません。
December 9, 2025 at 12:51 AM
12/8(月)発売の岩波『世界』2026年1月号の創刊80年特集「それでも人間を信じる」に以下の論考を寄稿しました。

・「いまこそ〈マジョリティの哲学〉を構想する」
www.iwanami.co.jp/book/b101543...

いま書かれるべき(なのに誰も書いてくれない)公論として、ここ最近ではもっともある種の「勇気」が必要だった論考です。
ウィトゲンシュタインが言うように「思想の価値はその勇気によって決まる」として、そういう対価を払って、それでも世に問うべきだろうと書きました。

ここ二年強ドゥルージアンたちとの研究会で読んできて、ついにはじめて公刊物でドゥルーズを扱います。
世界 2026年1月号/『世界』編集部|岩波書店
【特集1】創刊80年 それでも人間を信じる【特集2】ハラスメントの現在地 『世界』編集部 編
www.iwanami.co.jp
December 8, 2025 at 12:03 AM
どうも、試食会ヘビーリスナー&当アカウント管理人のJinです。
最近、(チママンダ・ンゴズィー・アディーチェに誘われる形で、)書店の岩波文庫コーナーを眺めていたら、『やし酒飲み』という、エイモスチェツオーラなる著者による短篇を見つけ、購入して読んでみました。
帯にあったように、まあなんというか、西欧人が絶賛しそうな”第三世界の作者による作品”だな、というのが、まずもっての感想です。その他、古事記に通づるところもある、ナイジェリアに伝わる伝承の荒唐無稽な感じが愉快に感じられました。

もしこの本を読まれたことのある方がいらっしゃれば、感想(や読み解き方)を教えていただけるとありがたいです!
December 2, 2025 at 3:03 PM
タイトル長い。

この世界の片隅に
の時に片渕須直監督が
音響を調整調整されていたのが
思い出されます。

岩波音響監督も各地の音響を
設定されておられました。

結論。
かなり仕上がりに磨きがかかっています。
November 26, 2025 at 8:50 AM
『プロティノス全集』(全4巻+別巻、中央公論社、1986-1987)

そのうち手元に置きたいと念じつつ、なかなかの古書価に手を出しあぐねて幾星霜、このたび本巻のみではありますが、お迎えできました。

別巻はまたいつか巡り合わせに恵まれることを祈ります。

プロティノスの邦訳は、「世界の名著」とそれを元にした中公クラシックス、岩波文庫、講談社学術文庫に一部が入っています。
November 25, 2025 at 8:24 AM
三枝暁子『日本中世の民衆世界ー西京神人の千年』(岩波新書)を読み終えました。京都にある北野天満宮は大宰府に流されて亡くなった菅原道真を祭神とする神社です。11世紀以降平安京がある西京には「神人」と呼ばれる商工業者が住んでいました。
本書は西京に住んでいた神人の千年の歴史を振り返る試みで、現代まで京都に脈々と受け継がれている人々の息遣いが伝わってきます。中世という時代を生き生きと伝えている名著だと思います(写真は京都にある東寺)。 #三枝暁子 #日本中世の民衆世界 #西京神人の千年 #岩波新書 #京都 #北野天満宮 #菅原道真 #平安京 #大宰府
November 24, 2025 at 9:19 PM
●在庫ございます。
『体験者「ゼロ」時代の中の戦争責任論」
宇田川幸大・内海愛子・金ヨンロン・芝健介
著 岩波書店 2,640円

第二次世界大戦・太平洋戦争の終結、敗戦から80年。あの戦争を体験した人が間も無く居なくなる我が国で、戦争責任と記憶をどの様に引き継ぐのか?識者による対談をまとめた一冊。ドイツのパートを芝健介先生が論じています。
November 24, 2025 at 4:52 AM
Xがお亡くなりになっている。

かれこれ小説を2週間ほど読んでなかったけど、小川国夫の『ヨレハ記』にすっと入ることができた。これは凄い。しかも、代表作で短編集の『アポロンの島』より読みやすい。小川らしい複雑さがありつつ世界観が統一されていて心地よく圧倒される。
ぷねうま舎からの大型単行本だけど、講談社文芸文庫あたりから文庫化してほしい。分かりにくいとされる小川文学への再評価になりうるのでは

岩波文庫版『左川ちか詩集』読了。この圧倒的な詩人を前に非常に軽率な言い方をするしかない、レベチだった。信じ難い。本当に近代詩なのか…生まれる(そして亡くなる)のがあまりに早すぎた奇跡の詩人。
November 18, 2025 at 2:31 PM
先日広島を訪れました。闇の中で柔らかい灯りをともされて佇む原爆ドーム。平和祈念資料館で見た戦前の広島市の様子。「ありえたかもしれない世界」のことを考えました。

「原爆は、一度使えば使った側が非難を免れないほど強力な兵器です。落とすと、あとにはもはや何も残らない。戦勝国が収奪するものすら無くなる。つまり、少なくとも二重の意味で、核は戦争を正当化できない」
(須藤輝彦、「距離の問題――あるいは戦争と批評」、『世界』2025年11月号、岩波書店)

読書記録です:
note.com/nat_kc/n/n27...
【読書記録】原爆ドームと『五色の舟』津原泰水/近藤ようこ|Nat
『五色の舟』(漫画:近藤ようこ/原作:津原奏水)KADOKAWA 2014 先日、連休を利用して初めて広島に行きました。 いつかは行こうと思いながら、あと延ばしにしていたのですが、今年8月6日に開催された広島平和記念式典での湯崎英彦知事のあいさつに背中を押されました。 国破れて山河あり。 かつては抑止が破られ国が荒廃しても、再建の礎は残っていました。 国守りて山河なし。 もし核による抑止が、...
note.com
November 11, 2025 at 10:23 AM
いま図書館で借りたこれを読んでる『逃げ続けたら世界一周していました』夜逃げ旅と称して日本から出ていろんな国に1人で行った旅行記というと簡単なんだけど取り上げられてるのは、いわゆるメジャーな観光国ではない場所での体験の記録でとても面白い。刑務所に入れられたり、キリマンジャロに突然登ったり…その中で出会った色んな人達とのお話。コミュ力が高い…
「その国を中から見てみると持ってた印象が変わる」ってまさにだなー!というお話ばかりでおとなもこどももみんな読みなよ!の岩波ジュニア文庫なのであった。明日返さないとなのにまだ半分しか読めてなくてやばいけど面白いから読みきりたい
November 10, 2025 at 12:02 AM
上村勝彦『バガヴァッド・ギーターの世界』2007年

岩波文庫での訳者である著者が、1995年のNHK講座テキストを底盤に同書の解説を数行毎に付した労書です。

紀元後一世紀前後のインドにはアートマン(自己)の内にブラフマン(至高存在)があり、そこには神々をはじめとする一切が在するという思想が定着していた事が解ります。この考えは大乗仏教に取り入れられて、日本仏教の本覚思想へと連なります。

仏教経典を絡めてのサンスクリット語原文解説を平易に行っている所に凄味があります。

物語は、顕現するカーラ(時間・運命・死を司る神)が『マハーバーラタ』という叙事詩自体の主軸を伴う事が神話を醸しています。
November 9, 2025 at 7:35 AM
岩波の月刊誌『世界』は、この12月号で創刊1000号。でも祝・1000号!の言葉や雰囲気はどこにもなく、1000号の振り返りの特集をやれど、どこまでも平熱。この泰然自若さが岩波だなって思う。創刊が1945年の12月、次号で創刊80年。
November 8, 2025 at 7:11 AM
岩波書店さん「世界」12月号の巻頭エッセイコーナー「スケッチ」に寄稿させて頂きました。
「膠と油」にまつわるエピソードとイラストを書かせて頂いております🖊️
「世界」は1945年創刊で今回1000号を迎えるとのことです。どうぞよろしくお願いします📖
November 8, 2025 at 11:55 AM
私が勧める勉強法の本はこの辺です。
November 1, 2025 at 3:37 AM
内海愛子『スガモプリズンー占領下の「異空間」』(岩波新書)を読み終えました。第二次世界大戦後、GHQの占領下で戦犯が収監された巣鴨刑務所。本書は1952年のサンフランシスコ平和条約発効により、巣鴨刑務所が閉鎖されるまでの動向を克明に紹介しています。
興味深いのは、朝鮮人や台湾人といった日本人ではない戦犯に関して紹介している点。日本政府に利用されたあげく戦犯にされた朝鮮人や台湾人がいたことを本書で初めて知りました。歴史にうずもれた事実を提示した貴重な記録です(写真はA級戦犯として処刑された東條英機の墓、雑司ヶ谷霊園)。 #内海愛子 #スガモプリズン #岩波新書 #東條英機 #戦犯 #雑司ヶ谷霊園
October 19, 2025 at 9:53 PM
(8/10) 紀伊國屋書店 電子書籍 社会・政治・法律ランキング1位:岩波書店『世界』編集部『世界2024年9月号』
https://amasale.newif.net/ranking/kdetail/244
August 11, 2024 at 10:10 PM
シェンキェーヴィチ『クオ・ワディス』上巻 岩波文庫
 「この世界を肩にのせているのはアトラスではない。女だ。女は時には世界を毬のようにもてあそぶ」
March 24, 2025 at 7:13 AM
みんなも今からアナキズムの準備運動しとこ!

実践 日々のアナキズム 世界に抗う土着の秩序の作り方(岩波書店) [電子書籍] www.yodobashi.com/product/1000...
www.yodobashi.com
December 15, 2024 at 9:07 PM
【新聞広告】
4/23朝日新聞「新書 今月の出版案内」

〈岩波新書〉
加藤雅俊『スタートアップとは何か』
藤原正範『罪を犯した人々を支える』
今野真二『日本語と漢字』

〈岩波ジュニア新書〉
河島弘美『翻訳に挑戦! 名作の英語にふれる』
小沼廣幸『SDGsから考える世界の食料問題』ほか

*一部地域では明日の掲載になります。
April 23, 2024 at 4:59 AM
今月の岩波文庫の新刊は買わない。古い絵画術の本をいま読んでも…と思う。それよりは来月のシュレーゲル兄弟の論集に期待してる。あと、新潮文庫からは國分功一郎著『中動態の世界』が出るから、これも買いだなぁ
February 3, 2025 at 6:34 AM
佐藤正午「月の満ち欠け」読了。岩波文庫のところに置いてあったけど、岩波文庫じゃなくて「岩波文庫的」らしい。装丁以外...文体の雰囲気とか...には岩波文庫っぽさは全く無い。「的」だからね。最初の数ページを見て面白そうだったので購入したんだけど、読んだ感想は…うーん…梶尾真治的な題材だけど梶尾真治のようなリリカルな感じは無く、途中までは面白かったんだけど後半は気持ち悪い感じになっちゃってて…せめて小学校低学年じゃなくて高校生ぐらいまで年齢を上げて欲しかったな。作中に出てくる黛ジュンの夕月も聴いてみたけど...なるほど、作者はこういう世界を書きたかったのか。時間をおいて再読したら感想変わるかな。
December 31, 2024 at 11:23 AM
(10/10) 紀伊國屋書店 電子書籍 社会・政治・法律ランキング1位:岩波書店『世界』編集部『世界2024年11月号』
https://amasale.newif.net/ranking/kdetail/250
October 12, 2024 at 7:10 AM