ちょうど同月刊行の岩波『世界』への寄稿の時評&導入バージョンという趣の原稿なので、ぜひ併せて読んでもらえたら。
最終回として、最後まで悔いなく書き切りました。
各地方紙で随時載るのでぜひ。
ちょうど同月刊行の岩波『世界』への寄稿の時評&導入バージョンという趣の原稿なので、ぜひ併せて読んでもらえたら。
最終回として、最後まで悔いなく書き切りました。
各地方紙で随時載るのでぜひ。
12/8朝日新聞
『世界』1月号
梶原健嗣『大水害時代の防災』
岩波書店編集部 編『私の戦後80年、そしてこれからのために』
益田肇『人びとの社会戦争』
ナオミ・クライン/幾島幸子 訳『ドッペルゲンガー』
そのほか紹介書目はこちら
☞ www.iwanami.co.jp/news/n118069...
12/8朝日新聞
『世界』1月号
梶原健嗣『大水害時代の防災』
岩波書店編集部 編『私の戦後80年、そしてこれからのために』
益田肇『人びとの社会戦争』
ナオミ・クライン/幾島幸子 訳『ドッペルゲンガー』
そのほか紹介書目はこちら
☞ www.iwanami.co.jp/news/n118069...
新潮「考える人」連載では生成AIと人間の相互行為の問題を扱い、岩波「世界」連載では人間と人間以外の生命種との身体的な相互行為について書き分けていきます。いずれ両者が交差することを予感しつつ、どうなっていくのか筆者にも予測はつきません。
新潮「考える人」連載では生成AIと人間の相互行為の問題を扱い、岩波「世界」連載では人間と人間以外の生命種との身体的な相互行為について書き分けていきます。いずれ両者が交差することを予感しつつ、どうなっていくのか筆者にも予測はつきません。
・「いまこそ〈マジョリティの哲学〉を構想する」
www.iwanami.co.jp/book/b101543...
いま書かれるべき(なのに誰も書いてくれない)公論として、ここ最近ではもっともある種の「勇気」が必要だった論考です。
ウィトゲンシュタインが言うように「思想の価値はその勇気によって決まる」として、そういう対価を払って、それでも世に問うべきだろうと書きました。
ここ二年強ドゥルージアンたちとの研究会で読んできて、ついにはじめて公刊物でドゥルーズを扱います。
・「いまこそ〈マジョリティの哲学〉を構想する」
www.iwanami.co.jp/book/b101543...
いま書かれるべき(なのに誰も書いてくれない)公論として、ここ最近ではもっともある種の「勇気」が必要だった論考です。
ウィトゲンシュタインが言うように「思想の価値はその勇気によって決まる」として、そういう対価を払って、それでも世に問うべきだろうと書きました。
ここ二年強ドゥルージアンたちとの研究会で読んできて、ついにはじめて公刊物でドゥルーズを扱います。
最近、(チママンダ・ンゴズィー・アディーチェに誘われる形で、)書店の岩波文庫コーナーを眺めていたら、『やし酒飲み』という、エイモスチェツオーラなる著者による短篇を見つけ、購入して読んでみました。
帯にあったように、まあなんというか、西欧人が絶賛しそうな”第三世界の作者による作品”だな、というのが、まずもっての感想です。その他、古事記に通づるところもある、ナイジェリアに伝わる伝承の荒唐無稽な感じが愉快に感じられました。
もしこの本を読まれたことのある方がいらっしゃれば、感想(や読み解き方)を教えていただけるとありがたいです!
最近、(チママンダ・ンゴズィー・アディーチェに誘われる形で、)書店の岩波文庫コーナーを眺めていたら、『やし酒飲み』という、エイモスチェツオーラなる著者による短篇を見つけ、購入して読んでみました。
帯にあったように、まあなんというか、西欧人が絶賛しそうな”第三世界の作者による作品”だな、というのが、まずもっての感想です。その他、古事記に通づるところもある、ナイジェリアに伝わる伝承の荒唐無稽な感じが愉快に感じられました。
もしこの本を読まれたことのある方がいらっしゃれば、感想(や読み解き方)を教えていただけるとありがたいです!
この世界の片隅に
の時に片渕須直監督が
音響を調整調整されていたのが
思い出されます。
岩波音響監督も各地の音響を
設定されておられました。
結論。
かなり仕上がりに磨きがかかっています。
この世界の片隅に
の時に片渕須直監督が
音響を調整調整されていたのが
思い出されます。
岩波音響監督も各地の音響を
設定されておられました。
結論。
かなり仕上がりに磨きがかかっています。
そのうち手元に置きたいと念じつつ、なかなかの古書価に手を出しあぐねて幾星霜、このたび本巻のみではありますが、お迎えできました。
別巻はまたいつか巡り合わせに恵まれることを祈ります。
プロティノスの邦訳は、「世界の名著」とそれを元にした中公クラシックス、岩波文庫、講談社学術文庫に一部が入っています。
そのうち手元に置きたいと念じつつ、なかなかの古書価に手を出しあぐねて幾星霜、このたび本巻のみではありますが、お迎えできました。
別巻はまたいつか巡り合わせに恵まれることを祈ります。
プロティノスの邦訳は、「世界の名著」とそれを元にした中公クラシックス、岩波文庫、講談社学術文庫に一部が入っています。
本書は西京に住んでいた神人の千年の歴史を振り返る試みで、現代まで京都に脈々と受け継がれている人々の息遣いが伝わってきます。中世という時代を生き生きと伝えている名著だと思います(写真は京都にある東寺)。 #三枝暁子 #日本中世の民衆世界 #西京神人の千年 #岩波新書 #京都 #北野天満宮 #菅原道真 #平安京 #大宰府
『体験者「ゼロ」時代の中の戦争責任論」
宇田川幸大・内海愛子・金ヨンロン・芝健介
著 岩波書店 2,640円
第二次世界大戦・太平洋戦争の終結、敗戦から80年。あの戦争を体験した人が間も無く居なくなる我が国で、戦争責任と記憶をどの様に引き継ぐのか?識者による対談をまとめた一冊。ドイツのパートを芝健介先生が論じています。
『体験者「ゼロ」時代の中の戦争責任論」
宇田川幸大・内海愛子・金ヨンロン・芝健介
著 岩波書店 2,640円
第二次世界大戦・太平洋戦争の終結、敗戦から80年。あの戦争を体験した人が間も無く居なくなる我が国で、戦争責任と記憶をどの様に引き継ぐのか?識者による対談をまとめた一冊。ドイツのパートを芝健介先生が論じています。
かれこれ小説を2週間ほど読んでなかったけど、小川国夫の『ヨレハ記』にすっと入ることができた。これは凄い。しかも、代表作で短編集の『アポロンの島』より読みやすい。小川らしい複雑さがありつつ世界観が統一されていて心地よく圧倒される。
ぷねうま舎からの大型単行本だけど、講談社文芸文庫あたりから文庫化してほしい。分かりにくいとされる小川文学への再評価になりうるのでは
岩波文庫版『左川ちか詩集』読了。この圧倒的な詩人を前に非常に軽率な言い方をするしかない、レベチだった。信じ難い。本当に近代詩なのか…生まれる(そして亡くなる)のがあまりに早すぎた奇跡の詩人。
かれこれ小説を2週間ほど読んでなかったけど、小川国夫の『ヨレハ記』にすっと入ることができた。これは凄い。しかも、代表作で短編集の『アポロンの島』より読みやすい。小川らしい複雑さがありつつ世界観が統一されていて心地よく圧倒される。
ぷねうま舎からの大型単行本だけど、講談社文芸文庫あたりから文庫化してほしい。分かりにくいとされる小川文学への再評価になりうるのでは
岩波文庫版『左川ちか詩集』読了。この圧倒的な詩人を前に非常に軽率な言い方をするしかない、レベチだった。信じ難い。本当に近代詩なのか…生まれる(そして亡くなる)のがあまりに早すぎた奇跡の詩人。
「原爆は、一度使えば使った側が非難を免れないほど強力な兵器です。落とすと、あとにはもはや何も残らない。戦勝国が収奪するものすら無くなる。つまり、少なくとも二重の意味で、核は戦争を正当化できない」
(須藤輝彦、「距離の問題――あるいは戦争と批評」、『世界』2025年11月号、岩波書店)
読書記録です:
note.com/nat_kc/n/n27...
「原爆は、一度使えば使った側が非難を免れないほど強力な兵器です。落とすと、あとにはもはや何も残らない。戦勝国が収奪するものすら無くなる。つまり、少なくとも二重の意味で、核は戦争を正当化できない」
(須藤輝彦、「距離の問題――あるいは戦争と批評」、『世界』2025年11月号、岩波書店)
読書記録です:
note.com/nat_kc/n/n27...
「その国を中から見てみると持ってた印象が変わる」ってまさにだなー!というお話ばかりでおとなもこどももみんな読みなよ!の岩波ジュニア文庫なのであった。明日返さないとなのにまだ半分しか読めてなくてやばいけど面白いから読みきりたい
「その国を中から見てみると持ってた印象が変わる」ってまさにだなー!というお話ばかりでおとなもこどももみんな読みなよ!の岩波ジュニア文庫なのであった。明日返さないとなのにまだ半分しか読めてなくてやばいけど面白いから読みきりたい
岩波文庫での訳者である著者が、1995年のNHK講座テキストを底盤に同書の解説を数行毎に付した労書です。
紀元後一世紀前後のインドにはアートマン(自己)の内にブラフマン(至高存在)があり、そこには神々をはじめとする一切が在するという思想が定着していた事が解ります。この考えは大乗仏教に取り入れられて、日本仏教の本覚思想へと連なります。
仏教経典を絡めてのサンスクリット語原文解説を平易に行っている所に凄味があります。
物語は、顕現するカーラ(時間・運命・死を司る神)が『マハーバーラタ』という叙事詩自体の主軸を伴う事が神話を醸しています。
岩波文庫での訳者である著者が、1995年のNHK講座テキストを底盤に同書の解説を数行毎に付した労書です。
紀元後一世紀前後のインドにはアートマン(自己)の内にブラフマン(至高存在)があり、そこには神々をはじめとする一切が在するという思想が定着していた事が解ります。この考えは大乗仏教に取り入れられて、日本仏教の本覚思想へと連なります。
仏教経典を絡めてのサンスクリット語原文解説を平易に行っている所に凄味があります。
物語は、顕現するカーラ(時間・運命・死を司る神)が『マハーバーラタ』という叙事詩自体の主軸を伴う事が神話を醸しています。
「膠と油」にまつわるエピソードとイラストを書かせて頂いております🖊️
「世界」は1945年創刊で今回1000号を迎えるとのことです。どうぞよろしくお願いします📖
「膠と油」にまつわるエピソードとイラストを書かせて頂いております🖊️
「世界」は1945年創刊で今回1000号を迎えるとのことです。どうぞよろしくお願いします📖
興味深いのは、朝鮮人や台湾人といった日本人ではない戦犯に関して紹介している点。日本政府に利用されたあげく戦犯にされた朝鮮人や台湾人がいたことを本書で初めて知りました。歴史にうずもれた事実を提示した貴重な記録です(写真はA級戦犯として処刑された東條英機の墓、雑司ヶ谷霊園)。 #内海愛子 #スガモプリズン #岩波新書 #東條英機 #戦犯 #雑司ヶ谷霊園
https://amasale.newif.net/ranking/kdetail/244
https://amasale.newif.net/ranking/kdetail/244
「この世界を肩にのせているのはアトラスではない。女だ。女は時には世界を毬のようにもてあそぶ」
「この世界を肩にのせているのはアトラスではない。女だ。女は時には世界を毬のようにもてあそぶ」
4/23朝日新聞「新書 今月の出版案内」
〈岩波新書〉
加藤雅俊『スタートアップとは何か』
藤原正範『罪を犯した人々を支える』
今野真二『日本語と漢字』
〈岩波ジュニア新書〉
河島弘美『翻訳に挑戦! 名作の英語にふれる』
小沼廣幸『SDGsから考える世界の食料問題』ほか
*一部地域では明日の掲載になります。
4/23朝日新聞「新書 今月の出版案内」
〈岩波新書〉
加藤雅俊『スタートアップとは何か』
藤原正範『罪を犯した人々を支える』
今野真二『日本語と漢字』
〈岩波ジュニア新書〉
河島弘美『翻訳に挑戦! 名作の英語にふれる』
小沼廣幸『SDGsから考える世界の食料問題』ほか
*一部地域では明日の掲載になります。
https://amasale.newif.net/ranking/kdetail/250
https://amasale.newif.net/ranking/kdetail/250