#徳富蘇峰
鶴見太郎『座談の思想』(新潮選書)を読み終えました。座談という空間がどのようにして生まれ、どのような変遷をたどって来たのか。座談家としての中江兆民に着目し、桑原武夫、柳田国男、中野重治、丸山眞男、竹内好らの座談を優れた座談として取り上げています。
特に関心を引いたのが、文藝春秋社の創設者・菊池寛に言及している点。菊池寛は小説家として優れているだけではなく、編集者としても有能で、徳富蘇峰、後藤新平らを雑誌の座談会に出席させました。日本に座談会を定着させた菊池寛の功績は大きい、と思いました。 #鶴見太郎 #座談の思想 #新潮選書 #菊池寛 #文藝春秋 #徳富蘇峰 #後藤新平 #中江兆民 #柳田国男
December 18, 2025 at 9:48 PM
スペンサーやコブデンに影響されて平和主義を唱道していた徳富蘇峰が、日清戦争後の三国干渉に憤って帝国主義者に宗旨替えしてしまうのがこの事情を示しているが、眼前の帝国主義諸国間の覇権闘争を意識しつつ、蘇峰のようにはならないためにはどうしたらいいか、というのは今日にも通じる問題意識なのであった。
December 8, 2025 at 1:52 PM
水俣駅から歩いて10分余り、徳富蘇峰・蘆花の生家(写真)があります。徳富蘇峰は明治から昭和にかけて活躍したジャーナリスト、蘆花は蘇峰の弟で『不如帰(ほととぎす)』で名を馳せた小説家です。
谷川健一も水俣の生まれです。東大卒業後平凡社に入社し、雑誌『太陽』の創刊編集長として辣腕を振るい、『風土記日本』などの著作を残し、地名研究を中心に民俗学者としても活躍しました。健一の弟谷川雁は詩人・評論家として有名です。サークル村という炭鉱労働者の文学運動を展開。その運動に参加したのが水俣病の悲劇を文学で表現した石牟礼道子でした。 #徳富蘇峰 #水俣 #徳富蘆花 #谷川健一 #谷川雁 #石牟礼道子 #水俣病
November 26, 2025 at 5:48 AM
陸軍参謀本部「日本戦史」徳富蘇峰「近世日本国民史」から金子常規「兵器と戦術の世界史」や吉川英治、山岡荘八、司馬遼太郎の小説、石ノ森章太郎の「まんが日本の歴史」さらに大河ドラマ、黒澤明「影武者」等々様々な著作や作品があげられているのも興味深いところです。
August 3, 2024 at 1:38 PM
"出版をめぐる事情は、この数十年で劇的に変わった。鉄道の発展により車内で読書が可能になり、黙読の習慣が生まれた。黙読の定着は読書の愉悦を深くし、読書人口を増やすことに貢献することとなる。本は商材となり、さらに読みやすくどんな文章にもなれる文字を必要とした。どのようにも活きられる文字――活字の誕生である。そんな活字の種字を作らんと生きる、取り立てて個性もない名もなき男の物語"

"夏目漱石、徳富蘇峰、金田一京助、牧野富太郎、そして過去シリーズの主人公も行きかうファン歓喜の最終巻"

"残念ですがご所望のご本をお売りすることはできません――"
October 11, 2024 at 12:23 PM
近世日本国民史 元禄時代〈世相篇〉,〈政治篇〉(講談社学術文庫)⁣ (徳富蘇峰/平泉澄(校訂)⁣) が、紀伊國屋電子書籍の特価で275円引きの、275円(50%OFF)+2ポイント還元になりました。
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近世日本国民史 元禄時代 政治篇 講談社学術文庫
著者:徳富蘇峰(著)/平泉澄(校訂) 出版:講談社 2016/10/1(土)配信
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January 19, 2025 at 8:17 AM
徳富記念館へ。

徳富蘇峰・徳富蘆花の兄弟についての紹介と、書などの展示があります。

また館長さんが旧家について詳しく解説してくださりました。
January 31, 2025 at 5:07 AM
『永遠の0(ゼロ)』で称賛されている言論人・徳富蘇峰は、 第一次世界大戦中の1916年に公刊した『大正の青年と帝国の前途』で「教育勅語」を「国体教育主義を経典化した」ものと規定して、「君国の為めには、我が生命、財産、其他のあらゆるものを献ぐるの精神」の大切さを説き、 日本の若者に「白蟻」のように勇敢に死ねと書いていた。
(図版は「毎日新聞」 『 230万人はどのように戦死したのか』 より)
開戦直前に定められた「勅令要綱」によって学生は3年生の9月で繰り上げ卒業させられ、徴兵されることになった。
「卒業論文を書く、卒業をするということは、それはすでに兵役に行くということであり、その人生の中断がそのままで死につながるということであった。」(下・52)
November 25, 2024 at 2:46 PM
徳富蘇峰の事を考える時(どんな時だ)、「毒富粗暴(どくとみ そぼう)」という刃牙キャラみたいなネーミングが脳裏に浮かぶ持病
July 2, 2025 at 8:13 AM
¥『永遠の0』を読み解く
 しかし、#徳富蘇峰 の『国民新聞』が焼き討ちされたのは、最初は戦争を煽り、戦争の厳しい状況を「政府の内部情報」で知った後では一転して「講和」を支持するという「御用新聞」的な性格に対して民衆の怒りが爆発したためであった ( 『 司馬遼太郎の平和観』170~171頁)
December 5, 2024 at 2:04 PM
大磯海岸のジオツーリズムを終えて、東海道線の二宮駅へ。 二宮というと、早逝した作家の山川方夫と徳富蘇峰記念館。若い時、山川の小説に親しんだ。後年、山川の友人である坂上弘氏(慶應義塾大学出版会社長)とともに旧山川邸(吉田五十八による建築)を訪ねて、駅前の店で一献傾けたこともあった。
今日は15時半に二宮駅に着。ビールの飲める店を探して、北口の「や台ずし」に入った。大型連休の最中のせいか、この時間に結構先客がいる。8人席を確保。ビール半額270円が嬉しい。枝豆、海鮮サラダ、イカの天ぷら、握り寿司を注文。1時間半滞在。外に出たら、まだ太陽がまぶしかった。
April 27, 2025 at 2:20 PM
近世日本国民史〈井伊直弼〉,〈遣米使節と露英対決篇 開国初期篇〉(講談社学術文庫)⁣ (徳富蘇峰/平泉澄(校訂)⁣) が、紀伊國屋電子書籍の特価で275円引きの、275円(50%OFF)+2ポイント還元になりました。
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近世日本国民史 遣米使節と露英対決篇 開国初期篇 講談社学術文庫
著者:徳富蘇峰(著)/平泉澄(校訂) 出版:講談社 2016/10/1(土)配信
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June 2, 2025 at 6:17 AM
「記者は美濃部博士の法政に関する著作は読んだことはない……記者は如何なる意味に於てするも、天皇機関説の味方ではない。 苟も日本の国史の一頁にても読みたらんには、斯る意見に与することは、絶対に不可能だ 」
徳富蘇峰「日日だより」『東京日日新聞』昭和十年二月二十七日
東京日日新聞社説で美濃部擁護の記事掲げた後日に、こんな随筆あげてくる蘇峰、余りにも嫌なお爺さん
November 20, 2024 at 7:50 AM
徳富蘇峰 終戦後日記 『頑蘇夢物語』 (講談社学術文庫)⁣ (御厨貴⁣) が、紀伊國屋電子書籍の【夏電書2025】総合トップページフェアで396円引きの、924円(30%OFF)+8ポイント還元になりました。8/14(木)まで。
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徳富蘇峰 終戦後日記 『頑蘇夢物語』 講談社学術文庫
著者:徳富蘇峰(著)/御厨貴(解説) 出版:講談社 2015/6/26(金)配信
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August 8, 2025 at 12:27 PM
あと、徳富蘇峰や福沢諭吉が日清戦争開戦を「文明(欧米的な日本)と野蛮(アジア的な清朝中国)の戦い」と見る構図から、基本的には「文明」である日本側を絶賛・戦争肯定に進んでいた中で、特に西洋文明に対する強い思い入れのなかった勝海舟は中国との戦争反対・アジアの連帯を訴えられたことを思うに、西洋文明(人権や民主主義)を進歩の基準と捉えることも、アジアにあってはその西洋的な基準を満たしていない国家に対する紛争を肯定する結果につながることもある、ということは忘れてはならないと思う。
March 2, 2025 at 12:42 AM
近世日本国民史 堀田正睦〈1〉~〈4〉(講談社学術文庫)⁣ (徳富蘇峰/平泉澄(校訂)⁣) が、紀伊國屋電子書籍の特価で275円引きの、275円(50%OFF)+2ポイント還元になりました。
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近世日本国民史 堀田正睦(一) 孝明天皇初期世相篇 講談社学術文庫
著者:徳富蘇峰(著)/平泉澄(校訂) 出版:講談社 2016/10/1(土)配信
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January 19, 2025 at 8:22 AM
大久保さんと木戸さんの関係を「近づくと鬱陶しく離れると寂しい不仲の夫婦」と形容した徳富蘇峰は天才だと思う 驍宗と阿選も不仲の夫婦に落ち着いて欲しかった
May 28, 2024 at 9:25 AM
『「罪と罰」の受容と「立憲主義」の危機』

第六章 『罪と罰』の新解釈とよみがえる「神国思想」
   ──徳富蘇峰から小林秀雄へ
 はじめに 蘇峰の戦争観と文学観
 一、漱石と鴎外の文学観と蘇峰の歴史観──『大正の青年と帝国    の前途』
 二、小林秀雄の『破戒』論と『罪と罰』論──「排除」という手法
 三、小林秀雄の『夜明け前』論とよみがえる「神国思想」
 四、書評『我が闘争』と『罪と罰』──「支配と服従」の考察
 五、小林秀雄と堀田善衞──危機の時代と文学

あとがきに代えて──「明治維新」一五〇年と「立憲主義」の危機
October 7, 2025 at 11:25 AM
近世日本国民史 明治維新と江戸幕府〈1〉,〈3〉(講談社学術文庫)⁣ (徳富蘇峰/平泉澄(校訂)⁣) が、紀伊國屋電子書籍の特価で275円引きの、275円(50%OFF)+2ポイント還元になりました。
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近世日本国民史 明治維新と江戸幕府(一) 孝明天皇崩御後の形勢 講談社学術文庫
著者:徳富蘇峰(著)/平泉澄(校訂) 出版:講談社 2016/10/1(土)配信
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January 19, 2025 at 8:22 AM
ツイッター左翼認定論争で「幕府を倒した明治維新は左翼!」という皮肉があったけど。実はコレ、明治維新をやらかした連中はフランス革命との同一視を恐れていた。次の「革命」があるならば、やられるのは自分たちだと理解していたからだ。徳富蘇峰がフランス革命との類似点を記したら止めるほど嫌っている。吉田松陰はナポレオンのフレイヘイドに憧れていたというのに(このへん当時の日本人はごっちゃになっているので、フランス革命と第一帝政の区別がちょっと曖昧)。

だもんで、農民主体の革命でなく武士の運動だとかなんとか言い訳してきたと。
September 14, 2025 at 7:02 AM
不如帰の碑のことなんかいちみりもしおりに書かなかったんだが、大人になってからたまたま手に入れた古本に「徳富蘇峰先生、俺は先生の教えに従って生きます!」みたいなすごい決意が本の扉?見返し?開けたところにとにかく毛筆でびっしり書いてあるやつがあって死ぬほど怖くて怯えたことはあり、あのときに書かなかった徳富蘆花の祟りだと思っている。
May 16, 2024 at 12:23 PM
速報◆31日、東京に、「青山会館」が完成する。「国民新聞」の徳富蘇峰(61)の寄付を受け、蘇峰の邸宅の跡地に建設された。2000名を収容できる講堂を備える。 =百年前新聞社 (1924/12/31)

▼青山会館
December 31, 2024 at 11:11 AM
"焼け跡に再生を夢見た人びと。占領軍の支配のもとで、日本人はいかに生き延び、新たな社会をつくったのか"

"占領に否定的であった徳富蘇峰は、言論人としての立場を追われながら、占領政策をどう受け止めたのか。山田風太郎は、焼け跡と新憲法のはざまで何を記し、何を見抜いたのか"

賀茂道子 『静かなる占領 したたかな敗者としての日本人』
www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784...
慶應義塾大学出版会 | 静かなる占領 | 賀茂道子
静かなる占領 焼け跡に再生を夢見た人びと。 占領軍の支配のもとで、日本人はいかに生き延び、新たな社会をつくったのか。 占領に否定的であった徳富蘇峰は、言論人としての立場を追われながら、占領政策をどう受け止めたのか。 山田風太郎は、焼け跡と新憲法のはざまで何を記し、何を見抜いたのか。
www.keio-up.co.jp
November 28, 2025 at 11:52 AM
近世日本国民史〈井伊直弼〉,〈和宮御降嫁 久世・安藤執政時代〉,〈徳川吉宗〉,〈徳川幕府思想篇〉,〈徳川幕府統制篇〉,〈徳川幕府鎖国篇〉,〈明治三傑 西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允〉,〈松平定信時代〉,〈桜田事変〉,〈田沼時代〉,〈赤穂義士 元録時代 義士篇〉,〈遣米使節と露英対決篇 開国初期篇〉(講談社学術文庫)⁣ (徳富蘇峰/平泉澄(校訂)⁣) が、紀伊國屋電子書籍の【夏電書2025】総合トップページフェアで275円引きの、275円(50%OFF)+2ポイント還元になりました。8/14(木)まで。
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近世日本国民史 遣米使節と露英対決篇 開国初期篇 講談社学術文庫
著者:徳富蘇峰(著)/平泉澄(校訂) 出版:講談社 2016/10/1(土)配信
5leaf.jp
August 8, 2025 at 2:04 PM