#犯罪小説
犯罪組織・違法薬物とインテリジェンスの描写がリアル寄りなくせしてトンチキアクションもやるスパイ小説がTWISTですよろしくお願いします
November 7, 2025 at 3:41 AM
ーシャ・アランゴ『悪徳小説家』(浅井晶子訳 創元推理文庫)を読了。

世界的ベストセラー作家のヘンリーは、妻のマルタを愛してはいたものの、自分をデビューさせた編集者のベティとも愛人関係にありました。ベティから妊娠したことを告げられたヘンリーは、妻と別れることを考えますが、彼女と別れられない理由がヘンリーにはありました…。

妻と愛人との三角関係で二進も三進もいかなくなった作家の男が犯罪を犯してしまう…というサスペンス作品です。
世界的ベストセラー作家ヘンリーは、妻のマルタの他に愛人のベティとつきあっていたものの、ベティが妊娠したことから、その関係性が崩れていくことになります。
November 5, 2025 at 9:57 AM
東野圭吾の『手紙』は犯罪加害者の家族の苦しみを描いた小説

主人公の青年直貴は兄・剛志が人を殺めたことで加害者の家族として重い荷物を背負わされる
恋も夢も常に人殺しの身内としてあきらめねばならなかった
兄のことを隠して就職した会社でもそれがバレてしまう
この会社の社長だったと思うが上司との会話がとても印象深かった
彼は直貴に深く同情しているが「人を殺した者はその家族も怖がられる。それはしかたない事だ。人を殺めるということはそれほどの罪なのだ」と淡々と話して聞かせる
November 4, 2025 at 7:37 AM
最初はマルタに正直に事実を告げようとするものの、実のところ妻を愛していたヘンリーは、ベティを殺してしまえる機会を得たときに衝動的に行動してしまうことになります。
タイトル通り、「悪徳小説家」であるヘンリーが犯罪を犯してしまい、それを隠蔽しようとする行動が描かれていくのですが、このヘンリーが徹底した悪人でないところがポイントです。利己的で嘘つきではありながら、妻への愛情は本物であったり、ベティに妊娠を聞かされた直後は責任を取ろうと考えます。罪がばれそうになったときは、大人しくそれを受け入れようとすることもあったり、ところどころで善行を行っていたりもするのです。
November 5, 2025 at 9:57 AM
ベン・マッキンタイアー 「ナチが愛した二重スパイ」読んだ。収監されていた刑務所のある島がドイツに占領され、成り行きからドイツのスパイとなったイギリス人の元犯罪者・チャップマンの、ドイツを裏切りイギリスのために行った二重スパイ活動についての実録。

MI-5が元マジシャンの手を借り、チャップマンがイギリス国内でドイツのために破壊工作をしているように偽装する工作など、映画や小説みたいなエピソードが面白い。
November 1, 2025 at 1:50 PM
杉江松恋の新鋭作家ハンティング 風俗店を舞台にした犯罪小説『ガールズ・アット・ジ・エッジ』 realsound.jp/book/2025/10... @realsound_b

かなり間が空いてしまいましたが、〈新鋭作家ハンティング〉再開します。まずは鬼才・犬怪寅日子の繊細な犯罪小説から。
杉江松恋の新鋭作家ハンティング 風俗店を舞台にした犯罪小説『ガールズ・アット・ジ・エッジ』
犬怪寅日子、世界に遍在しようとする作家だ。実はそこにもいる。思いがけないところにもいる。一つの概念で縛ろうとすると、するりと抜けて別に自分の居場所を作っている。 新刊『ガールズ・アット・ジ・エッジ』(ハヤカワ文庫JA)は、犬怪が〈カクヨム〉に投稿連載していた長篇で、すでにハトリアヤコ作画によるコミ…
realsound.jp
October 29, 2025 at 1:19 AM
そもそも著作権は著作物しか保護されない。
ネットの小説や投稿イラストは著作物とはいえない。インターネットが出来てから慣例的保護されるようにしたけど海賊版と生成AIがぶち壊した。
30条違反自体で犯罪者として逮捕する必要が出来てきたというか。

そもそもネット小説やイラスト投稿サイトの下の方に書かれてるコピーライト表記がおかしいのよ。
そんなサイトに投稿すんなよ。
コピーライト表記変更できるXfolioか自分のWEBサイト以外で自作を公開すべきじゃない。
October 30, 2025 at 1:14 AM
昨夜『羊たちの沈黙』上映後のトークショウに登壇された平山夢明さんは小説家でもあるんだが、その著作に『ダイナー』という、ある犯罪ギルドの殺し屋達だけが利用出来るダイナー野話なんだけど、これが刊行された2009年に一部のマシーネンクリーガービルダーの間で話題になって、自作ハンバーガーが流行った。俺もめっちゃ美味しいの考えて作った。めっちゃ美味しいのよ。でも何回トライしても頭の中で想像してしまったバーガーに勝てないわけ(もちろん腕も無いのだろう)。その時思った。実際に食えないものは常にその上にあるように思ってしまうってね。
オチ無し。
October 23, 2025 at 2:46 PM
ソフトウェアの不具合調査はミステリー小説の謎解きみたいなもので、探偵とか刑事の気分になるのですが……今回のものは、何というか完全犯罪的。これ、どうやったら解けるのだろう。
October 23, 2025 at 3:29 AM
>RP 思う所を少し。

軍人は、国際法に反する軍事行動をすれば自分が戦争犯罪者になってしまう。下手に軍事力を行使すれば紛争を招き、部下が無意味に死傷する可能性もある。まともな国の軍人はそう考えるはずである。

SF分野の翻訳で知られ小説家として「カムイの剣」を残した故・矢野徹さんは、「職業軍人は戦争を嫌うものだ」と言っていた。旧日本軍で従軍経験がある方のリアリズム。矢野さんは本日亡くなった村山富市氏のひとつ上。

ところがファシズム政権は軍部と結託、ポピュリズムを煽り、全員を共犯者として巻き込み理性と良心を無効化する。石破茂80年所感は、そのメカニズムを振り返り警戒を促したと受け止めている。
October 17, 2025 at 5:08 AM
湘南機動鑑識隊 朝比奈小雪 黒の洞門の呪い
鳴神響一
#読了
新人鑑識隊員が捜一刑事と共に事件解決に挑むシリーズ第3弾
今作の舞台はその歴史と共に地形の起伏にも富む古都鎌倉に点在する素掘りの隧道
いつもながら殆ど訪れたこともない湘南の地をまるでそこにいるかのように辿ることができ警察小説としてだけでなく見聞作品としても楽しく興味深く読む
加えて事件解決の核となるどんな微細な犯罪痕も決して見逃さないこの国の鑑識技術の高さにあらためて驚嘆
October 10, 2025 at 8:32 PM
10月8日は小酒井不木(本名、小酒井光次)の誕生日(1890)。医学者で医学知識を生かした探偵小説の評論、随筆で探偵小説を大衆に根付かせる。 地主の家庭に生まれる。東京帝国大学大学院卒。医学研究の傍ら探偵小説の随筆や創作を行う。『犯罪文学研究』『殺人論』など。
October 7, 2025 at 11:05 PM
医学書院が『臨床中毒学 第2版』の「フグ毒」の部分を無償公開している。基本お医者さん、特に救命医の先生たち向けの本なんだけど、純粋に読み物として面白い。コラムでフグを食べて死亡した有名人とか、フグの卵巣の糠漬けの紹介、フグ毒(TTX)を使った犯罪や、推理小説のトリックまで紹介していてすごい。
www.igaku-shoin.co.jp/paperplus/ar...
www.igaku-shoin.co.jp/paperplus/ar...
医学界新聞プラス [第3回]No.103 フグ毒(TTX)(魚介類)(前編) | 2023年 | 医学界新聞プラス記事一覧 | 医学界新聞プラス | 医学書院
www.igaku-shoin.co.jp
October 5, 2025 at 1:08 PM
今日読んだミステリがとても辛い話だったんだけど実に上手くて、上手すぎるがゆえに辛くて辛くて途中から読み進められなくなった。お気楽コージーを間に挟むことで双方とも読了したが、社会が殺伐として辛いニュースが多いときにはせめて小説だけでも幸せな話が読みたいとつくづく感じた。王谷晶さんがダガー賞の受賞スピーチで「社会が平和じゃないと犯罪や暴力の小説は楽しめない」って言ってたの、ほんと至言。
October 3, 2025 at 8:59 AM
『国宝』から『楽園』と来て『64 ロクヨン』前後編を観了。
(「楽園」もそうだったけど)子どもの誘拐事件をエンタメとして見ていることに少し罪悪感を感じながらも、最後まで引き込まれ圧倒されました。
宮部みゆきにしろ東野圭吾にしろ、犯罪を扱う小説の意義はすごく大きいと最近は思うようになったな。
September 27, 2025 at 7:03 AM
#一次創作祭り秋の陣2025 #digitalart #oc
イタリアが舞台のシリアス×コメディ警察小説です。設定絵を描いたりボツにしたネタを漫画にするのが好きです。よかったら見ていって下さい。

作品はリンクからどうぞ(完結済)😌『万年警部と殺しの流儀』
kakuyomu.jp/works/168169...

最近はドイツ系サイバー犯罪小説を書いてます。
September 25, 2025 at 2:39 PM
#探偵小説書写
断章920. 『無惨』 黒岩涙香
September 15, 2025 at 10:52 PM
📚そして誰もいなくなった📚
著者:アガサ・クリスティー
出版社:ハヤカワ文庫
個人レビュー:⭐4.0
感想一言:あなたは、この犯人を当てられますか?
__________________
【あらすじ】
その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く…そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく!強烈なサスペンスに彩られた最高傑作。新訳決定版

#そして誰もいなくなった
#アガサ・クリスティー
#読書記録
#小説好きな人と繋がりたい
February 17, 2024 at 9:32 AM
AIに仕事を奪われる中国人作家たち、ネット小説をパクられたあげく犯罪者扱いされる悲惨な事態 | DOL特別レポート
AIに仕事を奪われる中国人作家たち、ネット小説をパクられたあげく犯罪者扱いされる悲惨な事態
生身の人間には不可能なスピードで文章を生成する生成AI。AIが小説を書くようになったら、作家に取って代わってしまうのだろうか?中国のネット小説サイトで、実際に「AIが作家に取って代わる」ような事態が起きてしまった。AIが小説を書くようになった結果、人間の作家が遭遇した「著作権侵害」よりも恐ろしい事態とは。
diamond.jp
October 11, 2024 at 10:49 PM
『犯罪者 下 (角川文庫)』太田 愛
#読書メーター
bookmeter.com/books/11466703
相棒シリーズ、古くはウルトラマンティガで脚本を手がけた太田愛氏の小説デビュー作。

デビュー作!?!?
ストーリーが幾重にも重なり筆者の取材力とネタの構成力の高さに目眩がする思い。
そして時折出てくる、男性作家は使わないであろうファッション系をはじめとするカタカナ語!これ何!?と言いながら何度も検索したり辞書引いたりした。ある種の『物の名前大図鑑』の側面もある。

物語は実に現実的でハッピーエンドにはならないけれど、登場人物達が各々落とし所を見つけて前に進んで行くのが救いか。
『犯罪者 下』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター
太田 愛『犯罪者 下』の感想・レビュー一覧です。電子書籍版の無料試し読みあり。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。
bookmeter.com
September 5, 2024 at 2:17 PM
杉江松恋『日本の犯罪小説』、すごく面白かった。特に石原慎太郎、阿佐田哲也、山田風太郎、宮部みゆきの章を興味深く読む。が、もちろん他の色々な作家との比較考察でより理解が深まるのはある
December 20, 2024 at 3:28 PM
『透明都市』は、犯罪抑止のためにすべての建物がガラス張りになった都市で起こった事件を描きます。一種の相互監視ディストピアものですが、細かい設定を詰めた都市SFというより、思考実験小説の色合いが強い一作です。
www.hanmoto.com/bd/isbn/9784...
透明都市 リリア・アセンヌ(著/文) - 早川書房
2029年、パリで「新革命」が起きた。暴力の可視化と予防のため、あらゆる建物をガラス張りに改装し市民が監視し合う都市計画が締結されたのだ。――20年後、犯罪が激減したパリで裕福な一家3人が忽然… - 引用:版元ドットコム
www.hanmoto.com
September 29, 2024 at 11:31 AM
性犯罪を取り扱っている小説を読むことが多いんだけど実際起こる事件の方がゲボみたいなことが多いし依存性シリーズの浜真知代のことを考えてしまう
March 11, 2025 at 12:44 PM
前の旅行、移動時間中、罪の轍(分厚い犯罪小説)読んでたけど、今回の旅行の新幹線では暇つぶしにカラーコーディネーター検定クイズやってるかもしれない、アニマルのあれやってて…
October 1, 2024 at 11:50 AM