内田樹著
#読了
さすがに、ぼーっと転がりながらは難しかったけれど、わからない言葉がなくて、つっかえることなく最後まで読めた!
なるほどなぁ、そんな考え方があるのかと、たくさんメモをした。
・私たちが知らないこと=知りたくないこと(まえがき)
・想いを言葉にして初めて自分が何を考えていたかを知る(ソシュール)
・確信を持って話すことは実は誰かから聞いたことで、できたての意見は文として不完全(ラカン)
・歴史は無数の語られなかったものの上にある(フーコー)
・政治は身体の支配を通じて精神を支配する(フーコー)
・隣人愛や自己犠牲が人間性の起源(レヴィ=ストロース)
内田樹著
#読了
さすがに、ぼーっと転がりながらは難しかったけれど、わからない言葉がなくて、つっかえることなく最後まで読めた!
なるほどなぁ、そんな考え方があるのかと、たくさんメモをした。
・私たちが知らないこと=知りたくないこと(まえがき)
・想いを言葉にして初めて自分が何を考えていたかを知る(ソシュール)
・確信を持って話すことは実は誰かから聞いたことで、できたての意見は文として不完全(ラカン)
・歴史は無数の語られなかったものの上にある(フーコー)
・政治は身体の支配を通じて精神を支配する(フーコー)
・隣人愛や自己犠牲が人間性の起源(レヴィ=ストロース)
出版社、冬弓舎の内浦亨さんの出版活動を掘り起こした、貴重な取材記事です。
記事の途中まで読めます(京都新聞社運営のwebサイトです)
www.kyoto-np.co.jp/articles/the...
出版社、冬弓舎の内浦亨さんの出版活動を掘り起こした、貴重な取材記事です。
記事の途中まで読めます(京都新聞社運営のwebサイトです)
www.kyoto-np.co.jp/articles/the...
私自身は、そういうあり方は必ずしも悪いとは思わず、内田樹『先生はえらい』ではありませんが、そうした憧れのようなものによって涵養されることも少なからずあろうかと思いもします。
他方で、それに続く阿部次郎『三太郎の日記』の分析他を読んでゆくと、第6章の「読書をかさねて差別する」というタイトルが象徴的ですが、手放しで教養主義はよいと言えないような事柄も否応なく目に入るのでした。
これまで教養主義を論じて広く読まれてきた本がいくつかありますが、その隣に本書を並べておくとよいと思ったことでした。
(3/3)
私自身は、そういうあり方は必ずしも悪いとは思わず、内田樹『先生はえらい』ではありませんが、そうした憧れのようなものによって涵養されることも少なからずあろうかと思いもします。
他方で、それに続く阿部次郎『三太郎の日記』の分析他を読んでゆくと、第6章の「読書をかさねて差別する」というタイトルが象徴的ですが、手放しで教養主義はよいと言えないような事柄も否応なく目に入るのでした。
これまで教養主義を論じて広く読まれてきた本がいくつかありますが、その隣に本書を並べておくとよいと思ったことでした。
(3/3)
『私家版・ユダヤ文化論』 内田樹
『大衆の反逆』オルテガ・イ・ガセット
『ジェントルマン』山田詠美
スリリングなユダヤ文化論。
歴史や文化への畏怖と自省を促さずにはいない国家論。
ある“ジェントルマン”をめぐる恐るべき小説。
ジャンルや書かれた時代はバラバラですが、ある普遍的なテーマが共有されている、といったら強引に過ぎるでしょうか。
そのテーマとは、自己と他者とのあいだに引く線の問題です。線の太さや深さや強さ、材質、線の引きかた。そもそもどうして線を引きたくなるのか。その線はどうやって他者と共有するのか。頭のなかで線引きに励んでばかりいると、やがてそれは、(続く→)
『私家版・ユダヤ文化論』 内田樹
『大衆の反逆』オルテガ・イ・ガセット
『ジェントルマン』山田詠美
スリリングなユダヤ文化論。
歴史や文化への畏怖と自省を促さずにはいない国家論。
ある“ジェントルマン”をめぐる恐るべき小説。
ジャンルや書かれた時代はバラバラですが、ある普遍的なテーマが共有されている、といったら強引に過ぎるでしょうか。
そのテーマとは、自己と他者とのあいだに引く線の問題です。線の太さや深さや強さ、材質、線の引きかた。そもそもどうして線を引きたくなるのか。その線はどうやって他者と共有するのか。頭のなかで線引きに励んでばかりいると、やがてそれは、(続く→)
▼『現代霊性論』 内田樹+釈徹宗(講談社文庫2013)p067
▼『現代霊性論』 内田樹+釈徹宗(講談社文庫2013)p067
note.com/kogolab/n/n8...
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1972年に生まれた二つの時代劇。学生運動の挫折と田中角栄内閣の始まり。時代が求めた"アウトロー"
最後に内田樹が、「現代にはマッチしないでしょうね」と言うのには納得してしまうけど、でもやっぱり、必殺シリーズの格好良さみたいなもの、「アンチヒーロー」の美学には心惹かれるものが個人的にはある。もしかしたら、現代にはもう無いもの・私が生まれた時にはすでに失われていたもの、だからかもしれないな。
www.nhk.jp/p/anothersto...
1972年に生まれた二つの時代劇。学生運動の挫折と田中角栄内閣の始まり。時代が求めた"アウトロー"
最後に内田樹が、「現代にはマッチしないでしょうね」と言うのには納得してしまうけど、でもやっぱり、必殺シリーズの格好良さみたいなもの、「アンチヒーロー」の美学には心惹かれるものが個人的にはある。もしかしたら、現代にはもう無いもの・私が生まれた時にはすでに失われていたもの、だからかもしれないな。
www.nhk.jp/p/anothersto...
ブレイディみかこ『他者の靴を履く:アナーキック・エンパシーのすすめ』
富永京子『みんなの「わがまま」入門』
ジェームズ・C.スコット『実践 日々のアナキズム』
外山恒一『政治活動入門』
内田樹『下流志向:学ばない子どもたち 働かない若者たち』
岸田秀・伊丹十三『哺育器の中の大人:精神分析講義』
岸田秀『ものぐさ精神分析』
宇野常寛『遅いインターネット』
椹木野衣『感性は感動しない』
アナ・チン『マツタケ:不確定な時代を生きる術』
藤原辰史『分解の哲学:腐敗と発酵をめぐる思考』
ブレイディみかこ『他者の靴を履く:アナーキック・エンパシーのすすめ』
富永京子『みんなの「わがまま」入門』
ジェームズ・C.スコット『実践 日々のアナキズム』
外山恒一『政治活動入門』
内田樹『下流志向:学ばない子どもたち 働かない若者たち』
岸田秀・伊丹十三『哺育器の中の大人:精神分析講義』
岸田秀『ものぐさ精神分析』
宇野常寛『遅いインターネット』
椹木野衣『感性は感動しない』
アナ・チン『マツタケ:不確定な時代を生きる術』
藤原辰史『分解の哲学:腐敗と発酵をめぐる思考』
blog.tatsuru.com/2025/08/09_1...
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www.kobunsha.com/shelf/book/i...
昨日から読み始め。学生時代に読んだときはかなり印象に残り「勉強になった」と感じたような記憶があるけど、いま読んでみるとどうにも薄味であるし、フィクション作品を現代思想で読み込む【実践編】にも面白みを感じない。
まあ、おれ個人としても世間的にも、なんやかんやで現代思想(本書の場合にはとくに「構造主義」)的な物事の見方やそれに対する理解などが浸透していったことで、昔は「現代的」だった考え方が当たり前のものになっていき、だからこそ改めて説明されてもつまらなく思えるということだと思う
www.kobunsha.com/shelf/book/i...
昨日から読み始め。学生時代に読んだときはかなり印象に残り「勉強になった」と感じたような記憶があるけど、いま読んでみるとどうにも薄味であるし、フィクション作品を現代思想で読み込む【実践編】にも面白みを感じない。
まあ、おれ個人としても世間的にも、なんやかんやで現代思想(本書の場合にはとくに「構造主義」)的な物事の見方やそれに対する理解などが浸透していったことで、昔は「現代的」だった考え方が当たり前のものになっていき、だからこそ改めて説明されてもつまらなく思えるということだと思う
快癒をお祈りします。ご縁があって何度かお会いしているのですが、心の恩師であります。
快癒をお祈りします。ご縁があって何度かお会いしているのですが、心の恩師であります。
blog.tatsuru.com/2024/11/04_1...
> お金について一つだけ確かなことは「お金持ち」の定義です。それは「お金のことを考えないで済む人」のことです。
> 僕たちはふだん「胃袋」の事を考えません。胃袋が健全に機能して、ぱくぱくご飯を消化しているときには「胃袋はどんな状態であろうか。ちゃんと胃液を分泌しているだろうか」というような懸念は脳裏に浮かびません。
> お金も同じです。朝から晩までお金の心配をしている人が「お金のない人」で、それをしないで済むのが「お金がある人」です。
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> お金について一つだけ確かなことは「お金持ち」の定義です。それは「お金のことを考えないで済む人」のことです。
> 僕たちはふだん「胃袋」の事を考えません。胃袋が健全に機能して、ぱくぱくご飯を消化しているときには「胃袋はどんな状態であろうか。ちゃんと胃液を分泌しているだろうか」というような懸念は脳裏に浮かびません。
> お金も同じです。朝から晩までお金の心配をしている人が「お金のない人」で、それをしないで済むのが「お金がある人」です。